第九章「夏休み登校日」 |
夏の朝は早い。まだ朝焼けが眩しい時刻なのに、目が冴えてしまう。 家の前の公園では、今日もラジオ体操をやるんだろうか。小学校の時は毎日通ったものだけど、まだ時刻が早すぎて家の窓から見下ろせる公園に人影はない。 「我ながら、本当に朝早くて嫌になるわね……」 今日は久しぶりに登校日で中学校がある日だけど、それにしたって早起きし過ぎだ。 折角の夏休みだし、もう十四歳なのだ。 ラジオ体操皆勤賞だった小学生時代とは違う、夜更かしぐらいしてみたいのに。夜になると、自然と眠たくなって寝てしまい、朝はこんなに早く起きてしまう。図体ばっかりでっかくて、中身はてんで子供なのだ。 「子供ねえ……」 洗面台で顔をバシャバシャと洗ってから、タオルで綺麗になった顔をまじまじと見てみる。確かに身長は高いけど、頬の赤みがやっぱり子どもっぽいよね。 「どうして、高校生とかに間違われるのかな」 身長かあるいは、この……。 「胸のせいか」 最近また、張ってきたような気がする。またブラがきつくなってきている。夏は蒸れるから、すごく困る。 「もしかしたら、避妊薬の副作用なのかな」 擬似妊娠状態にするために、胸が張る副作用もあると説明書きにあった。そのせいだとしたら、仕方がない。私は、自室に戻って寝間着から制服に着替え用と思って、手を止める。 「まだ早いし……先に済ませておくかな」 男の人は朝ムラムラするって聞くけど、私もちょっとそういうところがある。一日一回のオナニーを、私は朝方に済ませる事が多い。 「ピルに、エッチになる副作用なんてのはなかったわよね」 そうなると、最近のムラムラって……。私はそんなことを考えながら、寝間着の下とパンティーを降ろす。 バイブを取り出して自分の股間に擦り付ける。さすがに大きい物だから、いきなりは入らない。ゆっくりとクリトリスにこすりつけると、ローションなしでも入れられるようになった。 「いつの間にか、すっかりはまってるなあ……ハンッ」 私はゆっくりズブズブと、バイブレーターの先っぽを自分の股にうずめていく。ああっ、スムーズに入っちゃうようになったな。
そんなことを思いながら、バイブを根元まで挿し込んだ瞬間。
ピーピーピーピー
なんか、目覚まし時計が鳴るような音が部屋に響き渡った。 「ちょ、なに?」 バイブの根本が光っている。こんな機能あったっけ? 「止まって、うるさいわよ」 近所迷惑だ。私は慌ててバイブを引き抜くと、ボタンを押してみたりして音を消そうとする。けど、消えない。 ボタンを押しても、ウインウインバイブ機能が作動するだけで、音は止まらない。スイッチを切る。他にボタンなんてないわよ。 「もう、なんなのよ……」 光るバイブを持ちながら、どうしようかと途方にくれていると。部屋の窓から、唐突にオジサンが入ってきた。
「やあ、梢ちゃんおはよう」 「あっ、えっ、ちょっとどうやって来たんですか」 オジサンが指差すと、ベランダにハシゴが掛かっている。ベランダから、屋根を伝って私の部屋の窓までやってきたのか。二階だから油断してたけど、窓の鍵を開けっ放しにしておくと、無用心みたい。気をつけよう。 「バイブが作動してるみたいだね」 「あっ、そうなんです。これどうやったら止まるんですか」 「ああ、これはね……」 オジサンに差し出すと、オジサンは私の手からバイブをつまみ上げて、根本に小さくついている液晶を確認している。そうしているうちに、程なく光が収まりピーピーピーピーうるさかった音も消えた。オジサンが何かの操作をしたようにも見えなかったのに。 「どうやって音を止めたんですか?」 「ああ、これはね。