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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第三章「夢か、現実か!」
 深谷家の寝室の約半分を埋める大きなダブルベットは、シンプルなデザインながら、フカフカのマットレスは柔らかくて寝心地は最高の良品でした。材質は全て国産で、ひのきの香りと木目が美しい丈夫なものです。結婚して二年も経つのに、普段からダブルベットに二人で寝ていることが、深谷家の夫婦の仲睦まじさを表しているようです。
 夫が出張の時は広いベットの上で一人、少し寂しさを感じて寝苦しい茉莉香でしたが、今日は疲れた身体を、ダブルベットに横たえてぐっすりと眠っていました。
 普段は夫が寝ている隣をきちんと開けて寝ているあたり、一人寝が寂しい人妻のいじらしさといったところでしょうか。

     ―― 

 スヤスヤと眠る茉莉香は夢を見ています。自分が眠っているのと全く同じベットに横たわっている夢ですから、本人は夢だとは思っていません。
 まるで現実の続きのようなのですが、出張で居ないはずの旦那さんが家にきちんと居てくれて、安心できる嬉しい夢でした。
「あなた、いつ帰ってきたの?」
 夫は、人の良さそうな微笑みを浮かべながら、ベットに寝そべる茉莉香の横になり、茉莉香のさらっとした長い髪を撫でます。
 普段は、恥ずかしがってしてくれない夫も二人のときはこうやってスキンシップをしてくれるのです。くすぐったくて、うふふと茉莉香も笑いました。
 夫は、茉莉香の腰に手を伸ばすとするりと帯紐を緩めました。そうして、優しく優しくコットンのナイトガウンを脱がしました。下着は、ちょうどレースのついた大人っぽい紫のブラとショーツを身に着けていました。
 たまたまでしたが、ちょっとセクシーな下着の時でよかったのです。茉莉香は最愛の夫に、いつも美しい姿を見てて欲しいのです。
 それでも、夫はすぐブラを脱がして、ショーツを剥ぎとってしまうのでそこは残念。でも、優しく脱がしてくれるだけ今日の夫は丁寧でした。

 そして特に優しい今日の夫は、茉莉香の顔を優しく撫でてくれます。そしてその手は首筋、肩、豊満な胸、キュッと締まった腰、ふっくらとしたお尻、ちょっと太いのが玉に瑕の太もも、そして足首、足の指の先まで、茉莉香の全身がそこにあるのを確かめるように、ゆっくりと本当にゆっくりと撫でてくれます。
「あなた、どうしたの?」
 そう言っても、夫は微笑みを浮かべるだけでした。でも夫の温かい手の中に身体を委ねるのは、とてもとても気持ちが良いことでした。
 この感じは、まるで初めて抱かれるときのようだなと茉莉香は感じました。夫と付き合っての一年、結婚しての二年。三年間の愛情の交配を、様々と思いだして、茉莉香はそれだけでジュンッと濡れてしまいます。
「ああ、あなたもっと触れて」
 その茉莉香の声に合わせて、優しい夫は茉莉香の腕に手を伸ばして擦り始めました。すると不思議な事に茉莉香の手がピンッと棒のように固く伸びてしまいました。もう片方の手も、夫は撫でて固めてしまいます。そうして、右足左足も同じように撫で擦るうちに、まるで魔法のように茉莉香はベットで大の字に固まってしまいました。
「あなた……」
 不思議な現象だけど、不思議とは思えません。なぜなら、ここは夢のなかだからでした。それに、身体が動かなくても夫は優しく茉莉香の豊かな乳房を愛撫してくれます。
 初めはソフトに、やがて少し荒々しく。胸を揉みしだく夫の責めは執拗で、だからこそ茉莉香を感じさせれてくれます。
 夫に触られた部分が、熱い。特に先っぽが尖り始めた乳首が、夫の愛撫を今か今かと待ちわびてビクビクッと震えているのを感じます。
「ああ、胸だけでいっちゃいそう」
 期待に固くそぼった乳首をにゅっと摘まれるだけで、茉莉香は「ハァ」と甘い吐息を吐き出します。
 完全に気をやってしまいました。それでも、手足がピンと伸びているから平気です。茉莉香はどんだけ感じても、全ての愛撫を受け入れることができるのです。

