第十四章「臨月か、出産か」 |
残暑も厳しい九月。 深谷 茉里香(ふかたに まりか)は妊娠九ヶ月、臨月を迎えつつあります。 おりしも夫は短期出張中です。実家に戻ってきて産んではどうかとの話もありましたが、結局茉莉香はこのマンションに残って産むことにしました。
ピンポーン。ドアチャイムがなります。
茉莉香が、扉を開けると田中正志が入って来ました。 「やあ、元気そうだね」 「ええ、正志さんもお元気そうで」 茉莉香は、正志の額に浮かぶ汗をハンカチで拭きました。正志は暑がりなのかもしれません。茉莉香は大きなお腹を抱えているので、身体を冷やすわけにもいかないので冷房はかけていません。それでも、正志は暑そうなので茉莉香はベランダのサッシを全開にして風を通しました。 ここはマンションの六階なので、煩わしい蚊もほとんど上がって来ませんし、煩わしいセミの声も遠くに聞こえます。だから気にせずにベランダを開けて、自然の透き通るような風で涼むことができます。 「はぁ、だいぶ過ごしやすくなってきたなあ」 「夏は苦手ですか」 茉莉香がそう尋ねると、正志は借りたハンカチで首筋の汗を拭ってから「そうだね」と笑いました。 茉莉香が微笑みながら、寝室の方の窓も開け部屋の空気を通しました。 正志は、今日も撮影をするのか机でハンディーカムのカメラをいじりまわしています。茉莉香は、そんな正志にお茶を出すと今日はいい天気なので洗濯物だけ干してしまっていいかと尋ねます。 「もちろん、時間はまだたっぷりあるからね。先に家事を済ましてもらってかまわないさ」 正志は、しばし手持ち無沙汰にしていたがやおら思い立つとベランダで忙しく洗濯物を干している茉莉香の姿をそっとカメラで撮影しました。 晩秋の日差しの下で、せっせと洗濯物を干す茉莉香の白い肌。ふくよかな胸に、大きくせり出したマタニティードレスの大きなお腹。さらりと風に揺れる長い黒髪は、光を反射してキラキラと輝いて見えます。 こんな夫婦の何気ない日常が目の前にあるのに、自分には絶対に手が届かないものだと思うと正志は哀しくなります。 せめて、普通の日常を送る茉莉香の姿も今のうちに撮っておこうと熱心にカメラを回しているのです。
「やだ、こんなとこ撮ってたんですか」 不意にカメラを向けられていることに気がついたのか、茉莉香は慌てて手で顔を隠します。お化粧もしてないのにと呟いて、茉莉香は恥ずかしげに微笑みました。 「いまさら、恥かしがることなんてないじゃないか」 正志もつられるように笑い、茉莉香をからかいます。 「やーだ、それとこれとは別ですよ。もうすぐ終わりますから、おとなしくしててくださいね」 イタズラッぽい仕草で、正志をリビングへと追いやると茉莉香はさっさと洗濯物を干し終わってしまったようです。 「もう終わり?」 「ええ、お買い物は済ませてあるし、終わりです。……おまたせしました」 そう居住まいを正す茉莉香の手を引いて、正志は寝室へとエスコートしました。 正志は寝室のいつもの場所に無言で三脚を立てて、カメラをセットします。妊娠して変貌していく茉莉香の身体を記録していくのはいつものことなので、茉莉香も撮るのかとは聞きません。 ただカメラの前で身奇麗にして、正志の合図を待ちます。撮影が始まったら、そっと身にまとうドレスに手をかけて、さらりと床に落とします。 「またオッパイが大きくなったんじゃないか」 下着姿で、大きくせり上がったお腹に手を当てている茉莉香に、正志はからかいげに声をかけます。 「もう大きくはなりませんよ。下着も脱いだほうがいいですか」 今度はベージュのブラに手を当てて聞く茉莉香に正志は首を横にふる。 「いや、下着姿も可愛いくていいじゃないか」 「そんなに、可愛いブラじゃないんですけどね。サイズも大きすぎるし、安物だから」 マタニティーブラは、ゆったりとしたデザインになっています。綺麗なレースも入って十分だと正志には思えるのですが、茉莉香の美意識からするとみんなオバサン臭いのだそうです。 「ブラのサイズは、何カップになったのかな」 「やだ、恥ずかしい」
