「男性用生理用品」後編 |
紀美子が、ブタ朗に腹上死を仕掛けた次の日からが本当の地獄だった。ブタ朗は執拗にバイブ攻撃を仕掛けてくる。そのあいまに、膣を大きく広げて 「潤滑油発射!」 などといいつつ、汚らしい白濁液を吐き出して、またそれをバイブで押し込んでくる。バイブは大きくて固くて、ブタ朗の遺伝子がこびり付いていると分かっているのに、体が反応して泣きながら紀美子はいってしまう。物のように自分の大事な場所が扱われていることに、紀美子の最後のプライドはズタズタになった。そして、いってしまうことで子宮口は大きく口をあけ汚らしい子種を迎え入れ、またも妊娠してしまったのだった。
膨張している腹を恨めしげに見ている紀美子。明らかに、精子が注ぎ込まれているからだけではない、その異様な膨張は、すでに妊娠も取り返しの付かないところまで来ている兆候を示していた。つわりは苦しい、堕児薬を飲めば格段に聞くとわかりながら、紀美子は、その間合いを静かに計っていた。
平常時なら、発狂しているであろうし、してなかったら即座に陀児薬で楽になっていたことだろう。だが、その後はどうなる。薬が切れて、やがて果てしない絶望の中であのブタ朗の子供を出産する悪夢が目の前に見えている。明らかに、あの悪魔の目的はそれであろう。魂など二の次なのだ、この私の絶望を見たがっているのだ。そう思うと、目の前の膨張した腹よりも、悪魔を憎んで紀美子は冷静になれた。
ブタ朗は、きっとこっちの様子が分からないのだ。 「潤滑油発射!」 例の儀式を無駄なこととは知らずに延々と繰り返している。その愚かさには、攻め立てられながらも、冷笑すら浮かべている紀美子だ。 あまりに現実感が欠如したこの世界で、全て悪夢だと思えば、身体と心を分けて考えることもできる。人は、地獄にも慣れるのだ。実際、ただ目の前で苦しめているのは妊娠に伴うつわりや吐き気であって、それ以上のものではない。
ギリギリのところまで待って、九ヶ月で紀美子は堕児薬を飲んだ。 「ウギュギュウュュュュ!」 思ったよりも、出すのに痛みがあって紀美子も苦しかったが、死産の赤ん坊が飛び出してきたブタ朗の部屋は地獄だった。血だらけになりながら、死産の赤ん坊をかかえてブタ朗は声にならない声をあげた。発狂したのかもしれない、そんな映像を見ながら紀美子は血が凍るほど冷静だった。 悪魔が、見るに見かねて死産の子供を片付けに来た。しかし、そんな悪魔と目をあわそうとせず、ブタ朗はしばらくの間、ただただ冷蔵庫のものを漁って食べていた。やがて、勃起してなんの躊躇もなく、紀美子のオマンコに自らのものを差し入れた。 「かかった!」 そういったところだろう、本当にブタ朗は発狂したのかもしれない。だがなぜか、紀美子は何もせずブタ朗を満足させた。 「グューーー」
ドピュドピュドピュ!
もはや、人間らしい声を出さずにブタ朗が達した時も、紀美子は何もしなかった。ただただ、耐えるように待っていた。食べて出して、食べて出して、やがて紀美子はまた妊娠したらしかったが、それでも紀美子は耐え続けた。そうして、そんな生活を何ヶ月か続けたとき異変が起きた。 「ギャゲェエエエエエ」 ブタ朗が調子に乗って、三発目をやろうとした日に、紀美子が例の力を解放したのだった。膣が急速に収縮して、ブタ朗の全てのものを吸いだそうとする。ブタ朗は、暴れに暴れた、もはやそれは動物の姿だった。それでも紀美子は、なんら表情を変えずに、ただただ静かに吸い続けた。そんなものが、閉鎖された時間のなか半日か一日か続いたあげく、ブタ朗は息絶えた。 ブタ朗が息絶えたあとも、数時間。紀美子は、膣の力の限り吸い続け、やがて倒れるようにして寝た。
起きたとき、上がるはずのない朝日が昇った。
紀美子は、勝利を得たことを知って静かに駄児薬を飲んだ。死んだブタ朗の部屋で、まだ形になりきっていない胎児が、静かに押し出されて落ちた。
「おめでとう。いま君の身体を元に戻した。すでに、空間と時間の閉鎖は解いている。君の勝利だ。おかげで、ブタ朗とブタ朗と君の子供三人の魂をいただけたから、君の魂は取らない。堕児薬はサービスにしておくよ」 そう笑った悪魔の顔に、紀美子は唾を吐きかけた。悪魔はあえてそれを受け止めて、それを拭おうともせずに、静かに消えた。まるで初めから、何事もなかったかのように。ただ悪魔に吐いた唾だけが、下に落ちた。 紀美子は、無言で立ち上がり、朝風呂にゆっくりつかって全身を奇麗にすると外に出た。そうして、もうその部屋には二度と戻らなかった。
