標的五「中だしM&A」 |
通勤か通学か、通り過ぎる人々。中には思わず振り返るほどの美人や、胸が大きくて肉感的な女性もいる。ああ、そのような往き過ぎる女性たちを自由にすることができたら。さる国の将軍様か、魔法でも持ってないかぎり叶わない願望――そんな男の野望を、市井の片隅で形にするのもストーカースナイパーとしての私の仕事と自負している。自分で勝手に言っているだけだが、そういう人々の鬱積した思いが、この身に化け物めいた活動力を与えているとも思っているのだ。
何も予定がない日の朝、私は町の喧騒から少し離れたカフェテラスでお代わり自由のコーヒーを飲んでいる。こうして、大通りを眺めながら日頃通勤通学するめぼしい女性のデータを頭にいれていくのだ。しかもここは、少し離れた歩道橋のパンチラも見えるという理想的スポットだった。
さてと、八時十五分。いつもどおり彼女が通りかかった。すらりとした長い足に、端麗な容姿。華やかなスーツに身を包んだスーパーキャリアウーマン。それでいて意外に巨乳。身長が私より二十センチも高いことを除けば(それも、長身の女が好きな人なら長所なんだろうが)一つの憧れの女性像というものなんだろう。朝宮律子二十四歳独身彼氏なし。今回の標的である、彼女の通勤ルートは全て把握しているため、私は淀みもなくすっと彼女の後ろを追尾する。多くの人が行きかう大通りで私の不審な動きに気づくものなどはいない。いつもより、動きがゆったりしているのは、ちょうどプロジェクトが終わった時期で、急な仕事がないからだろう。そういう時期も、彼女は新しい企画書をどんどん立案していくわけだが、私の計画がうまくいけば今日は仕事は休んでもらう予定だ。
多国籍系巨大企業AC日本支社経営企画室勤務、社内でも一、二を争う美女といわれている彼女(もう一人は、受付け嬢の奥田里佳子)最初、安易な催眠術をいくつかかけて見たんだが、その全てを突破されてしまった。なにせ某有名外語大学を出ただけであきたらずハーバード大学のマスターまでとってしまうほどの才媛である。某三流私大の私がまともな方法で太刀打ちできるわけもなく、怪しまれて危うくばれそうになった。 彼女ほどの意志の強さをもつ人間ともなると、簡単な術ではどうしようもないことを思い知らされ、これは面白いと研究に次ぐ研究を重ねて、同業者の助けを借りてまで作ったマシンが、この規律製マインドコントロールマシンである。失敗続きで、ついにバージョンも六を越えてしまったが、今回はいけそうな気がする。 律子のような一定のリズムで行動している女性を、規律動性型人間と規定し、人間の内部時計であるホメオスタシスの揺らぎに波長を合わせることによって、彼女の意志と体をコントロール下に置くというのがこのマシンである。使えれば理論などどうでもいいわけだが……面倒で複雑な操作をしつつ彼女にそっと近づく。
「あの、すいません」 なるべく、人通りの少ない地点を見繕って話しかける。 「はい」 振り向いた律子はいつ見ても美しい。 「ああ、あなたは……この前の変なアンケート」 やっぱり、覚えられてしまっていたか。怪しまれているようだ。 「いや、あの時はすいませんでした」 「今度はなんですか、私出社で急いでるんです。できれば、かまわないで貰えますか」「いや、申し訳ないほんの一分だけで結構なんです」 「今度は、なんです。まるで宗教の勧誘みたいな……あなたストーカーか何かですか」「おや、ストーカーですか」 思わず笑ってしまった、言い当てられるとは思わなかったな。 「なんですか馬鹿にして! 悪質なら人を呼びますよ」 怒ってしまったようだ……まずい。このままだと行ってしまうな。 「待ってください。これは仕事です。ビジネスの話なんです!」 「仕事……ビジネス?」 手に持った、マシンがブーンと音を立てる。今回のキーワードは「仕事」である。社会人は多かれ少なかれ仕事となると、なんでも出来てしまうモードに入る。特に真面目な会社員である彼女にとっては、ビジネスは大事だろう。そのゆらぎに付け込む。 「なんだ、仕事の話なら先に言ってくださいよ」 「……かかった!」 「なんのことです?」 「いえ、こっちの話です。仕事の話に立ち話もなんですから、ついてきてください」 「いいですよ、仕事ですからね」 「ええ、仕事ですとも。