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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第三章「初めての男」
 私は、唇を奪われていた。
 ブチューって、オジサンに唇を奪われて、口中舐め回されておまけに口の中まで舐め回されていた。
「んっーんんっ!」
 私は、抗議したけれど動かそうとした舌をベロンと口の中で絡ませられてディープキスまでされてしまった。
「アハハッ、ヨダレ出てたから舐めてあげようと思ってさ。フハハッ、おっぱいちゃんの舌は甘いねえ」
「あふっ、甘いねえじゃないですよ。私、ファーストキスだったんですよ!」
「おや、そんなに立派なのに彼氏もいないのか。俺もおっぱいちゃんに初めてキスしたんだから、初めて同士だからいいよね」
 初めて同士……いいのか? そんなので交換成り立ってるのか。そんな考えに沈むうちも、ガンガンと体重を載せて腰をふるってくるし、私のおっぱいを握り締めながらオジサンはブチュブチュとキスをして来る。
 また舌がベロンと口の中に入ってきた。唾液交換……交換だからなんだというのだ、私はなぜ自分がそんなに『交換』にこだわっているのかよく分からない。最初にオジサンが言い始めた気がする、交換だったら納得出来るのだ。スッキリと物事が割り切れないと気分が良くない私にとって『交換だから良い』という概念は分かりやすいものだから。だからって、オジサンに好き勝手されて良いのか?
「良くない! とにかく私の身体で遊ばないでくださいっ!」
 オジサンに抱かれながら、私は胸をグネグネと弄ばれていた。変形するぐらい強く左右に押し開かれたり、乳搾りみたいなかんじで上にギュってされたり。身体が熱くなって、飽和状態だったから鈍い痛みしか感じないけれど、屈辱的であることには違いない。

「アハハッ、遊んでなんか居ないよ。オジサンは梢ちゃんと真面目にセックスしてるんだよ」
 ようやく私の名前をきちんと呼んだか、ニヤニヤした顔が真面目そうにはとても見えなかったけど、言われれば確かにオジサンは真剣にハァハァと声を荒らげて私の身体の上で……。
「ちょっとセックスって、オジサンなにしてるんですか……」
 私は何かとてもひんやりと恐ろしく感じて、そっと身体を起こす。
「何って、セックスだよ。オジサンのおチンチンを梢ちゃんのマンコに挿入してるだけだよ」
 下腹部に見えたのは、オジサンと私が繋がっている――挿入されているという現実だった。なんで気がつかなかったのだろう!
「イヤァ! ほんとに入ってるじゃないですか。抜いてください!」
 私は、気がつかないうちにオジサンの汚いものを自分の中に挿入されていたのだ。
「そういえば、梢ちゃんはセックスは初めて見たいだけどよく痛く無いね?」
 初めてなのにどうしてこんな、初めては痛いという。目で確認して、初めて自分が下腹部にジンジンと抉られるような痛みを感じているのに気がついた。我ながら、鈍いにも程がある。
「イヤッ! 痛いです。いま痛みがジンジン来ましたから! 止めてッ!」
「止めてって言われてもなあ、オジサンも梢ちゃんに入れるのは初めてだから、初めて同士で何も問題ないよね?」
「えっ、ああっ。それはそうかもしれませんけど……」
 初めて同士で問題ない? どうして私はこんな言葉に説得力を感じているのだろう。

