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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第六章「高級ホテル」
 自由の詩を口ずさみながら、バイクで疾走しているうちに、建物はどんどん大きくなり車は込み合い、人通りも多くなっていった。調子に乗って、爆走しているうちにこの地方の中枢都市についてしまったようだ。
「思えば遠くに来たもんだ」
 さすがに人通りも増えて、通行人を轢いてしまっても寝覚めが悪いのですこしゆるゆると速度を落とす。自分が住んでいたところから、直線距離で半日ぐらい爆走してようやく着くはずなので、結構走ったんだろう。
 そろそろ夕飯でお腹も空いてきたが、どうせなら都市のど真ん中まで行ってみよう。空腹は耐えがたいほどではないし、いいものが食えるかもしれない。女の子も含めて。ただ、こうやって路上の通行人を見ていると、街行く女性の平均レベルはそんなに高くない。うちの県のほうが可愛い子いるぐらいだ。
 地方中枢都市といっても、結局は大きな田舎だからな。首都までいけば話は別なのだが、どうせなら首都まで行ってみるかなとも思う。まあ、それもここで十分休んで食事してからのことだな。人口は無駄に多いんだ、日曜日のお昼だし期待できるだろう。
 路上が人でいっぱいになってるので、今度は側道を走ってみる。通れないところは、車の間を縫うように走るうちに、いつのまにか巨大ビル群に囲まれている。都市の中枢に着いたようだ。
 ぼくがさっそくいったところは、よりにもよってゲーセンだった。普通に、でっかいゲーセンで最新機種をやりたいって気持ちもあったんだが、この世界でゲームが動くかどうか試してみたいって気が大きかった。
 さっそく、通行人の財布から小銭を奪い取ってゲームに向かう。まったく止まってるが、動け動けと触っていると……おお、懐かしい起動音と共に、ゲームが動いた。ゲーセンなんて久しぶりだからなあと、感涙に咽ながら三万円分ぐらい延々とゲームをやっていた。
 まだやったことがないゲームは山ほどあるし、それだけで止まった世界で、一生飽きなく生きれそうである。
「あれ、ぼくはお腹空いてんじゃなかったかな」
 ゲームに必死になってるうちに忘れてたよ。まあ、一通り遊んだしいつでもできるからなあと、近くの高級ホテルに入ることにした。

 せっかくの都会だから、久しぶりに豪勢に行こう。
 都市の中枢を睥睨する、巨大ホテル。よくテレビで紹介されてた、三ツ星だか四ツ星だから知らないが、有名ホテルだ。
 ブルルルルルルーンっと、バイクのままだだっ広いロビーに入ると、なんか壮観。
 安ホテルではないので、人が一杯ってことはないが幅広いフロアに、豪奢な世界がまったく止まったままで、広がっている。
 まあ時間が止まってるんだから、当たり前の光景なんだけど、壮観だなあ。
 とりあえずバイクを乗り捨て、カウンターの内側に入ってマスターキーを借りる。これで、たいていのホテルの部屋には入れるね。おっと、代金と思って受付のちょっと可愛らしいお姉さんのほうにちゅっとキスをして胸を揉んでやった。
 さすがに高級ホテルのお姉さんは、キスの後味がよく胸もゴージャスな感じだ。
 えっと最上階がレストラン。エレベータが動かないかな。ボタンや扉を触っているうちに便利なことに動き出した。たいていの機械には、これが使えるみたいだなあ。高級ホテルのエスカレータは早い。
 そんなこともないだろう。途中で止まらないからだが、あっという間に最上階についた。一緒にエレベータに乗っている人たちは、止まってるからずっと乗り続けなのだろう。そう考えると変な感じもした。
 さて、とりあえず食事食事っと。レストランに着くと、いかにもなガラスぶち抜きの眺望が広がっていた。
「うあー景色いいなあ」
 窓の外には、地方中枢都市の中途半端なビル群が延々と連なっている。駅を中心に、とにかく土地と道だけが広く、中途半端なビルが多いのがこの都市の特徴だ。この高級ホテルは駅前でも、代表的なホテルでこの都市の象徴であるテレビ塔と同じぐらいの高さはある。
 眺望から眼を離して、また店内に眼を向けるといかにもな高級レストランである。日曜日の昼にも関わらず、客はそれほど多くない。こういう店は、夜がメインなのかもしれない。
 広い店の中には、演奏スペースも設けられてピアノまで置いてある。こういう趣味が分からないな。
「おお!」
 葉巻でも吸ってそうな、いかにも銀髪の年寄り外人と、金髪の女の子がいた。めちゃ可愛い、肌白い!
 小学生低学年ぐらいだろう、もうロリとかそういうレベルではない。ぼくはもちろんロリコンではないとさんざん言っているので読者諸氏にも分かってもらえると思うだろうから、安心してあくまでも知的好奇心から悪戯してみることにした。
 とりあえず、無言でスカートに手を突っ込んでパンツを脱がす。
「なんだ……陰毛は生えてない」
 ツルペタ縦スジである、ロリじゃないからがっかりなのだ。
「せっかく、長年の金髪外人は陰毛も金髪なのかという謎が解けたところなのに」
 とりあえず、この子はスージーと呼称しよう。
「よっと」
 スージーを持ち上げて、スージーの座ってる席に腰掛ける。スカートも邪魔なので剥ぎ取ってしまって、スージーをちょうど股を開くようにして自分の上に座らせる。向かい合って座る感じで正常位だ。
 まあ、ぼくも鬼ではないから幼女に無理やり挿入とかしないわけだが。
 縦筋をビンビンのチンコの上に乗せてるだけで、なんかいい感じだ。やっぱり肌がすべすべしてるなあ。
 そうやって擦ってるうちにドピュッと射精した。
 そのまま、またパンツを履かせて座らせる。
 まったく何事もなかったといっても過言ではない。
 射精のお礼に、スージーが食べてたケーキを頂くことにした。
 子供のケーキまでとるのは、やっぱ鬼だろうか。
 しかし、射精したんだし何かはもらわないと等価交換にならない。
 ぱくりっとケーキを二口で食うと、口の中に上品な甘みが広がった。
 なんとなく、スージーが可哀想だったので、ちゅっとキスしてあげた。