茉莉香は、本当に恥ずかしそうにしています。こうやって気持ちが乗ってないときに言葉で嬲ってやると、初々しい反応が返ってくるのでそれが正志には嬉しいのです。 「いまさら、恥ずかしがることはないだろ」 含み笑いを浮かべる正志に促されて、茉莉香は渋々と答えます。 「……Hカップかな。あくまでマタニティーブラのサイズですからね」 「くひひっ、文字通りエッチな奥様ってわけか、それはいい」 正志は、下らないことを言って一人で笑っています。 「もっ、もう脱いじゃいますからね」 茉莉香は先に根負けして、さっさとブラジャーをむしり取るように外して、妊婦用の腹巻のような幅の広いショーツをゆっくりと脱ぎ落としました。 完全な裸体をカメラの前に晒す茉莉香。妊娠してから、出歩くことが少なくなったせいか茉莉香の肌は前にもまして透き通るように白くなっています。出産前でさらに膨らんだ乳房は、男の両手でも余るほどに大きく、見るからに重い感じがして中にたっぷりとミルクを湛えているのがわかります。 そう、茉莉香はもう母乳が出るのです。乳輪は茶褐色で乳房が膨らむのと同じように大きくなっています。そして先のにゅっと突き出た乳首も、ぷっくらと膨らんでいます。 妊娠で全体的に肉付きがよくなっています、くびれて形の良かったウエストは脇腹にほんの少しだけくびれの名残を残して、後は見事に丸々とせり出しています。へそもポコッとデベソになっているし、見方によっては異形で不恰好かもしれません。 しかし、正志にとっては大きなお腹すらも興奮の材料です。今日は『間男の赤ちゃんが中に居ます』と赤ちゃんのマークと一緒にカラフルなペイントがされています。万が一にも夫に触れさせないために、正志は茉莉香のお腹をキャンバスにして色々イタズラ書きをしているのです。『妊娠予定日 九月二十日』と覚え書きのようなものもされていて、茉莉香の大きなお腹は正志のメモ帳代わりです。 こうして、茉莉香の身体を自由にすることで所有欲が満たされてより興奮するのかもしれません。
茉莉香のお尻も肉付きが良くなっていて、股は陰毛が全て剃られていました。そのおかげか、股ぐらの秘裂が丸見えでした。 割れ目は一応閉じていますが、なんと中から大人の小指の先っぽぐらいの皮が剥けたクリトリスがはみ出しています。赤黒く勃起したクリちゃんは、まるで小さいペニスのようにも見えます。 度重なるクリトリス吸引によって、茉莉香のクリトリスはここまで見事に成長したのでした。ずっと剥き出しになっているため、動くたびに常に擦れるようになってしまっていて、茉莉香は常に軽い興奮状態です。よくよくカメラを膣口に近づけて見ると、蜜がたらりと漏れだしているのがわかります。 「ほら、茉莉香。撮影をはじめるよ」 茉莉香はカメラを向けられるてそう言われると、寝室のフローリングの上に三つ指ついて土下座しました。 「はい、今日もセックスしていただいてありがとうございます」 撮影、それが茉莉香を『淫蕩な人妻モード』へと変貌させるキーワードになっています。妊娠も九ヶ月を過ぎて臨月に差し掛かるところ、出産予定日も近づいてきていますから、本格的な撮影もこれが最後になるかもしれません。 