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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第一章「めまい」
 数学の授業のときだった、文系志望なのに数学は比較的得意な幸助は、うちの担任でもある数学の如月先生があいかわらずの爆乳だなとか気を散らしながらも、なんとか授業についていっていたのだが。
 急に、自分の周りにおかしな空気がまとわりついていることに気がついた。
「なんだ……」
 予兆……これはまるで朝のあの目覚まし時計がなり始めるまえの前触れ。

 ピキィ!

 まるで、窓ガラスが割れるような音が響き渡った。思わず、耳を塞いで蹲る。
「あれ……どうかした……ちょっと大丈夫?」
 隣の美世が、机に突っ伏している幸助に気がついて声をかけた。
 幸助はそれどころではなかった。

 キュィィィィィ!

 まるで、耳元で戦闘機が離発着するような爆音……耳を抑えても駄目だ。この音は耳の中からしてる!
「あっ……あっ!」
 耳を押さえながら、苦しみに悶える幸助。
 あっ……これ……やばい。
 何故か、頭にフラッシュバックしたのはあの朝の夢。
 はっきりと思い出せる。それは一つの数式。
 数式に表される一つの世界。
 昨日から今日へ、今日から明日へ。
 時間Tという前に進み続ける無限にも似た莫大なエネルギーは、無限大数回、割られ続けていく。
 時間Tはその身をねじ伏せられ、永久に割られ続ける。世界は、時は、限りなく分割していく。
 そして、その無限の除数の果てに、ついに時間Tは四肢を引き裂かれて断末魔の叫びをあげた。

 T≒0

 時間のエネルギーはついに無に等しく、それは止まる世界!

 それは、時間の最後の抵抗だったのだろう。吹き上がる衝撃に吹き飛ばされて、幸助は激しい音を立てて椅子から転げ落ちた。
「いっ、いてぇ……」
 頭を抑えながらも、立ち上がる。意識の混濁はもうない。
 むしろ頭は爽やかに澄んでいる、そして幸いなことに、耳鳴りはもうしない。
 両耳にはさっきの爆音の名残のように、チャンネルのあっていないラジオのようなジッーという耳鳴りが聞こえるだけ。
 教室は、やけに静かだった。
 如月先生は、目を細めてこちらを注視したまま、まるで彫刻になってしまったように止まっている。隣の席の斎藤美世も心配そうな顔を向けて、ペンを握ったままで止まっている。
「おいっ斎藤……」
 なんだこれは。何かの冗談か。
「おいっおいって……みんな」
 クラス全てが止まっている。クラスの壁掛けの時計も。
 思わず自分の腕時計を見た、秒針が止まっている。
「ドッキリじゃないよな……」
 隣の教室も覗いてみたが、やっぱりみんな止まっている。
 だいたい、空に浮いている雲まで動いていない。
 半開きの窓から吹き付けていた風すらも止まっている。
「ふぅ……ありえねぇー、そりゃ時が止まればいいとか妄想したこともあったけどさ」
 実際、止まってしまった時間にどうすればいいかわからない。
 自分のさっきの感覚が確かならば、確かに時間を止めたのは自分だった。
 それなら、動かせることもできるはずだが。

「正直、どうして止められるようになったかすら分からないからなあ」
 あの爆音は酷かったが、こうしてきつい授業の合間に休憩を取れるのはありがたい。
 動かせるとしても、しばらく止まっているのはありがたいな。

「………………………………よし」

 突然、時間が動き出さないとも限らないので少し時間を置いてみた。
 よく、漫画とかで時間が止まってしまったのをいいことに、すぐエロいことを始めて、また急に時間が動き出して、怒られるとかいう主人公がいるが幸助にはその気持ちがわからない。
 何か自分の分からない理由で止まった時間は、自分の分からない理由で突然動き出しても不思議はないではないか。
 用心には、用心を重ねるべきであった。
 そうして、そういう用心をするということはやっぱり幸助も少しエロいことをしてみたいという欲求がありありだったのである。

 普段動いていない脳みその部分がものすごいフル回転をしているのが自分でも分かる。時間が動いているときには、動かしていないのに止まってから頭が働くというのは本当に皮肉な話だが、千載一遇のチャンスなのだ。

