2ntブログ
E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
「下着になった男」
 俺の名前は佐藤安志(さとう やすし)二十一歳、女性用下着にかけてはちょっとうるさいぜ。

 ……まあ、ぶっちゃけて言うと下着フェチなんだよね。いや、そんなに変態的なフェチではないつもりだった。普通にオッパイもオマンコも好きだしね……まあ、まだ童貞なんだけど。
 街中を歩いている女性がみんなカラフルなランジェリーに身を包んでいると思うと興奮して仕方がなかった。このままで行くと、本当に下着泥棒に身を落としてしまいそうなので、俺は妥協策を取ることにした。
 選択肢は二つ、妹の発達未了な下着を取るか、母親のレースもヨレたようなダルダルの下着を取るか。彼女を作るってルートは見当たらなかったので仕方がない、俺は妹の下着を取った。恋愛ゲームで言うと妹ルートに進んだわけだが、ここらへんでたぶん選択肢を間違えてしまったのだろうと思う。
 妹のパンツを被ってセルフプレジャーに励んでいるところを発見された俺は「下着じゃなくて、中身に興味を持ってよ」とかそういう展開もなく、即座に家族会議に連行された。会議どころじゃなくて、弾劾裁判の様相を呈していた。
 オヤジは、見たこともないような酷い顔で泣きじゃくってるし、オフクロは呆れ果てたような顔をしてるし、怒りが頂点に達した妹は俺の襟首を掴んで何度も殴り倒した。倒れても倒れても、無理に引っ張り起こされて殴られるのね。殴られて健康な歯が欠けるってことが本当にあるんだね。うん、そんなに強く殴ったら一姫(イチコ 妹の名前)の拳も痛いだろうにね。つうか、スイマセンでした勘弁してください。背中も踏まないでくれると嬉しいです。

「そんなに下着が好きなら下着になってしまえ!」
 妹の一姫がそう叫んだ瞬間、俺は家から追い出されてランジェリーショップへと出荷されることが決定された。

     ※※※

 えっと、分かるだろうか。ついてこれてるかな。俺は下着になっちゃったんだよね。たぶん、何かの罰なんだろうけど。妹ルートからバットエンドかと思ったら、下着ルートに来ちゃったんだね。
 「下着には服はいらねーだろ」と妹に言われて、衣服を没収された全裸の俺はダンボール詰めにされてランジェリーショップに出荷されたんだよね。長い旅だった、たぶん半日ぐらい箱に入ってたから腰が痛くてしょうがなかったね。
 ようやく、何処かについた感じで蓋が開けられる。久しぶりに感じる外気の涼しい空気(トラックの荷台って意外と暑いんだよね、なんか湿ってるし)。俺を箱から出してくれたのは、ランジェリーショップのお姉さんだった。名前は三瀧 紗良(みたき さら)さん。超美人。
「えっと……」
 流石に裸の男そのものが品名、下着って書かれて送られてきたら困るよね。
「佐藤安志です、年齢は二十一歳です。よろしくお願いします」
 箱から引っ張り出してもらった、俺はペコッと頭を下げて挨拶した。第一印象が肝心だからね。
「佐藤安志? 聴いたことないメーカーだけど。新製品なのかな……奇抜なデザイン」
 俺の身体を上から下までジロジロと眺めて、手で触って確かめるようにする。いろんな部分をこねくり回したりして、どんどん困ったような顔になる紗良さん。
 若い男の身体と、下着とは形も何もかも全く違う。下着として、理解しようとしても難しいのだろう。
「ちなみに、無料です」
 あんまり困らせて廃品処分にされたら嫌なので、そう付け加えてみる。
「えっ、ただなの。ふうん、試作品ってわけね」
 無料と聞いて、紗良さんは嬉しそうな顔をした。極彩色のランジェリーショップ、その奥まったところに、俺は展示されることになった。結構流行っている店らしく、女の子が下着を物色する姿を眺めているだけで、ホワホワと気持ちが良くなっていた。
 女の子たちは、俺のところまで来ると、大抵は俺を気持ち悪そうな眼で見てすぐに違うところに行ってしまう。たまに、興味を持って眺める人もいたが俺を試着してみたいという女の子は表れなかった。
 暇を持てますこともあったが、普段男が入れないランジェリーショップに居られるだけでも、俺は幸せだったし夜になれば下着にイタズラしたり、紗良さんのロッカーを覗いたりするだけでも、存分に楽しめた。
「別にこのまま売れなくてもいいか……」
 人間をやってたときもやる気がない感じだったが、下着になってからも実にやる気の無いことをつぶやいていた俺なのだが、ついに試着の時が訪れた。