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「男性用生理用品」前編 |
夜寝る前に、朱鷺紀美子が股間を見ると、オマンコの部分がごっそりと消えていた。肉体の一部が消えるなど、ありえないことだ。紀美子は、最初理解できなくて呆然とした。夢だと思った。 「残念ながら夢ではないよ」 ピエロのような七色の服を着た男が、紀美子にいった。 「夢じゃないって、どういうことよ! 私の体に何をしたのよ!!」 「ふうむ」 そう紀美子の勢いに鼻じろんだように肩をすくめるピエロ。 まあ体の大事な部分が消えたら怒りもするか。 「元はといえば君が、酷いことをするのが悪いんだよ」 私は悪くないといわんばかりのピエロにくってかかる紀美子。 「何よ私がわるいって!」 「君は、としろうという男を覚えているかい?」 としろう……俊郎。ブタ朗のことだ! まだ中学のころ、すこしサディスティックな性癖をもつ紀美子は、クラスのいじめられっ子……いやあれは、子という可愛いものではない。中学にして、おやじの体臭とオタ臭さとそれに比例した汚さを兼ね備えるデブ・キモの醜悪男、通称ブタ朗を徹底的にいじめたのだ。 「そのブタ朗がどうしたのよ、卒業したしもう関係ないわよ!」 「まあ、話は順序よく聴きたまえ」 紀美子は余裕のピエロ男に耐え兼ね、枕を投げつけたが体を通り抜けてしまった。 「やれやれ、最近の女子校生は礼儀がなってないな。まあ、時間が無いから端折っていうが、君が悪かったのは他の女子はブタ朗だか、キモ男だかしらないがそいつを無視していたのに、君が男子といっしょにイジメに加わったのが悪かったね。」 「あれだ、それでブタ朗は君のことを好きになった。愛してしまったのだよ」 「……ゲフ、ギブォ」あまりのことに声も上げずに嘔吐し、床を汚す紀美子。考えるだにキモイ、あんな男に思われるだけで体の心から汚されたような気がする。そういえば、あいつの目はいつも私を見ていた、私を見て笑っていた……キモ過ぎる。
ピエロ男はそんな様子を意に介さず、話を続けた。 「それでね、まあ話せば長いのでこれも端折るが、ブタ朗くんが私のご主人になったわけだよ。まあ大きなことでなければ、願いを叶えるこの私のね。何をブタ朗くんが望んだかわかるかね」 紀美子は、嫌な予感に吐きながら蒼白になった。
「彼は、君を妊娠させたがっている」
紀美子は絶叫した、世界の中心で愛を叫ぶ獣クラスの声にならない咆哮をあげた。 「ああ、叫んでも聞こえないよ。それでね、彼は面白いことをいうわけだよ。男性用生理用品って知ってるかな」 性の知識だけは深い最近の女子高校生である紀美子は知っている。 女のバイブのようなものだ。女なら棒、男なら袋。男子との性的な冗談から、最近は膣に似せた精巧なものも出回っていることさえ知っている。 「つまりね、君の膣と子宮を使って男性用生理用品をつくったわけだよ」 紀美子は、また吐き絶叫しながら倒れ込んだ。あまりの苦悩からか、恐ろしい形相と化している。
「ああ、対策をとっておいてよかったな。まさかとは思うが舌かんだりして死のうとしても無駄だよ。ちゃんとリミッターをかけてある。社会的に大きな騒ぎになるのは困るのもあるが、まあ個人的な趣味とあまりにも情けない彼への同情だね」 紀美子は狂いたかったが、それもできないようだ。ただあまりのキモさにもだえ苦しむ。 「でまあ、寝ながら気がつかないで妊娠というのも可哀想なので見せてあげることにした、私って親切だよね」 紀美子の脳裏に、汚れきった小さな部屋でベットに寝そべりながら、男性用生理用品を見つめているブタ朗の映像が流れ込んでくる。それに付いているのは、まさしく見慣れた紀美子の外陰部だった。さっきから股間に違和感がしたのはそれだったのだ、すでに触られてるらしい。 「ああ、なめるな馬鹿!」 「これが、紀美子ちゃんのオマンコかあ」 息荒くブタ鼻をブヒブヒいわせながら、ぺろぺろ嘗め回すブタ朗。たまらず、ブタ朗を止めようとドアノブにてをかけるがびくともしない。窓もだめだった。 「ああ、ちゃんと対策は取ってある全てね。では君もせいぜい楽しむのだね、邪魔物は消えるよ」 中に消えるピエロ男、あとは遠距離で強制的に睦みあう男女が残った。
