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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第十一章「環状線連続妊娠出産事件 後編」
 女子高生二人を妊娠させても勃起が収まらなかったぼくは、新しい標的を見つけた。近くのゴミ箱を片付けている女子店員が結構可愛い。制服のデザインはたいしたことないが、黒くて短いスカートから出ている生足がたまらない。
 畑中と刻印されているプレートをつけている。こういうのは、下の名前までちゃんと書くべきだよな。そういう店への義憤を畑中さんにぶつけることにしたわけだ。勃起してるのをほっとくのも、ちょっともったいないし。
 ゴミ箱の上を片付けているのか、布巾を手に腰を突き出しているような体勢をじっとみる。これは、後ろから入れてくれってことか。ご要望にこたえるべく、黒いスカートをたくし上げて、パンツを下ろす。純白のパンツがまぶしい。畑中さんは女子大生ぐらいだろうか、まあ十分に若々しいお尻の肌年齢からそれぐらいの若さだと判断した。後ろから胸を揉むと、巨乳というほどではないけれど、結構ある。一番おいしい時期だな。
 さっそく、守るべきものがなくなったお尻から、オマンコに向けてちんちんを擦り付けてみるのだが……うーむ何か足りないような気もする。そうだと思いついて、沙理那のカバンに戻って、口紅を取ってくる。そしてお尻の左右に落書きをする。
「ご自由に畑中に、お入れください」
 左のお尻から太ももにかけて楷書で、というほど立派には書けなかったが、読める程度に書けた。
「いらっしゃいませ、最高のオマンコでおもてなし」
 足の長さが足りなくて「……します」までは書けなかったが、これでいいだろう。文字をもう少し小さく書くべきだったか、それでもこっちは綺麗に書けた。これなら、習字でも習っておくべきだったかな。
 真っ白のお尻に濃い口紅で落書きされて、笑顔でお尻を突き出してるのを見ると、これはなかなか興奮する。テーマは、おもてなしだ。
 前戯もほどほどに、チンコを突っ込むとにゅるっと入り込む。畑中さんは程よい肉密度だった。軽く突いているうちに、愛液が出てきたのか粘りが出てきていい感じにチンコを迎えてくれる。
「おー、さすがは最高のおもてなし」
 後ろから顔を覗き込むと、最高の笑顔だ。これなら、このお店も流行るに違いない。ぐんっと腰を押し付けると、頭の奥底からしびれるような射精感が突き抜けていく。もちろんたっぷりと中だししてやる。
「畑中さん、出るーーー」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 たっぷりと下から突き上げるように、畑中さんの中に精子が吹き付けられた。後ろからお腹を手で擦るようにして排卵させる。面白いもので、手で擦っているうちに排卵受精着床したのか、あっというまにお腹が大きくなっていく。ゴロゴロとお腹が蠢き大きくなっていくのを手で感じるのも、面白い。まるで熱の塊が、自分の手の中で広がっていくようだ。生き物の中に別の生き物が生まれるという、生命の神秘を感じる。
 ためしに胸を下から揉みあげてみると、すでに溜まっていたのかオッパイの中の母乳がぴゅっと出たような感じだ。ブラもつけているはずなので制服が濡れることはなかったが。畑中さんの顔を後ろから見ていると、笑顔だったのが、だんだんと苦悶の表情に変わっていく。お客さんの子供を妊娠しなきゃいけないなんて大変な商売だなあ。
 畑中さんは息を荒げて、だんだん泣き顔に近いほど苦しみだしてくる。表情の変化を見るのも楽しいな。畑中さんが、ぐっと苦悶の表情で目をつぶり震える。
 ととと、お腹擦りすぎた。
「ストップ! ストップ!」
 これは、やばい。下から見上げたら、なんかオマンコがぱっくりと開き、中からぼくとの子供の頭が出掛かってきてる。もうちょっと早く止めるつもりだったのだが、畑中さんは時間が動いたら、このままお店ですぐ出産してしまうことになりそうだ。
「ま、こういうのもありか」
 畑中さんがこのお店の出産一番乗りになるだろう。サービス業とはいえ大変だなあ。布巾をまだ手にしたまま、苦悶の表情で子供をひねり出しつつある畑中さんの顔を見てたら、またムクムクと催してきた。
 よく見ると、店内はほどほどの込み合いで、割といけそうな女性客も多いじゃないか。これは徹底的にやってみるか。まず、OLらしいスーツ姿の三人組をすでに妊娠させてある女子高生たちの隣に順番に座らせた。
 みんなそこそこの容姿で、姿態も悪くない。脱がすのも面倒なので、茶色のパンストを手で破いて、パンツだけズリ落としてオマンコを唾液で濡らし、挿入してピストンしながら服を適当に剥いていく。お尻とオッパイがむき出しになったら、それでいいぐらいの気持ちで強引にやる。
 二十代前半から後半ぐらいの三人の女性に交互に入れていく、ロシアンルーレットだ。当たった娘が妊娠。おや、このカーキ色の背広の髪の長い女性が当たりみたいだ。ちゅっとキスをして中出ししてやる。
「はい、当たり! 商品は中出し妊娠です」

 ドピュドピュ! 

 さすがに勢いと量が少なくなったようだ。最初にドピュと出して、あとは……ドクドクドクと膣壁に擦り付けるように出してやった。挿入したまま、お腹を擦って排卵させてやる。何度か排卵して受精を失敗したらしい、ちょっと時間をかけてようやく受精したらしく、着床妊娠へと続く。お腹が大きくなってくる。
 十分に大きくなってきたところでストップ。乳を擦ると、ピュと母乳が出る。さてせっかく出してやったのだから、返してもらわないと。啜ってみると、すこし苦い味がした。甘みもあるのだが、人それぞれなのだろう。
 結局、残りの二人もそれぞれ中出しして妊娠させてしまった。六ヶ月ぐらいと、九ヶ月ぐらいとバリエーションをつけてみた。六ヶ月といっても推定だが、ちょっと太ったぐらいで止めたから、もしかしたら妊娠に気がつかないかもしれない。
「ハァハァ……」
 ここまでやったら、さすがにぼくも体力の限界で疲れてきってしまった。体力は増強されているといっても一気に七発はキツイ。それなりにゆっくりやったつもりなんだが、セックスで息が上がるってこともあるんだなと、実感する。もしかすると、結構な運動量なのかもしれない。
 さすがに、元気だった息子も立ち上がらない。無限ループかと思ったりもしたが、限界はあるようだ。お腹も空いてきたので、適当な席に座って新製品らしいアボガドのハンバーガーを二つ食べて休憩を取ると、最後にもう一人二十代後半のふくよかな女性を丁寧に裸に向いて女性が妊娠して並んでるカウンターに一緒に並べた。結婚指輪をはめているところを見ると既婚者なんだろうな。よかったですね、奥さんで最後ですよ。
「こんなところで、妊娠出産して旦那になんていうんだろうね」
 そんなことを言いながらピストンしていると興奮して、最後の精液を搾り出すように奥さんの膣奥に亀頭を擦り付けて射精する。

 ドピュドピュドピュドピュ!