「はいはい、お礼はいいからいつも通り自分で説明してみてね」 正志の卑屈さを反映させてしまった結果、いささか茉莉香を性奴隷のように従順に調教し過ぎてしまったようです。 茉莉香は、フローリングから立ち上がるともう一度ペコリと結んだ長い髪を揺らしてお辞儀してから、ベットのサイドに腰掛けました。 「深谷茉莉香二十四歳、人妻です。田中正志さんに種付けして頂いてから、ちょうど十ヶ月目になりました。見ての通りお腹も大きくなって、出産予定日を九月二十日に控えています。おかげさまで、母子ともに健康に過ごしています」
茉莉香は、詰まること無く淡々とした口調で語っています。前に比べれば、演技が上手くなったものです。 「母乳もたくさん出るようになりました、まだ赤ちゃんには飲ませられないので正志さんだけに吸っていただいています」 そう言うと、茉莉香は自らのふくよかな乳房に手を添える。ムニッと掴むだけで、突き出た乳首の先から白いミルクがにじみ出ている。 茉莉香は自らの乳房から手を離すと、大きなお腹を擦るように手を滑らせて腰を上げて股を突き出すようにして女性器を指し示す。 正志は、その濡れた秘裂へとカメラをズームする。 「毎日、正志さんに犯してもらうだけではなく、クリトリスを刺激していただいて、私のはこんなに大きくしていただきました。いつも勃起して男の人のペニスみたいになってるから、こうやってシコシコと擦ることもできます」 茉莉香は、ほっそりした指先で自分の勃起した赤黒い陰核を擦ってみせる。本当に、男の子がオナニーしているみたいで面白いものです。 「試しに始めたんだが、ホントに男のチンチンみたいになったな」 正志は、嬉しそうに満面の笑みを浮かべます。皮が剥けて肥大化したクリトリスは、正志が茉莉香の身体を好き勝手に弄り回した証なのです。 「もう私のここ……こんなになっちゃって、夫にはもう見せられません」 恥ずかしそうに、頬を赤らめてつぶやく茉莉香でした。 そうなのです、これを言わせてたくて正志はクリトリスは半年以上かけて肥大化させたようなものでした。 「フヒヒ、旦那なんかに見せなくていいさ。茉莉香はずっと俺が可愛がってやるんだからな」 もちろんそう言う正志も、やがて茉莉香を『解放』する時が来れば、やはり夫の手に戻さねばならないことは理解しています。 それでも、茉莉香が夫婦だけの睦まじい生活を取り戻した後も、自分の割れ目からはみ出したイヤラシいクリちゃんを見るたびに、正志に嬲られた日々を思い出すに違いないのです。 (それだけでも、満足すべきか……) そういうほろ苦い自嘲も正志の笑みには含まれていたのでした。
「ほら、オナニーして俺を誘ってみろよ」 正志は、茉莉香にそう促します。 「はい……じゃあ、あのお尻の穴にこれを挿れます」 大小様々なシリコンの大きな玉がついたひも状のものを茉莉香は持ち出します。アナルビーズでした。 ゆっくりと揉み解すように肛門を指で擦ってみせます。そしてアナルビーズにローションを垂らすと、ヌルヌルとシリコンの玉を肛門に埋め込んで行きます。 まるで蛇が白い卵を次々と丸呑みにするようです。 「おしりの穴も、正志さんに可愛がっていただいたので、こんなに大きな……あっ、大きな玉も飲み込めるようになりました」 大小十個の玉を、喘ぎながら飲み込んでしまうと満足気に微笑みます。後ろの穴はいっぱいになった心地良い圧迫を感じながら、今度は指で前の穴を押し広げます。 出産前の茉莉香の穴は緩み、もっと大きなバイブでも受け入れますが、ここは太さよりも長さがあるバイブを使って、先っぽを膣奥の子宮口を擦り立てるのです。 