第六章「透明人間再び」 |
マサキの家は共働きとはいえ休日には母親は家にいることが多い。流石に夕食時は、家に帰って食事を取らないと怪しまれる。家に帰ると、母親が夕食を作って待っていてくれた。鶴奈の料理と比べると見劣りするのが情けない。 「またできあいの冷凍食品か……」 別に不味くもないが、美味くもない味だ。普段外仕事もあって、その合間に家事もしているマサキの母親が最優先にするのは効率だ。忙しいからこんなものでも用意してくれるだけマシなのかもしれないが。 父親は、今日は夜もいなかった。どこに行ったのか聞きたくもないし、話したくもない。どうせギャンブルか、いい年して入れ込んでいるキャバ嬢の所に決まっている。 この日、母親は妙にしつこく話しかけてきていた。引きこもりだった息子が、最近外に出るようになったのをいい変化だと喜んでいるようだ。まさか、隣の家にずっと居たなんて思いもしないのだろうが。 (そういえば自分の部屋じゃなくて食卓で食事を取るなんて久しぶりだ) 日頃の生活に老いた母親と顔をつき合わして食事をしていると、自分を取り巻く環境のリアルさに嫌気がさしてくる。
だから、今日の午後の分の催眠を自分の母親に使ってしまう。これで、もう自分の家のリアルに行動を妨げられることはない。食事は、もう鳥取家で取ることに決めた。
いとも簡単に変わってしまう自分の現実。 これまで何を悩んできたのかと、あっけない気がした。
「さあ、向こうの家に戻るか」 これで、もう自分の家になんか戻る必要はない。マサキが望むなら、ずっと鳥取家に居ることもできるのだ。
透明になるスイムキャップを装着して鳥取家に戻る。リビングに入ると、ちょうど食事が終わったところだった。夕食の残り香が鼻腔を刺激する。 (鶴奈さんのハンバーグ食べ損なったなあ) マサキはそう残念に思う。家で食べたからお腹は空いていないのだが、同じ食べ物なのに、気持ちを込めて丁寧に作られた鶴奈の食事はお腹だけじゃなくて、心も満たしてくれるのだ。 「ご飯食べたなら、先にお風呂はいっちゃってください」 台所から、鶴奈がリビングに声をかける。 「ふむ、ツバメ先に入れよー」 相変わらず、ヒナの相手をして遊んでいる子煩悩な鷹郷がツバメに言う。 「えー、いまゲームしてるから」 結構真剣に某有名RPGをやっているツバメ。こんな趣味があったとは、マサキは知らなかった。 「チッ、しょうがないな。じゃあオレはヒナと入ってくるから、あとですぐ入れよ」 「わーい、お父さんと入る」 「私も一緒に入ってもいいけどねー」 そういって、ツバメは鷹郷に下目から見上げて見せる。 「馬鹿いってんじゃねーよ中学生、三十分で出るからゲームのセーブしとけよ」 ツバメの冗談にはとりあわずに、さっさとヒナを抱きかかえるようにして風呂場に走っていった。 ちゃっちゃと入らないと、こういうときはいつも最後に入るのを習慣にしている鶴奈に、なぜ鷹郷だけが怒られるのだ。お客様扱いのツバメや旦那の鷹郷に遠慮して先に薦めるという話しはよくわかるが、その割に自分が風呂に入る時間が少しでも遅くなったら機嫌が悪くなるのは謙譲なのかなんなのかよく分からないと鷹郷は毎度思う。 ヒナも小三だからもう一人でも入れるのだが、鷹郷が一緒に誘ってやれば渋らずにすぐ入るのが鷹郷には可愛い娘だ。 動物めいた速度で、服を脱ぎ捨てて浴槽に飛び込んでいくヒナ。 「おいおい、あわててこけるなよ」 そういいつつ、ヒナが本当にこけるとは心配していない。一緒にじゃれているとわかるのだが、最近のヒナの運動神経の発達振りは、目を見張るものがある。 運動会でも、常に一等賞だ。いまはちょっと運動不足ぎみだが、鷹郷も昔は剣道でならしていたから体力には自信がある。鶴奈も中高とバレーをやっていた。そういう二人の子供だから、そっち方面に才能があるかもしれない。子供のうちは何も考えずに遊んで欲しいという教育方針だから、いまは特になにもやらせてはいないんだが。 「なにかヒナにも、スポーツを習わせたほうがいいのかな」 そんなことを考えつつ、ワシャワシャと頭を洗ってやる。