 すぐに排卵させて妊娠させ、臨月ぎりぎりまで膨張させておいた。ファーストフード店でハンバーガー食べてたら、いきなり裸でオッパイを噴出して、カウンターに向かって出産してるってどんな感じなんだろう。
「それを、ぼくが見ることはないんだろうがな」
 この店の男どもやたまたま通りかかった人は、それを目撃することになるわけだ。阿鼻叫喚の地獄絵図になるかもしれないが、それはそれできっと長らく男たちにオナニーのネタを提供してやることになるに違いない。
「そうだ……こうしてやろう」
 真っ裸で臨月を迎えている奥さんのボテ腹に、大きく「妊娠済」と書いてやった。妊娠させた店員やOLや女子高生の腹にもおんなじ文字を書いた。これで、六ヶ月の子も妊娠に気がつかないということはないだろう。
 完璧だ。やれることはやりきったという満足感が湧き上がってきた。それと同時に深く疲れたから、駅前のホテルあたりで寝るか。満足げにあくびをしながら、ぼくはにこやかに計八発の中出しをかましたファーストフード店を後にした。

――――

「順調に欲望エネルギーは集まってるけど、モグモグ……本当にこれでいいのか」
 実はこのとき、この店の厨房の奥からサウサは隠れてじっとぼくの行動を見ていたのだ。まったく、勝手にやれといっておいて監視に来るなんて。責任感の強いサウサらしいやり方だが、見てるなら声をかけてくれればよかったのに。
 このときのぼくは、やりきったという満足感で悠々と店内から出て行くところで、当然気づくわけもなく、そんな厨房で焼きたてのポテトをほおばりながら呟いたサウサの声を聞き取ることなどなかった。
第十章「環状線連続妊娠出産事件 前編」
 渋滞の高速道路を抜け切って、都内へと降り立った。
 途中減速しなければいけないほど渋滞してたんだけど、そこを抜けて都内に入ってしまうと案外、混んでないもので。そこらへんの車の流れがどうなっているのかが不思議だ。ゆっくりに速度を落として、首都の町並みを眺めながら走る。
「都会はどこも似たようなものだな」
 中心部までいけばともかく、都市の郊外なんてそう変わらないものだ。
「まえ、会社の研修に来たときに寄った以来だから、来るのも久しぶりだな」
 それでも、何か他の都市とは違う首都の空気というものがある。
「さて、何をするか」
 それも考えず、とりあえず勢いで来てしまったのだ。それでも、そんなことを考えながらバイクを走らしていくうちに都心のうちへとどんどん入っていく。環状線が走っている首都の中心部というのは、バイクで走らしていくと結構早い。車道が埋まっていれば、歩道を走ってもぜんぜん平気だし、そうやっていくうちに数字が書いてある巨大なビルに突き当たった。
「あーここ有名だな」
 ファッション街みたいなので有名だったような、まあとりあえずバイクのガソリンも切れ掛かってるので、ここらで乗り捨てることにする。バイクが必要なら、そこいらの走ってるやつをどかして乗ればいいのだ。ファッション街だけあって、こじゃれた女の子がたくさん歩いている。
「うーん、でもいまいち」
 催さない、なんだろうなー。かわいい子もいるんだけど、なんとなく。まあ駅にでも行ってみるかと歩いてみる。お腹もまだ空いてないし、首都見物でもするか。日曜日だから、人通りも異常に多い。駅のほうに行けば行くほど、人が込んでいて少し気持ち悪くなるぐらいだ。止まっているからいいようなものの、この人数が動いて毎日こんなところで生活しているなんて、田舎者のぼくには理解できない。
「おー、この駅前も有名だよねテレビでよく見る」
 そういや、テレビも止まってるから見れないよ。少し遠いけど時間も無限にあるから、あとでテレビ局にも観光に行ってみるか。そんなことを考えながら、人でごった返す駅前から駅の構内にズンズンと入っていく。日曜の昼間なのに背広を着込んでいるサラリーマンとかもいる。女子高生も普通にいるなあ、仕事の人は分かるけどなんであいつらは日曜日なのになんで制服なんだろう。謎だ。
「お、田舎にはないファーストフード店だ」
 田舎の駅と違うのは、構内に普通に店があるところだなあ。透明の窓ガラスごしにカウンターの下から突き出している二人組みの女子高生とかの足が、妙に色っぽくて目が釘付けになる。また、スカートが短いんだ、これが。
「うむー、こっちの子はニーソか。絶対領域がいいね」
 ガラス越しに下からしゃがみこんで覗き込むと、さすがに見えるレースに黒地のパンツ。ほっそりとした足に良く似合ってる。大人っぽいのはいてるなあ、こっちの子は薄いピンク。生地もこれは薄すぎじゃないか。お尻がでかいせいか、結構でかい太ももが開き気味でうっすらと毛が見えそうだ。あ、ぼくは女子高生とかぜんぜん趣味じゃないですよ。でも、最近は髪染めないのが流行してきて可愛くていいよね。いや、でも小娘の絶対領域とか、ぜんぜん興味ないです。
「悪いのは、こういう扇情的な格好をしてるほうなんだよな」
 つい条件反射的に屈み込んでパンツを覗いてしまい、女子高生好きの汚名を着せられたことに腹を立てたぼくは、店内に入ってお仕置きすることにした。
「君たちね、スカートが短すぎるし。太ももも綺麗過ぎるよ。これ没収ね」
 そういって、黒パンツの子のほうが飲んでる飲み物を奪ってすすってみる。あ、コーラか。甘ったるいなあ。後ろから、黒パンツの子のほうに手を突っ込んで太ももを触ってみる。うあー、こいつら砂糖水の塊みたいな飲み物とか無駄に油分や塩分の多いモンとか、身体に悪いもん食いまくってるのに、なんでこんなに肌が滑々なんだろ。
 食いかけのポテトをほおばりながら、後ろから胸も揉む。黒パンツの子は程ほどの肉付き。胸もはちきれんばかりの弾力がある。若さだな。こういうとき、カウンターの丸椅子は便利だ。くるっと回転させてこっちを向ける。
「美人だけど、化粧濃すぎじゃないか、この子」
 目の周りなんか黒目が強調されて無駄にキラキラしてる。口紅も色濃すぎだろう。つけてる香水はセンス悪くないと思うけど、まあ好き好きなんだろうが、すっぴんで可愛いうちは化粧なんてしなくていいのに。体型は引き締まっていてスタイリッシュという感じだ。隣の野暮ったいぷくっとした感じの子とは、同じ黒地の制服に紺のリボンなのに、こうも印象が変わるものか。
 目がくっと切りあがって涼しげな頬に笑みを浮かべている。自分が美人であることをちゃんと意識してる子だな。きっと鏡見るたびに、自分が一番綺麗に見える角度とか研究しているに違いない。
「はい、脱ぎ脱ぎしましょうねー」
 制服は脱がすのが簡単だ。さっさとリボンを解いて、前を開き、予想通りパンツとおそろいの黒いブラつけてる、やっぱ抜かりないなこの子。前からフロントホックを外すと、程よい大きさの胸がぷるんっと出てくる。いいねー重力に逆らって天を向いている。オッパイと一緒で、たぶん性格もきついんだろうな。次は、小さい黒パンをそっと脱がす、ニーソは残すのが美徳。
「さてと、じゃあオマンコいただきますね」
 当然、高校生だから毛は生えてるわけだが、ちゃんと抜かりなく手入れされてるというのが分かる生え際。毛も薄くていい。ん……。
「おい、もしかして」
 舌に当たるこの感触は、あわててオマンコを開いてみる。膣の入り口に沿って、薄い膜状の襞がそこにはあった。もしかしなくても、これ処女膜じゃん。時が止まってからいろんなオマンコを見てきたが、この歳でここまで綺麗な形で残ってる処女膜は見たことがない。写真撮って図鑑に載せたいぐらいだ。それいぜんに。
「処女の女子高生って都会にいたんだな」
 性の乱れが報道されているが、こういう娘もいるのか。現金なもので、さっきまで化粧濃いとか趣味が合わないとか思ってたけど、とたんに可愛く見えてきた。とりあえず、下に置いてあるカバンを漁ってみる。化粧品とかと共に生徒手帳があった。
 名前が書いてある市邨沙理那ちゃん、高校二年生だった。十七で処女は偉いと思ってしまうのは、マスコミに毒されすぎだろうか。
 とりあえず初物をいただくわけで、感謝の気持ちを込めて口付けををしてディープキスから始める。口内もいい味がした。
「よく濡らしてやらないとなー」
 オマンコも愛液が十分に出るまで、念入りに舐めてやった。沙理那ちゃんは幸い濡れやすい体質みたいだ。
「それじゃあ、処女いただきますね、ごめんねー、黒いパンなんかはいてるからさ」
 まあ、ザクッと。ちょっとした抵抗感を超えて、ズブズブとぼくの勃起したものが、彼女のオマンコへと入り込んでいった。程よいキツキツさ。接合部からツーと処女膜が破れた証の鮮血が流れてくる。まあ、愛液で十分潤滑があるからそこまで痛くはないだろう。沙理那ちゃんも、笑顔のままだった。やってるときに笑顔とかありえないから、時が止まってるっていうのも悪くはないよね。
 潤滑も十分なので、ピストンも普通にできる。でもこの生挿入独特の引き抜くときに亀頭のカリに襞が絡みつく抵抗感がたまらない。一発目ということもあり、頭がシビレルような快楽に程なく射精への欲求が高まってきて、簡単に堰を乗り越えた。
「ううー、沙理那ちゃん気持ちいいよ」
 がくがくと腰を震わせて、沙理那の身体を抱き込むようにして腰を密着させる。キツキツマンコの最奥に亀頭が届いたと思った瞬間。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 沙理那の口を嘗め回しながら、たっぷりと射精した。
「ふー、気持ちよかった。沙理那ちゃんご馳走様」
 すっきりしてしまうと、少し考える。どうしようかなー、でも頭に処女受胎という単語が浮かんだので、妊娠させてしまうことにした。
「じゃあ、沙理那ちゃんぼくと子供作ろうね」
 お腹をさすってやると、簡単に卵が飛び出したのが分かる。加速してやると、すぐに受胎してお腹が大きくなってくる。加速の速度を緩めにして、沙理那のほっそりとしたお腹が少しずつ張ってくるのを楽しく見守った。
 胸もそれなりに大きくなったので、ちゅっと吸ってやると乳がにじみ出てきた。初オマンコうぃいただいて、直後に初おっぱいもいただけるというのは感慨深い。沙理那は顔を嘗め回してるうちに、動くようになったらしく、ハァハァと熱い息を吐き出してきた。出産が近いのだろう。
 お腹が大きくなりすぎて、出産直前というところで止めた。くるっと回転させて、口にコーラのストローをさしてやってなるべく元の体制に戻す。
「さて、次と」
 沙理那にそうやっていたうちにまた興奮してきたので、ぼくのモノはビンビンだ。隣の頬がほんのりと赤くて化粧なんかしたことありませんって感じの純朴そうな娘。たれ目気味で、沙理那とは違う意味で可愛い。これもある意味で、天然記念物だなあ。基本的にぽっちゃりしていて、その分胸も大きくて、どっちかというとこっちの娘のほうがぼくは好みだ。
 こっちもカバンを漁ると、すぐ生徒手帳が見つかる。学生はこれだから便利だなあと毎回思う。下川真由、沙理那と同級生のようだ。
「おっぱーい、チェック!」
 さっと制服の前を開いて、野暮ったい安物のブラを外すと、ボカンっという感じで巨乳が出てくる。おっぱいスカウターの計測だと、これは確実にFは超えてるな。最近の高校生の発育はけしからんものがあります。
 それにしたって、やっぱり若いので垂れてないよね。垂れてても、ぼくはデカ乳は好きだが。乳頭も乳輪も、胸のでかさに比べたら可愛いサイズで舐めてやってるとピコンという感じでたってきた。
「いいねー」
 楽しくなって今度はピンクのパンツを脱がす。足がもともと開き気味だから、脱がしやすかった。
「うあーこれは毛が濃いなあ」
 もともと体毛が濃いほうなのだろう、ケツまで毛がもっさりと生えてる。手入れなんて考えたこともないんだろうな。思い直して、オマンコを舐めに入る。簡単に奥まで舌が入ってしまう。
「あー、そうか真由ちゃんのほうは処女じゃないのね」
 それなりに使い込まれてるっぽいぞ。大陰唇を開いて仔細に観察すると、ぽこっと穴が開いてる。そこそこやってるかんじだ。ちょっと舐めてやると、ぴょこんとクリトリスも飛び出した。沙理那が処女で、真由ちゃんみたいな真面目そうな娘がやってるっていうのは、蓋は空けてみないと分からないっていうのはオマンコのことをいうのか。
「くだらないこと考えてる場合じゃないな……」
 ちゅっちゅっと、クリトリスも吸ってやると気持ちよさそうにピクピクと反応する。こういうのも悪くないな。こなれてて、やったらやっただけ反応してくれるオマンコもまた味わい深くていい。唾の粘り気も含めてだが、そこそこに膣内も濡れてきたみたいなので、さっさと挿入してしまう。ぐっと腰を持ち上げて押し付けるとオマンコの中は蕩けるような暖かさだった。やわらかい襞が程よくチンコを吸い上げてくれる。弾力はあってもやはり高校生、締まりはいいのだ。
「真由ちゃんのオマンコも、とてもいいねー」
 そういうと、真由も笑ったような気がした。気のせいだろうけど、おっぱいも弄ってちゅーちゅー吸ってやる。こんだけいいオッパイしてるんだから、使わないともったいないからね。
 口を舐めてもオッパイを舐めてもオマンコを舐めても、このぐらいの女の子は独特な甘酸っぱさが舌に残る。その味が、ぼくの興奮をさらに高めてくれるのだ。
 強く抱きしめると、我慢せずに射精した。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