「おいおい、マンコもそんなに深く突っ込んで大丈夫なのか」 「ええ、もう安定してますし……産まれる前で子宮口も広がってますから、思いっきり突っ込んだら先っぽが入るかもしれませんよ」 被虐的な気分になっている茉莉香は、そんなむちゃくちゃなことを口走ります。たしかに臨月に入った身体には変化が起こっていて赤ちゃんの位置が下がり、子宮口も一センチ以上広がっていますからもしかしたら入るかもしれないとは言えます。 かと言って、赤ちゃんが入ってる子宮に突っ込んで良いわけがないありませんので、そういうイメージで深々と差し込むということなのでしょう。 「お、おい。無茶するなよ」 さすがに正志も少し慌てます。 「はい、いきなり入ってきたら赤ちゃんびっくりしちゃいますからね」 茉莉香は狼狽する正志を楽しそうに見つめて、ウフッと微笑みました。どうやら、冗談だったようです。
ふた穴で異物を飲み込んだ茉莉香は、恍惚の表情を浮かべます。そして勃起した赤黒いクリトリスの先を右手の指先でゆっくりとつまみ上げます。シコシコと擦って更に陰核を硬くすると、指で円を作ってスコスコとオナニーし始めました。 「ああんっ、ハァン……」 左手には白濁の愛液にまみれたバイブを持って、激しく抜き出しします。
ジュチュジュチュジュチュ……。
バイブを抜き差しするイヤラシい音が響き、正志の鼻先に雌の強烈な匂いが漂ってきます。 「そんな男みたいクリトリスを擦って気持ちいいのか」 正志は、そんなことを聞いてみます。 「きもちっ、気持ちいいんですよ……クリちゃんが大きくなってから、もう私ほんとに我慢できなくて毎日、何度も何度もオナニーしても収まらないんですっ」 茉莉香は、バイブで深々と奥をえぐると熱く火照っているクリトリスを指で捻り上げます。普段ならこんな乱暴な真似をすれば痛いはずです。 でも気持ちが高まっているときは、これぐらい強いほうが気持ちがいいのです。 「んぐうー、あああっ、クリちゃんがたまらないい……あああっ、いっちゃいそう……ひゅああああっ!」 指で強くクリトリスを捻り上げながら、今度はまた左手でバイブを掴んで、ジュブジュブジュブと肉土手の上壁のほうを擦り上げます。ちょうどその辺りが茉莉香のGスポットと言うやつで、本能的にそこを擦ると高みまで登れると知っているのです。 「ひああっ、いっちゃうっ! イクッイクッ!」 茉莉香は腰を上げて、太ももを震わせながら、エビぞりになりました。まな板の上の鯉のようにブルブルと身を震わせながら、全身で嵐のようなエクスタシーの波を受け入れています。 その愉悦の中で、茉莉香は絶頂に達するために再度、一番深いところまでバイブを思いっきり埋め込みました。 「ひゃああああ、イクッ! イグッ!」 茉莉香は、うわ言のようにイクッイクッと叫びながら、ガクガクと腰を震わせました。茉莉香の膣と肛門は茉莉香の喘ぎ声に合わせて、ギュギュッと飲み込んだ異物を絞め上げています。
プシュッ、プシュ、プシュ……
深々とバイブを飲み込んだ茉莉香の膣から、何か汁のようなものが飛び散りました。やがてそれはドクドクと流れる川となって茉莉香の太ももを汚して、フローリングの床にトロリと溢れだします。 愛液だけでこれほどの量の液体が噴き出ることはありえないでしょう。最初は絶頂に達したために潮を吹いたのかもしれません。そして、その拍子にオシッコを漏らしてしまったのでしょうか。 普段の茉莉香なら寝室でおもらししてしまった羞恥に震えるところですが、今は満足気な表情で放尿の余韻浸って居ます。