 胸を存分に嬲って、茉莉香をイかせると夫は今度は茉莉香の股ぐらに顔を埋めました。
「ああっ、あなたそこは……」
(……舐めるなんて汚いわ)という言葉を飲み込みます。
 知り合って三年以上になる夫ですが、いくら茉莉香がフェラチオをしても、クンニリングスだけはしようとしなかったのに……今日は本当にどうしたことでしょう。
 もちろん、夫にクンニして欲しいなんて茉莉香は言ったことはないし、不満に思ったことはありません。むしろ自分の性器なんて汚いと思ってましたし、そんな場所を夫に舐めさせることなんて絶対にできないと思っていたのです。それなのに、実際舐められるとゾクッとくる心地よさがたまりません。
 ザラザラとした強い舌の刺激が、茉莉香の敏感になった陰唇全体を舐め回して濡らしていく。その感覚だけで、また軽くイッてしまいました。いつもの指による刺激なんて、比較にならないぐらい気持ちいいのです。
「あっ! あなたっ だめぇ!」
 気持ちが良いけれど、クンニされてイク事は茉莉香にとってとても恥ずかしいのです。それでも手足が動かないから、羞恥に赤らめた頬も隠すこともできないのです。
 秘部を舐められて、完全に気をやってしまっている、ハシタナイ赤ら顔を見られているのではないか。今の自分は夫に浅ましい女に見えていないか、茉莉香はそう思うと恥ずしくて恥ずかしくて身の置き場もないような気持ちになってしまいます。
 それなのに、固まった足は大股開きなので隠すこともできないのです。
 不思議なのは、恥ずかしくて気もそぞろなのに、それでもしっかり気持ちいいことでした。むしろ、恥ずかしい程に快楽は深みを増し、天にも昇る気持ちにさせてくれます。
 茉莉香の充血したクリトリスに、チュチュっと夫がキスをして吸い付いてくるのがわかりました。
「ああっ、あなたっ、いいわぁあああ」
 ダメはいつしか、良いに変わっていました。
 夫婦水入らずの秘め事なのです。他の誰にも見られることがない秘密なのですから、アソコを舐められてこの上なく感じ入ってしまうぐらい許される気がしました。
 そう思ってしまえば、もうあとは留めなく快楽に溺れていくだけです。
 普段はどちらかと言えば淡泊な夫が、この日は執拗に茉莉香のアソコを攻めつづけてくれました。
 それも的確に気持ちいいところばかりです。

「あなたっ、そこっ、もっと強く吸ってぇええ」
 甘えた嬌声を上げて、茉莉香がエクスタシーにのたうちます。無口だった夫は、それに答えてようやく言葉を返してくれました。
「ああ、もっと強く責めてやるよ」
 優しい夫の穏やかな声とは正反対の、耳障りで神経質そうなちょっと甲高い声。
 あっと思って、茉莉香が自分の股ぐらに顔を埋めている男の顔を見ると。

 その巨大な頭は、人間のものではありませんでした。
 お化けカボチャです。

「いやぁあああぁぁぁあああああ!」

     ――

 ハッと、茉莉香は深い眠りから覚醒しました。
「なんだ、もうおめざめかな。俺の眠り姫様は……」
 この芝居じみた口調。カボチャ頭のお化けです。
「カボチャ頭……」
 いや、割れたカボチャ頭(テープで補強して直してありました)は外して、ベットのわきに置いてあります。被っては来たものの、クンニするのに邪魔だったからでしょう。
 だから茉莉香の股ぐらに頭を突っ込んで、クンニしているのは、カボチャ頭の妖怪でもなんでもなくて、ただの普通のおっさんです。
 マンションの上階に住んでいる三十絡みの独身男、田中さんです。
 茉莉香は、近所のおっさんに寝込みを襲われて、裸に剥かれてマンコを舐められているだけなのでした。夜這いってやつでしょうか。普通にレイプです。強姦です!
「ぎゃああああぁぁぁああああ」
 だから茉莉香は、めいいっぱい叫びました。
「ちょっと奥さん」
 このマンションは特に壁は薄くないですが、夜中にこんな大声で叫んだら隣近所に聞こえるかもしれません。これには、余裕だった田中も焦ります。
「助けてぇぇえええっ!」
 茉莉香の方は悲鳴を上げているのだから、聞こえる声で叫んで当然なのです。