「ふー」
 沙理那ちゃんも妊娠させたのだから、平等に真由ちゃんも孕んでもらわなければ。さっさと排卵させて妊娠に持っていく、ゆっくりと大きくなっていくお腹。
「!?」
 そのとき、異変が起こった。ぽこっと血の塊のようなものがオマンコから出てきたのだ。明らかに胎児ではない。胎盤か……これはもしかすると。
「流産しちゃったのか……」
 まさか、流産まで起こるとは。ここまで現実的にしなくてもいいのに、さすがに血だらけになってるオマンコを見て、ちょっと引いてしまう。
「サウサめ……」
 わざとそういう仕様にしたってわけじゃないだろうが、気を利かせなかったのだろう。そりゃ、何人も妊娠させてたら流産が起こる可能性だってある。まあそれはそれとして、ぼくとの子を流産したわけだから、後片付けしなきゃいけないような気がして、カウンターから布巾を持ってきて綺麗にしてやる。綺麗になれと念じたら、オマンコは元通りの健康な状態に戻った。
 ここで負けては男が廃るというものだ。断固たる意志を示すためにも、真由ちゃんの大きなオッパイを全力で吸いまくった。ふふ、巨乳好きがこれぐらいで萎えるものかよ。不死鳥のごとく、ぼくの息子は回復した。
「さあ、第二ラウンドだよ真由ちゃん」
 さっさと挿入して、腰を振ってやるとすでに顔が動き始めてるのか、トロンとした表情でハァハァと甘い息を吐く真由ちゃん。いい感じだ。使い込んではいるものの、やっぱりそこは女子高生。締まりは抜群にいいから、すぐに射精感がこみ上げてくる。もちろん、我慢せずに欲望の塊を吐き出してしまう。
「今度こそ、きちんと妊娠してぼくの子供を生もうね、真由ちゃん中に出すよ!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 膣の最奥にたたきつけるようにピューピューと射精する。最高だ。腰を振って、全部出し切ってしまう。気持ちよさにため息をつくと、真由ちゃんも満足げで気持ちよさげな顔だった。
「さあ真由ちゃん、バンバン妊娠しようね」
 もともとぽっちゃりとしている真由ちゃんのお腹をたぷたぷ触って排卵させる、今度は間違いがないといいけどな。受精して、無事に着床してぼくの子供は真由ちゃんのなかで元気に増殖中のようだ。徐々にお腹がせりあがってくる
 お腹は見る見るうちに大きくなってきた。オッパイもさらに大きさを増し、少し黒ずんできた。ここらへんの変化も個人差か。乳頭を吸ってみると、母乳が滲み出してきた。ファーストフードとか悪いもの食べて出てきたとは思えない、甘酸っぱい最高の味だ。もともと脂肪がついていたお腹は、妊娠したこともあって破裂せんばかりに膨らんで妊娠線が出てきた。見ると、先ほどまで快楽に緩んでいた顔が辛そうになってきている。そろそろ出産間近なんだな。
「はい、ここでストップ」
 もう少しで、破水するってぐらいの大きさで真由ちゃんも止めておく。そして、クルッと回転させて……お腹が使えてるのでもうちょっと後ろに座らせてっと。これでよし。これで時間が戻ったら、ガラス越しに外に向かって女子高生が二人で出産しているところが通行人に見える。
 しかし、真由ちゃんのおいしいオッパイを吸ったせいか、また勃起が収まらない。どうすべきなのだろうか。妊娠させて興奮して勃起させていてはキリがないんだが。そのとき、ふと周りを見回してぼくは新しい標的を見つけた。
第九章「上京」
 首都まで行こう。ぼくはそう決心した。
 そうと決まれば話は早い、中型のバイクを一台盗み出してきて、高速道路を疾走するだけだ。道は車で埋まっていたとしても、バイクなら間を通り抜けられる。電車が止まっているのだから、これが一番早い移動法だった。
 高速道路は広めに作られてるので、詰まってるところでもバイクなら減速の必要はない。見通しも最高の道を、百五十キロでハイウェイをぶっ飛ばすのは、気分が良かった。エンジンと語り合うというのは、こういうことだったのだな。バイクはぼくの操作にしたがって忠実に動く。マシンの鼓動は喜びの叫びをあげる。それが、独特な高揚感をもたらし、ただただ一陣の風となって疾走する。まるで、マシンとぼくの身体が一緒になってしまったみたいだった。
 気がつくと、三時間は走っていた。そろそろ疲れてきたから、補給するかと結構大きめのサービスエリアに入った。
「サービスエリアの入り口ってどこも同じだよな」
 ガソリンスタンドが一つ付属してるところまで。どこ入っても、同じ構造だ。唯一お土産物の違いでその地方の特色が出るぐらい。とりあえず一番前に止めて、売店を覗く。
「漬物に、山葵……ろくなものがないな。お菓子は、山葵煎餅ってなんだよ」
 とりあえず食ってみる。
「……わりとイケルな」
 何事も試してみるもんだ。燻製の肉があるな……硬い。これは駄目だな。付属のレストランで、軟らかいステーキを食ってとりあえず腹は満ち足りた。腹が満ちたら、性欲のほうだな。売店はおばちゃんばっかりだったし、付属のレストランのウエイトレスも田舎のほうだからだろうか、いまいちだ。日曜日のサービスエリアだ、お客さんは結構入っている。若い子もいるけど、目移りしてしまうな。
「そうだ……」
 いいことを考えた。トイレに行く。サービスエリアのトイレは、とんでもなくだだっ広い。別に用足しにきたわけではない、別の用足しなので女子トイレに直行。蛇口のところで化粧してる女もいる……便器を見に行くか。案の定、引っ掛けるだけの鍵だから、下敷きでも使って下から押し上げれば、簡単に開く。女子は大便器が混むというが、そのほとんどが使用中だった。カタンカタンと音を立てつつ、一つ一つ明けていく、おばん……うーんこの子は保留……あ、わりといいかも……でも全部見てからだな。
 いろんな年齢層の女が用足しをしているところを見回っていくのは、これはこれで面白いものがある。ぼくはスカトロの趣味はないので、うんこをしているところを見てもなんとも思わないが、しょんべんしかけた女性とか、あーこういう感じでスカートやパンツをたくしあげてするのかとか、いろいろ人によって仕方に違いがあって面白い。
 まるで宝箱を開けるように、一つ一つ調べていって奥のほうの便器を調べた時に、面白いものを発見した。隣り合った便器同士で、親子が入っていたのだ。子供のほうは、小学校高学年ぐらい。六年か五年か、中学生ってことはないだろう。親のほうも、まだ三十代の前半。もしかしたら二十代ギリかも、ずいぶんと若い。歳の離れた姉妹と言っても、別におかしいとは思わないだろう。母親は、しっとりとした黒髪を後ろで結んだだけの爽やかな髪型で整った顔立ち、爽やかな美人といったところだ。楚々としすぎていて、妖艶さにかけるが、和式便器にまたがってパンツたくし上げてうんこをひねり出している途中の姿は、滑稽でそれが妙な色気になっている。
 子供のほうは、小学生っぽいので当然色気はないが、まあおしっこする姿が可愛らしいかんじだ。親に似ていて顔も端整で、いまは可愛いだけだが、将来は親より美人になるかもしれない。しっとりとした髪を短めに切りそろえている。ほとんど終わりかけだったのだろう、拭こうとしたのかすでにトイレットペーパーに手をのばしかけている。パンツを見ると、微妙に染みになっていた。おしっこができってないのに、せっかちに吹いて終えようとするから染みになるんだろう。
 洋式だったらやりやすかったんだけどな。和式なので、そのままだと挿入させ辛い。とりあえず、背中から担いで蛇口のところまで持ってくることにした。荷物置きのつもりなのか、低めの台があるからそこに親子ともども運んだ。
 トイレの側面で、公衆から見える位置でうんことおしっこをひねり出している親子の図はなかなか絵になるものだった。
 ちょっと考えて親からやることにした。パンツ脱いでるから、やりやすい。腰を突き出して、今にも入れてくださいって感じだ。止まっているので、相手に無理な体勢でもぜんぜんやれるのでオマンコを前に出して腰を浮かせるようにして、ちょっと舌で濡らしてから挿入した。
「さすがに、子供一人産んでるからだろうな」
 オマンコはちょっとゆるめだ、その分濡れやすいし、無理な体勢で突いても平気だ。ねっとりとした膣壁がぼくのいちもつを包み込んでくれる。こういう感じもいい。腰を振るたびに、一杯に開いた肛門から垂れ下がってるうんこが揺れるが、別にぼくは潔癖症じゃないから気にならない。出してなくて溜まっていたから、我慢せずに出してしまうか。ぼくは腰を力の限り突き入れて、最奥に射精した。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