「おお、これは派手にやらかしたなあ茉莉香」 正志は茉莉香の恥ずかしい姿を映像に納めて、嬉しそうに歓声を上げます。 「ハァ……はい、おもらししちゃいましたぁ」 茉莉香は気持ちよさにほとんど泣きそうになりながら答えました。 「ほおー、トイレじゃない場所でオシッコしてヨガってるのか。茉莉香は変態だな」 正志が罵るように揶揄しても、茉莉香は素直に受け入れます。 「はい、私は変態ですから……オシッコしてる所を見てもらえてすごく気持ちいいです。正志さんがしろと言ってくれるなら、おトイレじゃない場所でも、どこででもオシッコでもウンコでもできます」 淫乱モードに入っている茉莉香は、そのように調教されているのです。 毎度のことですから、正志もいちいちそんな行為をやらせることはせずに、そう言わせるだけで満足気に頷きます。 「よし、いい覚悟だな。ご褒美に舐めてやるとするか」 茉莉香の濡れそぼったヴァギナから、細長いバイブを引き抜くと正志はカメラを三脚に設置してから、溢れ出る泉に口をつけました。 そのまま中に舌をねじ込ませて、ペチャペチャと舐め始めます。最初は少し辛い酸味のある味がして、舐め進めて行くうちに奥からネットリと甘い愛液が染みだしてきます。 「はぁ、イッたばかりですのに……」 茉莉香は、敏感になっている膣に舌をねじ込まれて、また気持ちよさそうに身体を震わせました。一度イッたぐらいでは、女の深い欲望は満足しないようです。 茉莉香が舐めやすいように大きく股を開いて腰を浮かせますから、正志は大きなお尻を掴むように持ち上げて更に強く陰唇全体を舐めまわしました。 「ああっ、ああっ、オマンコ気持ちいいっ」 茉莉香は、頬を上気させて荒い息を吐きながら、自分のオッパイをむんずと掴んでもみ始めました。 乳房を揉みしだく刺激で、乳首からピュッピュッと母乳が吹き出しています。乳を噴き出しながら、クンニされて悶えている浅ましい女の姿がそこにありました。
チュパチュパチュパ……。
正志は、タップリと茉莉香の甘露を舐めきってしまうと、今度は勃起したクリトリスに舌を絡めて、チュウチュウ吸い始めました。 「ひいっ! ひぐっ!」 茉莉香は、敏感に脈打っている陰核に強烈な刺激を与えられて、吸われるたびに身体にまるで電流が走ったようにガクガクと震わせました。 「イクッ、イクッ、あああああああっ!」 大きく勃起したクリトリスをおもいっきり吸いだされたあとで、根本をカリッと甘咬みされて茉莉香は叫び声を上げて二回目の絶頂に達しました。 頭は真っ白になって、全身が激しく震えてガタッと弛緩します。 膣からはまたプシュッと、潮が噴き出ていました。それも正志が舌をつけて、舐めとってしまうと、中からまたドロっとした愛液がこぼれて来ました。 「ハハハッ、舐めても舐めてもきりがないな」 正志が笑うと、茉莉香はさすがに恥ずかしそうな顔をして小声で「すいません」と謝りました。 「いや、謝ることはないぞ。それだけ感じたってことだろ。俺もそろそろ挿入させてもらっていいかな」 正志が断られるはずもないことを聞いてみたりするのは、ちょっと膣に挿入するのが久しぶりでした。 正志は、安定期に入ってからも用心深く膣を使うことを避けていました。それだけ自分が開発した尻穴を犯すのが楽しかったと言うこともあるのだけれど、正志なりに茉莉香の身体を労ったつもりなのです。 だが、臨月を迎えた茉莉香を眺めるにつけて、ボテ腹セックスをする欲望には逆らえず、ついにきちんとしたセックスを行うことにしたのでした。 正確には、自分が孕ませ終えた茉莉香とセックスする姿を記念に残して置きたかったのかもしれません。 ですから、茉莉香が頷くとカメラの位置は入念に調整してから、ドテッと仰向けに寝そべっている茉莉香の両足に手を当てて股を開きつつ、ゆっくりと上から挿入しました。もちろん、お腹には負担がかからないように気をつけています。