今日は職場のほうには、うまいこと連絡して休んでください」「そうですね、今日は得意先周りで直帰にしましょうか。それぐらいの独立した権限はあるんですよ。私は、上役にも受けもいいですから。」 「ご立派なんですね」 そんなことを話しながら、近くに用意してあるホテルへと誘い込む。明らかに、ラブホテルだが、そこでおかしいと思うようなら失敗である。 「じゃ、この部屋で話しましょう」 「あの……ここって、私はよくわからないんですけど。いかがわしいホテルじゃないですか」 「そうですね、俗にいうラブホテルですけど」 「仕事で、普通。こういう場所って使います?」 「普通じゃない仕事なんで、ここが便利なんですよ」 「ふーん、そういうものですか。すいません、私こういうところに入ったことがなくてちょっと気になってしまいました」 「あれ、失礼ですが朝宮さんのお歳でこういうところに入った経験がないんですか」 「なんというか……私奥手でして」 「そうなんですか、まあこういう経験も重ねておくと仕事に役に立ちますよ」 「そうですね、私たちの仕事もこういう日常の積み重ねからプランニングしていくわけですから」 「じゃあ、早速ここでのお仕事の説明に移らせていただきます」 「はい」 より一層真剣な面持ちで、話を聞く朝宮律子。見事に術中といったところか。 「それでは、これから私のする質問はどんな答え難いことでも正直に答えてください。そして、私が出す仕事の指示はどんなに困難なことでも実行してください。わかりましたか」 「わかりました。それだけ大事なお仕事ということですね。覚悟はできてます」
キリっとした顔で答える律子。マシンに意識の揺らぎを操作されて、彼女にとってみれば、自分の意志でここにきて、自分の意志で今回の仕事を行うという気持ちになっているのだ。 「いい覚悟です、さすがにAC社でもトップクラスの才媛といわれる朝宮律子さん」 「ええ、私は仕事に命を賭けてますから。才媛って表現は失礼だと思いますよ。男女の別なく社会人として当然のことです」 そう答える律子の顔は晴れやかだった。 「では、質問します。これまで付き合った人はいますか?」 明らかに、変な顔をする律子 「あの……それが仕事と関係あるんですか」 「関係大有りなんです、疑問をさしはさむことなくお答えください」 「はい、何人かお付き合いしたことはあります」 ほう、律子ほどの容姿で何人か程度なのか。 「では、男性経験はおありですか」 「男性経験というと……俗に言うセックスでしょうか。それはありません」 意外だ。 「どうして、付き合った男性としなかったんですか」 「したいだけの男性とはしたくなかったんです。出来ないとわかれば、彼らは去っていきました。出来れば、結婚するまでしたくありません。私に釣り合うだけの男がいなかったら、しないでもいいです。私には仕事がありますから」 なんと高慢な典型的キャリアウーマンな答え。まあ、正直に答えろと指示してるんだからしょうがないんだが、ここまでくるとすごいな。 「では、オナニーの経験はありますか。してるなら月に何度してますか」 「オナニーは……月に四回ほど、あまり好ましいことではないと思うんですが、どうしようもないときもありますから」 「どういうやり方ですか、道具は使いますか」 「道具は使いません。手で触るだけのソフトなやり方です」 「触るってのはクリトリスと外陰部をってことですね」 「はい、主にクリトリスを刺激します」 答えると決めると、結構あっさりと答えてくれるんだな。 「あのこれ本当に仕事……」 「はい、お仕事です。それでは、これより一緒にお風呂に入ります。私も服を脱ぐのであなたも服を脱いでください」 「ええ……!」 「裸の付き合いが仕事に必要なこともあります。それとも、あなたは服を着たままでお風呂に入る習慣があるんですか?」 「それは……ないですけど」 「じゃ、いきましょう」
しぶしぶと、浴槽に共に入った彼女とまったりとお風呂タイムを楽しむ。これからするわけで、彼女の体を隅々まで奇麗に洗ってやり、自分の汚い体を彼女の胸で奇麗にしてもらった。お礼に、オマンコの毛を奇麗に剃ってやった。かなり抵抗されたが。