「ああ! ばかばかきもいよう! きもいのになんで!!」 「うあ、紀美子ちゃん濡れてきた可愛い……」 部屋一面に飾られた紀美子の隠しどり写真を見ながらにや笑いするブタ朗。さらに愛撫を続けるうちに、紀美子の息も荒くなり乳頭は起ってくる。ついに、クリトリスの皮が剥けた。
「ああ、ごめんね紀美子ちゃん我慢できないよブヒー」 紀美子の膣に舌を差し入れて吸いながら、ブタ朗はチンポを取り出した。考えうる限り最悪な粗チンだ、すっと亀頭までかかった皮を剥くと、相当オナニーを我慢していたのかチンカスが大量にこびりついた鎌首が顔を出した。 「ぎゃあ!止めろ!!」 もだえながらも、必死に叫ぶ紀美子、だがその声は届かない。 「ううん、ごめんね一発目早いかも」 ブス!っと、あまりにもあっけなく紀美子の膣に粗なチンコをブタ朗は差し込んだ 「ああ、紀美子ちゃんチュキーダイチュキ!きもちいー!」 あまりにもキモイブタ朗に、紀美子は床を引っかきながら胃の中のものをすべて吐いた。それでも、小さいながら下半身にはいってるキモイものの感触、頭に直接流れ込む映像を消すことはできない。 「あうー、いっちゃう! 一緒いこう紀美子ちゃん!」 自分勝手に、動かしながらオナニーでもするかのように犯しているのに一緒にいこうもないものだ。それでも、その忌まわしきセリフに反応して、膣は収縮する。まるで迎え入れるように、ブタ朗の玉が震え頻繁にうごめく粗チンから、発射がちかいことを紀美子は悟った。 「やめろお!! やめて! せめて中はやめて! 外にだせ、妊娠しちゃう!」 激しく勝手に、紀美子の膣を動かしたあげくぐっと押付けてブタ朗の動きは止まった。そしてダムが決壊するように……発射!
ドピュドッピュドッピュ!!!!
ブタ朗はよだれを垂らし私腹の表情をして密着しながら腰をふった。 「いやああああああ!!!!!」 膣の奥底に流れ込む精液を感じた紀美子は絶望した。 「あうう、紀美子ちゃん吸ってくれてる。ありがとう、気持ちいいよ」 残酷なことに、精子を感じ取った膣は紀美子の意志に反して収縮してブタ朗の汚液を吸ってさえいる。 「ばか~! ブタ! はやくどいて!! 本当に妊娠しちゃうよ!!」 紀美子にはどうすることもできず、体内にながれこんでくる毒液になすすべもなかった。 「ああ、まじ妊娠しちゃうよ……バカヤロウ」 「あうう……あうう紀美子ちゃん」 「殺してやる、絶対に殺してやるブタ!」 紀美子は泣きながらブタに復讐を誓った。
終ったと思っていた紀美子だが、それが甘いことに気がついた。 「まだ夜は早いからね、このために10日ためたんだ。今日は最高記録つくっちゃうよ」ブタ朗は、早いが数撃ちの男だったのだ。 「まだやるの、もう止めて!」
ドピュドッピュドッピュ!!!!
抜かずの三発、しかも早すぎて紀美子は一回もいっていない。紀美子が一番辛かったのは、たっぷりと入った精液を洗うことができなかったことだ。ご丁寧にも、ブタ朗は蓋にするためのバイブまで用意していた。きっちりと三発注ぎ終わると、ブタ朗のそれとは比べ物にならないほど深々としたバイブを突き刺され、蓋をされた。一滴でも漏れ出さないように上に口を向けておかれる。そしてそれによって、初めて紀美子は震えながら絶頂にたっした。がくがくと腰を震わせ、さらに汚らしい子種を染み込ませていく膣を紀美子は呪った。
これを三日三晩繰り返された翌朝、紀美子はついに受胎した。受胎日から、三ヶ月ピエロ服の男がまた紀美子のまえに現れた。 「やあ、どうもどうもお楽しみのところ悪いね」 「生理が……こないのよ」 「あたりまえだよ、君はブタ朗くんの子を身ごもってるからね」 紀美子が床に突っ伏して吐いた。 「やれやれ、君はどうしてこう下品なんだろうね」 さっとピエロ男が手を翳すと汚れた床は綺麗になる。すでに、判断その他の能力が弱くなっている紀美子。 「殺してやる、ブタの子なんか殺してやる」 そうつぶやきながら、自分の腹を叩き続けている。 