 平日の午後という客が少ない時間帯に、胸のすごく大きな女の子がやってきた。身長がそこそこあるから、妹よりは若干年上だろう。黒髪が艶やかで、大きなメガネをかけている大人しそうな女の子。ラフな格好で制服ではなかったが、たぶんまだ学生をやっている年齢に見える。
 キョロキョロと慣れてない感じで店内を見ていたから、無聊をかこっていた紗良さんもここぞとばかりにやってきて話しを聞く。どうも初めての来店のお客さんみたいだ。会話に耳を傾けてみる。
「あの……通販だと、Dまでしかなくて……あっても可愛いのがぜんぜん」
「ああ、お客様ご立派ですものね、分かります。Gでしたら上下セット展開のみになりますが、結構種類もございますよ」
「見ただけで分かるんですか」
 胸を手で押さえて、眼鏡の奥で眼を見開いてクリクリさせる女の子。
「一応、店員ですから目測でもある程度は」
 そう言ってニッコリと笑う。紗良さんもプロ根性があるのだ。
 いろいろと、大きめのサイズを裏から出してきて、あーでもないこーでもないとやっていたが、女の子はあんまりお金を持って来てないらしい。
「今日はちょっと持ち合わせが……」
「そうですね、まあ安いのもございますが……」
 そう言ってから、思い出したように俺のほうを振り向く。
「……実は、ちょーと変わったデザインなのですが、試作品で無料の下着がございまして。もしよろしければですが、そちらの方をお試しになってみませんか」
 お金にならないとお客だと思った紗良さんは、不良在庫化している俺を押し付けるつもりらしい。俺を抱えるようにして……あんまり重そうなので自分で動くことにした。女の子の前に持ってくる。
「えっ、これ下着なんですか……ちょっと大きすぎるというか」
 たぶん、問題はそれだけじゃないだろうな。自分で言っててもしょうがないが。
「でも無料ですから、とりあえず試着だけでもしてみませんか。フリーサイズってありましたから、たぶんお似合いになりますよ」
 紗良さんは、よっぽど俺が邪魔らしい。確かに、決して広くない店のスペースをだいぶ取ってしまってるし、もしかするとロッカーを物色したのがバレたのかな……。
「じゃじゃあ……試着だけ」
 紗良さんの必死のプッシュで、俺と一緒に試着室へと追いやられる女の子。初めて入ったが、下着屋の試着室って結構広いのだ。俺がたまにいく古着屋の二倍の広さはある。つまり、人が二人入っても狭くは感じないぐらいのスペースはあるわけだ。

 俺は女の子がトレーナーやスカートを脱ぎ始めたので、脱いだものをハンガーにかけてやる。紳士たるもの、これぐらいの手伝いはしてあげないといけない。
 大きいピンクのブラを外すと、ドカンとスイカかと思うぐらいの爆乳が二つ飛び出してきた。確かに、これは合うブラジャーを探すのが大変だろう。そんな感想を抱くまもなく、さっとパンティーも脱いでしまった。
 彼女からしたら、俺は男じゃなくてただの下着なのだなあと思うと、ちょっと寂しい気がする。クンカクンカする暇もないので、ブラジャーを自分の胸に……つけようとしたら、さすがに幅が合わなかったので首に付けた。ピンクのパンティーは頭にかぶることにした。もちろん、ハンガーが一つしかないからここにしか掛ける場所がないだけである。やましい気持ちはこれっぽっちもない。
「さてと、この下着どうやってつけるんだろ……店員さん説明してくれたらいいのに」
 俺の手や足を触って、どう付ければいいのか悩んでいるらしい。それはそうだろう、俺だってどうやれば下着として自分が機能したことになるのかよく分からない。
 取りあえず、女の子の後ろに回って、手で胸を押さえてみた。手ブラとよく言うから、これでブラジャーの代わりにならないだろうか。
「あっ、胸はこれでいいのか……サイズは合ってるみたいだけどちょっと布面積が小さいような」
 女の子は俺の掌を上から触って、伸ばすようにする。そんなことをしても、俺の掌は伸びたりしない。
「やだ……なんかサイズがキツくなったりユルくなったりする」
 それは俺が、おっぱいを揉んでいるからだ。ブラジャーに成りきっているとはいえ、生まれて初めて女の子のオッパイに触れて、揉まないという選択肢はなかった。
(ああ、こんなに柔らかいんだ、マシュマロというよりつきたてのお餅みたい)
 むしろ積極的に揉んで行く。完全にブラジャーとしての仕事を放棄してしまっている反省である。
 揉まれるとやっぱり困るらしく、女の子はしばらく俺の腕を引っ張ったりしていたが、俺が頑強に揉むのを止めないと分かると諦めたらしい。今度は下半身のほうを何とかするつもりのようだ。屈み込んで、股を見ているから揉みやすい。
「下はどうするのかな、ああっこの出っ張りみたいなのを股に当てるようにするの……なんだかフンドシみたいでイヤらしいなあ」
 なんと、女の子は俺の股間のイチモツを、つまり勃起して屹立したナニを手で掴んで自分の股に押し当てた。確かに後ろからの体勢で、俺の身体で股を隠すものといえばこれしか無いのだが、これは性器と性器が触れ合ってることにならないだろうか。
 まさかの童貞喪失寸前の出来事に、俺の胸は高鳴った。
「あっ……ちゃんとこの棒が伸びるんだ。でもやっぱり、布面積が小さい。Tフロントみたいなものかな。こんな下着穿いてたら、恥ずかしいよね」
 女の子が俺のチンチンに触れている。ヤバい、ヤバい……。
「きゃ、やだ……胸が出てる」
 乳首がむき出しになっていた。俺が揉んでいたから、指の間から可愛い乳首が見えてしまっていた。俺はもう、興奮状態でブラジャーであるという自分の立場も忘れて、指で乳頭をつまみ上げてクリクリした。すると、乳首がにょきにょきと立ったのである。大人の階段を登った瞬間だった。
「もうやだ……、ああっ、もとに戻ったかな」
 乳首を立たせたので満足して、俺は乳輪を手で覆い隠すようにした。揉むのは止められないが、股の方が気になるようで女の子は今度は俺のイチモツをさすっている。
「なんだかこれ硬くて……もっと伸びないのかな。やだ、何これ先っぽがヌルヌルしてきた」
 そんなにさすられたら、そうなるに決まっている。これに関しては、俺が悪いんじゃないんだ!