しばらくすると自然に消えるんだよ」 「そうなんですか」 焦らなくてもよかったのか。 「それにしても、なんで音が鳴ったんですか?」 これからも使ってるときに突然鳴り出したら、困ったことになってしまうので詳しく聞いておこう。 「このバイブは膣内の体温と子宮頸管から出る分泌液の量で、排卵日を調べることができるんだ」 「はあ……」 そうすると、えっと……どういうことだろう。 「つまり、梢ちゃんが排卵日になったから音と光で、バイブは知らせてくれたわけだ」 「もしかして、だからオジサンは来たんですか」 だんだん話が見えてきた。オジサンは嬉しそうに頷く。 「さすがに梢ちゃんは、物分りがいいね」 そんな勝手なことを言いながら、オジサンは太い指を私の腔の奥に差し入れた。 「かはっ、いきなり何を?」 「まあまあ」 なにが、まあまあなのか。オジサンは慣れた手つきで、私の膣奥をヌルヌルとまさぐり、分泌液をすくいとった。 そして指先に付着した粘液を、私に見せつけるようにした。 「ほら、これが梢ちゃんの子宮口から流れ出している粘液だよ。こんだけ出てたら、排卵日は近いってことだ」 「やだ……」 私の目の前で、オジサンは親指と人差指をゆっくり離すと、私の白い粘液はねっとりと糸をひいて延びた。眼を背けたままで、私はベットに押し倒されてしまう。ほんと、このオジサン嫌らしいなあ……。
「ほら、観念して股を開いてごらんよ」 「オジサン、あの、私今日学校の登校日なんですよっ!」 オジサンは、自分も裸になりながら、私の寝間着の前をボタンをプチプチと外している。 「おや、ブラジャーは付けてないのか。ダメだな、寝る時もつけないと型くずれしちゃうよ。特にキミみたいなおっぱいちゃんはね」 今日はちゃんと名前を呼んでくれると思ったのに、いやあ別にオジサンに名前で呼んで欲しいってわけじゃなくて、おっぱいちゃんって言い方がなんだか私が胸しか特徴がないみたいで馬鹿にしたみたいな言い方だし……。 「いや、そうじゃなくてオジサンっ! 今日登校日なんですよぉ」 私がベットで裸に剥かれながらそう訴えると、オジサンはキョトンとした顔をした。 「登校日ってなんだっけ?」 「オジサンだって中学校の時があったんでしょ」 オジサンは忘れてしまったという顔をするので、私は必死に説明する。夏休みには、何日か登校日といって学校に行かないと行けない日があって今日がそれに当たるのだということを。 「ふうん、登校日が排卵日に当たるなんて……。おっぱいちゃんついてないねえ」 「そのおっぱいちゃんって言い方も、いい加減止めてください!」 オジサンは、私に伸し掛る。止めるまもなく、するりと私の中にオジサンの勃起したものが入ってしまった。 「だいぶ、こなれてきてるな」 「うそ、なんで入っちゃうの。いやっ!」 オジサンは、私をそのまま抱きしめると唇に食らいついてきた。 「んー!」 乱暴なキス。 哀しいかな、私はそのまま押し切られるように舌をねじ込まれてしまう。ぬっと口の中に舌が入ってくると、諦めて口を開けた。口内を蹂躙される、その間も腰を突かれるピストンの勢いは止まらない。 奥までいっぱいにされる。 口の中を舐められていると、なんかもうどうでもよくなってくるが、こんなことしてる場合じゃないとなんとか強引なキスを外した。 「ぷっ、オジサン。やめて、今日は登校日だからって言ってるじゃないですか!」 「それが分からないな、なんで登校日だと止めないといけないの?」 そう言われても……。 「だから、えっと……学校に行かないといけないから」 「じゃあ、行けばいいじゃん」 オジサンはニンマリと笑って、好き勝手なことを言う。 「えっ」 「だから、手短に終わらせてやるって。