「ふふ、たっぷり出やがった」
 まだここまででは終わらせない。サウサに貰った力を、ここでも試してみよう。腹をさすっているうちに、排卵したようだ。見る見るうちにおなかが大きくなって、ただでさえ大きい乳が張っていくのがわかる。こういうのも見てると面白いな。
「さて、子供もう一人ぐらいほしいよね」
 加速させると、お腹がどんどん膨らんで臨月を迎えて破水したようだ。顔も動くようにしてやったから苦悶の表情を浮かべる。オマンコから、ぼくとの子供の頭が見えたぐらいで時を止める。
「これでよしっと」
 戯れに胸を力いっぱい握り締めると、乳が溜まっていたのか乳頭の先端から思ったよりもピューと勢いよくおっぱいが吹き出てぼくの顔にかかった。
「まさか、顔射されるとはおもわなかったな」
 乳頭の先からダラダラと垂れている乳を舐め取ってみる。濃厚に甘い。母乳って甘いもんだったんだな。
 さて、こんどは娘のほうだ。横でオッパイをたらして出産しかかっている親を片目に娘のほうを料理にとりかかるとする。おしっこは、さっとふき取ってしまえばなにもないのと一緒だ。腰を浮かしてパンツを剥ぎ取る。
「パンツを汚した罰をあたえてやらないと」
 まあ、そういう理由で念入りにオマンコを舐める。まだ本当に縦筋で毛も生えていない。強く開いたら内陰唇とクリトリスが見える程度だ。
「ママは小学五年生って、こんな感じなのかな」
 もっとオマンコを成長させてやったほうが痛くないのだろうが、あえて成長させないで、そのままやることにした。舌と指マンを全力でやって、なんとか愛液を出させる。小学生でも、執拗にやれば愛液が出ないこともない。それでも、唾液の粘り気がほとんどだけど。一回出してるので、勃起はさっきよりも激しくない。それでも硬度があるちんこを突き立てて、勢いよくめり込むように少女のオマンコに挿入した。
 半ば突き入れたところで、激しい抵抗があって、処女膜が傷ついたのだろうオマンコの接合部からツーと血が垂れてきた。キツキツのマンコに、亀頭が押しつぶされそうだが、そこを分け入ってまだ進む。なんとか、最奥まで到達することができた。亀頭の先っぽが子宮口に当たっているような気がする。
「しかし、これは前にも後ろにも進めないな」
 それでも、このままオマンコを使える程度に成長させるというのは面白みがない。そうだ、いま射精したばっかで先っぽが少しは精液が漏れているはずだ。それなら排卵をさせ続ければ妊娠するだろうと考えて、そのままの体勢でお腹をさすって排卵を繰り返させた。オッパイを触ったり、お腹を触ったり、なかなか受精・着床しないらしく、試行錯誤を繰り返して妊娠させる。
 程なくして、おっぱいに張りが出てきた。
「お、これはいけるか……」
 見る見るうちに、お腹が大きくなってくる。膣内のキツキツさは変わらないが、後ろにはいけないが前にはさらに進めるような感じがしてきた。たぶん妊娠したことによって、奥行きが広がったのだろう。
 ぐっと腰を押し付ける。その間にもまだ幼児体型を残すお腹は見るも無残に大きくなっていく。胸もワンサイズ以上大きくなって、Cカップぐらいに成長した。ほどなくして乳がでる。揉み出すと、さすがに噴出すようなことはなかった。タラタラと乳頭から垂れる乳を舐めとる。親のおっぱいの味と似ていて甘いが、すこし甘酸っぱいようなものが舌に残る不思議な味だった。親子でも、味に違いがあるのだなあ。
 自分が、小学生を妊娠させたという喜びに、興奮して娘の膣内でチンコがピクピクするのを感じる。あーいきそう。