「やっぱり、このインナーおかしい……店員さんちょっと来て下さい」
 女の子の呼び掛けで、紗良さんが飛んでくる。女の子の説明を聞くと、紗良さんは眉を顰めた。
「はいはい……試作品ですからやっぱりおかしい部分が出てきますよね。胸が露出したんですか」
「そうなんです、それだけじゃなくてキツくなったりユルんだり、まるで揉まれるみたいに……」
 そういうと、女の子は恥ずかしそうに俯いてしまう。俺は、バレないようにジッとしているから、目の前ではちょっと布面積が小さいブラジャーにしか見えないはずだ。それを紗良さんは、手で触ってじっと見つめている。
「ところで、ショーツの方の履き心地はいかがでしょうか」
「それが……なんだか濡れてきて」
 女の子は、必死にショーツがおかしいと説明する。俺のショーツは、すでに女の子の股に挟まれるようにして、ピクピクと脈打って今にも射精しそうだ。
「ふーん、たしかにTフロントとしても面積が狭すぎますね。ちょっと失礼してよろしいですか」
 紗良さんは、ニュッと俺のイチモツを掴んで、根元からしゅるっとカリの部分までを優しく撫でていった。
「ここの出っ張りがなにか……」
 紗良さんの繊細な指が、俺の亀頭を掴んで引っ張る。もう限界……

 ドピュドピュドピュドピュ!

 ランジェリーショップに来て一週間近く、俺はオナニーをしていなかった。一週間分の溜まった白濁液が、しゃがんで俺のイチモツを見ていた紗良さんの顔に飛び散った。プルプルで指で摘めそうなほどの精液が、紗良さんの顔いっぱいを真っ白に染め上げている。試着室は、精液の青臭い匂いに包まれて、俺も女の子も精液塗れになっている紗良さんも無言だった。

 紗良さんは、ポケットからハンカチを取り出して顔を拭くと、女の子に厳かに頭を下げた。
「失礼しました、やっぱりこれは不良品のようですね。濡れる下着なんて使い物になりません。他の下着を安価にサービスさせていただきますので……」
 女の子が下着を買って帰ると、俺は紗良さんに元々入っていたダンボールに押し込められた。「不良品につき返品します」と書かれて元の住所(つまり、俺の自宅)に送り返されたのだった。

     ※※※

 こうして、返品された俺は家に戻ってきた。ちょっとした小旅行である。
 箱から引っ張り出してくれた妹の一姫の怒りは収まっていたらしく、俺も反省したようなので(確かに反省はしていた、一姫が言っているのとは違う意味でだが)元の生活に戻ってよしと許された。佐藤家の全権限は妹が握っているので妹が良しと言えば良しなのだ。まるでエロゲに出てくるような妹である、何故俺とフラグが立たないのか不思議でならない。ちなみに、エロゲ的な妹の一姫は『さまよえるオランダ人』という二つ名まで持っている。中学の修学旅行で長崎に行ったときに、ハウステンボスで迷子になったことに由来してついた二つ名なのだが、当然この名前で呼ぶと殴られるので自粛している。繰り返し言うが、何故俺とフラグが立たないのか不思議でならない。大事なことなので二回言いました。

 反省して許されたはずの俺は、結局また女性用下着への欲望に負けて妹の子供パンツのクロッチでセルフバーニングしているのだが、別に妹の子供パンツが好きだからというだけの理由ではない。大事なことなので、二回やってるわけでもない。
 またいつか、妹のパンツをイタズラしているところを発見されて――
「そんなに下着が好きなら下着になってしまえ!」
 ――と、叫ばれて再びランジェリーショップに送られないかと密かに期待しているのだ。紗良さんにもまた会いたいし、前回の失敗を活かして、次はもっとうまく下着が出来そうな気がする。でもその過程で妹にボコボコに殴られたり、歯が欠けたり、ダンボールに詰められたりするのはやっぱり辛いので、なるべくバレないようにオナニーに励む俺であった。

『下着になった男』 完結


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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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