 席は開いているので、厨房までいってよさそうな肉料理とサラダを取ってくる。空いている席で、雄大な景色を見ながらの食事。止まった世界の空は、やはりどこから見ても澄んでいて気持ちがいいものだ。
 望むなら、この世界にすべてを手にすることもできる。ぼくは、この止まった世界の王なのだから。まあ、実際は面倒だからやらないが、たまには遊びに手間をかけてみるのもいいかもしれないなと、久しぶりに豪勢な食事を取りながらアイディアを練ることにする。
 机にこのホテルの案内などが置いてあったので、片手間に読む。ふむ、温水プールにフィットネスクラブか。でかいホテルだけあって各種施設が、ある程度そろってるんだなあ。
 料理はうまいし遊び場所もたくさんありそうだ。しばらくここに滞在してもいい感じだなあ。
 厨房まで乗り込んで、うまい料理を軒並み食ってしまうと、食欲も満たされたし次にいくことにした。
「まず宿泊先を確保だよなあ!」
 止まった世界だと独り言が多くなるようだ。
 そんな自分に苦笑しつつ、最上階へと歩を進める。
 目指すは、最上階超ロイヤルロイヤルスイートスイートスイート!
 そんなにたくさんスイートが着いてるのかどうかしらんが、一泊十万以上の部屋がこのホテルには存在する。
 こんなアホな部屋をあえて使用する金持ちがいるのも、格差社会日本の事実。
「ははは、だが格差の壁はぼくが乗り越える!」
 よくわからない理屈だが、マスターキーは無敵だ。
 超ロイヤルな壁も、打ち破れるのである。
 いや、ガチャリと開けるだけだが。

 つか……差込口がない。え……カードなのか。

 知らなかった……最近のちゃんとしたホテルの鍵はカードなのだな。
 この世界の主人公であるところのぼくは安宿に泊まりすぎみたいだ。
 じゃあ、このマスターキーだと思って持ってきた鍵の束はなに……。
「こ、これが格差社会の壁……恐るべし上流階級!」
 そんな馬鹿なこといってないで、カードのマスターキーを事務所から持ってきた。
「ははは、ありがちな二度手間だったが、くらえ!」
 こうして、カチリとロックは解除されこのホテルの最高級ルームも我が支配下に収まったのでありました。
「つか、部屋でけーーー、景色きれーー!」
 そして、窓辺には。
「お嬢様発見!」
 まさに絵に描いたように白いワンピースの姿の女性が座っていた。
 出来すぎたシチュエーションに泣いた。
 ドレスだったらもっとよかったかもだが、夏場にさすがにそれはないか。
 視線の端に、お嬢様の両親が見えたので全力で風呂場に捨てた。
 これで、二人っきりの部屋はぼくのものだ!
 
 お嬢様を、よっこいしょっと抱えてベットまでお姫様だっこで運ぶ。二人で寝ても幅広々のベットのスプリングまでが心地いい。こんなすべすべで寝心地がいいベットは初めてだ。
 こうやって大の字に横になっただけで、身体が柔らかく包まれこのまま眠ってしまいそうだ。どうやら、いささか騒ぎすぎて自分でも疲れてしまったようだ。
 どうせなら、女の子を抱きながらのほうがいい。お嬢様を裸に剥く、夏らしい薄着なので簡単に剥ける。下着もなかなかおとなしいデザインにも、質のよさを感じさせるレースの下着でゆっくり剥いてやりたかったのだが、眠気がきている。
「ふぁー」
 あくびを堪えながら、さっさと丸裸にする。きめ細やかな肌は、生まれたてみたいな肌触りだ。どんなお肌の手入れをすると、こういう質感がでるのだろうか。体中がなにか心地よくて、輝いて見える。
 軟らかい人肌の感触に心が軟らかくなる。軟らかい女の子の身体に両手を回して全身の体温を感じ取ると、それだけで安らぎを感じてネチネチと犯すのも面倒に思えてきた。やりたければいつでもできるのだから。
「まあいい、明日にしよう」
 一日の疲れに程よく勃起したチンコをお嬢様の素股の間に、すっぽりと押し込むようにしてぼくは安らかな眠りについたのだった。
幽体離脱体験記3
また別パターン、今度は夢の中で夢を自覚して自由行動のお話です
(エロ要素、ほどほどにあり。資料的な意味でそれ以外の部分も書くので読み飛ばして)