「そうやって、子供が産めなくなるのもかわいそうだねえ」 ピエロ男は悪魔の笑みを浮かべた、とたんに恐怖の顔になる紀美子。 「嫌われたものだな、堕児薬をもってきたんだよ」 箱に、堕児薬と書かれている胡散臭いものだ。それでも藁をも掴みたい紀美子は手を伸ばした。 「おっと、ただではあげられないな。そうだな、君の魂と交換だ」 そうだったのか、やはりこの男は悪魔のようなではなく本当の悪魔だったのだ。きっとブタ朗とも、このようにして契約したにちがいない。そして、紀美子とも。この男にとって、一石二鳥というわけなんだ。 悪魔は契約を守ると言う。とたんに、堕児薬にも説得力がでてきた。 「わかったわ……魂やるからそれをよこして」 薬を受け取ると、すこし自分の影が薄くなるような気がした。しかし、いま腹のなかに忌まわしい子供が作られようとしているのだ。そんなことを気にしている場合ではない。すぐさま、薬を飲み込む。紀美子の中で、受胎した卵が死んだ。
「限りある薬は、大切につかったほうがいいとおもうよ。先は長いからね、フフ」 「ブタ朗にはあって、私にはアフターサービスはないの!」 「痛い所をついてくるなあ。」 「私に、ブタ朗を殺せる力を頂戴……」 「ああいいよ。」 「え?」 あまりにもあっけない答えに紀美子は驚いた。
「君は私のこと暇人だとおもってるだろう。ここを維持する力だって無料ではないし、いくら同情に値するといってもいつまでもやってるわけにはいかないんだよ」 「それなら! 早く私をブタ朗のところに! ぶっ殺してやる! もう二度とやらせるもんか」 鳴咽にむせながら、殺気をむき出しにする紀美子。 「それはむりだ」 「なんでよ!」 「彼の方が先に願ったから彼の願いは叶えられる。もし君が、彼を殺すことを願うなら、彼の望みを果しつつそれをやらないといけない」 「じゃあ、どうすればいいのよ」
「腹上死させる」 「なんですって!」 「彼が唯一望む死は、君に子種を注ぎ込みながら力尽きることだけだ。やるかね、やるなら力を貸すが」 「そんな……そんなのいやよ!」 「じゃ、やらなければいい。ここで何度でも妊娠して、堕児薬もつきて。垂れ流すように何度も出産すればいい、そうだ君のおっぱいで哺乳ビンを作ろうか。生まれたブタ児はそれをチューチュー吸うわけだ。気持ちいいぞ、どんな道を選ぼうとそれは君の自由だ」 「鬼! 悪魔! あんた最低のクズよ!」 「もうすこし、マシな罵倒を聞きたかったものだがね。」 「とにかくいや!」
考える時間はいくらでもある。目の前の現実から逃避して、壁につっぷして動かなくなった紀美子を退屈そうに悪魔は見つめている。数時間たったとおもうのに、何も無いので退屈した悪魔は最初幸せそうに精液を垂れ流しているブタ朗のビジョン、続いて妊娠して腹の大きくなった紀美子のビジョン、そして出産。おっぱい哺乳ビンで成長する豚児たちに映像までサービスとして脳みそに送り込んでやった。
「わかった……わかりました。やります」 「うむ、君の選んだ道は正しい。君に与える能力の説明をきくかね?」 紀美子は静かに肯く。 「素直でよろしい。ではまず、君のオマンコの締まりが非常に良くなり彼は君の意志なしでは、チンポを突くことはできても抜けなくなる。そして、膣壁を自由に収縮させれるようになる。あと子宮口がせり上がってくるので、それも武器として使うといい。練習あるのみだな、いや実践あるのみか。」 「……どうやったら腹上死で殺せるのよ」 「とにかく中で射精させるのだ」 「!?」 「ほんらい腹上死なんてのは、年寄りのするものなのだがね。ブタ朗くんは長年の不摂生で成人病だし、抜かせ続ければ何とか成る。彼の年代でも、やりすぎて死んだケースはたくさんあるよ。赤玉でてもというのはたとえだが、限界を超えてやらせ続けたら、簡単に逝く……と思う。セックスは激しいスポーツでもある、君と彼の体力勝負だね 「とはいえ、彼もオナニストとしては凄腕だからね。まあ健闘を祈る。」 「お前も、死ね!」 「あとこれは心からの忠告だが、嫌でも堕児薬は節約したまえ。生まれる寸前までどのタイミングでも効く、それの補充は絶対にしないからな、それがなくなれば、ここでは手術もできないし産むだけだ。」 「わかったわよ……」 悪魔は音も立てずに消え、ブタ朗が起き出してきた。 「ぶぶ……マイハニー今日も元気かい?」 