そうだいっそ、中出ししてやるからバイブ突っ込んだままで学校行くとイイよ。学校で排卵して受精なんて、最高じゃない?」 考えうる最悪だと思うんだけど。 「そんなの困りますから、バイブ入れたまま学校行くなんてみんなにバレちゃいますよ」 オジサンだって、バレたら困るでしょ。女子中学生と関係があったなんて知られたら逮捕ですよ。逮捕? 「その法律は自由恋愛ならセーフだから」 そう言って、オジサンはまたゆっくりと腰を動かし始める。 「どっ、どこが自由恋愛なんてすかっ!」
「そんな話どうでもいいじゃないか、時間ないのに手間をとらせるなよ」 オジサンは、本当に好き勝手なことを言う。 「とにかく、私はバイブ入れて学校に行くなんて絶対にっ!」 絶対に嫌だ。 「芽衣ちゃんだって、バイブ入れて来てたでしょ」 今そんな話をされるとは思ってなかったのでビックリしてしまう。 「いま芽衣のことは、関係ないでしょ!」 「関係あるよ。芽衣ちゃんがバイブ入れて来たのと『交換』に、梢ちゃんもバイブ入れて学校に行こうね。もちろん、中に俺の精液をタップリと突っ込んでからな」 オジサンはニンマリと笑った。うーん、私のこと名前で呼んだなあ……じゃない。クソッ、交換にしたら私たちが逆らえないと思って、好き勝手言って……。 「はあんっ……」 溜息をつくつもりが、私はイヤラシイ声を出してしまった。私は恥ずかしくなって、口を押さえる。 「気持いいんでしょ?」 「誰がっ……」 オジサンなんかに突っ込まれて、気持ちいいなんて。 「我慢しなくてもいいよ。毎日俺のと同じ大きさのバイブで、オーガズムに達するまでオナニーしてたらさ。気持よくなってもしょうがないだろ」 「そんなこと……」 ないと言えるだろうか。 オジサンの亀頭がまた、私の一番気持いいところをがりっとひっかいた。ピストンが乱暴すぎ……。押し込まれるたびにお腹がいっぱいになって、引きずられるたびに中が裏返る。 「危険日に生でこすられちゃたまらんだろうさ。梢ちゃんの子宮口がよだれたらして喜んでるぜ」 「やだっ!」 さっき私の中から出てきた粘液を思い出してしまった。あれって、子宮がだしてるヨダレなの?
「梢ちゃんがやだって言ったって、健康な卵巣は勝手に排卵するだろうし、そこに中出ししたら確実に妊娠するだろうさ」 「やっ、私は絶対妊娠なんてしないもんっ!」 私は避妊してるから、大丈夫だよね。 「んっ、なんで絶対しないなんて言い切れるの?」 オジサンが腰の動きを止めて、怪訝そうな顔でこっちを睨んでいる。 あっ、もしかしてこれってヤバイ? 避妊してるってことがバレたらすごくマズイよね。 「えっと、しちゃうかもしれないけど。したくないから……だってオジサン。まだ私、十四歳ですよ。オジサンだって困るでしょ?」 「俺は別に困らないな。というか、最初から今日は孕ませに来たって言ってるんだが」 オジサンはニンマリとした笑顔に戻る。ごまかせたかな……。 「そんなのでも、私は困っちゃうから」 私の頬から、たらりと汗が溢れる。開けっ放しの窓から、ジージーと蝉の声が聞こえ始めている。徐々に朝日は登って、気温が上がり始めているのだ。 「観念しちゃおうよ。俺が今から精液を梢ちゃんの中に射精したら、どうなるかな」 どうなるか、私に言わせたいんだろうな。私は、誤魔化したい一心で素直に答えてあげることにした。 「オジサンの子供を受精します」 くうっ、こんなこと言いたくないけど。これで満足するんだろう。 「そうだな。ククッ……梢ちゃんが俺の子種を素直に受け止めてくれるとは、嬉しいねえ」 好き勝手言ってなさい。受精はするけど、避妊薬を飲んでるから着床はしないのだ。それをオジサンに悟られないために、オジサンを満足させて疑いを抱かせないようにする必要があった。 「だってオジサン勝手に中に出しちゃうし、仕方なしです……」 自然な感じで演技しようと思えば思うほど、嘘っぽくなるような。うーん、これでバレないかな。
