2ntブログ
E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
標的七「終わりの始まりに」
 ジュブジュブ……ズブズブ……

 夕日の差し込む部屋で女子高生が自ら腰を振っている。見る人が見れば、すでにお腹が少し大きくなっていることが分かるだろう。もちろん、その下のソファーベットに寝そべっている、ストーカースナイパーの子供である。世界が赤い……夕日を見上げてそんなことを思いながら我慢せずに、女子高生のオマンコの中に射精する。

 ドピュドピュドピュ!

 いささか、こいつにも飽きてしまったなあ。女の顔を見上げた彼のマンションに、長身の男が突然乱入してきた。
「そこまでだ、石田光蔵……すぐご令嬢から離れるんだ」
 そういわれても、女子高生はトロンとした目で腰を振り続けているしストーカースナイパーも、反応しない。石田光蔵っていつ使った偽名だったかな、なんてことを考えている。
「薬物か!? どっちにしても、もう終わりだぞ。ストーカースナイパーと呼んだほうがいいのか、貴様のことは調べた」
 その名を呼ばれて、初めてストーカースナイパーは顔を男に向けた。自分の名を知るものであれば、相手をしてやろうかと思ったのだ。女の耳元で何かささやくと、ソファーベットから立ち上がってやる。
「ふん、私の名を知っているとは……警察か?」
 男はようやく相手をしてもらって嬉しそうだった。ニヤリと笑うと、そんなチンケなモノではないと言い、内閣調査室資料課の諜報員だと名乗った。たしかに、男の高級そうなスーツ姿は、刑事というよりはやり手のビジネスマンに見える。資料課というのは日本唯一の諜報機関だったか。警察や公安などの連中の来訪なら、手馴れているストーカースナイパーもちょっと意外な顔をした。
「おれが警察だったら命だけは助かったのにな、お前のこれまでやってきたことは大体調査してるぞ。多数の婦女暴行の疑いがある。よくこれまで警察にあげられなかったものだ。異様な手口を使ったものだということも推測できている。まあ、それはいいとしてもお前の横にいる女性が誰だか分かっているのか」
「誰だね」
「おまえ……知らないのか、内閣官房長官のご令嬢だぞ! お前は日本国を敵に回したのだ。だからこの結果がこれだ!」
 すっと、拳銃を出した。
「ほう、日本のスパイはワルサーP九十九なんて使ってるのか」
「おれの趣味だ、おれにも多少の裁量というものがあってな。お前は日本の治安維持のためにも死んでもらったほうがいいと判断したんだ」
「ふーん偉いのだな」
「冥土の土産はこれぐらいでいいか、じゃあ死にな」
 そうやって男は、拳銃をガチャっと撃つ。サイレンサーもついているから音も漏れずに、三発も叩き込めば殺せるはずだったのだが。
「手が……動かない」
「お前は、すでにこのマンションに入ってるからな。私には手出しできないようになってるんだよ」
「そんな……ばかな、薬物か?」
「さっきから、よっぽど薬が好きみたいだな。この部屋の文様変だと思わないか、お前はすでに私の暗示にかかっているんだよ。まあ、簡単な催眠術だ」
「ばかな……そんな魔法みたいな力があるわけないだろ」
 やれやれと、ストーカースナイパーは手を振って肩を落とした。
「目の前にあるんだから信じなさい」
「ばかな……認められない!!」
 そういって諜報員の男は、何度も何度も銃を振って撃とうとして手を身体全身を振った。振り続けた。
「だからだな、そうやってこの国の人間は、経験と目の前の事実が相反したときに事実を認めないだろう」
 近づいたストーカースナイパーが触れただけで、諜報員の男はただ無言で、ガクガクと震えて銃を取り落とした。
「だから、この国は滅ぶんだよ」
 そういって、ストーカースナイパーは諜報員の手を押さえた。まったく抵抗できない。
「くそ、身体が動かない……おれを殺すのか……」
 いや、そういってすっと諜報員のネクタイをはずし「オレはノンケだってやっちゃうんだぜ」と耳元で囁いた。
「うぁぁーそれだけは止めてくれ! 話す!! 背後関係も全部話すからぁ!!」
「それは、寝物語に聞くことにしよう」
「うぎゃぁぁ!!」

 日が沈んで、月が昇り、また月が沈みかけたころ。ストーカースナイパーは部屋を引き払うことに決めた。意外に、捜査機関や政府は彼の存在に感づいているということが分かったからだ。それでも――遅い。彼はやり方を変えて戦い続けるだろう。社会の片隅に鬱積した思いが篭り続けるかぎり、それが彼に力を与え続けるかぎり、彼の戦いは終わらないからだ。