 セックスとか……そう思考して幸助は音を立てて喉を鳴らす。
「何を考えてるんだ……俺は」
 恥ずかしながら幸助はまだ女性とセックスまでいったことはないのですごくすごく興味がある。
 ちなみに、女の子と付き合ったことがないとは言いたくない幸助だ。一応中学のときにガールフレンドっぽいのがいたし、学校変わって一瞬で消滅した関係でも、あれは付き合ったうちに入れておきたい繊細な男心を理解してほしい。
 いや、でも脱がすのはアウトだろう。脱がしてて、急に時間が動き出したら、もういいわけのしようがない。結構好みの如月先生の授業のときに、学友に痴漢して緊急逮捕とか目も当てられない。
「でも、服の上からならどうだろう……」
 ゴクリッと喉をならす。いつのまにか、喉がカラカラに渇いている。こんな緊張したのは久しぶりだ。少し迷ってから、購買の自販機まで行ってお茶を買って飲んだ。
 時間が止まった世界でも、自販機が動くことには、知的好奇心がそそられる。
 この世界の仕組みはいったいどうなっているのか。
 でも、いまは別の好奇心を満たしたい気持ちではちきれそう、その気持ちを飲み込むようにゆっくりとお茶を飲み干す。
 これぐらいで動き出す時間なら、残念だが動いてしまってもかまわない気がした。
 調子に乗ったところで、罠に嵌るように痴漢で捕まるよりはそっちのほうがいい。
 だから、わざとゆっくり歩いて教室に戻る。世界が音を失っているのが分かった。
「よし、これなら大丈夫」
 服の上から恐る恐る。こうなったら教卓の上の名簿を確認しつつ、端から順番に。

 服部奈香 林 多恵 藤原佳織 松本祐子 川出加奈 山本佐知 松井菜摘

 水谷朱美 小川マコ 柏木 詩 大庭麻紀 本田 愛 辻中有香 磯辺由香里

 クラスの全女子を、端から順番に、一人ずつ、ゆっくりと何かを確かめるようにクラスの女のこの胸を揉んでいく。
「やわらけえ……」
 その揉み心地は、感動であった。
 そうして、クラスの女子の名前とか、ほとんど記憶してない自分に気がついた。
 
 ジロジロ見るわけにもいかなかったから、容姿とかもこの機会に確認しつつ揉む。
 幸助のクラスは容姿レベルが高い。各自差はあれど、総じて揉みたくない女子はいないことは幸福に思うべきなのだろう。
 これは幸助の偏見かもしれないが、頭がいい娘はそれに比例して可愛い。自分の容姿を生かす術を知っているからだ。
 なんだか、とてもいけないようなことをしている気がした。いや、実際にいけないことをやっているのだ。
 仄かな罪悪感と、それを吹き飛ばすような大きな征服感。マシュマロのような揉み心地の伸び盛りの乳は勝利である。
 おっぱいはいい!
 おっぱいはいいぞ!
 そう、叫びたくなるようなハイテンションな気分。
 ありえない奇跡を、いま幸助は手にしているのだ。