 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!

 たっぷりと出た。チンコが小さくなったのでゆっくりと引き抜くと、破瓜の血と精液と愛液が交じり合ってたっぷりと出てくる。それなのに、もう腹は臨月を迎えておっぱいを垂れ流している。これは面白い。
 苦悶の表情を浮かべて、そろそろ破水かというところで止めておいた。時間が動き出すときに、たぶんぼくは居ないだろうが親子同時出産の大惨事になるはずだ。それを想像するだけで面白い。
 あとはバイクに給油して、大満足でサービスエリアを後にする。首都までは後二時間も走らせれば着くのはずだ。
第八章「妊娠させる力」
 とんでもないことになった……こんなことなら、適当に誤魔化して置けばよかった。「止まった世界で女を妊娠させたい」などというとんでもない要望を、馬鹿正直に伝えたのが不味かったのだ。人間界の要望は多様化しているとはいえ、まさか本当に前例がないとは、きっと他の悪魔たちは面倒臭い用件は適当に誤魔化しているに違いなかった。何事も真面目なのはいいことなのだが、時と場合がある。
 担当官庁の窓口に、出向いてあいつの用向きを伝えたところ役所の窓口は騒然となった。明らかに窓口で処理できる範囲を超えている。その場合の役所の対応は、どこも同じである。ただ、稟議を上に上げるだけだ。
 サウサは「あの……別にできなければいいんで」と逃げようとした。
「おい、どこに行くんだ。要望者に逃げられたら、俺が呼ばれるだろうが」
 明らかに、面倒なことをしてくれたなと言わんばかりの課長クラスの特徴である角と羽が生えた悪魔が部下を引き連れて、サウサを拘束する。階級が上の悪魔に力で逆らえるわけもない。
 サウサは、そのまま中央エレベーターに連行され……ついた先は、最下層の地下九十九階。
 ここは、最高裁定会議ヴァイスの議場になっている。サウサのような下位の悪魔にとっては、立ち入ることなど許されないし、そんな気も起きないおどろおどろしい場所だ。地獄そのものという空気に気が遠くなった。背中を小突かれ、よろけるように議場に放り込まれる。まるで裁判の被告席だ。
「第八級時行悪魔サウサウサエ・メルメルメリ・ウリウリクス、用向きを伝えよ」
 ずらりと並んだお歴々がサウサを見下ろす。その圧倒的な存在感の差に、押し込まれるように跪いて頭を下げたので、そのどなたからお声が漏れたのかすら分からない。サウサのような下級はともかく悪魔はともかく上位になればなるほど、角や羽などの装飾品が増えるため、もうわけのわからない生命体になっているものが多い。七つの悪徳を象徴する、七人の裁定議員。それと、利益を共有する他界からのオブザーバーを三人加える十人の多頭制。これが、魔王が居ないこの魔界を統括する最高裁定会議ヴァイス。そこに初めて足を踏み入れたサウサは、自分の存在の小ささに身を震わせた。
「あの……私の担当の……その、止まった時間の中で女性を妊娠させたいと申しまして」
 静まりかえった議場に、サウサのか細い声が妙に乾いて響き渡った。
「……それはまた、とんでもない変態だな」
 中央の議長らしい、議員の中では人間に近い形をした長髭の老人がつぶやく。あれが有名なクライム議長かと、そっと上をうかがってサウサは考える。
 議長の言葉に、左右の議員がプッと噴出した。とたんに嘲笑が広がる。
(私に向かって笑うな!)などと心の中で怒ってみたが、格上の相手に言えるわけも無い。
 ただ顔を真っ赤にして恥ずかしさに、振るえながら俯くだけだ。
「いや、すまんすまん。それにしても、大変な担当を持ったものだな」
 そう、サウサに言ったのか周りに発言を促したのか、手を組んで嘆息をつく議長。周りの議員は思い思いに話し始める。
「今後こういう要望が増える可能性もあるし、顧客には最大限の配慮をすべきだ」
「しかし、ことが妊娠・出産となると。子供に与える魂の付与は我々の管轄ではないです。シセイ殿の世界の担当ではないですかな」
「魂の付与の段階は、極秘事項ですからここでは明かせません。しかし、こちらとしては世界の整合性さえ保っていただければ、悪魔の業務を問題にしませんよ」
「変容させてしまってもいいというのか、それならこっちで勝手に別要素を追加してしまうか。いまある法則を変化することは難しいが、付け足すことは簡単だ」
「おいおい、それなにげに危なくないか」
「まあ、もし問題が起きたら現場レベルで勝手にやっちゃいましたって他界に言い訳して、例の時間軸を戻すリセット技使おうよ、反則気味だけど」
 なんか変な方向に話が進んでるとサウサは不安になる。
(現場に何させようっていうんだ、そんならお前ら指導者の存在意義がないだろう)
 そう思うだけでサウサは口にはせず、かしこまっておく。
「あー、この前の何とかの月だっけ。あれもヤバかったもんね。いやーうけた」
「うちの部署も数人か巻き込まれて消えかかったんだぞ。後片付けするこっちは、笑いごとじゃねーよ」
「まあ、事故の結果。限界ラインも見えたわけだし、失敗は成功の元だよね」
「「ですよねー」」
 なにやら、現場に勝手にやらせるという方向で、左右の議員が掛け合い漫才を始めて、議場は和やかな雰囲気に包まれた。悪魔は死なないが、お前ら全員一回死ねとサウサは恭しく頭を下げながら思った。
「というわけだから……」
 クライム議長は、厳かにサウサに宣託を下した。

 この件に関する全権委任――事後処理の責任まで含めての。

 悪魔は法則に違反しない限りにおいて、悪魔は人間に慈愛をかけなければならない。その原則が生きているこの世界において、最悪の決定であった。委任を受けるために一階級昇進されたが、後の面倒を思うとサウサは気が重たかった。まさかこんな結果になるとは、頭を抱えながらも、上の決定では仕方が無いので、下界へと降りていった。悪魔は基本的にそうだが、サウサは特に何事も真面目で優しすぎるのである。そして、人間は基本的に悪魔よりも狡賢い。そういう損ばっかりするこの仕事が、サウサはだんだん嫌になってきた。