ストーカースナイパー完結 (著作 ヤラナイカー)
標的六「危ない不妊治療」
 時には、現代医療の最先端の分野でも協力する。いくつかの産婦人科に暗示で協力させた医者を配置してデータを集めさせ「容姿端麗で二十代で妻の妊娠機能にはまったく問題ない夫婦」をピックアップさせる。この場合、旦那の精子の機能が弱いわけである。ファイルを見ると美人妻ぞろいで、これで振るい起たない情けない旦那というのは社会的地位の高い富裕層であることが多い。格差社会のバランスを取るための方法が、ここに隠れているわけである。
 情けない旦那をどれだけ鼓舞しても、なかなか跡取りは生まれない。そんな中で私の要望があった夫婦に「実は、お金はかかりますが薬物などを使わず、もっと自然で精度の高い方法が有るのですが……」などと勿体つけて私のSS不妊治療研究所を紹介するのだ。もちろん、SSはストーカースナイパーの略である。百発百中の不妊解消をお約束する。今日も、そんな夫婦が外見は看板が立っているだけでごく普通の建物である我が研究所を訪れたようである。ごく普通の建物に見えるが、実は建物の文様に工夫がしてあって、中に招待されるほど催眠の効果は強まる仕組みになっている。
「よかったですね、今日はまだ誰も見えてないのですぐ診察してもらえますよ」などと、これも催眠で雇いいれた若い看護婦が案内してくれる。私は、いかにも名医然とした態度で立派な椅子に深々と腰をかけている。禿げ上がった中年も、豪華な院長室セットの真ん中で、白衣を身に着ければそれなりに見えるものだ。
 院長室に不安げな夫婦が入ってきた。手元のファイルをたぐる「岩崎正孝二十七歳・弥生二十五歳」旧財閥の流れを汲む名家のご出身だそうだ。坊ちゃんタイプの旦那は、すでにトロンとした目をしている。妻の弥生、人妻らしい抑え目の化粧が逆に清潔感を感じさせてそそる。スタイルも、胸はDカップの九十と申し分ない。引っ込むところは引っ込み、ヒップも安産型で旦那に問題があるのが一目瞭然の健全な若さを感じさせる。催眠のかかり具合は今一歩といったところか。
「ようこそ岩崎さん、加賀産婦人科のご紹介ですね。お待ちしておりました。旦那さんは、控えの席で奥さんは私の前の席に座ってください」
「あの……先生。加賀先生から、問題があるのは亭主だと聞いていたんですが」
 前の席に座りながらも、そんなことをいう弥生。まあ、旦那が診察受けないとおかしいと思うのは当然だ。それに対し、あくまでも自信に満ちた口調でこういってやる。
「私がこれからするのは、特別な治療だということは加賀先生からもお聞きのことと思います。常識で考えると、おかしいと思う部分もあるかもしれませんが、治療を安心して受けていただくためにも、私のいうことは全て正しいと考えて頷いてください」
 先ほどの当惑気味の表情を消して、頷く弥生。旦那はすでにぽけーとした顔で、これもまた素直に頷いている。いけそうだな。
「それでは、旦那さんはそこで全て見ていただくだけにして、治療を受けていただくのは岩崎弥生さん。あなただけです、わかりましたか」
「はい」と、頷く弥生。
「まず、お子さんが出来ない原因なのですが旦那さんの精子の運動が極めて弱いことにあります。これは聞いてますね」
 素直に頷く弥生
「それでも、あなた方は血の繋がった跡継ぎがほしいと一年間に渡って不妊治療を受けてましたね。今もその意志に変わりはないですか」
 それにも頷く弥生。
「よろしい、それでは私の提案なのですがこの血の繋がったという部分を我慢すれば、簡単に子供が得られると思いませんか」
「えっと、どういうことでしょうか」
 突然の提案に、困惑する弥生。
「もう一度いいますけど、私の言うことは全て正しいと考えて頷いてくださいね。つまり、奥さんは健康に妊娠できる体なのですから、違う種を植え付ければいいわけです」「え……はい。……違う種ですか」
 困惑気味ながら、頷けといわれるので頷く弥生。
「具体的にいうと、直接的な方法で私の精子をあなたの卵子と結合させます。旦那さんと血が繋がってないということ以外ではまったく問題ありません。幸い、あなたの旦那さんと私の血液型は大変近い。日常生活で発覚する怖れはないでしょう」
「え、はい。先生と……私がですが……でも」
「でもではない、私のいうことは全て正しいです。問題はありませんね」
「……はい、問題ないです」
 渋々という感じで頷く弥生。旦那のほうは、すっかりとにこやかにウンウンと頷いている。こっちは完璧に大丈夫そうだな。
「じゃ、治療のほうに移りますので旦那さんはそのままで、奥さんは診察台のほうにどうぞ」
 若い看護婦が、すっと院長室の敷居のカーテンを開けるとそこには産婦人科には必ずある開脚式の診察台があった。いよいよ、治療の始まりである。
「あーこれこれ、真澄くん。奥さんを診察台に寝かせて治療の準備を始めなさい」
 そう偉そうに私が言うと、この院内では真澄という名前の看護婦役である彼女はテキパキと弥生を診察台に横たえ、足を固定しつつ弥生の薄いインナーだけを剥ぎ取った。そこまでは、大人しくしていた弥生だが看護婦の真澄が自分のオマンコをぺろぺろと舐めだすと「ちょ……先生!」と声を上げた。
「なんですか、奥さんそんな大声をだして」