「死ね」 「ぶふぁ……そうか紀美子ちゃん感じてくれてるんだ」 とたんに締まりの良くなった膣、その反応の良さにブタ朗は当然のように勘違いした。 「うああ、気持ちいい! いくう!」 一発、二発、三発……早漏ぎみのブタ朗は次々と発射していった。 「うう、気持ちよすぎるよう。もう出ないよ紀美子ちゃん……」 もう引きたかったのだが、まるで吸い付けられたように前にしか進めない粗チン。 「んん、膣痙攣かなにかかな」 膣痙攣は、そんなもんではないのだが……ようやくブタ朗も異変に気が付いて抜こうとした。 「馬鹿ブタ! どうしたの? もっと抜いてみなさいよ」 そういいながら、さらに膣に力を込める。 「死ぬまで食いついてやるんだから! 死ね! 早く死ね!」 しかし抜けなくて、さらに締め付けは厳しくなるばかり。 「あああもう無理なのに! 痛気持ちいい!」 ブタ朗は、痙攣しながら四発目、五発目を放った。 「出せ! もっと出し尽くして! 死になさい!」 紀美子は持ち前のサディズムを発揮して、キモさに対抗し、全力で中をひねった。ひねり続けた。
ブタ朗はその粗末な逸物を攻められ続けていたが、やおら立ち上がると突然冷蔵庫まで走り、食い物を引っ張りだして貪り食い始めた。まるで、ブタのように食い、ペットボトルのジュースを浴びるように飲む。たぶん、そうやって体力を回復させようというのだろうが、その汚い姿を見て紀美子のほうが思わず萎えてしまった。ブゴブゴ食いながら、ブタ朗の腰は動き六発目を紀美子の膣に打ちつけようする
ドプドプドピュー! プピュピュピュ!
貪り食いながらやられるというその行為が、ブタ朗のキモさを紀美子に思い知らせ思わず膣の力が抜けてしまった。ぽこっと取れる、紀美子の膣。 「ああ! しまった……」 せっかくここまで、身を犠牲にしてまで追いつめたと言うのに、一瞬の萎えで失敗してしまった。ブタ朗は、膣が離れたことを見て取ると、貪り食うのを止めて倒れた。そして、ブヒーと高いびきをかいて眠ってしまった。 「ああ、なんで精液がでてこないのよ!」 膣の力はもう抜けているのに、七発分も入った精液がぜんぜん出てこないのだ。下腹部に違和感のかたまりがあるのが分かる。 「子宮に吸い上げちゃったっていうの……」 この能力の副作用かもしれなかった、いつまでも抜けない違和感に紀美子は吐き気を覚えた。 「子宮に吸い上げて溜まってるなら妊娠確実じゃない」 紀美子は悔し涙を流しながらやはり疲れていたのか、そのまま眠ってしまった。
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「男性用生理用品」前編 |
夜寝る前に、朱鷺紀美子が股間を見ると、オマンコの部分がごっそりと消えていた。肉体の一部が消えるなど、ありえないことだ。紀美子は、最初理解できなくて呆然とした。夢だと思った。 「残念ながら夢ではないよ」 ピエロのような七色の服を着た男が、紀美子にいった。 「夢じゃないって、どういうことよ! 私の体に何をしたのよ!!」 「ふうむ」 そう紀美子の勢いに鼻じろんだように肩をすくめるピエロ。 まあ体の大事な部分が消えたら怒りもするか。 「元はといえば君が、酷いことをするのが悪いんだよ」 私は悪くないといわんばかりのピエロにくってかかる紀美子。 「何よ私がわるいって!」 「君は、としろうという男を覚えているかい?」 としろう……俊郎。ブタ朗のことだ! まだ中学のころ、すこしサディスティックな性癖をもつ紀美子は、クラスのいじめられっ子……いやあれは、子という可愛いものではない。中学にして、おやじの体臭とオタ臭さとそれに比例した汚さを兼ね備えるデブ・キモの醜悪男、通称ブタ朗を徹底的にいじめたのだ。 「そのブタ朗がどうしたのよ、卒業したしもう関係ないわよ!」 「まあ、話は順序よく聴きたまえ」 紀美子は余裕のピエロ男に耐え兼ね、枕を投げつけたが体を通り抜けてしまった。 「やれやれ、最近の女子校生は礼儀がなってないな。まあ、時間が無いから端折っていうが、君が悪かったのは他の女子はブタ朗だか、キモ男だかしらないがそいつを無視していたのに、君が男子といっしょにイジメに加わったのが悪かったね。」 「あれだ、それでブタ朗は君のことを好きになった。愛してしまったのだよ」 「……ゲフ、ギブォ」あまりのことに声も上げずに嘔吐し、床を汚す紀美子。考えるだにキモイ、あんな男に思われるだけで体の心から汚されたような気がする。そういえば、あいつの目はいつも私を見ていた、私を見て笑っていた……キモ過ぎる。