 土台は早朝簡単に夢日記を書くようになったのと、引き金になったのは、夕飯に食べた広島特産の牡蠣だと思われる。夜に脳髄の中に風が吹き渡るような爽やかなインスピレーションがあったので少し小説を書いていた。関係ないけれど、牡蠣は性欲と体力の増進にはいい効果をもたらす。

 叔父と博多に向かう新幹線の乗り換えで、亀山という地名の駅で降りる。
 (注:山陽にそんな駅は実在しません)
 叔父の知り合いという、駅に隣接する小さな店で食事を取る。
「あいかわらず、流行らない店だなあ……」
 小さい店にもかかわらず、なぜかカラオケセットが。店主が、カラオケ好きでセミプロの演歌歌手を呼んだりするために、設置してあるらしい。
「あれ除けば、もう一席作れるのにね」
 叔父と山陰の戦国武将尼子経久の話をする。お互いに歴史好きなので、経久といえば五年前ぐらいの大河ドラマで緒方拳が好演していた。それに触発されて経久関連の本がたくさん出版されたので、そのあたりのマニアックトークを延々と……割愛。
 気がつくと、客がぼくらしかいないのに地元のマスコミの取材が来ていた。たぶんNHKの午後の番組だと思う。牡蠣フライ弁当を取材したいとか、小さい店だけどこういう場所に入るには値段もそこそこに安いし、取材を受けて流行るようになるかもしれない。ぼくらは牡蠣じゃなくて、ラーメンを食べてたんだけどね(注:ラーメンもリアルで夕食に食べました)
「客くるかもしれないから、多めに牡蠣を受注しておいたほうがいいよ」
「牡蠣なら、今年もたくさん取れたからいくらでも作れるよ」
 そんなことを店主と言い合って店を出る、見ているとその店に客がゾロゾロと入っていく。マスコミの効果の速攻性には恐れ入る。
 それをぼけっと見てると、叔父が先にいってしまう。
「ちょっとwww叔父www」
 踏切が降りて、電車が行き交う中、叔父はそこにある特急に乗り込んでしまう。
 本気でおいていくつもりかよ……。
 踏み切りがあがったので、あわてて走って乗り込もうとするが扉が閉められて本当に行ってしまう。なんだ、この仕打ちは。旧式の特急は、乱暴なのか。発車の衝撃と風で吹き飛ばされそうになったので、壁に下がって身体をすくめる。

 ホームで呆然と立ち尽くす。信じられないな、まったく。自分ひとりならともかく、叔父のようなしっかりした人と一緒に旅にでると、電車の時刻とかまかせっきりにしてしまうので、見知らぬ駅に一人っきりというわけだ。携帯をチェックしても連絡はない、これはだめだな。
 とりあえず、次の新幹線に乗ってみることにする。
 新幹線に乗り込んで、途方にくれていると子供連れのお母さんに話しかけられた。一緒に広島まで行かないかといわれる。なんかおかしな話だけど、むしろ泊まっていけと。
(リアルで娘がいる人妻に口説かれまして、その影響が出たのかもしれないな……)
 いや、ぼくは目的地博多なんだけど、可愛らしい子供たちは妙に懐いてくるし、もう広島に一泊してもいいかなという気分になる。洋服とか、荷物なにも持ってないんだけどこれは夢だし、なんとかなるだろうと思考。

――これは夢だし!

 ここで、夢であることに初めて気がついた。夢には現実よりもリアルに迫ってくる内容がある反面、現実にはありえない様々な矛盾点が多くある。そこに気がつけば、夢だと気がついてうまく行動できると思う。
 これは、夢なんだから陵辱OKだろう。むしろ、うちの読者もそれを望んでいるはずだ!
 目の前は、見るからに人のよさそうなお母さんと可愛らしい子供が四人。人妻も、可愛い女の子もいますけど、若いというよりむしろ幼い、倫理的というか自分的に無理、話したりしてるうちに情が移ったからやっぱ無理……へたれですいません。
 ここでやる勇気もないし、めぼしい乗客もいないので後ろの車両に行くことにしよう。夢だと分かれば、身体が浮き上がるようにスッーと移動することもできるし、夢であることを確認するために、壁抜けで移動してみた。
 この壁抜けの感覚は、一度やってみると癖になる気持ちよさですよ。