「だって、ちょ……まって。舐めるなんて」
「よく聞きなさい、全て治療なんです。分かったら返事は!」
「はい……あぁ」
 返事をするとおとなしくなる弥生。術は、半ばかかった段階なのだろうがこの状態のほうが面白いのでこのままやる。
「じゃあ、奥さん。いま看護婦があなたの股間を治療しやすいように濡らしてくれてますから、めいいっぱい感じてくださいね。軽くイッてしまってもかまいませんよ」
「はい……あぅ」
 真澄の舌は、実に見事に弥生を感じさせる。実は看護婦ではなく、超が付くほどのレズビアンなのだ。最初、レズの若い子を屈服させるのが楽しかった私だが、こういう使い方もあるのだと思いついた次第だ。
「じゃ、濡れきったところで治療に移りますが、簡単に説明すると私のチンコをあなたの濡れ濡ったオマンコに入れて、中だしして受胎させます。排卵日が近いというのも調査済みです」
 あえて、おかしいと思うように下品な言葉で説明してやる。
「あの……あぅ。先生おかしくないですか、それってセックスじゃないんですか」
 やれやれといった表情で付け加えてやる。
「先ほど、直接的な方法をするといったでしょ。奥さん、復唱してください、私のチンポをあなたの濡れ濡ったオマンコに入れて、中だしして受胎させるのは治療行為でセックスではありません」
「はい……先生のチンポを私の……濡れ濡ったオマンコに入れて……中だしして受胎させるのは治療行為で……セックスではありません」
「よろしい、分かってもらえたようですね。無事に治療を終えるために、私の性欲を掻き立てる必要があります。そのため、まずあなたの胸を出します。診察台の背を立てて、顔を私に近づけるようにしますからキスも積極的にしてくださいね。あと、看護婦からその時に応じて言ってほしいセリフが二三ありますので、嫌がらずに言われた通りに叫んでください。全て分かりましたか」
「はい……わかりました」
 そうやって約束させつつも、看護婦役の真澄は弥生とセックスしやすいように背を立ててブラジャーも剥ぎ取ってやる。スカートや上着を残しているあたり、さすがに調教の行き届いた看護婦ぶりといえよう。
「じゃ、奥さん。ぶち込みますよ」
「は……あぃ」
 いきり立ったものを弥生にぶっこんだ。
「奥さん、なかなかいい声で鳴きますね。いいですよ」
「はぃ……はぁぃ」
 腰を打ちつけながら、その豊満な胸を弄び、控えめなルージュを縫った唇に口付けする。真澄の愛撫が聞いているのか、すでに口は半開きで快楽を受け入れつつある。
「いいオッパイしてますね奥さん、旦那さんはよく揉んでくれますか?」
「いえ、それがあまり……亭主は淡白なので……あぁ」
「それはいかんですなあ、こんなにいいオッパイなのに」
 弥生の豊かな胸を揉みしだいて、乳頭を舌で転がして弄ぶ。舐めて吸って舐めて吸って、ピストンも休まずに人妻の体を堪能させていただく。
「ん、奥さんのオマンコが気持ちよすぎて早くもイキそうですよ。おい、真澄くん頼むよ」
 私が合図すると、脇に控えていた看護婦が弥生の耳元で囁く。とたんに、ガタガタと嫌がりだす弥生。体はしっかりと診察台に固定されているので、身動きは出来ない。口は何かを言いたげに訴えるが言葉にならない。看護婦の一時的な暗示解除で、まともな倫理観を、射精までの数分取り戻したのだ。
「あなた助けて~変な男に種付けされる」
 言うセリフも、もうセッティングしてある。嫌がってるのも本心だ。弥生は、助けをもとめて控の席で座っている亭主を振り返るが、ニタニタと口からよだれをたらして笑っているだけだ。
「奥さん……もう手遅れですよ。危険日にたっぷり中だししてやる」
「やめて! 助けて! あなたーー!」
 ガタガタと本気の抵抗、抵抗できないオッパイを吸いつつ腰を一杯に打ち付けて一気に射精する。
「おとなしく、妊娠しろ!」
 ドピュドピュドピュ!
「いやー、出てる。妊娠しちゃう……」
 そうつぶやいてがっくりと体の力を抜く。膣内の奥底へと射精された瞬間に後催眠が発動して、催眠状態に戻るのだ。射精が完全に終わったことを確認すると、看護婦は腰を押し上げて精液が漏れでないようにする。
「奥さん、ごくろうさまでした。いい治療ができました」
「ありがとう……はぁはぁ……ございました」
 このまま三十分、受精を促すために腰溜めにしますからね。治療が終わり次第、治療費を窓口に払って帰ってください。明日も治療しますので、同じ時間にきてくださいね。
「はい……わかりました」
 所定の時間を待ち、夫婦はお互いに朗らかな顔で帰っていった。私は、おちおちとしている暇もないのだ、何故なら今日はあと二件治療が待っているのだから。日本の格差社会を生殖によって改善するため、私の努力は続くのだ。
標的五「中だしM&A」
 通勤か通学か、通り過ぎる人々。中には思わず振り返るほどの美人や、胸が大きくて肉感的な女性もいる。ああ、そのような往き過ぎる女性たちを自由にすることができたら。さる国の将軍様か、魔法でも持ってないかぎり叶わない願望――そんな男の野望を、市井の片隅で形にするのもストーカースナイパーとしての私の仕事と自負している。自分で勝手に言っているだけだが、そういう人々の鬱積した思いが、この身に化け物めいた活動力を与えているとも思っているのだ。