ピエロ男はそんな様子を意に介さず、話を続けた。 「それでね、まあ話せば長いのでこれも端折るが、ブタ朗くんが私のご主人になったわけだよ。まあ大きなことでなければ、願いを叶えるこの私のね。何をブタ朗くんが望んだかわかるかね」 紀美子は、嫌な予感に吐きながら蒼白になった。
「彼は、君を妊娠させたがっている」
紀美子は絶叫した、世界の中心で愛を叫ぶ獣クラスの声にならない咆哮をあげた。 「ああ、叫んでも聞こえないよ。それでね、彼は面白いことをいうわけだよ。男性用生理用品って知ってるかな」 性の知識だけは深い最近の女子高校生である紀美子は知っている。 女のバイブのようなものだ。女なら棒、男なら袋。男子との性的な冗談から、最近は膣に似せた精巧なものも出回っていることさえ知っている。 「つまりね、君の膣と子宮を使って男性用生理用品をつくったわけだよ」 紀美子は、また吐き絶叫しながら倒れ込んだ。あまりの苦悩からか、恐ろしい形相と化している。
「ああ、対策をとっておいてよかったな。まさかとは思うが舌かんだりして死のうとしても無駄だよ。ちゃんとリミッターをかけてある。社会的に大きな騒ぎになるのは困るのもあるが、まあ個人的な趣味とあまりにも情けない彼への同情だね」 紀美子は狂いたかったが、それもできないようだ。ただあまりのキモさにもだえ苦しむ。 「でまあ、寝ながら気がつかないで妊娠というのも可哀想なので見せてあげることにした、私って親切だよね」 紀美子の脳裏に、汚れきった小さな部屋でベットに寝そべりながら、男性用生理用品を見つめているブタ朗の映像が流れ込んでくる。それに付いているのは、まさしく見慣れた紀美子の外陰部だった。さっきから股間に違和感がしたのはそれだったのだ、すでに触られてるらしい。 「ああ、なめるな馬鹿!」 「これが、紀美子ちゃんのオマンコかあ」 息荒くブタ鼻をブヒブヒいわせながら、ぺろぺろ嘗め回すブタ朗。たまらず、ブタ朗を止めようとドアノブにてをかけるがびくともしない。窓もだめだった。 「ああ、ちゃんと対策は取ってある全てね。では君もせいぜい楽しむのだね、邪魔物は消えるよ」 中に消えるピエロ男、あとは遠距離で強制的に睦みあう男女が残った。
「ああ! ばかばかきもいよう! きもいのになんで!!」 「うあ、紀美子ちゃん濡れてきた可愛い……」 部屋一面に飾られた紀美子の隠しどり写真を見ながらにや笑いするブタ朗。さらに愛撫を続けるうちに、紀美子の息も荒くなり乳頭は起ってくる。ついに、クリトリスの皮が剥けた。
「ああ、ごめんね紀美子ちゃん我慢できないよブヒー」 紀美子の膣に舌を差し入れて吸いながら、ブタ朗はチンポを取り出した。考えうる限り最悪な粗チンだ、すっと亀頭までかかった皮を剥くと、相当オナニーを我慢していたのかチンカスが大量にこびりついた鎌首が顔を出した。 「ぎゃあ!止めろ!!」 もだえながらも、必死に叫ぶ紀美子、だがその声は届かない。 「ううん、ごめんね一発目早いかも」 ブス!っと、あまりにもあっけなく紀美子の膣に粗なチンコをブタ朗は差し込んだ 「ああ、紀美子ちゃんチュキーダイチュキ!きもちいー!」 あまりにもキモイブタ朗に、紀美子は床を引っかきながら胃の中のものをすべて吐いた。それでも、小さいながら下半身にはいってるキモイものの感触、頭に直接流れ込む映像を消すことはできない。 「あうー、いっちゃう! 一緒いこう紀美子ちゃん!」 自分勝手に、動かしながらオナニーでもするかのように犯しているのに一緒にいこうもないものだ。それでも、その忌まわしきセリフに反応して、膣は収縮する。まるで迎え入れるように、ブタ朗の玉が震え頻繁にうごめく粗チンから、発射がちかいことを紀美子は悟った。 「やめろお!! やめて! せめて中はやめて! 外にだせ、妊娠しちゃう!」 激しく勝手に、紀美子の膣を動かしたあげくぐっと押付けてブタ朗の動きは止まった。そしてダムが決壊するように……発射!
ドピュドッピュドッピュ!!!!