「あっと、そうか。トリック・オア・トリート!」
 田中が気がついて、魔法の呪文を唱えました。イタズラか、お菓子か。そのセリフが茉莉香の脳に浸透すると、叫んでいた彼女はピタリと口をつぐみました。
「……トリック・オア・トリート」
 そして、田中の言葉をオウム返しのように抑揚のない声で繰り返します。
「そう、奥さんトリック・オア・トリートだよ。これはハロウィンなんだ」
「トリック・オア・トリート、ハロウィンですか。そうですか……」
 茉莉香はようやく叫ぶのも暴れるのもやめて落ち着きました。散々愛撫されたあとに、絶叫して暴れたせいで全身は熱く火照って、汗びっしょりです。
「これはイタズラなんだから、奥さんはちゃんと受け止めないといけないよ。お菓子はないんだろう?」
「お菓子は、確かにありませんけど。なんで私っ……縛られてるんですか。この手首に巻き付いてる変なのはなんですか」
「フフフッ、奥さんを縛ってるのはねマジックラバーといって、ゴム素材でできたロープなんだ。さっきは、荒縄で縛ったせいで、奥さんを傷つけかねなかったからね。これなら伸縮性があるから、奥さんがたくさん暴れても平気だ」
 茉莉香は、なんだか乱暴者みたいに言われるのは不本意です。縛られたら誰だって縄目を解いて逃げ出すことを考えるのが普通ではないでしょうか。
 思いっきり力を入れれば、手足を少しだけ動かすことはできますが、グッと引っ張った紐はまるで生きた蛇に巻き付かれたかのように手足に巻き付いていて、力を抜くとグンと引き戻されてしまいます。
 茉莉香の四肢を縛るロープは、ダブルベットの四脚に結び付けられているので絶対に逃げられないようにハリツケにされていることになります。
「こんなに縛って、どうしようっていうんですか」
 もう、ここまできたかどうされるのか分かりそうなものですが、茉莉香は聞かないわけにはいきません。

「どうって、フヒヒヒッ……むしろ、どうしたかしたと言いたいのは奥さんの方だ」
 いやらしく頬を膨らませて、嬉しそうに笑う田中をキッと睨みつけて茉莉香は答えます。
「私が、どうしたっていうんですか」
「さっきまでの乱れようは凄かった。とっくに目を覚ましてるんじゃないかと思うほど、何度も何度も、『アンアンッイッちゃうー』って声を上げてアクメってたじゃないか」
「そんなの、田中さんが勝手に襲ったんでしょう」
 こんな男に身体を嬲られて感じていたなんて、茉莉香の瞳に悔し涙がにじむ。
「それにしたって、あんなに感じるなんてどうかしてるなあ。グフフッ、なんだかんだ言って奥さんもすごい欲求不満なんじゃないのか」
 田中は、旦那との性生活に満足してないんじゃないかとか、そんな揶揄の言葉を吐きかけて茉莉香を嘲笑します。他は許せても、最愛の夫のことを笑われることだけは、許せませんでした。
「ちがっ、違います! 私は夫に触られてる夢を見たから……あんなに感じちゃったんです。他の男の人に触られてたってわかってたら絶対に……」
 確かに、すでに茉莉香の身体は汗でびっしょりだし、股もドロドロに白い泡を吹かせているから感じなかったとは言えない。
 それでも茉莉香は、夫以外の男で感じたとは認めたくなかったのです。
「ほほー、何をつぶやいてたのかなと思ったら旦那さんの夢を見てたんだねえ。夢でまで夫に抱かれるなんて、見上げたもんだ。貞淑な奥さんじゃないか」
 そう感心したように田中に褒められても、茉莉香は嬉しくともなんともありませんでした。怒りが募るばかりです。
「そうですよ、それなのに……それを利用して寝ている私を貶めるなんて田中さんはひどいですっ!」
 夢で見た夫に感じさせられただけで、田中の愛撫にはちっとも感じていなかった。そういう言い訳ができたおかげで、茉莉香は意気を取り戻して怒り始めました。
 しかしもちろんのこと、そんな怒りをまともに取り合う田中でもなかったのです。