「どうせ妊娠するんだから、いっそ梢ちゃんも素直に受け入れて、オジサンと気持ちよくなろうよ」 腰を止めて何を言い出すかと思えば、気持ち悪い。 「うーん」 私は一応迷ってる素振りをしてみた。本当はお断りなんだけど、ヘタに拒絶しまくって疑われても困る。 「ねっ、無理やりやられるより梢ちゃんもラブラブセックスのほうがいいだろ」 ほんとっ、このオジサンなに言ってんだろ。私が喜んで受け入れるわけ……。そう考えてから、お母さんのことを思い出した。お母さんは気持よくノリノリでやってたけど、オジサンに余計なことを考えさせないためだったんじゃないだろうか。 そういう大人の女のテクニクス。 いいだろう、私もちょっと嫌だけど、我慢して気持よく乗ったふりをしてあげよう。そうすれば、オジサンは満足するのだ。 「分かったわ。どうすればいいかわかんないけど」 「梢ちゃんはまだ若いからな、素直に俺のを受け止めてくれたらいいよ」 私の合意が得られて嬉しそうだった。 まっ、これで満足するのよね。 「女子中学生を妊娠させるなんて、それだけで俺は興奮できるからな」 なんだか中学生で一括りにされて、自分の人格が否定されているようで嫌だった。抱かれるときに(好きでもない人に抱かれる事自体最悪なんだけど)そんなこと言われたくない。 そんな気持ちが、顔に出てしまったのだろうか。オジサンは気遣うように私にこう申し添えた。 「まっ、梢ちゃんの場合は発育が良すぎて大人の女と変りないけど」 ぜんぜんフォローになってない。私は、思わず吹き出してしまった。嫌な行為をされて嫌なことを言われて、その上に怒らされてしまっては笑うしか無い。 「あれっ、何か俺。笑えるようなこと言ったかな」 自覚がないならいいわ。私は、もう黙ってオジサンに抱かれるままになった。力を抜いて、オジサンにめいいっぱい可愛がられていると、これはこれで気持ち良さを否定できないところがある。 少なくとも、気持よくて楽だった。腰から身体がふんわり浮くような心地。ちょっと汗だくのオジサンの身体がのしかかってくるのが、暑苦しいけど。それも次第に気にならなくなった。
ダラっと反応がなくなった私を気遣ってのことか、オジサンは盛んに言葉をかけてくる。それがまた、みんな卑猥な言葉で私は怒るどころか呆れてしまう。大人と言っても、男なんてそんなことしか考えてないのね。 「妊娠したら、きっとおっぱいちゃんのおっぱいだってもっと大きくなるね」 私はさすがにそれにはムッとした。 「おっぱいちゃんじゃなくて、名前で呼んでください」 本当は、おっぱいが大きくなるってのに反射的にムッとしたんだけど。そうごまかした。 「ゴメンゴメン、雰囲気でないよね。梢でいいかな」 もう『ちゃん付け』も無しか。もう呼び方ぐらい、好きに呼んだらいいんだわ。 「梢のおっぱいも、いまFカップだっけ。GかHカップになるよ、お母さんのブラジャー借りるとイイよ」 私だって中学生としては恥ずかしい大きさだが、うちのお母さんはさらに大きいのだ。日本のブラジャーでは入りきらず、海外の通販から取り寄せで買っている。血がつながってる母親とはいえ、あんなお化けオッパイになりたくない。 「おっぱい大きくなったら嬉しいです」 私は、心ないことを言った。あんまり拒絶ばっかりしてたら不自然だし。 「おおっ、そうか。じゃあオジサンが孕ませて梢のおっぱい大きくしてあげるから、母乳をタップリ飲ませてね」 オジサンは案の定、上機嫌になって私のオッパイを揉みしだく。すっごいギュッと揉まれて、普段なら絶対に痛い強さなのにすごく気持ちよくなってる。