 何も予定がない日の朝、私は町の喧騒から少し離れたカフェテラスでお代わり自由のコーヒーを飲んでいる。こうして、大通りを眺めながら日頃通勤通学するめぼしい女性のデータを頭にいれていくのだ。しかもここは、少し離れた歩道橋のパンチラも見えるという理想的スポットだった。

 さてと、八時十五分。いつもどおり彼女が通りかかった。すらりとした長い足に、端麗な容姿。華やかなスーツに身を包んだスーパーキャリアウーマン。それでいて意外に巨乳。身長が私より二十センチも高いことを除けば(それも、長身の女が好きな人なら長所なんだろうが)一つの憧れの女性像というものなんだろう。朝宮律子二十四歳独身彼氏なし。今回の標的である、彼女の通勤ルートは全て把握しているため、私は淀みもなくすっと彼女の後ろを追尾する。多くの人が行きかう大通りで私の不審な動きに気づくものなどはいない。いつもより、動きがゆったりしているのは、ちょうどプロジェクトが終わった時期で、急な仕事がないからだろう。そういう時期も、彼女は新しい企画書をどんどん立案していくわけだが、私の計画がうまくいけば今日は仕事は休んでもらう予定だ。

 多国籍系巨大企業AC日本支社経営企画室勤務、社内でも一、二を争う美女といわれている彼女(もう一人は、受付け嬢の奥田里佳子)最初、安易な催眠術をいくつかかけて見たんだが、その全てを突破されてしまった。なにせ某有名外語大学を出ただけであきたらずハーバード大学のマスターまでとってしまうほどの才媛である。某三流私大の私がまともな方法で太刀打ちできるわけもなく、怪しまれて危うくばれそうになった。
 彼女ほどの意志の強さをもつ人間ともなると、簡単な術ではどうしようもないことを思い知らされ、これは面白いと研究に次ぐ研究を重ねて、同業者の助けを借りてまで作ったマシンが、この規律製マインドコントロールマシンである。失敗続きで、ついにバージョンも六を越えてしまったが、今回はいけそうな気がする。
 律子のような一定のリズムで行動している女性を、規律動性型人間と規定し、人間の内部時計であるホメオスタシスの揺らぎに波長を合わせることによって、彼女の意志と体をコントロール下に置くというのがこのマシンである。使えれば理論などどうでもいいわけだが……面倒で複雑な操作をしつつ彼女にそっと近づく。

「あの、すいません」
 なるべく、人通りの少ない地点を見繕って話しかける。
「はい」
 振り向いた律子はいつ見ても美しい。
「ああ、あなたは……この前の変なアンケート」
 やっぱり、覚えられてしまっていたか。怪しまれているようだ。
「いや、あの時はすいませんでした」
「今度はなんですか、私出社で急いでるんです。できれば、かまわないで貰えますか」「いや、申し訳ないほんの一分だけで結構なんです」
「今度は、なんです。まるで宗教の勧誘みたいな……あなたストーカーか何かですか」「おや、ストーカーですか」
 思わず笑ってしまった、言い当てられるとは思わなかったな。
「なんですか馬鹿にして! 悪質なら人を呼びますよ」
 怒ってしまったようだ……まずい。このままだと行ってしまうな。
「待ってください。これは仕事です。ビジネスの話なんです!」
「仕事……ビジネス?」
 手に持った、マシンがブーンと音を立てる。今回のキーワードは「仕事」である。社会人は多かれ少なかれ仕事となると、なんでも出来てしまうモードに入る。特に真面目な会社員である彼女にとっては、ビジネスは大事だろう。そのゆらぎに付け込む。
「なんだ、仕事の話なら先に言ってくださいよ」
「……かかった!」
「なんのことです?」
「いえ、こっちの話です。仕事の話に立ち話もなんですから、ついてきてください」
「いいですよ、仕事ですからね」
「ええ、仕事ですとも。今日は職場のほうには、うまいこと連絡して休んでください」「そうですね、今日は得意先周りで直帰にしましょうか。それぐらいの独立した権限はあるんですよ。私は、上役にも受けもいいですから。」
「ご立派なんですね」
 そんなことを話しながら、近くに用意してあるホテルへと誘い込む。明らかに、ラブホテルだが、そこでおかしいと思うようなら失敗である。
「じゃ、この部屋で話しましょう」
「あの……ここって、私はよくわからないんですけど。いかがわしいホテルじゃないですか」
「そうですね、俗にいうラブホテルですけど」
「仕事で、普通。こういう場所って使います?」
「普通じゃない仕事なんで、ここが便利なんですよ」
「ふーん、そういうものですか。すいません、私こういうところに入ったことがなくてちょっと気になってしまいました」
「あれ、失礼ですが朝宮さんのお歳でこういうところに入った経験がないんですか」
「なんというか……私奥手でして」
「そうなんですか、まあこういう経験も重ねておくと仕事に役に立ちますよ」
「そうですね、私たちの仕事もこういう日常の積み重ねからプランニングしていくわけですから」
「じゃあ、早速ここでのお仕事の説明に移らせていただきます」
「はい」
より一層真剣な面持ちで、話を聞く朝宮律子。見事に術中といったところか。
「それでは、これから私のする質問はどんな答え難いことでも正直に答えてください。そして、私が出す仕事の指示はどんなに困難なことでも実行してください。わかりましたか」
「わかりました。それだけ大事なお仕事ということですね。覚悟はできてます」