「俺が奥さんに夜這いをかけたのは、イタズラなんだから許してもえらうよね」
 田中は、そう切り返してきます。
「イタズラですか……。それならしょうがないですけど、でも」
 お菓子をあげなければ、イタズラされてもしょうがない。その『ハロウィンのルール』はいまだに健在だった。
「フフッ、縛ったのも可愛いイタズラだよ。なんだか、旦那さんとのことをからかっちゃうみたいになって怒らせたのは謝るけど、イタズラされるのはしょうがない」
 そうやって、怒りの矛先を潰されると茉莉香は口ごもるしかありません。
「しょうがないですけど……」
 釈然としない様子でも、怒りを飲み込むしかありません。
「それに、やっぱり奥さんも欲求不満だったんだろう」
「ちがっ、違いますって。何度言ったらわかるんですかっ!」
 夫の夢を見たから感じたって話は本当だったのだ。しかし、田中が言うのはそういう話ではなかった。
「奥さんは、イタズラされるのが嫌なら、さっきのイタズラが終わったあとで下のコンビニにでもいってお菓子を買いに行けばよかったんだ」
「それは、だって鍵も返してもらったし……。そういえば田中さんは、どうやって入ってきたんですか」
 茉莉香は家中の鍵をきちっと閉めたはずなのだ。家の鍵さえなければ入ってこれるはずがなかったのに。
 田中は、さっとベランダにつながるサッシ窓を指さす。
「うちのベランダから、するっと降りてこの部屋のベランダに入ったんだよ。そこの窓は閉まらないように『軽くイタズラ』しておいたからね。見事なもんだろ」
「ウウッ、ひどいですよ……」
 田中はベランダに繋がるサッシ窓に鍵がかからないか、鍵がかかっても外側から外せる仕掛けをしておいたのです。単純なサムターン回しだから、ごく簡単な罠だったのでしょう。そんな罠に気が付かなかった、茉莉香の方が注意不足と詰られてもしょうがありません。
 なにせ、イタズラはしょうがないのですから。

「だからさ、欲求不満な奥さんはわざとお菓子を買わずにこうやって俺を誘い込んだのかなって思ったんだよ」
 田中は、茉莉香がお菓子を買わなかったのはわざとで、本当は犯されたかったのではないかと指摘しました。
「なんですって! そんなの、誤解です。絶対に違いますうっ!」
 そんなことを思われたら侵害だと、茉莉香は涙を流して潔白を訴えた。四肢をゴムで縛られて身動き取れなくされている茉莉香にできることは、その程度なのです。
「グヒヒ、まあどっちでもいいさ。故意にか無意識かは知らないけど、俺は奥さんがミスってくれたおかげで、奥さんの身体思うままにイタズラできるんだからな」
「そんなあ……」
 残念ながら、今の茉莉香はまな板の鯉と言ってもいい。身動きを取れなくされて、しかもマンコはヌレヌレのジュクジュクで、男を迎え入れる準備は万端に整ってしまっているのだ。
「奥さん……いや深谷 茉莉香(ふかたに まりか)ッ! 俺の一世一代のイタズラが完遂するまで、この寝室から出ることを禁じるからな。肝に銘じろよ」
 そう言われては、茉莉香はコクンと頷くしかありません。あとは、毎回のことですがもう田中がイタズラに満足して帰ってくれるのを辛抱強く待つしかないのでした。



プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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