 どうやらこの車両が最後尾のようだ、めぼしい乗客がいないので最後尾までいってしまう。ちょっとドキュンっぽいが、そこそこの容姿の茶髪のお姉さんがいたのでここで妥協しておくことにする。
 ちょっと、上着を胸元から押し下げて覗いてみたりした。うあー、また貧乳の方ですね。ぼくの夢の製造責任者どうなってんだろ、それとも深層心理的に貧乳を望んでいるのか。
 ものすごく目つきがキツイお姉さんなんだけども、夢だし大丈夫だろうと思ってペッティング開始。やっぱ感触リアル。お姉さんも周りの乗客も何も言わないし。
 そんなことをしているうちに、世界がぼやけ初めていることに気がついた。やばい、これは夢が解け始めているのか。貧乳にそんなに執着心なかったし、ペッティングしている場合ではないので、止めてくるっと回転して飛び回る。世界がぼやけているはずなのに、なぜか車窓から見る瀬戸内海の海原は鮮やかだった。
 ここは危険だ、なぜか危険な気がする。早くこの車両から出ないと、そうしているうちに車両の連結部分が暗転し黒い壁になってしまう。ここから出さないで終わらせるつもりか。
 ここから、全力で抵抗してみました。夢が解けそうなときに、人を食べるとエネルギーを充填できるらしい。食べる……よくわからないけど、まだ自分のまわりには乗客がたくさんいるのでそれらを自分に吸い込むことにした。
 すると、不思議なことに暗転した世界に徐々に色が戻っていく。チャンスとばかりに車両から出る、そしてやはり乗客の力を吸い寄せながら今度は前の車両まで行く。
「もっと、エロネタを……このままでは話として弱い!」
 一番前まで、飛ぶように駆けていき、乗客を見比べる。
「よし、この着物のお姉さん」
 紺の着物を着たお姉さんが前のほうに腰掛けていた。着物は地味目だが容姿は若いし笑顔が素晴らしい。タレントでいうと優香にちょっと似てる。別に優香が好きなわけじゃないけどね、最近見ないし。むしろこのお姉さんのほうが好みだね、薄化粧が清楚な印象をより引き立てていて、好ましく思える。
 まあ、そんなことはどうでもいい。とにかく剥こう。
「って……着物剥きづらすぎ」
 なんとか、帯を解こう右往左往しているうちに、逆に帯がきつくなってしまった。これどういう結び方になってるんだろう。お姉さんは苦しいだろうに、笑顔のまま。乗客は無抵抗な設定なんだろうね。
 とにかく、座席を一杯に倒して、なんとか股を広げた。着物の下には下着の線が出ないようにつけないというが、本当に下着を履いてなかった。
 これは好都合、薄っすらとした地毛の下に、ちゃんと女性器がついてますよ。二十歳前半ぐらいなので、処女であるわけもないが、使い込んでないと見えてビラビラはそんなに広がっていない。
 胸はそんなに大きくないけれど(一度、うちの夢製造責任者と巨乳の重要性について話し合いたい)このシチュエーションはなかなかいいよ。
 さっき解けかけたし時間はそんなにないはずだ。指を唾液で湿らせて、中に入れてみる。うむ……温かい。多少湿り気もある。
 指でちょっといじくって、舌でクンニ。にじみ出るような愛液は薄味のほうだね。太ももから足にかけて、ラインも肌綺麗だね。肌のきめ細やかさと、味の薄さは関係があるのかないのか。夢でそんなこといってもしょうがないんだけど、そんなことを考えながら、出来る状態まで持っていく。
 さあ入れようというわけで、パンツとインナーを脱いで自分のワイルドワイバーンを準備完了の状態に持っていく、立ちがいまいち悪い気がするが生挿入だしいけるだろう。
 擦り付けるようにして、挿入していく。ちなみに、自分のワイバーンはリアルとまったく一緒に見えました。倒した椅子の上ってちょっと無理な体勢なので、入れにくいけどまあなんとか入ってぎこちないピストンをしていく。
 中はしっとりしていて、心地は良いのだけど……どうも性感がもりあがってこない。お姉さんは笑顔を貼り付けたままで固まってるし、いまいちだな。反応してくれると、もっと興奮できると思うんだが、中折れするほどではないけど立ちの悪さに苦慮しつつピストンを繰り返し続けるうちに、夢の世界の終焉が周りを包み込み

――はい、時間終了。

「出してないのにーーー」

 出してないけれども、それほど強い性欲を感じたわけでもないので、不満でもなかった。ペッティングでそこそこに満足してしまったときみたいな感覚。こっからさきエロはありません。
 気がつくと、自宅のベットに横たわっていた。暗闇の中で、豆球がついてるような暗さ。実際は日があがってから二度寝しているので、ここもまだ夢の中なんですけどね。なんとか、さっきの世界に戻れないかと寝返りを打ってみるがうまくいかない。
 ふっと、足を上げると。これはなんだ……
 まるで、水面に映った像が波紋で震えるみたいに、足がブルブルと震えている。そのように見えたというわけではなくて、足を実際に上げた感覚があったのでリアル。とにかく、自分の足が細くなってブルブルとS字型に曲がっている。
 夢の世界、特に幽体離脱的な自分の意思である程度自由に動ける世界にいるにはそれなりの夢のエネルギーが必要なのではないか、そしていまここにいる自分はエネルギーが切れたのではないか。
 そう感じると、夢に戻るのは無理な気がして、諦めて本当に目が覚めかけてベットでウダウダしている状態に階段をあがるように覚醒して、たまたま携帯のメールの着信音が鳴り響いて、完全に覚醒しました。
 そして、いまこれを寝床で書いているというわけです。以上、報告終わり。