「ふぁぁ、久しぶりです。生のオチンチンの感じ」 茉莉香は、嬉しそうに声を上げました。 「どうだ、旦那のと比べると」 「夫のなんて、もう忘れてしまいましたよ。私が覚えてるのは、正志さんのオチンチンだけです」 「そうか、じゃあたっぷりついてやる」 リップ・サービスだろうとわかっていていても、そう言われると気が入るものです。正志は、躍起になって腰を震わせました。 「あっ、あっ、本当に久しぶり……気持ちいいッ!」 茉莉香は、感じいったような至福の表情を浮かべています。模造品で突かれるのと生の肉棒で奥をグリグリっとされるのでは感触が違うのでしょう。 やはりバイブでは人間の巧みな腰使いにはかなわないのです。正志は、慣れ親しんだ茉莉香の膣の中で、カチカチの陰茎を遊び回らせて満足すると、ベットに手をついて茉莉香にのしかかるようにしました。 もちろん、茉莉香の身体に負担がかからないようにですが突き出た茉莉香の丸い腹に正志のお腹が密着します。 (ああ、やっぱ妊婦の腹は暖かいんだな) 肌を通して赤ん坊の温かさを感じる。正志はそんな柄にもないことに感動しながら、さっと茉莉香の艶やかな髪を撫でます。 キスをするという合図なのに気がついたのか、茉莉香は小さい唇を尖らせて正志を待ちました。 正志は、茉莉香の身体を気遣いながら優しく抱きしめると、唇に舌をねじ込むようにして深いキスをします。 茉莉香も小さい唇を大きく開いて、正志の舌を口内に受け入れます。 「んちゅ……んちゅ……」 正志が唾液で湿らせた舌を口内に差し入れると、茉莉香は舌先を吸うようにして唾液を啜り、自らの甘い唾液を舌の根から滲み出させて吸わせました。 正志の苦い唾液と、茉莉香の甘い唾液が交じり合う。キスというより、お互いの唾液を交換するような深いディープキスが続きます。 やがて、息苦しくなったあたりで正志は名残惜しそうにもう一度茉莉香の口内を蹂躙してから口を外します。 「ふはっ、茉莉香の唇は甘いな」 正志は、そんな感想を漏らしながらたわわなオッパイを揉み出しました。揉むたびに、母乳が褐色の乳首から滲み出しています。
「母乳も甘いかもしれませんよ」 茉莉香は褒められて機嫌がいいのか、満更でもなさそうな笑みで正志を誘いました。 「ほう、味見してみるか」 茉莉香の右乳首を口に含むと、チュウチュウと吸い始めました。まだ若い乳ですからクリーム色をしてトロ味があります。味は濃厚で、舐めると舌先に甘い味が広がります。 味もさることながら、自分が孕ませて母乳が出るようにまでしてやったと言う思いがこみ上げてきて、感極まってしまいます。 正志は必死に左右の乳首を吸い上げて、ミルクを飲み干しました。もう吸い尽くしてしまったと思っても、Hカップにまで成長した爆乳を思いっきり絞り上げるとまだまだ母乳が噴き出してくるのです。 「そんなに美味しいですか」 「ああ、美味いな」 正志は心からそう言いました。 「今は正志さん専用のおっぱいですから、たっぷり飲んでくださいね」 舐めて、揉んで、吸って、舐めて、ゆっくりと時間をかけて正志は濃厚な茉莉香の母乳をタップリと楽しみました。