ブタ朗はよだれを垂らし私腹の表情をして密着しながら腰をふった。 「いやああああああ!!!!!」 膣の奥底に流れ込む精液を感じた紀美子は絶望した。 「あうう、紀美子ちゃん吸ってくれてる。ありがとう、気持ちいいよ」 残酷なことに、精子を感じ取った膣は紀美子の意志に反して収縮してブタ朗の汚液を吸ってさえいる。 「ばか~! ブタ! はやくどいて!! 本当に妊娠しちゃうよ!!」 紀美子にはどうすることもできず、体内にながれこんでくる毒液になすすべもなかった。 「ああ、まじ妊娠しちゃうよ……バカヤロウ」 「あうう……あうう紀美子ちゃん」 「殺してやる、絶対に殺してやるブタ!」 紀美子は泣きながらブタに復讐を誓った。
終ったと思っていた紀美子だが、それが甘いことに気がついた。 「まだ夜は早いからね、このために10日ためたんだ。今日は最高記録つくっちゃうよ」ブタ朗は、早いが数撃ちの男だったのだ。 「まだやるの、もう止めて!」
ドピュドッピュドッピュ!!!!
抜かずの三発、しかも早すぎて紀美子は一回もいっていない。紀美子が一番辛かったのは、たっぷりと入った精液を洗うことができなかったことだ。ご丁寧にも、ブタ朗は蓋にするためのバイブまで用意していた。きっちりと三発注ぎ終わると、ブタ朗のそれとは比べ物にならないほど深々としたバイブを突き刺され、蓋をされた。一滴でも漏れ出さないように上に口を向けておかれる。そしてそれによって、初めて紀美子は震えながら絶頂にたっした。がくがくと腰を震わせ、さらに汚らしい子種を染み込ませていく膣を紀美子は呪った。
これを三日三晩繰り返された翌朝、紀美子はついに受胎した。受胎日から、三ヶ月ピエロ服の男がまた紀美子のまえに現れた。 「やあ、どうもどうもお楽しみのところ悪いね」 「生理が……こないのよ」 「あたりまえだよ、君はブタ朗くんの子を身ごもってるからね」 紀美子が床に突っ伏して吐いた。 「やれやれ、君はどうしてこう下品なんだろうね」 さっとピエロ男が手を翳すと汚れた床は綺麗になる。すでに、判断その他の能力が弱くなっている紀美子。 「殺してやる、ブタの子なんか殺してやる」 そうつぶやきながら、自分の腹を叩き続けている。 「そうやって、子供が産めなくなるのもかわいそうだねえ」 ピエロ男は悪魔の笑みを浮かべた、とたんに恐怖の顔になる紀美子。 「嫌われたものだな、堕児薬をもってきたんだよ」 箱に、堕児薬と書かれている胡散臭いものだ。それでも藁をも掴みたい紀美子は手を伸ばした。 「おっと、ただではあげられないな。そうだな、君の魂と交換だ」 そうだったのか、やはりこの男は悪魔のようなではなく本当の悪魔だったのだ。きっとブタ朗とも、このようにして契約したにちがいない。そして、紀美子とも。この男にとって、一石二鳥というわけなんだ。 悪魔は契約を守ると言う。とたんに、堕児薬にも説得力がでてきた。 「わかったわ……魂やるからそれをよこして」 薬を受け取ると、すこし自分の影が薄くなるような気がした。しかし、いま腹のなかに忌まわしい子供が作られようとしているのだ。そんなことを気にしている場合ではない。すぐさま、薬を飲み込む。紀美子の中で、受胎した卵が死んだ。
「限りある薬は、大切につかったほうがいいとおもうよ。先は長いからね、フフ」 「ブタ朗にはあって、私にはアフターサービスはないの!」 「痛い所をついてくるなあ。」 「私に、ブタ朗を殺せる力を頂戴……」 「ああいいよ。」 「え?」 あまりにもあっけない答えに紀美子は驚いた。
「君は私のこと暇人だとおもってるだろう。ここを維持する力だって無料ではないし、いくら同情に値するといってもいつまでもやってるわけにはいかないんだよ」 「それなら! 早く私をブタ朗のところに! ぶっ殺してやる! もう二度とやらせるもんか」 鳴咽にむせながら、殺気をむき出しにする紀美子。 「それはむりだ」 「なんでよ!」 「彼の方が先に願ったから彼の願いは叶えられる。もし君が、彼を殺すことを願うなら、彼の望みを果しつつそれをやらないといけない」 「じゃあ、どうすればいいのよ」
「腹上死させる」 「なんですって!」 「彼が唯一望む死は、君に子種を注ぎ込みながら力尽きることだけだ。やるかね、やるなら力を貸すが」 「そんな……そんなのいやよ!」 「じゃ、やらなければいい。ここで何度でも妊娠して、堕児薬もつきて。垂れ流すように何度も出産すればいい、そうだ君のおっぱいで哺乳ビンを作ろうか。生まれたブタ児はそれをチューチュー吸うわけだ。気持ちいいぞ、どんな道を選ぼうとそれは君の自由だ」 「鬼! 悪魔! あんた最低のクズよ!」 「もうすこし、マシな罵倒を聞きたかったものだがね。」 「とにかくいや!」