「梢のおっぱい、すごく柔らかくなってるよ。やっぱ、女の身体になったんだな」 そうなんだろうか、私はやっぱりそんな身体になったんだろうか。 最近エッチだしな……。 「梢のおっぱいもエッチにしてやるからな」 私は、自分の心を言い当てられたような気がしてドキッとした。 「えっ……」 オジサンは、私がビックリした様子なので聞き返した。 「どうしたの?」 「私って、エッチですか?」 「だから、梢を孕ませてFからエッチにおっぱいを大きくしてあげるからって」 そっちか……。 「そうですか、おねがいします」 心が読まれてたら、実は避妊してるのもバレちゃうんじゃないかと思ってドキドキしていたのだけど。 バレてないならいい。好きにしたらいいんだわ。 「もちろん、おっぱいもエッチだけど、梢もエッチな女の子だよ。まったく、こんなイヤラシイ身体をして中学生なのに、中学生なのにっ!」 オジサンは、そう言って興奮してる。なんか口惜しい。突かれてる、膣奥がキュッと切なくなる。 「くふっ……」 なんか軽く私はオーガズムに達してしまった。足が自然とピンと伸びる。震えた身体をオジサンは押さえこんで、なんども腰を叩き込んだ。 パンパンとイヤラシイ音が響く。ああっ、お母さんがやられてた時と一緒の匂いがするじゃない。 私もイヤラシイ匂いがするんだ。なんか、たまらない気分だった。
「そろそろ出そうだぞ。梢、どこに出して欲しいんだ」 またそんなことを言う。オジサンは私が答えないと、ギュッと乳首をつまみあげてくる。ああっ、言うから胸は止めて。 「私の中に出してください」 オジサンは、口が裂けるほどニヤッとした。嬉しいんだろうな、そら誤魔化すために喜ばせたいとは思ったけど、私は荒い息を吐きながら、悔しさに下唇を噛み締めた。 「おいおいマジかよ、中に出したら妊娠しちゃうぜ」 こっ、コイツめっ! 私はもう頭に来る、お前が勝手にやってんのに。 「もういいから早く出してください」 そうじゃないと、またイッちゃうから。だから、オッパイ乱暴に触んないでよ。 「そんな言葉じゃ、オジサンは満足いかないなあ」 この期に及んで、まだネチっこく責めてくる。また乳首をムギュッと引っ張った。もうやめて、本当にヤバイから。 「中に出してっ、私の中に精子だして受精させて下さい」 孕ませてだの妊娠させてだのは絶対言いたくないから、私はこんな言い方になった。だって避妊してるから、大丈夫だもん。受精まではされても、妊娠はしないから。 「よしっ、これで合意の上での子作りだなっ」 オジサンは本当に、どうしようもないことを口走った。 ああ、最低だなこの人。 「おいっ、どうなんだよ。山田梢は、合意の上で俺の子種を受精するんだな」 そう言いながら、ムギュッと乳首をまた刺激される。 「はあんっ!」 「どうなんだよ、スケベなオッパイしやがって」 摘まれたと思ったら、今度はチューチュー吸われた。 「ひゃっ、はいっ合意の上です。お願いしますーッ!」 もうどうでもいいから、早く終わって。 そうじゃないと、また波が来ちゃうから。 オジサンがまた乱暴に私の胸をギュと掴んで、ガンガンと腰を振るった。膣の中で、オジサンの出し入れするものがドクドクッと脈打ってるのを感じる。 射精が近いんだ。オジサンは、腰の動きを止めて私をギュッと抱きしめて、身体をベッタリと密着した。 膣の中で、オジサンの硬いものもピッタリと密着してる。 「よし、孕ませてやるっ!」