付記:夢の世界においても、自分の考え方に行動を制される不自由さを感じた。作家はイマジネーションの化け物だから、創作の世界では登場人物に自分の倫理観に反する悪行を行わせることも、自分の趣味でない性癖で興奮させることもできる。しかし、現実の世界で人間の限界を決めるのは、その世界の物理法則ではなく個人の倫理観や性癖、考え方という思考の枠である。夢の世界でも、あくまでも夢にいるのは自分自身には変わりなく、その制限の枠は超えられないと見るべきではないだろうか。
終章「悲しみの理由」
 奈々子お嬢様が落ち込んでいる。その理由をただ一人知る由佳帆は無表情を取り繕いながら、心の底であざ笑っていた。

 奈々子は、生理がこないのだ。普通の生理不順ではありえない、半月の遅れ。

 奈々子に心当たりはない、あるはずがない。だから少しぐらいの遅れは気にしていなかったが、半月は遅れすぎている。
「おかしい……」
「どうされましたか、お嬢様」
「いや……いいの」
 なにがいいのだか。笑いをこらえすぎて、由佳帆は顔がこわばりそうだ。さっさと産婦人科にいって生理不順の本当の理由を調べればいいのに。
 由佳帆の考えは次の段階に入っていた、お嬢様が妊娠をどう知らせるか、どういう劇的な形で、蛾歯のような醜い男に妊娠させられたと見せるか。演出が必要だ。

 一方、性欲を満足させて蛾歯はますます増長していた。
 奈々子に由佳帆の指図でやっているとばれれば、由佳帆の立場だって致命的になると理解したようだ。それを盾にとって由佳帆のことも抱かせろなどと主張してくる。
「こっちも潮時か……」
 いつもどおり山小屋の清掃を終え、日に日にわがままに振舞うようになる蛾歯を見つめてそうつぶやく。
「なにかいったか」
 蛾歯は、我が物顔で笑いながら振り向く。
「相変わらず……汚らしい男だ」
 一応匂いが出ないように毎日シャワーを浴びて、服は変えるようには指図しているが、身に染み付いた汚さというものはどうしようもない。
 蛾歯がもっと従順であれば、もっと長生きできたものを。人を支配するというのは難しいものだ、うちのお嬢様もそれができないでいるのだが、自分も無理だったようだ。由佳帆は、蛾歯を自分の作品にしたかったのだが。そうできていれば、お互いの幸せだったというのに。
「汚らしくて悪かったな……お前も抱かれてみるか」
 そういって迫ってくる蛾歯、強い押しではない。こっちを脅そうとする材料が、蛾歯の命を必要とすることを思い起こさせてやれば、軽く拒絶することはできた。
 そして、拒絶しなければ蛾歯は自分を抱く。欲望に任せて、男というのはなんと哀れな生き物だろう。由佳帆はそう思って抱かれてやる気になった。命と引き換えに。
「抱きなさいよ……どうせ私の身体は汚れきってる」
「へへ……お前も俺が妊娠させてやるよ」
 蛾歯が覆いかぶさるように、由佳帆に襲い掛かる。脱がせるのももどかしく、意外にも強い蛾歯の力でメイド服が破られるように脱がされる。ブラの金具がはじけて、下着が引きちぎられたときも、痛みも訴えずに、ただ由佳帆は光のない瞳で見つめ返しただけだ。 心を閉ざしていれば、痛みも快楽も自分を傷つけることはない。
 ただ、力任せに蛾歯が股に分け入ってくるとき、少し感じてしまって声をあげた。
「んっ……あっ」
「へへ、感じてるのかよ」
 それに対しても、由佳帆は無言でかえすだけだ。生理的に、若々しい由佳帆の身体が感じてしまうのは仕方がない。それにも、感じないように。一時期、奈々子の好奇心を満たすように徹底的に陵辱された由佳帆だ。身体は完全に開発されきっている。
 やや準備不足で、蛾歯に抱かれたとしても、それを受け入れるだけの素地はあった。
 それに、由佳帆は不思議と嫌な気持ちはしなかったのだ。
 シャワーをあびたばかりで、蛾歯の匂いがきつくなかったからだろうか。
(それとも、やはり蛾歯が……私の作品だからか)
 そんなことを考えていると、蛾歯が感極まったのか腰を震わせて、由佳帆の中にたっぷりと精液を放出した。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 熱いと思った。感じるつもりなどなかったのに、おかしなことを考えてしまったからだろうか、お腹にちゃんと出されたという温かさを感じてしまった。
 それが嫌で眉を顰める勘違いしたのか。
「へへ、俺の子供をお前も妊娠しやがれ」
 そんなことをいって喜んでいる蛾歯。
(妊娠するわけないんだよ……)
 ちゃんと妊娠しないように、ピルなどの処理をしている。計画通りにいけば、このあと産婦人科などで洗浄などの処理も受けることだろう。万に一つも妊娠する可能性はない。そんなこと、蛾歯にはいう必要もないが。ゆっくりとまた萎えずに動き出した蛾歯を尻目に、一回十五分かと頭で計算する由佳帆。こいつは、三回は出すから四十五分ぐらいといったところか。
 一回出して、余裕ができたのか。胸を愛撫してくる蛾歯。
「奈々子ほどじゃないが、お前もいい胸だよな」
(好きにいってろ)
「肌のきめの細やかさと、形はお前のほうが勝ってるぜ」
 そういわれると、悪い気はしない。どうせ最後だと思って、由佳帆はちゃんと声を出してやることにした。
「あっ……んっ、もうちょっと強くしていいわよ」
「へへ、お前も乗ってきたのか、よっし!」
 蛾歯の愛撫が強くなる、半ば演技も入っているが声を出しているうちに官能が高まって本当に感じてしまうことはよくあることだ。
「はぁ……」
 蛾歯の執拗な攻めに、落ちるように感じて腰を震わせて由佳帆は落ちた。
 ぎゅっと、蛾歯を抱きしめる刺激で、感極まった蛾歯は二度目の射精。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 快楽が流れ込んでくる。ちゃんとしてくれれば、セックスも悪いものではないかなと由佳帆は心が軟らかくなった部分で思う。
 それでも、快楽の波が去って冷静になった部分では時間と間合いを計っている。蛾歯は、あと一回の命だ。できれば、最後までさせてやりたい。早く蛾歯がいけるようにあわてせ、由佳帆も腰を使ってやる。
 蛾歯は、欲望の最後のひとかけらまで吐きつくすように、三度目のセックスに入る。
「蛾歯……」
「なんだよ」
「いろいろ、ありがとね」
 なんでか、よく分からないが礼をいってしまう由佳帆。自分でも分からない、ただ利用しただけの蛾歯が結果として、由佳帆の心を中途半端な地獄から救い出してくれたのは確かだから。
 意味が分からなかったのか、蛾歯は気にせずにセックスに戻る。
 外から足音が近づいてくる。もちろん、ここに近づいてくるとしたら奈々子しかいない。由佳帆を味わい尽くそうとしている蛾歯には、足音に気がつかない。
 やがて、ほぼ時間通りに蛾歯は三度目の絶頂を迎える。
「おおおおお!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 いまの蛾歯の絶叫は、もしかしたら奈々子に聞こえたかもしれない。脱力した、蛾歯もその足音にようやく気がついたのか。
「えぇ?」
 間抜けな声で、扉のほうを振り向く。
 その瞬間――