「あの……お風呂終わったから服を着て良いですか」 「駄目です。これから、大事な仕事があるんですから裸のままで」 「あの、陰毛を剃ったのは何か意味があるんですか」 「あなたのオマンコが二十歳を超えた年齢にもかかわらず、未使用の子供マンコだったので剃ってみました。仕事に必要な、私の性欲を掻き立てるためだとご理解ください」「あなたの性欲が、仕事に必要なんですか」 「そうです、まず私の立っているチンコを舐めてください」 「ええ、それは仕事……」 「仕事です」 「わかりました」 おずおずと、汚らしそうに我が愚息を掴み、覚悟を決めて舐める律子。彼女は、フェラチオの何たるかが、まだ理解できていないようだ。 「あの、律子さん。男性の生理、つまり射精についてはごぞんじですよね」 「はいテレビや雑誌等での知識ならあります」 「つまり、あなたはいまから私のチンコを舐めたり吸ったりして刺激して射精を即さなければならないわけです。それが仕事なんです。わかったら、ソフトな感じから初めてがんばってください」 「はい……お仕事がんばります」 何の仕事だって感じだろうが、これも彼女は自分から率先してやると思い込んでいるのだ。覚悟をきめると、わりとうまいことチンコを飲み込んだ。技巧はないが、こういうくすぐられるようなフェラチオもいい。
ほどなくして、射精の感覚が襲い掛かってきた。
「じゃあ、出しますから。手と口を離して、大きく口をあけて!舌を出して!」 「はい……きゃあ!」 初めての経験だったのだろう、顔射は。 「ああ、動かないで飲み込んでください」 「だって……」泣きそうな顔をしてます。 「部屋が汚れてしまいますよ。あー、顔の周りだけでもふき取って舐め取って」 おずおずと、なきそうな顔でそれをする律子 「苦い……まずい、気持ち悪い……」 正直な感想を言えと指示しているわけだが、いい加減にしないと、床まで舐め取らせるぞ。 「まあいいでしょう。さっきのフェラチオは、経験の薄そうな律子さんに対するサービスです。それじゃ、本番にいきましょうか」 「え、あの本番ってまさかとは思いますけど……」 そのまさかなんだよ。 「あの、セックスならできません」 うあ、拒否ってきたよ。こういうこともあるのか。深く聞き出してみると、セックスだけはしないという意志が結構固く、その部分の心を閉ざしているらしい。ここで諦めては、ストーカースナイパーの名折れであろう。 「じゃ、私はチンコを立たせてベットに横になるから、あなたは膣を広げてそこに挿入するだけでいいです」 「嫌ですよ、それってセックスじゃないですか」 「律子さん、あなたのいうセックスってなんですか」 「セックスは、結婚した夫婦か結婚を前提にした男女が、愛し合って体を重ねあうことです」 セックスに夢を持っているんだなあ……。 「あなたは、私のことをどう思いますか」 「薄ら禿げた臭いオヤジだと思います」 「あなたは、私を愛してますか。私と結婚しますか」 「いえ、愛してないです、結婚もしないです」 「それでは、私と合体してもセックスとは呼べませんね」 「え?」 「いいですか、これは仕事なんです。私とあなたとの間に愛情は存在しません。だからこれは、セックスじゃなくて仕事です。私は、陰茎を立たせて陰嚢に溜まった精子をあなたの膣の内壁でこすって、膣の奥の子宮に吐き出すだけです」 「でも……」 「いいですか、あなたはお仕事を断れない。そして、これはセックスではない。ならできるでしょ、できるはずです。仕事なんだから」 「わかりました」 「では、こっちにきて、ゆっくりとでいいですからね」
さすがに、未使用のマンコはきっつきつだ。こうなることをわかって、あえて濡らさなかったのだが(風呂場では少しはならしておいたが)、オマンコを開いて腰を下ろした彼女は、もう駄目だというところで急に動きを止めている。でもあえて聞く。