そんな仲良し家族の入浴シーンをじっと見詰めているキモオタが一人。 我らが主人公、安西マサキくんその人であるのだが、大変窮屈そうに浴室の壁に張り付いている。鳥取家はマサキの家よりも、大きめに造られてはいるのだが、所詮住宅地の一区画に過ぎない。浴室もそれなりの大きさで、二人入っただけで一杯だ。 マサキがその身体を隠すには、壁に張り付いているしか手がなかった。 (触れちゃうと、流石に気がつかれるだろう) 「オレからだ洗うから、ヒナは湯船に入ってろ」 そう父親に言われて、ヒナは素直に浴槽に入り込む。少女の小さな身体だ、スペースが三分の二ほど空いている。これ入り込んでも問題はない。 (チャンスだな) 気になることがあったので、手だけをまずヒナの目の前に突っ込んでみる。ポチャンと小さく音がする、ぐるぐるとお湯を水をかき回してみるが、ヒナは気にする様子はない。ためしに、お湯を顔に向けて弾いてみる。 「?」 すると不思議そうにする。トイレで鶴奈にいたずらしたときも、マサキの出した精液や尿には気がつかなかったようだし、マサキが入ったところだけお湯の中に空間があいて見えるようなことだと困ると思ったのだが。本当の透明人間ではなくて、暗示で見えないようにしているため、触らなければ気がつかないようだ。 これは都合がいいと、マサキは空いているスペースに入り込む。お湯の温度もちょうどいい。 マサキは目の前の幼女の裸体を凝視する。胸はほとんどない、ただ仄かにピンク色になっていることで分かる乳頭の先部分に、すこしふくらみがある程度だ。お腹がぽっこりとしているのが幼児体型ということなのだろう。 そして、本当に割れ目といってしまうしかないほどの小さいオマンコ。 別にマサキはロリ趣味ということはない。むしろ、年上好きぐらいなのだろうが、厨房の性欲というものは、生殖能力がまだない未成熟なオマンコを見ても十分勃起するものだ。 その肌のすべすべ具合が、お湯の中で輝いて見える。あるいは、マサキもロリの本能がどこかに燃え滾って隠れているのかもしれない。その本能につかれたように、思わずマサキは乳頭に手を伸ばして (乳頭狩り) そう馬鹿なことをおもって、あるかないか分からないほどの乳頭をひねった。 「んん?」 不思議そうに、自分の乳頭に小さい手を伸ばすヒナ。さっと、マサキは手を引く。 「ん!」 さらに強めにひねってみると、痛いらしく声を上げた。 「……ん、ヒナどうした」 ヒナの変な様子に気がついたらしく、身体を洗っている鷹郷が声をかける。 「ん……なんかおっぱいがシクシクする」 「はは、成長期にはそういうことがあるらしいぞ」 鷹郷も、人の親になったのは初めてだったので女の子のことはよくわからないが、ツバメの小さいときにもそういう違和感のようなものがあるって話を思い出した。 「あんま気にしないほうがいいぞ、あんまり痛いなら医者にいったほうがいいだろうが」 「ん、わかった」 気にしないことにしたらしく、さわさわと触れてもあまり気にしなくなった。 マサキは調子に乗って、もう一つの感心の的である下腹部のたて筋に手を触れた 「!!」 さすがに気持ち悪かったのか、身をよじらせるヒナ。さっと、手を入れるとまた手を引くマサキ。ヒナが確認しているあいだに、その手を避けるようにしてこんどはアナルを触れてみたりする。 「!」 さらにヒナは手を振り回すように下腹部を両手で確認したので、さっと手をひっこませる。性的な興奮以前にいたずらは楽しい。ヒナが落ち着いてくると、また手をスリットに這わせる。 「!!」 そのたびに、ヒナは声にならない反応を繰り返す。ただ、繰り返すたびに反応に慣れたのか弱くなってきているのがつまらないが。 「……お父さん、股がサワサワする」 ヒナはたまらず、親に訴えかけたが。鷹郷はとりあわなかった。 「成長期には、そういうこともあるらしいぞ。まあ、大事な部分だからあんまり触らないようにしろ。痛いとかだったらちゃんというんだぞ」 「痛いとかじゃないけど……分かった」 そういって、ヒナはうつむいてしまう。触っても、確認しなくなった。触らないほうがいいといわれたので、違和感があっても触らないのだろう。素直でいい子だ。そういうところが、マサキの餌食になってしまう。 マサキは、反応しなくなったのをいいことに、オマンコを入念に揉み解して構造を探りはじめた。さすがに、深々と穴に手をつっこむような乱暴なことはしない。 (ほとんど縦筋で、これは挿入は無理だな……) ロリだとよくアナルを責めている話を聴くが、それも分かる気がするなーとマサキはアナルをまさぐる。 