考える時間はいくらでもある。目の前の現実から逃避して、壁につっぷして動かなくなった紀美子を退屈そうに悪魔は見つめている。数時間たったとおもうのに、何も無いので退屈した悪魔は最初幸せそうに精液を垂れ流しているブタ朗のビジョン、続いて妊娠して腹の大きくなった紀美子のビジョン、そして出産。おっぱい哺乳ビンで成長する豚児たちに映像までサービスとして脳みそに送り込んでやった。
「わかった……わかりました。やります」 「うむ、君の選んだ道は正しい。君に与える能力の説明をきくかね?」 紀美子は静かに肯く。 「素直でよろしい。ではまず、君のオマンコの締まりが非常に良くなり彼は君の意志なしでは、チンポを突くことはできても抜けなくなる。そして、膣壁を自由に収縮させれるようになる。あと子宮口がせり上がってくるので、それも武器として使うといい。練習あるのみだな、いや実践あるのみか。」 「……どうやったら腹上死で殺せるのよ」 「とにかく中で射精させるのだ」 「!?」 「ほんらい腹上死なんてのは、年寄りのするものなのだがね。ブタ朗くんは長年の不摂生で成人病だし、抜かせ続ければ何とか成る。彼の年代でも、やりすぎて死んだケースはたくさんあるよ。赤玉でてもというのはたとえだが、限界を超えてやらせ続けたら、簡単に逝く……と思う。セックスは激しいスポーツでもある、君と彼の体力勝負だね 「とはいえ、彼もオナニストとしては凄腕だからね。まあ健闘を祈る。」 「お前も、死ね!」 「あとこれは心からの忠告だが、嫌でも堕児薬は節約したまえ。生まれる寸前までどのタイミングでも効く、それの補充は絶対にしないからな、それがなくなれば、ここでは手術もできないし産むだけだ。」 「わかったわよ……」 悪魔は音も立てずに消え、ブタ朗が起き出してきた。 「ぶぶ……マイハニー今日も元気かい?」 「死ね」 「ぶふぁ……そうか紀美子ちゃん感じてくれてるんだ」 とたんに締まりの良くなった膣、その反応の良さにブタ朗は当然のように勘違いした。 「うああ、気持ちいい! いくう!」 一発、二発、三発……早漏ぎみのブタ朗は次々と発射していった。 「うう、気持ちよすぎるよう。もう出ないよ紀美子ちゃん……」 もう引きたかったのだが、まるで吸い付けられたように前にしか進めない粗チン。 「んん、膣痙攣かなにかかな」 膣痙攣は、そんなもんではないのだが……ようやくブタ朗も異変に気が付いて抜こうとした。 「馬鹿ブタ! どうしたの? もっと抜いてみなさいよ」 そういいながら、さらに膣に力を込める。 「死ぬまで食いついてやるんだから! 死ね! 早く死ね!」 しかし抜けなくて、さらに締め付けは厳しくなるばかり。 「あああもう無理なのに! 痛気持ちいい!」 ブタ朗は、痙攣しながら四発目、五発目を放った。 「出せ! もっと出し尽くして! 死になさい!」 紀美子は持ち前のサディズムを発揮して、キモさに対抗し、全力で中をひねった。ひねり続けた。
ブタ朗はその粗末な逸物を攻められ続けていたが、やおら立ち上がると突然冷蔵庫まで走り、食い物を引っ張りだして貪り食い始めた。まるで、ブタのように食い、ペットボトルのジュースを浴びるように飲む。たぶん、そうやって体力を回復させようというのだろうが、その汚い姿を見て紀美子のほうが思わず萎えてしまった。ブゴブゴ食いながら、ブタ朗の腰は動き六発目を紀美子の膣に打ちつけようする
ドプドプドピュー! プピュピュピュ!
貪り食いながらやられるというその行為が、ブタ朗のキモさを紀美子に思い知らせ思わず膣の力が抜けてしまった。ぽこっと取れる、紀美子の膣。 「ああ! しまった……」 せっかくここまで、身を犠牲にしてまで追いつめたと言うのに、一瞬の萎えで失敗してしまった。ブタ朗は、膣が離れたことを見て取ると、貪り食うのを止めて倒れた。そして、ブヒーと高いびきをかいて眠ってしまった。 「ああ、なんで精液がでてこないのよ!」 膣の力はもう抜けているのに、七発分も入った精液がぜんぜん出てこないのだ。下腹部に違和感のかたまりがあるのが分かる。 「子宮に吸い上げちゃったっていうの……」 この能力の副作用かもしれなかった、いつまでも抜けない違和感に紀美子は吐き気を覚えた。 「子宮に吸い上げて溜まってるなら妊娠確実じゃない」 紀美子は悔し涙を流しながらやはり疲れていたのか、そのまま眠ってしまった。
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