 パーン

 焚き火で豆が爆ぜるような、軽い音が響いた。由佳帆が破れたメイド服から引き出した護身用の短銃から打ち出した弾丸は、あっけなく蛾歯の頭部にヒットして蛾歯は血と脳漿を撒き散らして吹き飛ぶ。
 さらに二回、蛾歯の頭部に場所を変えて銃弾を打ち込む。それなりに訓練された由佳帆のほぼゼロ距離からの射撃とはいえ、小銃の弾では、一発で死なないことがあるのだ。蛾歯を無駄に苦しめないように、これはむしろ慈悲のつもりで撃った。

 そこまで演技する必要もない。ぼろぼろに陵辱された由佳帆の姿を見れば、奈々子には被害者だということがすぐ分かるはずだ。それなのに、演技が必要ないはずなのに、由佳帆は目がやけに緩んで涙が、堪えきれずにポロポロと流れた。
 それは演技ではなくて、蛾歯の死を悲しむ本当の涙だった。

 今日も快楽の宴を開催しようと、やってきた奈々子が見た光景は壮絶なものだった。叫びと銃声が聞こえたので、慌てて山小屋の扉を開けると、山小屋のマットの真ん中に頭部をめちゃくちゃに撃ち砕かれた醜悪な男が、倒れており……そのまえには銃を構えた、ぼろぼろに陵辱された由佳帆がいたのだから。

「由佳帆! 大丈夫!」

「うっ……」
 いろいろセリフを用意していたのに、なぜか急に襲い掛かってきた悲しみに嗚咽しか出ない由佳帆。自分で殺したはずなのに、なんでこんなに喪失感がある。殺すことだって覚悟してたのに。これしか、方法がなかったから。
 銃を手から落として、力なくまた床に伏せた由佳帆を奈々子は助けるように抱き上げた。
「うっ……この男が……襲い掛かってきて、それで」
「それで、殺してしまったわけね。大丈夫、うちの敷地内だし正当防衛だし、それはなんとでもできるわ」
「うっ……お嬢様、すいません」
「うちの防衛システムが完璧でなかったせいで、ごめんなさい由佳帆。とにかくすぐに病院に行きましょう」