キリっとした顔で答える律子。マシンに意識の揺らぎを操作されて、彼女にとってみれば、自分の意志でここにきて、自分の意志で今回の仕事を行うという気持ちになっているのだ。
「いい覚悟です、さすがにAC社でもトップクラスの才媛といわれる朝宮律子さん」
「ええ、私は仕事に命を賭けてますから。才媛って表現は失礼だと思いますよ。男女の別なく社会人として当然のことです」
そう答える律子の顔は晴れやかだった。
「では、質問します。これまで付き合った人はいますか?」
明らかに、変な顔をする律子
「あの……それが仕事と関係あるんですか」
「関係大有りなんです、疑問をさしはさむことなくお答えください」
「はい、何人かお付き合いしたことはあります」
ほう、律子ほどの容姿で何人か程度なのか。
「では、男性経験はおありですか」
「男性経験というと……俗に言うセックスでしょうか。それはありません」
意外だ。
「どうして、付き合った男性としなかったんですか」
「したいだけの男性とはしたくなかったんです。出来ないとわかれば、彼らは去っていきました。出来れば、結婚するまでしたくありません。私に釣り合うだけの男がいなかったら、しないでもいいです。私には仕事がありますから」
なんと高慢な典型的キャリアウーマンな答え。まあ、正直に答えろと指示してるんだからしょうがないんだが、ここまでくるとすごいな。
「では、オナニーの経験はありますか。してるなら月に何度してますか」
「オナニーは……月に四回ほど、あまり好ましいことではないと思うんですが、どうしようもないときもありますから」
「どういうやり方ですか、道具は使いますか」
「道具は使いません。手で触るだけのソフトなやり方です」
「触るってのはクリトリスと外陰部をってことですね」
「はい、主にクリトリスを刺激します」
答えると決めると、結構あっさりと答えてくれるんだな。
「あのこれ本当に仕事……」
「はい、お仕事です。それでは、これより一緒にお風呂に入ります。私も服を脱ぐのであなたも服を脱いでください」
「ええ……!」
「裸の付き合いが仕事に必要なこともあります。それとも、あなたは服を着たままでお風呂に入る習慣があるんですか?」
「それは……ないですけど」
「じゃ、いきましょう」

 しぶしぶと、浴槽に共に入った彼女とまったりとお風呂タイムを楽しむ。これからするわけで、彼女の体を隅々まで奇麗に洗ってやり、自分の汚い体を彼女の胸で奇麗にしてもらった。お礼に、オマンコの毛を奇麗に剃ってやった。かなり抵抗されたが。

「あの……お風呂終わったから服を着て良いですか」
「駄目です。これから、大事な仕事があるんですから裸のままで」
「あの、陰毛を剃ったのは何か意味があるんですか」
「あなたのオマンコが二十歳を超えた年齢にもかかわらず、未使用の子供マンコだったので剃ってみました。仕事に必要な、私の性欲を掻き立てるためだとご理解ください」「あなたの性欲が、仕事に必要なんですか」
「そうです、まず私の立っているチンコを舐めてください」
「ええ、それは仕事……」
「仕事です」
「わかりました」
おずおずと、汚らしそうに我が愚息を掴み、覚悟を決めて舐める律子。彼女は、フェラチオの何たるかが、まだ理解できていないようだ。
「あの、律子さん。男性の生理、つまり射精についてはごぞんじですよね」
「はいテレビや雑誌等での知識ならあります」
「つまり、あなたはいまから私のチンコを舐めたり吸ったりして刺激して射精を即さなければならないわけです。それが仕事なんです。わかったら、ソフトな感じから初めてがんばってください」
「はい……お仕事がんばります」
何の仕事だって感じだろうが、これも彼女は自分から率先してやると思い込んでいるのだ。覚悟をきめると、わりとうまいことチンコを飲み込んだ。技巧はないが、こういうくすぐられるようなフェラチオもいい。

 ほどなくして、射精の感覚が襲い掛かってきた。

「じゃあ、出しますから。手と口を離して、大きく口をあけて!舌を出して!」
「はい……きゃあ!」
初めての経験だったのだろう、顔射は。
「ああ、動かないで飲み込んでください」
「だって……」泣きそうな顔をしてます。
「部屋が汚れてしまいますよ。あー、顔の周りだけでもふき取って舐め取って」
 おずおずと、なきそうな顔でそれをする律子
「苦い……まずい、気持ち悪い……」
 正直な感想を言えと指示しているわけだが、いい加減にしないと、床まで舐め取らせるぞ。
「まあいいでしょう。さっきのフェラチオは、経験の薄そうな律子さんに対するサービスです。それじゃ、本番にいきましょうか」
「え、あの本番ってまさかとは思いますけど……」
そのまさかなんだよ。
「あの、セックスならできません」
うあ、拒否ってきたよ。こういうこともあるのか。深く聞き出してみると、セックスだけはしないという意志が結構固く、その部分の心を閉ざしているらしい。ここで諦めては、ストーカースナイパーの名折れであろう。
「じゃ、私はチンコを立たせてベットに横になるから、あなたは膣を広げてそこに挿入するだけでいいです」
「嫌ですよ、それってセックスじゃないですか」
「律子さん、あなたのいうセックスってなんですか」
「セックスは、結婚した夫婦か結婚を前提にした男女が、愛し合って体を重ねあうことです」
セックスに夢を持っているんだなあ……。
「あなたは、私のことをどう思いますか」
「薄ら禿げた臭いオヤジだと思います」
「あなたは、私を愛してますか。私と結婚しますか」
「いえ、愛してないです、結婚もしないです」
「それでは、私と合体してもセックスとは呼べませんね」
「え?」
「いいですか、これは仕事なんです。私とあなたとの間に愛情は存在しません。だからこれは、セックスじゃなくて仕事です。私は、陰茎を立たせて陰嚢に溜まった精子をあなたの膣の内壁でこすって、膣の奥の子宮に吐き出すだけです」
「でも……」
「いいですか、あなたはお仕事を断れない。そして、これはセックスではない。ならできるでしょ、できるはずです。仕事なんだから」
「わかりました」
「では、こっちにきて、ゆっくりとでいいですからね」