「さてとっ」
 幸助は美味しいものは最後に取っておくタイプだ。
 クラスの女子の発育を確認が前菜なら、やはり如月先生がメインディッシュだろう。
 二十四か二十五歳ぐらいだっただろうか、独身で女ざかりの如月弥生先生の身体は、熟れた果実のような瑞々しい魅力を感じる。
 若い幸助にとっては、同年代の少女よりも、強く女を感じるのだ。意地汚い話だが、股間にダイレクトに来る魅力がある。授業中も、先生を見ながら変な気分になる男子生徒も多く、幸助も実はその口だった。
 自分の心臓の音が聞こえるような気がした。それは、同級生の乳を触ってみるのも興奮するが、目の前に聳え立つように広がるでかい乳は、幸助に圧倒的な熱さを感じさせるものだ。
「とっ、とりあえずこっちに向かせて」
 ゆっくりと、抱きしめてみた。ここまで時間を長引かせてみて動き出さないということは何かスイッチを切らないと動かないということでもある。少し大胆にしてみてもいいような気がした。
「この程度なら多分、許容範囲……だよな」
 自分におかしな言い訳をしつつ、先生のスーツの中に手を入れて中を触ってしまう。少し湿った地肌を感じて、ブラをはずすわけにはいかないが、ちょっと強めに揉む。
「これはたまらない……」
 思わず汗ばんだ手に吸い付くような肌、指に絡みつく官能的な柔らかさ。指に引っかかるブラの感触もやけに心地いい。これが、大人の女なのだろうか。
 いや、如月先生はやっぱり特別にいい女なのだ。
 後ろに回って背中を抱くようにする。鼻腔をくすぐるのは甘い香り。香水なのか、それとももともとそんな香りがするのか。性欲を強く喚起する。如月弥生は、教師にしておくにはもったいないようないい身体をしている。
「服の上からとか、我慢しきれないよなあ」
 興奮の余り、幸助はスカートの中にも手を入れて湿った内股をさするように触る。
「うあ、すげえな」
 内股から興味の赴くままに、如月先生の大事な部分へ。シルクであろう下着の滑らかな感触。さするたびに、それは湿度を増していくようだった。服を脱がさずに、手だけ突っ込んで愛撫していると、まるで痴漢をしているような気分だった。
「気分じゃなくて……ほんとに痴漢だよな」
 いつのまにか、こんなに大胆に。女の身体なんて、触るのは初めてなのに、どうしてこんなことができるのだろう。慎重で、臆病なのが自分だと思っていたのに。時が止まってから、幸助はまるで自分が自分ではないような気がしていた。
「いや、自分は自分だよな……いいわけだよな」
 きっと、幸助はエロかったのだ。時が止まって、まるで夢みたいで、だからそういう自分が顔を出しただけなのだろう。
「あっ……おっぱいが」
 ブラの中に手を押し込んでいるうちに、乳頭に触れていたらしく、調子に乗って触っているうちに乳首が立っているのが分かった。
「うわー、こういう風に立つんだ……」
 ドキドキした。興奮がもうこれ以上はないぐらいだったのに、それよりももっと気持ちが膨れ上がっていくようで、身体中が熱かった。
「やべえっ……これはやべえ」
 興奮で、心臓が爆発しそうだった。身体全体がドクドクして、はちきれそうだった。
 下着の、如月先生の股の部分が明らかに濡れていたから。
 時が止まっていて、人も身動きしなくて、それでも。
「濡れるんだ……」
 本能的に分かった。この世界でも、やれてしまう。セックスできてしまうのだ。
「だけどそれは」
 やばい、やれるからってそれじゃあって話じゃないだろう。
 なんとか、自分を押しとどめて手を引いた。
 理性が勝ったというわけでもないのだ。なんというか、如月先生はすごい魅力的だとは思うけど、初めては好きな相手とやりたいみたいなことを考えて、それでなんとか自分が止まった。
 なるべく、元通りになるようにブラを戻す。少し濡れてしまった下着はもうどうしようもないよな。まあ、ばれないだろう。
「ふぅ……」
 大きく息をつく、呼吸が止まるぐらい興奮していたのだ、少し疲れもする。股間の一物はすでに痛いほど勃起していて、その滾る血はまるで自分とは違う別の生き物みたいで押さえようもなかった。
「メインディッシュの後は、デザートだよなあ」
 最初から考えていたことだ。だから、他の女子を触っててもあいつだけ除外したわけだし。
 斎藤美世、その顔は心配そうに曇っている。
「一応、俺の心配をしてくれてたんだよな」
 それを触るというのは、最低なんじゃないだろうか。そう思いながらも、恐る恐る美世の頬に手を伸ばす。
 幸助は顔を近づけて、そっとキスをした。
 美世のときだけに感じる、ものすごい罪悪感。それはきっと、心配してくれたのにとか,そういうことだけのものではない。
 美世のぷっくらとした唇は、とても柔らかくて甘かった。
 それは、胸の熱い塊がぐっと押し出されるような、満足。そう、満足だった。決して届かないものが、ちゃんと届く。満たされないものが、満ちるような素敵な感触。
「愛情と性欲って別なのかな」
 唇を離した美世の顔は、やっぱり心配に曇っていて少し頭が冷えて、そんなことを考える。それでも、やっぱり身体は熱いままだ。
「頭と身体みたいなもんだな」
 美世を抱き上げて、もう一度だけ、背中に手をまわして、ギュッと抱きしめた。
 そうして、もう一度キスをする。回した手に、しっとりとした髪が絡みついた。
 身体と心が震えて、ただそれだけで、どうしようもなく、気持ちがよかった。
 自分の腕の中で見る美世は世界で一番、綺麗だった。
「うぁ……これって……うは!」
 そして、抑えきれぬものが吐き出されていく。
 ドクドクッと、自分の股間に熱いものが広がっていく。
 恥ずかしい話が、幸助は自分の物を、美世の腰に押し付けただけで、パンツの中で射精してしまったのだ。
「うぁ……やっちまった」
 なんという嫌悪感。朝に夢精してしまったのを確信したような、なさけなさ。これはちょっと、我ながらひどいだろ。
 急速に、頭が冷えた。射精しきってパンツが汚れて、惨めな満足に浸る身体。そして頭に去来する。その思いを逆らわずに声に出してみる。
「かける……」
 胸のうちから、世界に広がる力。これは、もしかすると。
「やべぇ」
 美世を自分の席に放り出す。
「ぐぁぁ」
 自分も自分の席に戻る。始まっている、乗算が。
 無限に分割されていた時が、世界がかけ合わさる。
 時間Tは、その力を少しずつ取り戻し、時は元の運行を取り戻す。
 徐々に動き始めるその世界で、ただ自らの席に蹲ってやり過ごすしかなかった。
 本来なら、時間の拡散するエネルギーを受け止めるなど人の身に過ぎることなのだ。
 だが、幸助なら耐えられる。
 そして、世界は動き出す。

「幸助、大丈夫!?」
 教室はざわめきをとりもどした、頭を抱えているうちに時間は戻ったようだ。
「あれっ、私なんでこんな……じゃなかった幸助くん、大丈夫保健室いく?」
 美世が呼びかけてくれている。
「あぁ……保健室いくわ」
「私ついていってあげようか」
 そうやって、美世が声をかけてくれる。本気で心配してくれているのは分かる。
「いや、いい。俺一人で大丈夫」
 如月先生の許可を取って、保健室に一人で向かう幸助には、考えないといけないことは山ほどあったのだが。とりあえず、濡れたパンツをどうしようかと考えていた。


プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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