「フヒュ……」 くすぐったかったのか変な声で笑うヒナ。 アナルのほうが、形がしっかりしていて、こっちのほうを使おうという気分になるのは分からなくもない。 (さすがに、アナルセックスまでしようって気にはならないけどな) ヒナの肛門は、小指が入らないほど小さくて、ここに逸物を差し入れようなんて鬼畜のやることとしか、さすがのマサキにも思えなかった。 その割りに、幼女のすべすべの身体の感触に、興奮しているマサキもいるわけで、抵抗のないことをいいことに、半分好奇心で亀頭を縦筋に押し付けてみたりする。 (お……これはわりといいかも) お湯の中なので、すべりがいい。縦筋はとっかかりがなくて入り込むこともないが、その代わり柔らかいプニプニの感覚が、亀頭の先を刺激してくれていい。無毛のよさもあるのだ。 (おお……) 夢中でこすっていると、下半身からこみ上げてくるものがある。ヒナの顔が赤いのは、のぼせているだけのことではないだろう。 「お父さん、もうあがるね!」 ヒナが湯船から飛び出していってしまった。 「おいおい……もうちょっと浸かれって」 ヒナは、そういわれても今日はいうことを聞かずに飛び出してしまった。 「しょうがないなあ……」 (しょうがないなあ) マサキも、あとはおっさんと入っててもしょうがないので、いったんヒナといっしょに出ることにした。実に中途半端で悪い気分だ。身体を一人でふいて、新しい白いパンツを穿いているヒナをおかずに一発抜くことにした。 着替えをしているヒナを見てこすっていると、すぐに出そうだったので、暖まらずに出てしまった罰とてパンツの上から、縦筋に向って射精。
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
パンツから、マサキの濃い精液がデローンと白濁の筋を引いて垂れ下がっていたが、その汚れに気がつかずにいってしまった。床の精液をヒナがふいていたタオルで拭いて、次のお客さんがくるのを外で待つことにした。 (さすがに、ずっと風呂に入ってたらのぼせてしまうからな) リビングで、綺麗な生足をぶらつかせてゲームに熱中しているツバメを見ながら気持ちを高めていると、鷹郷が出てきてさっさと入るようにツバメに言った。 あわてて、セーブしてお風呂に走っていったのでマサキも追いかける。 鼻歌うたいながら、さっさと部屋着を脱いでしまうツバメ。 (おおー) ちょうど、ピンクの下着の上下を脱いでしまうところだった。中学生にして、ちゃんとした下着を身に着けているツバメは結構おしゃれなのだが、おっぱいが大きすぎてサイズが合うものがないという悩みがある。 そんな下着のよさより、そこからはじき出されるでっかいオッパイの揺れる様と、スリットの陰毛の綺麗さに瞬間に目を奪われるマサキだった。 自分が好きな子の裸体、というのはもうこれは中学生にとっては最大の刺激になる。脱がしてみると、想像よりも……などとがっかりすることも多々あるのだが。ツバメの弾けるような裸体は、そのアンバランスな胸の大きさを補って余りあるほどの弾けるような弾力があった。 マサキが、そこまで瞬間に思ったわけではないが乳輪の大きさも申し分ない。中学生とはいえ、百センチを超える巨乳でバストが重力に負けていないというのは、もうこれは一つの生物学的奇跡といっていい。 さっさと、風呂場に入っていくツバメを追えなくて、呆然となるほどにマサキに深いショックを与えた。このとき、改めてマサキはツバメに恋をしたといってもいい。
――思えば、ツバメがマサキに恋をしたのは、別に家が隣だったからとか、クラスで一二を争う美少女だったからとか、おっぱいが大きかったからとか……まあ、そういうことも少しあるかもしれないが、そういうことではなかった。
マサキは、学校において虐められる以外でも、虐げられていた。存在を無視するというやりかたで、である。クラスの連絡網はことごとくマサキを無視して、教師もそれに気がつかず、気がついていたとしても改善しようとしなかった。
マサキは、自分を無視する周りを逆に見下すという方法で気にしないつもりだったのだが、心の中を悪意で満ちさせて対抗したとしても、たかだか中学生がそんな仕打ちに勝てるわけがない。マサキの深く深く心は傷ついていたのだ。そんなとき、別に特段に気にかけたというわけではないが、マサキが困っていれば手を差し伸べてくれて、普通に接してくれる少女がいた。それが、ツバメだったのだ。それは泥沼に沈むマサキにとっては、光そのものだった。