 さすがに、未使用のマンコはきっつきつだ。こうなることをわかって、あえて濡らさなかったのだが(風呂場では少しはならしておいたが)、オマンコを開いて腰を下ろした彼女は、もう駄目だというところで急に動きを止めている。でもあえて聞く。

「どうしましたか」
「もう……痛くて、無理です」
膜が、破れずに悲鳴を上げているのだ。
「がんばって! 初めてが痛いにはあたりまえです。でも仕事なんだからやらないと
「仕事……そう、仕事ですよね」
「そうだよ、律子さん辛くてもがんばるんだ!」
「わかりました、いきます……ヒギャ……いあ」
 深々と、腰を下ろした。見事に、処女の鮮血が流れてくる。二十四年間の処女膜は、今日役割を終えた。さすがにピストンするようなことはできない。やったら、こっちも痛いだろうし。
「よくがんばりましたね律子さん、そのまま私を抱きしめてキスをしてください」
「いあ……はい、ん……」
「うん、いいですよ。おっぱい吸わせてくださいね」
「はい……仕事ですからどうぞ」
「いや、いいおっぱいだ、チューチューすわせてもらいますね」
「ああ……あんまり強く吸わないでください」
「こんなおっぱいから、母乳がでるようになるとは感激ですね」
「え、何で私のおっぱいから母乳がでるんですか!」
「なんでって、あなたの生理日から計算すると危険日ですよ今日」
「危険日?」
「妊娠しやすい日ってことです、その日に子宮の奥に射精すれば卵子と精子が結合、すなわち子供ができます。子供ができたら、母乳も出ますよ」
「え……いや!抜いてくだ……いた」
「ちょ、ちょっとまって仕事です、律子さん仕事! 動かないで」
「え……はい仕事……」
「危険日に中田氏するんですから、子供はできるかもしれません。今後、何度か私とこういう性的接触をもつことになりますから、多分確実に妊娠するでしょう。これは、妊娠するところまで含めて仕事なんです」
「妊娠するところまで仕事……」
「だから、おっぱいを出すのも仕事なんです」
「あの……わかりましたけど、出来たら堕してもいいですか」
 そうきたか、どこまでも冷静な……。
「堕ろしてはいけません。あなたは子供が出来るのは嫌ですか」
「相手によります、あなたのような薄禿デブとの子供は嫌です」
「こう考えてください、仕事で出来た子供なんです」
「仕事で出来た子供……」
「そうです、AC社の方にはすでに了解も取ってあって、あなたが妊娠している間のサポートは万全にさせます。生み終わったあとで、あなたの邪魔になるならAC社の施設が引き取る手はずにもなっています。わかるでしょ、これが仕事だということが」
 これは本当だ、AC社の知り合いにこういう斡旋をしている人がいて、その人に頼んでおいたのだ。私は、いわゆるお得意様という奴だから。
「仕事……生むのも仕事ですか」
「子供を作って、生むまでが仕事です。もちろん、これは愛のない性行為なのでセックスではないです。あなたは、ただ仕事として母胎を貸すだけなんです。こう考えてはどうかな、合併によって子会社を生み出すのと一緒です」
「合併によって、子会社を生む。私の仕事ですね……」
「そうでしょ、あなたは仕事のパートナーに容姿や愛せるかということを求めますか」「それは、求めません。仕事のパートナーとしてちゃんとしていれば」
「私は、あなたの仕事上のパートナーです。私の精子と、あなたの卵子が合併して、子会社を作る。それがAC社の方針であって、あなたの大事な仕事なんです」
「そうですね、仕事ですね……わかりました」
「じゃあ、いい合併ができるように協力してください。おっぱいを吸いますからなるべく感じて、さすがにピストンまでは……もう痛いことはしないです」
「わかりました、どんどんお願いします……あ、あ……」
 面倒な女だが、胸は超一級だ。奇麗で吸い付くような肌、誰にも触れられたことはない乳頭というだけで、興奮する。きっと社の男どもは、彼女をみてせんずりをこいていたことだろう。ピストンしなくても、これならいけそうだ。
「あー、そろそろ射精できそうですよ。これから、うちの精子がいきますからちゃんと子宮で受け止めて、いい合併をさせてくださいね」
「あ……あ、い……あ。はい、わかりました。いらしてくだ……さい」
「うーんいいおっぱいだ!キスして律子さん」
「う……んー」

 ドピュドピュドピュ!