 すぐに河相家お抱えの総合病院に運ばれて、産婦人科で洗浄などの治療を受けることになった。意外にも、奈々子は由佳帆のことを心配してくれてずっと付き添ってくれた。たまに、気まぐれのようにこういう優しさを見せることもあるのだ。そういうところも、奈々子お嬢様らしい。
「あの……お嬢様」
「なに、由佳帆」
「あの男……ずっと前から潜んでいたみたいなんですよね」
 そういって、由佳帆は黙る。
 急のことで、そこまで奈々子は頭が回らなかったのだろう。
 それでも、この一言で奈々子は気づいた。

(あの醜悪な男に陵辱されて妊娠したのだと)

 見る見る青ざめていく奈々子の顔を見つめて、由佳帆は顔を伏せた。思わず、笑いそうになってしまったから。ざまあみろ。
 もうあとは、奈々子は由佳帆を心配するような余裕はなくなったように、さきほどまで診断を受けていた産婦人科に奈々子も飛び込んでいき、そして。

「全部、計算どおり……」

 そうひとりでつぶやいて、由佳帆は笑った。そして、そのあとに気持ちが抑えきれなくなって一人で泣いた。こうして、由佳帆の復讐は終わった。
 奈々子への恨みも、復讐の喜びも、死んでいった蛾歯が持っていってしまった。由佳帆はいろんな鬱屈した感情から自由になって、解き放たれた。あとに残ったのは小さな悲しみだけ。
 蛾歯豚男の死体は、極秘裏に処理されたらしい。どこにいったのかも分からない。だから、由佳帆はあの山小屋があった森のなかに、小さな蛾歯のお墓を作って、あの時ありがとう後に言えなかった言葉を花と一緒に捧げた。

 意外なことに、あれからふさぎ込んで部屋に閉じこもった奈々子は半月もしないうちに回復して、また元気な姿を見せるようになった。奈々子の迷惑な趣味に、新しい要素が加わることになるのだが、それはまた別の話である。

手淫の罪 完結(著作ヤラナイカー)
第四章「当然の妊娠」
 ここまで条件を整えられて、蛾歯豚男が河相奈々子を犯さないわけがない。
 奈々子は、ほぼ毎日のようにやってくる。
 目隠しでバイブをつかってくれないと条件は整わないから毎日というわけではないが、やれるときは、黄みがかった汚らしい精液を叩き込む。

 由佳帆が山小屋の清掃に来たとき、もう自分の家のようにしてシャワーを浴びている蛾歯を見かけた。
「……くつろいでいるようだね」
「あ、由佳帆さん」
「いいよ、使っても。清掃は勝手にやるから、その後は汚さないで」
 清掃を手伝わせたこともあるのだが、掃除をするという概念を持たずに生まれてきた蛾歯は何の役にも立たなかった。居るだけ邪魔なので、汚さないように教育するようにしている。せいぜい、マットを運ぶとか力仕事をさせるぐらいか。
 ゴシゴシと掃除をしながら、会話する。
「あのさ、今日はいいことを教えてやろうと思ってね」
「なんですか」
「奈々子お嬢様さ、そろそろ排卵期だよ」
「おー!」
 由佳帆は笑いがこらえきれないという顔だ。蛾歯も喜びに顔をゆがめる。
「いわなくてもやると思うけど、今夜あたりから、きっちり決めなさいね」
「わかりました」
 欲望さえ満たせておれば、豚は従順。由佳帆の復讐は順調に進んでいた。

「最近、気持ちいいわね。バイブマシーン」
 奈々子は、誰か他の人間がいればお嬢様然としているが、由佳帆と一緒にいるときだけは本音をしゃべる。
「お褒めに預かり光栄です、でもランダムプログラムですから」
「一時動き悪いなと思ったんだけど、最近はまたいい感じ」
「それはそれは……」
「生々しい感じがするのよね……さて今日も行って来るかなあ」
 生殺与奪の権利を握っているというのは、なんといいことなのだろう。奈々子はそう思って、由佳帆を自由に振り回すのだ。
 性的な充実を示しているのだろうか、奈々子は衒いのある衣装をやめたようだ。普通に、黒いイブニングドレスで山小屋に歩いて行く。
 今日も、奈々子と蛾歯のサバトが始まる。