ツバメが美少女だったとか、隣の家だったとか、そういうことがなくても、マサキは好きになっていただろうという自信がある。マサキの行動や資質が不純であったとしても、その好きという感情だけは純粋だった――
だが、それはそれとしてそのように思いを寄せる少女が、見事な肢体を晒しているということにマサキの雄の部分は、初めて起立するような熱い塊のような衝撃を受けるのだ。もっとも純粋な感情と、もっとも不純な感情が、渾然一体となってマサキを駆り立てるこの思いは、もはや恋愛を超えて、マサキに力を与えた。
恋愛と呼ぶには、あまりに青々しくて精液臭いこの滾りは、ある意味中二病そのものである。
マサキが、静かに浴槽の中に足を踏み入れたとき、都合のいいことに顔を石鹸で洗っていた。そんなに必死になって洗わなくてもいいであろうに、洗顔はしっかりするのがツバメの癖みたいなものらしい。
おかげで、マサキが浴槽に入ってきたことも、これからすることも気がつかれずに済むわけだ。さっき抜いたばかりだというのに、すでにギンギンに勃起したものを髪にすりつけるようにして、後ろから仁王立ちになってマサキは一発目を射精した。
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
ものすごい量だった、生暖かい精液の塊が滝のように座って鏡に向って洗顔しているツバメの髪の毛に、背中に、降り注いだ。その暖かさに、フルッと身体を震わせたのだが、一瞬動きを止めただけでツバメは洗顔を続ける。
一発抜いたというのに、マサキのものは萎えることがなかった、目の前に広がるツバメの裸体という視覚的刺激で萎えることができないでいたのだ。
ツバメは、シャワーでさっと顔を流すと今度は身体を洗い始めた。実はマサキが入るまえに、髪の毛は洗ってしまっていたのだ。だから、それが精液によって汚されたなどということは気がつかないまま、身体のほうにいってしまう。 身体を洗うのは洗うので、またマサキにとってはパラダイスだった。お湯をかけて、ボディーソープの泡を擦り付けるだけで、ツバメの身体は輝きをますようだった。ソープの爽やかな香りが、マサキの鼻腔をくすぐる。 ツバメが大きい胸を下からささえるように持ち上げたあたりで、マサキは二度目の射精を開始した。
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
またこれも、たっぷりと出た。背中に、頭を飛び越えてツバメの豊かなオッパイの谷間へと白濁液が降り注いだ。その征服感が、さらにマサキの性欲を掻き立てる。 無尽蔵だった、無尽蔵だった。マサキは普段オナニーしてれば、三発目ぐらいでチンコが痛くなってできなくなるのだが、今日はそんなことがまったくなかった。ただ、気が狂ったようにツバメにすりつくぐらいの近さで粗末なチンコを全力で勃起させて、こすりつけるだけである。 身体を流し終えたツバメは、今度はお尻と柔らかい産毛のような陰毛に守られたオマンコのところへと、その洗いの手を伸ばしていく。お尻と、オマンコを、うつむきながら念入りに洗うツバメに (ぼくのために綺麗にしてくれているのかい) と、声をかけたい気持ちでいっぱいだった。さすがにかけるわけにいかないけれど。 その、ツバメが自分のあそこを覗き込んでいるところを覗き込んだことに興奮して、また早漏よろしくマサキは覗き込んでいるところに、なるべく亀頭を突き出すようにしてそこめがけて射精した。 (うおおお……)
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