 処女の子宮内に見事に射精を完了した。これで、今日の仕事はとりあえずかたがついたわけだが……
「もう終わりですか」
「すいません、律子さん。元気になったので体位を変えて、もう何回かお付き合いしてください。仕事の続きです。そのほうが確実に子会社を作れると思うんです」
「わかり……ました……」

 この日、律子に三回は射精した。あまりオマンコはせめられなかったのでおっぱいばかり攻めて、彼女の乳頭は二倍ぐらいの大きさに膨れあがってしまった。これだけやれば、彼女の中で新しい子会社が誕生する日も近いに違いない。
標的四「アンケート」
 私も時には街頭に立ってアンケートをお願いしたりもする。「アンケートおねがいします!」もちろん、若い女性にだけお願いする。私のような小汚い親父でも、話術でなんとかカバーして書いてもらうところまでこぎつければ(そこまでいくのが、大変なのだが、自分の容姿にはほとほと困る)成功したも同然である。
「ええ、彼氏はいますか……○×」「えっと、普段避妊具はつけてますか……○×」「ピルなどの避妊はしてますか……○×」
「あの、ちょっとこの項目おかしくないですか」眉を顰めて美人系のお姉さんがこっちを睨む。結構、意思の強い人もいてアンケートの最初のほうでは、そういう疑問を投げかけてくる人も居る。
「あーでも、そのアンケートの模様みてると答えないといけないって気になりませんか?」
「そうですね……たしかにそういう気にならないこともないですけど」
「だったら、お願いしますよ。ただのアンケートですから」
「それじゃあ……最近セックスはしましたか……○×」「生理周期を自分で測ってますか……○×」
 全て答えるころには、これだけ意志の強い子でも目がトローンとなってきている。アンケート用紙を見ると、合格のようだ。当然、アンケート用紙の最後には名前や住所などを記入する欄もあり、そこには全ての個人情報が書いてある。
「えっとじゃあ、アンケートの続きをするんで、石谷さゆさんっておっしゃるんですね」石谷さゆと名前が書いてある、受付嬢をしているという美人OLがコクンと頷く。
「ちょっと、今度のアンケートは街頭でやり難いんで、あそこの休憩所でお願いしてよろしいですか」アンケートという理由があれば、どこでもついてくるようになっている。賢明なる読者諸兄はすでにお分かりと思うが、このアンケート用紙の模様にはある種の催眠効果がある。知り合いの催眠術師に作ってもらったものだ。そんなに強いものではないが、自分から書こうと思ってアンケートに取り付くと、ものの見事に引っかかってしまうのだ。人間「自らの意志」であると勘違いさせられると、簡単に引っ張られてしまうものだ。
近くに用意してあった、別室に連れ込む。ベットまであって、もうただの連れ込み宿の趣きであるが、彼女はもう気がつかない。
「えっと、それじゃさゆちゃん。アンケートの続きをします」
「はい」
「確認しますが、あなたは彼氏がいて避妊しています。妊娠はしていない。性病はなし、基礎体温は測っていて排卵日が三日後の予定……危険日ですね」
「はい」これが、安全日ならデータを取ってあるので後日来てもらうところだ。
「それじゃ、あなたもお仕事があるでしょうから手早くすませましょう」
「はい」
「あなたはオナニーは月に二回ほどするんですね」
「はい」
「じゃあ、いまからここで服を脱いでオナニーしてもらえますか」
「ええ……オナニーをですか」
明らかにたじろいだ様子のなゆちゃん。ここで強く押さないと駄目なのだ。
「勘違いしては困ります、これはただのアンケートです。どんなオナニーをするか、データを取るためにするんですよ」
「はい……わかりました」
 そそくさと服を脱ぐと、不器用にオナニーを始める。月二回ってのは本当なんだろうな、なんというか……へたくそだ。排卵日前で、女性だったら高まってきてるはずなんだけどなあ……。
「えっと、それじゃびっくりしないでくださいね。私も服を脱ぎます」
「あ……え、あなたも脱ぐんですか」
「アンケートをとるためですからね」
「はい……う……」
 拙いオナニーでも、それなりに感じてはいるようだ。私が服をぬいで、愚息を屹立させると、手が早まった。裸の男に見られているというのは、やはりオナニーを多少は艶っぽいものにするらしい。この子面白いから、長引かせたいんだけど仕事もあるみたいだし時間もないからなあ。
「えっと、それじゃオナニーはそこまででいいです」
さゆちゃんは、ほっとした様子だ。明らかにイケてないが、挿入できるほどには濡れているだろう。このアンケートを始めてから、自分で濡らせるに限ると分かった。
「それじゃ、本番のアンケートなんですけど、いまから私のちんちんをあなたの膣にいれますね」
「ええ……!そんな、それってセックスしろってことですか」びっくりした様子。それでも術中なのが、このアンケートの面白いところだ。
「セックス……いやそんなに難しく考えてもらわなくていいんです。あくまで、データを取るためのアンケートですから」
「ええ……でも……」
「じゃあ、私はベットの上に寝そべりますから。上から膣を広げて挿入してください。あくまで、ただのアンケートですからお願いします!」
「わかりました……」
アンケートには、協力しなければならないのだ。恐る恐る、おまんこを広げてずぶずぶっとちんこに差し入れるさゆちゃん。
「じゃあ、抜けないように腰を上下させてください。おっぱいを揺らしたり、キスをしたりするとデータが良く取れるので、工夫して努力してくださいね」
「はい……あう……でもこんなことしてると……ひゃ、駄目!」
「駄目じゃないですよ、アンケートですからね」激しく腰を使いすぎたか、さゆちゃんは結構いいものをもっていて、こっちが先にやられそうだ。彼氏がうらやましい。
「あああ……にゃ……アンケートだからいい……でも駄目……このままだと」
この期におよんで、葛藤しているケースはめずらしい、自意識が強い子だからかな。
「オッパイのデータも取りますね、思いっきり吸いますよ」
「あ……いやぁ」
「いやあ、いいオッパイです。いいデータとれますよ」
「さゆちゃん、アンケートだから私にキスしてください」
「ん……ん――」
 こっちも、もう限界だ。
「それじゃ、そろそろ膣内に精液だしちゃいますね!」
「だ、駄目です!」明らかに、腰が引けるさゆちゃん。いいねえ、面白い。
「なんで、なんでアンケートなのに中で出したら駄目なの?」
「だって、中で出されたら妊娠しちゃう……危険日だっていったのに」
「それが、アンケートなんですよ」
「ええ、それがアンケートなんですか……でも」
「危険日に中出しして、さゆちゃんと私の赤ちゃんができるかどうかデータを取るのが最後のアンケートなんです」
「ええ、でも私彼氏が……」
「それとこれとは関係ない! さゆちゃん、アンケートに協力してくれますよね?」
「……はい」なきそうな顔で、うなずくさゆちゃん。その表情に萌えすぎて……あ、ちょっと出ちゃった。
「じゃ、子作りもアンケートのうちなんです。わかりましたか」
「わかり……ました」
「わかったら、もっと笑ってください。そして、いっぱいいっぱいさゆのおまんこに中出ししてください。できたら、彼氏の子供として大事に大事に育てます!って叫んでください」
「そんな……」笑えっていってるのに、なみだ目のさゆちゃん。
「さゆちゃん、笑って今のセリフを叫んでアンケートなんです!」
「んん――アンケート!……いっぱいいっぱいさゆの……おまんこに、中出ししてください!」笑顔になったビバ!アンケート!
「……できたら、彼氏の子供として大事に大事に育てます!」
「よくできました、いいアンケートになりそうです。うう、さゆちゃん出ます。遺伝子データ受け止めてください!」
「うう……あああ!」