ドクンッ、私の中に熱い塊が濁流になって入り込んでくるのが分かった。 「はあんっ」 私は思わず声を出してしまった。ううっ、恥ずかしい。 それぐらい私のお腹の中が敏感になってた。 熱いってうめき声をあげるぐらいに。 子宮に精液出されたって、こんな感じだったんだ。初めて出されたときはわかんなかった。なんて熱いんだろ。 いま私の子宮の中にオジサンのオタマジャクシみたいな精虫いっぱい入ったんだよね。それで多分私の卵管まで泳ぎできて受精しちゃうんだ。 避妊してるから、それが着床して赤ちゃんにならないと分かっていても、私には衝撃的な感覚だった。オジサンが受精だの孕ませるだの言わせるからだよ。……もう。
「ほら、バイブで蓋をしてやるからな」 オジサンがヌルッとイチモツを引き抜くと、そこに間髪入れずにバイブレーターを突っ込んだ。いつの間に用意してたんだろ、オジサンってバカなこと言ってるようで、段取りがしっかりしてるんだよね。 だからいつも、流されてしまう。 「オジサン、漏れてきちゃうよ」 私は突っ込まれる立場だから、すぐ分かる。バイブと膣の間からジワジワと中出しした精液が漏れ出してきてる。 「上から、こうしとけば漏れても大丈夫だろ」 オジサンは私の机から勝手に生理用品を取り出して、ナプキンをかぶせてパンティーを履かせた。 「まあ、確かに……」 オジサンは、なにか気がついた顔をして机の上からマジックペンを取り出した。そんなものどうするつもりだろと思ったら、私のお腹にいきなり文字を書き始めた。 「山田梢十四歳、中出し済みっと」 「ちょっと、なにやってんですかっ。これ、油性ペンなんですよ」 ああ、こんなのお腹に書かれたら学校いけないじゃん。 「上から制服着るから大丈夫だろ」 「夏服なんですよ、ブラウス薄いから文字が透けちゃう」 オジサンは、まあ怒らずに制服着てみろというので仕方なしに着てみることにした。 「かろうじてセーフだろ」 「まあ、何を書いてあるかまでは……」 学校と言っても、登校日だから半日足らずだ。カバンでなるべく前を隠せば……。 私は泣きそうになりながら、首にリボンを止めた。『交換』って言われたからには、バイブを突っ込んで学校に行かないわけには行かないのだ。 「さあ、さっさと登校日とやらに行って来い。帰ってくるまで待ってるから、帰ってきたらまた子作りセックスしようぜ」 オジサンはニッコリと笑って、私を部屋から部屋から送り出した。
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私が部屋から出ると、廊下にお母さんが立っていた。 もしかして、一部始終を見られてたのかな。 「梢ちゃん、朝御飯は居る?」 「ううん、食欲ないから良いよ」 本当に食欲ないんだけど、そうでなくても飲んだり食べたりは避けるべきだ。バイブを膣に突っ込んだままトイレに行くわけにもいかない。今日はさっと学校に行って、登校日なんてすぐ終わるからジッとしてて、すっと帰ってくる計画。多分そうすれば大丈夫。 「あのね、梢ちゃんが学校に行ってる間になるべく疲れさせておくから」 「えっ、ああうん。オジサンのことね……。お母さんお願い」 お母さんの言っている意味が分かった。私が学校に行っている間にお母さんが『オジサンを疲れさせておいて』くれるのだろう。ありがたい話だった。 「それじゃ、気をつけて行ってらっしゃい」 「うん、行ってくるね」 私は、膣奥にジンジンとした感覚を味わいながらゆっくりと家から学校へと向かう。やっぱり、バイブを入れながら歩くなんて難しいよね。
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