「どうしましたか」 「もう……痛くて、無理です」 膜が、破れずに悲鳴を上げているのだ。 「がんばって! 初めてが痛いにはあたりまえです。でも仕事なんだからやらないと 「仕事……そう、仕事ですよね」 「そうだよ、律子さん辛くてもがんばるんだ!」 「わかりました、いきます……ヒギャ……いあ」 深々と、腰を下ろした。見事に、処女の鮮血が流れてくる。二十四年間の処女膜は、今日役割を終えた。さすがにピストンするようなことはできない。やったら、こっちも痛いだろうし。 「よくがんばりましたね律子さん、そのまま私を抱きしめてキスをしてください」 「いあ……はい、ん……」 「うん、いいですよ。おっぱい吸わせてくださいね」 「はい……仕事ですからどうぞ」 「いや、いいおっぱいだ、チューチューすわせてもらいますね」 「ああ……あんまり強く吸わないでください」 「こんなおっぱいから、母乳がでるようになるとは感激ですね」 「え、何で私のおっぱいから母乳がでるんですか!」 「なんでって、あなたの生理日から計算すると危険日ですよ今日」 「危険日?」 「妊娠しやすい日ってことです、その日に子宮の奥に射精すれば卵子と精子が結合、すなわち子供ができます。子供ができたら、母乳も出ますよ」 「え……いや!抜いてくだ……いた」 「ちょ、ちょっとまって仕事です、律子さん仕事! 動かないで」 「え……はい仕事……」 「危険日に中田氏するんですから、子供はできるかもしれません。今後、何度か私とこういう性的接触をもつことになりますから、多分確実に妊娠するでしょう。これは、妊娠するところまで含めて仕事なんです」 「妊娠するところまで仕事……」 「だから、おっぱいを出すのも仕事なんです」 「あの……わかりましたけど、出来たら堕してもいいですか」 そうきたか、どこまでも冷静な……。 「堕ろしてはいけません。あなたは子供が出来るのは嫌ですか」 「相手によります、あなたのような薄禿デブとの子供は嫌です」 「こう考えてください、仕事で出来た子供なんです」 「仕事で出来た子供……」 「そうです、AC社の方にはすでに了解も取ってあって、あなたが妊娠している間のサポートは万全にさせます。生み終わったあとで、あなたの邪魔になるならAC社の施設が引き取る手はずにもなっています。わかるでしょ、これが仕事だということが」 これは本当だ、AC社の知り合いにこういう斡旋をしている人がいて、その人に頼んでおいたのだ。私は、いわゆるお得意様という奴だから。 「仕事……生むのも仕事ですか」 「子供を作って、生むまでが仕事です。もちろん、これは愛のない性行為なのでセックスではないです。あなたは、ただ仕事として母胎を貸すだけなんです。こう考えてはどうかな、合併によって子会社を生み出すのと一緒です」 「合併によって、子会社を生む。私の仕事ですね……」 「そうでしょ、あなたは仕事のパートナーに容姿や愛せるかということを求めますか」「それは、求めません。仕事のパートナーとしてちゃんとしていれば」 「私は、あなたの仕事上のパートナーです。私の精子と、あなたの卵子が合併して、子会社を作る。それがAC社の方針であって、あなたの大事な仕事なんです」 「そうですね、仕事ですね……わかりました」 「じゃあ、いい合併ができるように協力してください。おっぱいを吸いますからなるべく感じて、さすがにピストンまでは……もう痛いことはしないです」 「わかりました、どんどんお願いします……あ、あ……」 面倒な女だが、胸は超一級だ。奇麗で吸い付くような肌、誰にも触れられたことはない乳頭というだけで、興奮する。きっと社の男どもは、彼女をみてせんずりをこいていたことだろう。ピストンしなくても、これならいけそうだ。 「あー、そろそろ射精できそうですよ。これから、うちの精子がいきますからちゃんと子宮で受け止めて、いい合併をさせてくださいね」 「あ……あ、い……あ。はい、わかりました。いらしてくだ……さい」 「うーんいいおっぱいだ!キスして律子さん」 「う……んー」
ドピュドピュドピュ!
処女の子宮内に見事に射精を完了した。これで、今日の仕事はとりあえずかたがついたわけだが…… 「もう終わりですか」 「すいません、律子さん。元気になったので体位を変えて、もう何回かお付き合いしてください。仕事の続きです。そのほうが確実に子会社を作れると思うんです」 「わかり……ました……」
この日、律子に三回は射精した。あまりオマンコはせめられなかったのでおっぱいばかり攻めて、彼女の乳頭は二倍ぐらいの大きさに膨れあがってしまった。これだけやれば、彼女の中で新しい子会社が誕生する日も近いに違いない。
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