――――

 そのころそんな決定が降りたことも知らず、ぼくは人間界で楽しくやっていた。体感時間で約三日三晩。女性すし詰めプールに延々と浸かったらさすがに飽きてきた。驚いたことに出した精液が浮かび上がっで、プールもところどころ白く汚れてきたので、このホテルの来たときにも入った高級レストランで食事を取ることにした。
 それにしても、分かる位射精するって、自分でもどんだけ出したのだろう。あのプールは、何か男に射精させる魔力のようなものがあるのかもしれなかった。それに、苦労して作った作品でもあったからな。それでも、実際やってみればわかるのだが、女性ですし詰めのプールを往復するっていうのは、とても体力を使うのだ。満員電車を端から端まで突き進んでいくといえば、ぼくの疲労を理解してもらえるだろうか。水の抵抗もある。もしかしたら、最高の筋力トレーニング方法かもしれない。
 とにかく、お腹が減った。レストランには調理済みの料理がまだ残っていたが、戯れに肉とか焼けるかどうか試してみたらちゃんと調理もできた。シェフが作った料理もいいが、自分で作ったチャーハンとかもいいもんだ。
「肉と野菜を適当に切って入れてっと」
 材料はいいものだし、フライパンの上で心地よい音を立てて焼ける肉や爆ぜるご飯の匂いが、鼻腔をくすぐる。ぼくはどうやら、苦労して自分で作るという過程が楽しいらしい。どうせ時間は無限にあるんだ、人が作ったものばかり食べていても味気ないではないか。簡単な料理でも自分で盛り付けてみたら、いつもより、美味しく感じて食も進む。なりは悪いが、味はなかなかじゃないか。
「あんたプールに居ないと思ったら……暢気なものね」
 カウンターの向こう側から、見慣れた青い目がこっちを見てみた。
「あー、サウサも食べる?」
「お腹壊しそうだから遠慮する、それより依頼の件は……なんとかなった」
 おお、それは。しゃべりかけたぼくの口からぽろっとご飯が落ちる。それを嫌そうに見てサウサは続ける。
「もう面倒くさいから、あんたに任せる。うちの上は、私に勝手にやらせて問題起きたら後片付けやったほうが楽だって考えたようなの。まったく無責任な話」
 憤懣やるかたないといった様子で、客席の皿から揚げ物を一つ取って口に運ぶサウサ。人間の食べ物も食べるんだなあ。
「それで、もう妊娠させられるような能力あげるからあんたが勝手にやればいい」
 勝手にやれといわれても。とりあえず食事を終えて、客席のほうにいくことにした。
「そう、あの金髪の子供を使いましょうか」
 そういって指を刺したのは、前にレストランに来た時に戯れに陵辱したスージーだった。
「スージーをどうするつもりだね」
「なに、スージーって、変な名前……由来は聞かないでおく。とにかく、すでに手を出してるみたいだから話は早い、その子を妊娠させてみましょう」
「でもスージーは小学校低学年ぐらいだろ、さすがに低年齢すぎて挿入できなかったから、さすがに無理じゃないか」
「だから、例として最適。いまでも、あんたにはある程度時が止まった人間をコントロールできる力が備わっている。本来だったら、止まって動かないはずの女性を動かせること自体おかしいことなんだから」
 そういわれると、判る気がする。
「まず、その汚いモノをその子に挿入してみなさい」
 恥ずかしながらビンビンになっている。スージーのパンツを脱がして、前からビンビンになったものをあてがってみる。
「やっぱり、無理じゃないか……」
 サウサに見られていると、なんか妙に興奮してそのまま出してしまいそうだ。サウサと同じぐらいの大きさなんだよなあ、スージーは……ハァハァ。
「無理だと思ってるから無理なの。あんたの身体に触れている部分は、思ったように変化できるから、出来るぐらいは……その生殖器の部分が成長するって思いなさい」
 ぼくが、そう思った瞬間ジュルって感じで、チンコがスージーの筋の中に。キツキツだが、高学年ぐらいのオマンコに成長したようだ。
「そう、それでいい。じゃあそのまま……その、出しなさい」
「サウサ、サウサ……」
「私の名前を呼ぶな!!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 スージーの中にいれたまま、サウサに罵られていってしまった。これはこれで、なかなかいい。ゴボっと引き抜くと、縦筋だったところは、ぼくのチンコの形に可哀想にぽっかりと穴が開いてしまっていた。小さいスージーの中からは、あふれるように精液が出てくる。
「お……OK、それじゃあ。排卵するようにお腹をさすりなさい」
 言われたとおりにスージーの滑らかなお腹をさすってみる。
「時間が経つ速度調節も自由に出来る。妊娠率については管轄外なので、確実に妊娠させることは出来ないが、時間は調節できる。つまり失敗しても、何度も月経を起こして排卵させれば、いつかは妊娠するということ……ほら、いま受精して着床した」
 そういわれても、分からない。
「そのままさすっていれば、妊娠・出産までいく」
 さすっているうちに、見ても分かるほどぽっこりとお腹が出てきた。たくしあげている平らな胸も多少、大きくなってきたような気がする。
 そう思っているうちに、小さなスージーの身体には不釣合いなほど、お腹が大きくなってしまった。妊娠線などの兆候もでてきた。
「あー、出産するわよ」
 スージーの身体が震えたと思うと、オマンコが無残なほどに開き、赤ん坊の頭が見え出してきた。大きくなったお腹が破水して、徐々に出産しはじめたのだ。見るも無残だったので、早く出るようにさすってやると、ニュルンといった感じで胎児が飛び出してきた。髪の色は金髪だった……女の子かな。
「基本的には、そう願ってあげれば安産だから問題はないとおもう。どの段階でも時間を止めることができるから、出産の途中で止めるのも可能」
 スージーが子供を生んだなんて信じられないがぽっこりと穴の開いたオマンコからへその緒で繋がった子供を目の前にしては信じないわけにはいかない。ただ、産声をあげなかった。
「ちなみに、赤子も時間止まってるから動かないからね。そこらへんが、この世界の限界だから」
「そうか……これは面白いな」
 ワンサイズは大きくなった胸を尖らせて、オッパイを噴出しながら、なおも笑顔で止まっているスージー。スージーの初めての乳を吸いながらぼくは思う。これは、いろいろできそうだと。
「面白いと思えるセンスが怖い。この例で分かるように初潮の来てない女の子でも、経閉期が来た熟女でも、月経を起こさせて妊娠させることもできる。わかった?」
「わかったよ……」
「じゃあ、私は帰るから。問題があったら呼びなさい」
 呼び止める間もなく、サウサは飛び上がって去っていった。
「忙しいやつだな……もっとゆっくりしていけばいいのに」
 この世界で話せるのは、ぼくとサウサだけだから。本当はもっと話したいのだが。用もないのに呼びつけると、怒られるような気がするしなあ。
 まあいいや、そろそろここも飽きたので、引き払って移動するべきときだろう。子供をひねり出したスージーもそのままで、調理の後片付けもせずに、ぼくはホテルから飛び出した。
 こうして、世界の変容は静かに始まった。
第七章「お嬢様マンコと百の女体」
 朝、といっても自分にとっての朝でこの世界はずっと午後一時なのだが。テラスから差し込むさわやかな光に、ぼくは心地よい眠りを解いて朝を迎えた。
「あー最高の朝焼けだ」
 大きく開かれた窓から、外の澄んだ大気から程よい風が吹き抜けていく。都会とはいえ、ここは喧騒を離れた地上数十メートルのロイヤルスイートルーム。地上の排気ガスも、ここまでは届かないようなのだ。高い部屋が、何故ホテルの上階にあるのかその理由がわかるというものだった。
 まるで、綿の中にすっぽりとうずくまって寝そべっているような軟らかいクッションの感覚、シーツは肌を優しくくすぐるようで、爽やかな香気さえ漂うようだ。そして、これまで見た最高の部類に入る肉布団のサービスにあっては、この心地よい寝起きも当然のことと思える。
 これまで溜まっていた疲労も回復したようで、朝立ちのアレはビンビンに反り返っている。ためしに、ぐりぐりとお嬢様のマンコに押し付けてみる。
「うう、気持ち良いな」
 押し付けているうちに、先走り汁が出てきてヌルヌルしてくる。一日抱いて寝ていたからお嬢様のほうも、体が柔らかくなってまるでただ眠っているように肌を高揚させて、吐息を漏らす。
 ゆっくりと腰を差し入れると、意外に抵抗なく亀頭がオマンコの中へと滑り込んでいく。欲望の赴くままにさらに押し込んでいくと、軽い抵抗があってそれも体重をかけた挿入にあっけなくプチッと破れる。
「どうやら、処女だったみたいだなあ」
 スーと音もなく血が伝う。でも、そんなの関係ねー。
 中はキツキツでものすごい密度である。濡れが足りない気もするが、その分先走りでドロドロになっているから痛いほどではない。腰を押し付けて、一回、二回、三回、ゆっくりとピストンしていく。
 意識は無くても動くようにしていたので痛みを感じるのか、差し込むたびに苦しそうな吐息を漏らすが、その息も口をつけて吸い込んでやる。口内に甘い味が広がる。
 焦らずにやれば、初めてでもそれなりに濡れてくるものだ。半ば寝ぼけたまま、朝立ちの赴くくままにゆっくりと味わうようなピストンを繰り返しているうちに。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 自分でも出すと思わないうちに、気持ちよく寝ている間に溜まっていた精液が放出された。ぼくの欲望の固まりは、キツキツのお嬢様マンコに吸い上げられて余すところなく、子宮口からお腹の中へと吸い込まれていく。
「ふぁーいっぱい出たなあ」
 ヌルッと、半萎えになったものを抜き出すと、最初はがんばって溜め込んでいたようだが体勢がやはり下になるのか、一呼吸置いてドロっと鮮血と精液が入り混じったピンク色の粘液が零れ落ちてくる。
「おっと、もったいない」
 腰の下に枕を置いて、精液が溜まるようにしてやる。時間が停止しているとはいえ、どこまでもぼくの都合のいいように物理法則が動いてくれるこの世界だから、もしかしたらこのまま貯めておいたら、排卵して妊娠するかもしれない。
「それも、面白いかもしれない」
 妊娠が確認できるようになるまで、このホテルに滞在するとも思えないんだが、この自分ひとりだけの世界で、自分の子供が出来てくれるかもしれないっていう想像は自分の心を満足させてくれるものだ。
「さて、今日は何をするかな」
 十分な睡眠をとったぼくは、豪奢なベットに別れを告げてホテルの娯楽施設を回ってみることにした。