 奈々子の準備状態が終わったので、そっと近づく蛾歯。
「今日も、楽しませてもらうぜ」
 最近は、小声で言ってみたりする。聞こえない間合いが分かるようになってきたからだ。奈々子は、快楽の渦に飲み込まれており、忘我状態に近い。もしもばれたら殺されるというシチュエーション。そういう不安もむしろ蛾歯の性感を刺激する要素の一つだ。
 最近、さらに性欲の高まりを感じる蛾歯である。
 もしかしたら、生まれてから一番最近性的能力が高まってるのかもしれない、抱けない日は辛いぐらいだ。
 綺麗にそりあげられている奈々子のプチマンにそっと亀頭をつける。
「あー、奈々子お嬢さんのマンコたまんねーな」
 奈々子は自慰をしているから、もういつでもいれてオーケー状態なのだが時間をかけるんのだ。最初は、こらえきれずにすぐ入れて出していたのだが、やるたびに蛾歯も慣れてきてこれぐらいのじらしはできるようになってきた。
 膣の入り口も、なじんできたようで蛾歯のチンコの先っぽに食いつくようにして放さない。今日は排卵日ということもあるのだろう、奈々子の身体は火照っていた。
「じゃ、遠慮なく……」
 にゅぽっと音を立てて、吸い付くように奈々子のオマンコは蛾歯の逸物を受け入れる。ざらつきの感触がたまらない。入り口から、肉の密度が違うのだ。ゴム付でなら、風俗の婆とやったことがあるが、比べ物にならない。
 奈々子の細胞一つ一つが、たまらない温かさを持って自分のものを受け入れてくれる。その喜びは、命を引き換えにしてもかまわないほどに大事なものだ。
 ずぶっと、奥底まで突き入れてしまうと、トンと奥底に当たる。
 男は知らぬものの、様々なバイブを受け入れていた奈々子の膣は、柔軟性に富んでいる。若い奈々子の膣だ。ガバマンというわけではない、きっちりと締め上げてくれる締りのよさを持ちつつも、相手のモノに合わせて吸い付くような襞の収縮を持つ。
 ちょっとピストンしただけでも、カリに引っかかる快楽に身体が震える。腰をあわせて突き入れたときに、自分のものを受け入れて快楽に震える奈々子の顔。たとえ目隠しをしていても、一番美しくていとおしいものに思えた。
 富豪の娘にいれてやってると思うと、征服感も感じる。
 腰を掴んで、力強い押し付けると、ビクッと震えてそれにあわせて腰を押し付けてくる。機械のハンドの機能は邪魔にならないようにゆっくりと控えめにしてあるが、それがあるおかげで蛾歯がどこを手で掴んでも怪しまれることはない。
 ゆっくりと腰のピストンを続けながら、胸をかき抱くように揉み出す。乳頭がピクリと反応し、そのたびに吐き出す奈々子の吐息が熱い。奈々子の身体に負担がかからないように機械のハンドが押さえているから、空中正常位のような形でゆったりと弄ることができる。
 奈々子の全身をゆっくりと味わい尽くすと、蛾歯の腰に熱い塊のようなものが湧き上がってきた。そろそろ限界のようだ、抱きつくように奈々子の腰に腰をぶつけるような荒々しいピストンをする。
「ふぅあーあぁーー」
 感じてくれているのか、激しい奈々子の鳴き声を聴きながら熱い塊をぶちまけるように射精する。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 頭が真っ白になって呆然自失となる。蛾歯の人生で、もっとも充実した射精だった。蛾歯の亀頭から吐き出された汚らしい精液は、奈々子の膣内を子宮に広がっていく。それを浸透させるように、精液を吐き出しながらも、さらにピストンして駄目押ししていく。
 射精しきったというのに、快楽の深い波が蛾歯を包み込み、勃起が収まることがなかった。もしかしたら、一生立ち続けるのかと思うほどの勃起。いきりたったそれを、奈々子の柔軟な膣襞は吸い付くように包み込んでくれる。

 腰をおしつけながら手で、奈々子の膣内をまさぐってクリストリスをむき出して、クリクリっとひねってやる。
 ビクビクっと震えて、奈々子の全身の力が抜けた。気をやってしまったようだ。そんな奈々子を体勢を抱きとめるように支えるこのバイブマシーンの優秀さに感心する。
 そんな奈々子にかまうことなく、もう一発やりたいとピストンを開始する。突かれるたびに動物的な鳴き声をあげる奈々子。
 腰に熱い塊が広がって、それをこらえることなく腰をおしつけて

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 黄みがかった蛾歯の汚液が奈々子の膣内で炸裂して、子宮の奥底へと駆け上がっていく。
「たまらねえ……」
 さすがに疲れたのか動きをとめて、奈々子の腹をさする蛾歯。そんな動きにも、ピクリと反応する奈々子がいとおしい。
 今日あたり排卵日のはずだ。すでに吐き出されているかもしれない奈々子の卵子が、子宮にたっぷりと注ぎ込まれた蛾歯の精液の海につつまれ、着床妊娠する。何もしらないような奈々子の顔が、より蛾歯の性欲を高めてくれる。
「今日妊娠するかもしれないんだぜ、あんた」
 ニヤニヤっといやらしい笑いを向けるが、それを奈々子が知覚することはない。そんなことを考えていると、出し切ったとおもったはずの蛾歯の逸物が、またおきあがり奈々子の膣内で大きくなっていく。
「今日は、限界までやってやる。あんたを妊娠させてやるよ奈々子」
 奈々子は、何も知らずあまりにも長い快楽の宴に不審を感じることもなく、嬌声をあげるのだった。

 結局、この日の蛾歯の執拗な射精で奈々子は妊娠させられてしまうのであった。


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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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