「ウヒヒッ、人のセックスは笑うなと言ってね。梢ちゃんの記念すべき初めてなんだから、しっかりセックスしないとね。流石に俺も、ふざけて、られないっと!」
 オジサンはふざけた調子で、腰を振って私の股にそそり立ったものと突き刺した。股からは破瓜の血が流れて、痛々しげな様子なのだがお構いなしだ。オジサンの勝手な腰つきは、自分の快楽だけをきっちり完遂するという気迫に満ちていた。
 されても良い。むしろ、されるのが当然だと思う自分の考えがハッキリと感じられるのに、納得が行かない感情が私に文句を言わせる。
「やっぱりおかしいですよ、ああっ……愛している恋人同士でやるのがセックスでしょ? オジサンのやってることはレイプですよ、無理やりの強姦なんです分かってるんですか?」
 私の初めての相手が、どうしてオジサンなのだ。さっきと一緒だ、納得しても憤りの感情だけは消えない。
「ハイハイレイプねーほのぼのレイプねー」
 オジサンは、お尻にぎゅっと力を入れて腰を回転させた。私の膣襞の粘膜が激しく擦られるからジンジンした痛みを感じる。
「痛いッ、痛いんですよ! ほのぼのしてないです!」
 だが、不思議とひどい痛みは感じなかった。私の膣が絶頂寸前まで感じさせられて、分泌液を多量に漏らしていたからだろうか。傷口を引き裂かれるような痛みがあると、友達同士でも話していて初めてに恐怖を募らせていたものだが、オジサンに訴えるほど痛みではなかった。
 私とオジサンが繋がっているお股からは、グチュグチュと嫌らしい音が響いていた。身体に直接打ち付けられる響きとともに、私の身体が熱くなっていく。
「アハハッ、梢ちゃんがレイプだっていうなら、レイプでいいんだけど……悪い感じはしないんだろ?」
 私の感触を確かめるように、ぐっと腰を押し付けて訪ねてくるオジサン。股の痛みはあったが、それよりオジサンの体重が腹に乗っていることのほうがよっぽど苦しい。
「悪くはないですけど……えっと、あれっ?」
 レイプは悪いことなのに、私は確かに悪い感じはしなかった。オジサンに言われたからではなく、目の前の現実を私はスッキリと受け入れていたのだ。
「ふうっ、やっぱり初物は違うね。締め付けが厳しすぎる。俺のを必死に吸い上げてくれる嫌らしいオマンコちゃんだ」
「私はそんなことしてません……ひぐっ……もっ、もういい加減に終わってください」
 オジサンのピストンが早くなる。ギュッとオッパイを揉みしだかれて、身体の触れている部分が火照っている。私が痛み以外に何も感じないといえば、それは嘘だった。
「言われなくても、終わりそうだよ。きっちり、中に出すからね」
「えっ! 中に?」
「ウウッ、出すよ……」
 私が拒否する暇もなく、オジサンはさらにピストンを早め、絶頂を迎えた。入れられたことにすら気がつかなかったのに、この瞬間を私は強く覚えている。膣の中で、オジサンのものはギギッと大きく膨れ上がり、ドクドクッと欲望を吐き出して行く。初めて、自分の中に温かいものを注ぎ込まれた。その感覚に、陶然となってしまって声もでない。

 静寂。感じられるのはドクドクと生殖器が脈打つ音だけ。

 やがて世界に音が戻ってくる。扇風機の廻る音に、遠くに聞こえる蝉の鳴き声。窓から流れ込む夏の湿った空気、私の自宅のベットで私は初めてを終えた。

「……中に出しちゃったんですか!」
 私はいまさらながら、抗議する。終わった後に、本当にいまさらながらだった。
「だって、梢ちゃんが盛んに愛液出すから、ちゃんと交代に俺も精液も出さないといけないでしょう」
 そんな理屈が通るか!
「妊娠したらどうしてくれるんですか」
「まさか、一回中に出したぐらいで妊娠したらそっちのほうがビックリだよ。精子と卵子の遺伝子の交換で新しい命が誕生するんだから、素敵なことだよね。それって奇跡だよね」
 オジサンは、そんな頭が腐りきったセリフをつぶやいている。奇跡かもしれないけど、最悪の奇跡だ。悪い奇跡は英語でなんていうんだったっけ。えっと……Bad luck(バットラック)?
「とにかく、どいてください。洗わないと……」

     ≒≒≒

 お風呂場のシャワーで、股を洗って部屋に戻っていく。そういえば、お母さんは一体何処に言ったのだろう。今日は姿を見ない。これは真夏の悪い夢で、階段をあがって部屋に戻ったらオジサンなんて初めから居なかったんだ。
 ――という展開を期待したが、ちゃんと私の机に笑顔のオジサンが座っていた。すでに服を着ているようだ。
「さてスッキリしたし、俺はそろそろ帰るね」
「さっさと帰ってください! というか最初から来るな!」
 オジサンが消えてしまう前に、いろいろ聞かなきゃいけないことがあるような気がする。だいたいこのオジサンはなんなんだ。どうして、私の家に勝手に入ってきているのだ。そっからスタートで、とにかくいろいろ。

「俺は梢ちゃんのことをしばらく忘れるから、梢ちゃんもオジサンのことはしばらく忘れてくれるかな。さっきのはたいしたことでもなかったから、何もなかったように思ってくれると助かるよ」
 そういって、オジサンは「あースッキリ」とか言いながら入ってきたのと同じように部屋から唐突に出て行って、戻って来なかった。

 私はしばらく呆然としていた、蝉の鳴き声と扇風機の音だけだ。半ば無意識に、脱ぎ散らかされた下着とハーフパンツを穿く。

「あっ……なにやってるんだろう、夏休みの宿題やらないと」
 今日は宿題を片付ける能率が悪い。いや問題を解くスピードはいつもと変わらないはずなのに、午後十時には今日のノルマを終えてしまうはずが、正午までかかっても終わらなかった。こんな日もあるか、英語の問題集にちょうど相応しい単語が載っていた。

 ――Bad-Luck Day.(ついてない日)


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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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