「バーやレストランに、コンビニに、ショッピングモール、ショッピングに、大浴場に、フィットネスクラブか……」
 ホテルの中央部分に一通りの娯楽施設を完備し、普通の需要はホテルから一歩も出ずに解消できるようになっている。それらの施設をゆっくりと見て回る。高級ホテルだけあって、どれもゆったりとした造りになっている。利用者は、みんな違っていてもどことなく洗練された身形をしている。
「みんな、そこそこな金持ちなんだろうな」
 時が止まる前の自分なら、こんなところに立ち入ることすらできなかったはずだ。それらの人々を自由にできる支配感。こういうのもいいなあ。
「そうだ、どうせなら豪奢にやってみるか」
 一回やってみたかったことがあるのだ。フィットネスクラブには、おあつらえ向きの大きさの温水プールがある。学校によくあるプールの半分ぐらいの大きさの奴だ。ちらほらと、数人の客が入っている。
「おじんに、おばんばっかだな。まあこの時間のプールだからなあ」
 とりあえず、妙齢の女性以外の客を取り除かなければならない。結構、面倒臭い作業だった。誰も手伝ってくれないし、プールの周りの視野の見えるところに女以外がいると自分の野望が達成されない。
 フィットネスは意外と若い女性客が多くて助かった。容姿、体型、共にいつもより評価基準を甘くする。とにかく、数を集めなければならない。一階のロビーから、ホテルの外にまで繰り出して、とにかく若い女性を集めまくる。そしてエレベーターとルームメイキング用のカーゴに女性たちを乗せてピストン輸送しまくる。こうやって見ると、案外見逃していた美人というのはいるものだと思える。
 ようやく、満足する数が集まった。その数は軽く百人を超えている。今度は、全員を裸にしてプールに放り込む。これがまた大変な作業だった。律儀に脱がすより、服を鋏で切ったほうが早いと気がついてから、作業が早くなった。どうせ他にすることもない、一回の食事と休憩を挟んで、作業を続ける。あっというまに、プールの水のほとんどが外に出てしまった。水よりも人間の体積が多くなったからだ。
 この小さなプールでも、全体を埋め尽くすには足りなかったが、それでも裸の女性で埋まったプールが完成した。よく、裸の女性にもみくちゃにされたいという願望を聞く。ぼくも若い頃は、よくそんな夢を見たものだ。
 昔の夢を実現した感動はあったが、丸一日ぐらいの作業時間で完成したという達成感はあるものの、それをプールの端から見たときに、あると期待していた性的な興奮はなかった。
「むしろ……これは、なんといったらいいんだ!」
 プールにすし詰めになっている百体以上の若い女性の裸というのは、全体でみれば肌色の渦としか形容できないものだ。動いていれば、また違うのかもしれないが、すし詰めになりながら、また水にプカプカと浮いていたりする女体の渦を見ていると、こう目がおかしくなるような錯覚を覚える。一体一体は魅力的な女性なのに、全体で見るとまるでそれらが一つの生き物のように見えるのだ。
 だからといって、気持ち悪いというわけでもないのだ。ぼくにはよくわからないものだが、芸術的凄みというものがあるなら、こういうものをいうのではないだろうか。性的な夢を実体化しようとしてやってみたのだが、人間はどうやら百体もの女性を、性的に見ることは出来ないらしい。美しいとはいってしまってもいいのだ。だがこれはむしろ、心の何か別の部分が深く揺り動かされて叫びたいような衝撃だ。
 その衝撃によろめくようにしながら、ぼくはゆっくりとプールに向かって歩き始める。徐々に、女性たちがぼくに近づいてくる。プールに飛び込みたい衝動を抑えて、ゆっくりと入ると迎えてくれたのは水ではなくて、女性の肌だった。ぼくが入る側に密集させておいたから、水はほとんど残っていないが水分が潤滑をよくしてくれて、にゅるっとぼくは女性の渦の中にはいる。
 まるで、満員電車に分け入るような感じで、しかも女性の熱い素肌に包まれているから、ぼくの身体もすごく火照っていた。前に進もうと手を前に出すと、むんずと掴みやすい前の女の巨乳を掴んだ。また、にゅるっという感じで、ぼくは女性の渦の中を進む。
「うあーなんだこれは」
 ものすごい勃起が起こってくる。チンコじゃない。ぼくの存在そのものが、ものすごい熱を発している。さっきまで熱いと感じていた、女性の身体が、それを冷やしてくれるほどに身体の芯が熱く燃え滾っている。
 この女体の群れを押し分けて進む感じは、まるで女の膣内にめり込んでいく男根のようだ。ぼくそのものが、一つの男根になってしまったのだ。そのイメージに耐え切れなくなって、ぼくは手近な女を捕まえて後背位で挿入しながら、ピストンして程なくして堪えようもなく射精した。

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!