ほとんど、お腹にかかったと思うが、オマンコにもきっと降り注いだに違いないとマサキは思った。ツバメの絶対に普段みれないシーンを見たということ。とにかく、命中させたのはさせたという満足で、マサキの心は満たされた。 「?」 ツバメは気がついた風もなく、洗い終わるとさっとシャワーで流して、今度は足を洗い始めた。綺麗な生足を保つには、それなりに努力がいるのか、けっこう時間をかけて足を洗うツバメを見つめながら、一息ついたマサキ。 (ふう……) さすがに、短い期間に本日四発である。正直、もう一発ぐらい出せそうだし、出そうかなと思ったマサキだったが、まだチャンスはあると思いここらで一息つくことにした。できれば、全力で出し切るよりも、ツバメの入浴のすべてを見届けたいという、より変態的な欲求を満足させるほうを優先したということもある。 ほどなくして、足先までの洗浄を終えたのに満足して、ふっと甘い息を吐くとツバメは湯船へと入っていった。ちゃんと身体を洗ってから、湯船に入るのは女の子だからだろうなとマサキは思う。 お湯に浸かってゆったりとしている、ツバメの身体は普段と比べても五割増しに輝いて見えた。さすがに普通の浴槽なので、ツバメが身体を伸ばしきれば一杯になってしまう。 (できれば、混浴したかったんだけどな) その点だけ、残念に思えたがいまはできることをするだけだ。 お湯で水面に映る自分の顔を見てため息をつくツバメ。そのすぐ横に、マサキの汚らしい顔が映っていることなど気がつきもしない。ツバメが吐き出す息を必死になって吸っていることもだ。 ツバメの中学生らしい発展途上の四肢に、不釣合いなほどの巨乳。そのアンバランスな魅力に、またマサキの心は滾るようで。 (これは、顔射しか、顔射しかないよな) もうどうにでもなれ、どうにでもごまかせるだろうという思いで、ためらわずに一日でもっとも油断して緩みきっているツバメの可愛い顔に欲望の塊を吐き出した。 (ううっ!)
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
「きゃ!」 顔に白濁液を擦り付けられたツバメは、何を思ったのかザブンと湯船の中に顔をもぐらせた。結果として、顔に張り付いた精液はほとんどが水面へと流れ出していく。透明化して吐き出した精液はすぐには見えないという暗示なのだが、顔に何かかかったのかは感じたのか、ばしゃばしゃと顔を洗うツバメ。 「なによ……」 手を払うようにして、視界を回復させたツバメの目の前の水面に、先ほどには何もなかったのに、プラプラと粘り気のありそうなタンパク質の塊が浮かんでいた。そう、精液はお湯にくぐらせると固形化するのだ。 「これって……なに」 手で、膜状になったタンパク質を掴む。ツバメの知識には、ないものだった。 「これって……もしかして、兄さんの」 男の何かであるということは気がついたようだが、変な勘違いをしたものだった。まさか、目の前にハァハァと息を荒げている変態がいるとは思っていないツバメである。 「まさかね……」 風呂桶で、タンパク質の塊を粗方すくって外に捨ててやる。 「ヒナと入ってたしね……そんなわけないよね」 ほとんど捨てきったが、手にはさっきの粘り気が残っているような気がする。ふっと、匂いを嗅いで見ると、少し生臭い匂いがするような気がした。 モジモジとしていて、お湯の中で手を擦り付けて洗ってしまうと、オマンコを触りだすツバメ。そんなに激しいものではない、ちょっと手を擦り付けるぐらいのものだった。 「フッーフッ……」 声もそんなに出さない、ただ甘い息を吐き出すだけのものだ。雄の匂いに触発されてしまったらしい。ツバメだって、中学生なのだ。性的な芽生えというものはある。 (おお、オナニー!) それにありえないほど激しく興奮した、マサキはまた早漏を爆発させる。
ドピュドピュドピュドピュドピュ!
また、白濁液が顔に降り注ぐ。
「きゃー!」 また、ツバメが顔に生暖かい飛まつを感じて、湯船に顔をつける。そして、顔を洗うと目の前にはまた、タンパク質の膜がゆらゆらと。 「もう、なんなのよーー」 また、風呂桶ですくって綺麗にすると、さすがに入念に身体を再度洗って出て行った。なんらかの異変に気がついたのだろう。このまま、おんなじことを繰り返したら永久機関だったのに、残念だった。 不審げに、出て行くツバメを見送って、ようやく萎えたチンポが射精しすぎて痛み出していることに気がついて、ぐったりと浴槽に倒れこむマサキであった。 この日、調子にのったマサキは鶴奈の入浴シーンも見に行って、すっかりのぼせて廊下に裸のまま倒れこんで、風邪を引いてしまうのだった。
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