 ドピュドピュドピュ!

「ああ……だしちゃった」泣き笑いで、顔がぐちょぐちょになっているさゆちゃん、奇麗だ。
「アンケートにご協力ありがとうございました。あー精液ベットにたらさないでね、この特性タンポン使ってください。精液をなるべく長い間膣内の溜めておく効果があります。さあ、早くつけて」
「そんな……こんなものまで」
「アンケートなんです」
「はい」独特で、グロテスクで見ようによっては屈辱的なアプリケーターを自ら膣内に挿入するさゆちゃん。
「今日は一日中はずさないでくださいね。その後は、洗浄してもOKです。十日以内に彼氏とのセックスは避けること。もしどうしようもないとしても、そのときは避妊をちゃんとしてください」
「うう……はい」
「さあ、仕事があるんでしょさっさとパンツはいて服着て仕事にいってください。アンケートですから、後日妊娠したかどうかはちゃんとここの連絡先に連絡をメールでいれてください。そのときの状態に応じて、今後のアンケートをどうするか決めますので」「はい」しゃきっとした服装になったさゆちゃん。アンケートという言葉が二回もセリフに入っていたら、断りきれないだろうな。
「じゃ、またね。さゆちゃん」
「失礼します」仏頂面で、去るさゆちゃん。わかってはいることだが、私は彼女に決して好かれているわけではない。お昼休憩だったみたいだから、仕事少し遅れただろうな。変なアンケートに絡まれてとか、言い訳するんだろう。私も疲れたので、少し休んでから次のアンケートにいくとするか……こんな感じで、日に二・三件しかアンケートは進められないのだった。
標的三「酔っ払い女への罰」

 スポイト精子というものがある。なんのことはない、医療用のスポイトに精子を込めてあるだけのものだ。スポイトがわかりにくければ、刺身とかによくついてくる醤油が入っている袋のようなものを想像するといい。
 夜中繁華街を歩いていると、大変不愉快な酔っ払いが多数見受けられる。まあ、怪しげな雰囲気を楽しみにいってるのだし、半ば不愉快な思いをしにいっているとさえいえるのだが、そんな環境で女性が酔っ払って、あまつさえ酔いつぶれているというのはどうしたことだろうか。日本は、こんなことでいいのだろうかという憂国の感情に突き動かされて、私はスポイトに精子を溜めて夜の街を歩くのだ。
 そうして、酔いつぶれているOLなどがいると、介抱する振りをして物影に連れて行き、さっとパンツを下ろして子宮まで開ける特殊な器具を差し込んで、スポイトの中の精子を


 ピュ!


 っと子宮の奥底に叩き込むのだ。ほんとに、少量でいい。子宮へダイレクトだから、それで十分妊娠率がある。すぐ、パンツをはかせて元の場所に戻すのである。たとえ、泥酔のなかで意識があったとしても、何をされたか分からないだろうと思う。これを一晩で、十回は繰り返す。こんな地道な活動をしてなんになるかといえば、やはり盛り場は危険であり女性が出歩いていいわけではないという忠告なのだ。泥酔レイプ妊娠の噂が、最近この繁華街に出回りだしたので、もう教訓は十分だろうと思い、最近は活動を控えている。




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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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