 首から下の全てが、女性器そのものに包まれて、体中から射精したような熱さだった。ぼくは腰をふりながら、小さな男根を精一杯押し付けて、小さな膣に精液を注ぎこみながら、百人の女をひとまとめにした大きな膣に包み込まれているのだ。
 そうして、力いっぱいに射精してしまうと、ぼくは力を抜いた。それでも抜いた身体はまだ女性たちに包まれていて、身動き一つできないでいた。両手は違う女の乳房や臀部に触れて、それがまた休憩を許さずにぼくを興奮させる。
 そのようにして、プールの向こう側へとたどり着くまでに、うねるように移動しながらかわるがわる、大人の女性に、幼女に、中学生に、高校生に、中には妊婦も、日本人だけじゃなくて、白人も黒人も混ざっていた。ぼくは何人で、何度射精したか分からないぐらい熱病に侵されたように犯し続けた。

 ようやく、プールの向こう側にたどり着くと、こっちには水が残っていたらしく温水プールの温いお湯が、身体を冷やしてくれて。ようやく、一息つけたのだ。
「はぁ……はぁ……」
 頭が真っ白になった。このまま燃え尽きて、消えてなくなってしまう寸前だった。それでも、女の渦の中に溶けてなくなるなら、それもいいかもしれない。そう思えるほどの満足だった。ぼくはこの日、これまで満足と思っていたものが色あせてしまうほどの、心からの満足を知ったのだ。
「なかなか、面白いことをしてるわね」
 プールの壁を背にして、背を反るように後ろを見ると、逆向きの青髪の女の子が眼に入った。黒タイツ……このプールに居るはずのない裸ではない女性。
「あー、サウサか」
 見なくても分かっていたが。もともとこの止まった世界でしゃべることができる人間は、ぼくとこの世界を止めてくれたこの慈悲深い悪魔しかいないのだ。
「人間はときどき、私たちが思いつかないような面白いことをするけど、これは中でも極めつけだわね。ここまでやった人間は始めてよ。なんというか、もうこのやりようは俗悪を通り越して芸術の域ね」
「それは、皮肉かい」
「いいや、これでも褒めてるのよ。あんたの魂は、思ったよりも価値が出そうだわ」
「まだ、魂を持ってかれても困るな」
「満足したって声が聞こえたから来てみたんだけど。あんたの魂の色を見たら満足してないのはよく分かるわ、むしろこの世界の可能性に気がついて欲望エネルギーが次々と湧き上ってきてるわね」
「欲望エネルギーって」
「前にいったでしょ、人間の欲望を発散させることが、私たちの栄養なのよ。魂が早くもらえるに越したことは無いけど、あんたが欲望を満たせば、その分私も元気になるの」
「ふーん」
「まあ、私たちも暇じゃないんだけどね。久しぶりに、面白いものも見れたし、来て損はなかったかな」
 ぼくは休憩も十分だったので、無言でプールから上がる。
「あらもう止めるの、っていうか近づいてこないでよ。このまえ制服やぶこうとしたの忘れてないわよ、こっち来るな!」
 せっかく、サウサの横まで歩いていったのに、手を伸ばしても届かない距離まで飛んで逃げられてしまった。
「つれないなあ……」
「つられてたまるか……」
 ジトッとした目でぼくを睨み、警戒を崩さないサウサ。無駄に天井が高いプールの構造が残念だ、あるいはこの悪魔少女なら壁も突き抜けてしまうのだろうか。
「そうだサウサは、アフターサービスに来たんだよね」
「そういう都合のいいことだけ、覚えてるのね。私が対象でなければ、相談に乗ってあげてもいいわよ」
「あのさ、女性を妊娠させられないかな」
「妊娠? 妊婦ならプールの中にも混じってるじゃない」
 キョトンとした顔になるサウサ。それはそうだろう、止まった世界で女性が妊娠するわけがない。
「そうじゃなくて、この止まった世界でぼくが女性を妊娠させるんだよ」
「信じられないことをいうわね、そんな支離滅裂な要望されたのも始めて……人間界の欲望のニーズって急激に変態な方向に変化してるのね」
 表情を消して、こっちを見るサウサ。ありえない要望に呆れたようだ。ちょっと力が抜けて、下降するぐらいに。手を伸ばすと、慌ててまた飛び上がる。
「だから、私に触るなっての。説明してあげるけど、時間は止まっててあんたは動いてるからあんたから飛び出た段階で、精子は個体としては活動を停止している状態なの。でも精液としては動いてて……あー面倒くさい。とにかく女性側の排卵が止まってるから妊娠するわけがないの。時間がまた動き出したら、そのとき妊娠する可能性はあってもね」
「そこを、この世界で妊娠するようにしてほしいんだよ」
 サウサは考え顔だ。
「微調整はいくらでもできるけど、妊娠って難しい問題だわ。精子はあんたの細胞の一部だから動かしてもいい、でも受精卵になったら違う生物でしょ……そこまで認めると、じゃあ子供が生まれてきて、この世界で勝手に動き回ったら大変なことに……あーそれ以前に、時が止まってるのに、魂の付与とかどうなって」
 サウサがずっと考え込んでいるので、ぼくはプールにまた入った。
「あんた! 私が考えてるのに何勝手に戻ってんのよ」
「いや、なんか時間かかりそうだったから」
「ふう……あのね、妊娠とか受精とか出産ってのは悪魔の管轄外なのよ。それでも、私も業務としては最大限の要望に応えて良いってことになってるから。関係省庁にできるかどうか聞いてくるからね」
「関係省庁って、悪魔の世界にもそんなのがあるのか」
「悪魔も法則の範囲内の存在である限り、組織論の限界を超えられない」
 まるで、条文を読み上げるように乾いた声でサウサがいった。
「めんどくさいんだな」
「あんたの要望がね……じゃあ吉報を待ちなさい」
 そういうと、サウサはゆっくりと下降するとちゃんとプールの出口から外に出て行った。律儀なのか、法則の範囲内の存在ってことなのだろうか。
「まあいいや、もう一発やりにもどるかー」
 こうして女の渦の中へと、ぼくは一匹の精虫となって飛び込んでいった。
 このときのサウサへの適当な依頼が、この世界の形をすっかり変えてしまう切っ掛けになろうとは、このときのぼくは考えてもいなかった。
「おまえでストップ」
 朝、健太の前に女生徒がずらずらと並ぶ。
 順番はくじ引きで決まる。順番待ちしている間に、女たちはオマンコを濡らしておく。
 どうしても、濡らせない場合はローションを使ってもいいが。
 それは、別に女のためではなくて、健太がチンコを痛めないためだ。
 このクラスの半分以上の処女膜はだから健太がやぶってしまった。
 クラスの半数の女が、股から血を流しながら授業を受けるさまはなかなかよかった。
「いーち、にーい、さーん……」
 健太がそういうのにあわせながら、女生徒は腰を沈める。
 オマンコとチンポが音をたてて、ジュブっと結合する。
 これを順番に十回ずつピストンするのだ。
 もちろん、ゴムなどという無粋なものはつけない。
 粘膜同士が、触れ合う。触れ合いセックスだ。
 健太は最近、早漏ではなくなったから順番の人気は最後のほうと最初のほうにある。真ん中、やや前半あたりの順番になるのが一番やばい。
 もうこの朝の儀式になれてしまったので、泣き出すような生徒はいないが。それでも、やばい真ん中前半あたりの生徒は半泣きだ。
 五、六人が終了したあたりで、メガネをかけた端整な面持ちの娘のところで。
「よし、お前でストップ!」
 健太が宣言する。
 メガネっ子は、メガネをずり落とし、絶望的な表情で健太を見下ろす。
「腰をつかえ、もっと深くだ!」
 眼からぶわーと涙が出て、零れ落ちる涙は健太の顔を少し濡らした。
 浅く、深く。何度かピストンを繰り返したところで。
「出る……」

 ドピュドピュドピュドピュ!

「いやぁー」
 メガネの子は泣き崩れた。それでも、腰を外すことは許されずに、絶望のままで三十分はこのまま。開放された生徒たちは、みんな安堵の表情で席にもどっていく。
 列の次の番だった少女は、メガネっ子の友達だった。
 だから、安堵の表情をしている自分の顔を小さくはたいて。
 小さく泣いて、また悲壮な顔で……笑った。
 どうすることができただろうか、どうにもならないじゃないか。
 自分だって、彼女と同じ運命を、明日は味わうかもしれない。
「うっ……うっ……」
 三十分その体勢で、動けなかった少女はようやく解放されて保健委員につれていかれた。
 先生は、それが見えないかのように無視して笑いながら授業をやっている。
 みんな、引きつった表情でその授業を受けていた。
 もうクラスの子は、三人妊娠してしまっている。まったく問題なかった。
 なぜなら、学校から家庭までの社会全体が、健太の王国になったのだから。
 こうして、健太の征服は完了した。
「まだまだ、こんなもんじゃ満足してねーけどな」
 そういって、授業など無視して、健太は青空を見上げて笑った。


プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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