母乳を堪能したあと、大きなお腹を撫でるようにしながらゆっくりとボテ腹セックスを楽しみます。 「どうだ、気持いいか」 正志は、いろいろと膣の突き上げの角度を変えつつ、茉莉香を気持よくさせるために頑張ります。 「ああっ……ごめんなさい、いま緩いでしょう」 茉莉香は謝りました。身重だから、あまり自分では動けないことも申し訳なく感じたのかもしれません。 「いや、締りはこれでも十分だし……なんだか中がすごく熱くって、これはこれで気持ちいいもんだぞ」 これは正志のお世辞ではありません。粘膜の触れ合いを通して、子宮の奥にある命の熱さが伝わってくるようでした。 こうして、新しく産まれた命を感じるのも悪くないものです。 「あっ、あっ、気持ちいいです……」 茉莉香の身体に配慮した優しいセックスでしたが、それでもゆっくりと気分が高まってきたらしく茉莉香は額に玉の汗を輝かせて、甘い吐息を吐き出します。 茉莉香が高まってくると、膣壁の絞めつけがキツくなり始めて、正志もたまらなくなってきます。 ジワジワと高まってくる射精欲に耐えながら、正志は茉莉香の耳元に囁きかけます。 「そろそろいきそうなんだが、どこに出せばいいかな」 「中にお願いします」 茉莉香はハッキリとそう言いました。 「えっ、でもまずくないか」 正志は慌てて聞き返しました。生で挿れるのも、本当は避けた方がいいぐらいなのです。それなのに中で射精するなんて危ないのではないか。 自らの欲望のために、臨月の妊婦に生挿れセックスを敢行した正志でしたが、さすがに射精は口にでも出そうかと思っていました。 「お願いします、一回だけでいいから……中に出してください。中で正志さんのを感じたいんです」 それなのに、茉莉香は切なそうな声で自ら中出しを誘うのです。 「よし、わかった」 中で出したい。ここまで誘われたら、雄の欲望に逆らえません。正志は、腰の動きを加速させました。 「ああっ、正志さんの赤ちゃんに、お父さんの精液かけてくださいッ!」 正志の動きに、中に来ると感じたのでしょう。茉莉香は、切なげな叫び声を上げて自らも腰を密着させようと、絡みついてきます。茉莉香は、ベットに付いた正志の手のひらに指を絡めました。 「そんなに中に欲しいのか、この変態めっ!」 正志はもう止まらないと感じていました。自分が孕ませた赤ちゃんの入った妊婦の子宮に、思いっきり射精してしまうのです。そんな真似をさせた茉莉香を罵りながら、愛おしさが胸に湧き上がってきます。 「あっ、ごめんなさい。お母さん変態でごめんねッ!」 茉莉香のイヤラシい声が、お腹が大きくなってますます艶やかな姿が、恥も外聞もない快楽に歪む美しい顔が、正志の一物を猛らせます。正志が射精しきってしまうまで、茉莉香の身体が食いついて離さないのです。 「おおっ、イクぞ。望み通り赤ちゃんにぶっかけてやる」 正志も感極まって叫び、ボテ腹に身体をすりつけるようにして抱きしめます。 「ああああっ! 精子がお腹にくるうっ!」 茉莉香が快楽にむせび泣く声を聞きながら、正志はブルブルと全身を震わせるようにして、茉莉香の子宮口を深々と突き上げるて精を放ちました。
ドピューと噴き上げるような射精が、茉莉香の膣奥に炸裂しました。
膣全体は、キュッキュッキュッと臨月の妊婦のマンコとは思えないほど収縮して亀頭の鈴口の先から放精された男の精をゴクリゴクリと飲み込んでいきます。 お腹の中で赤ちゃんを育てているのだから、もう子種は必要ないというのに、女の性はそれでもなお男の精を求め、吸い続けるのでした。 自分でもあまりにも激しい射精に正志は心臓が破裂しそうになります、それは赤ちゃんが中に居る子宮へと、精液が届いてしまうかもしれないという怖気かもしれません。
ドロッ……
正志が慌ただしく陰茎を引き抜くと、緩んだマンコから中出しした精液がすぐにぬるりと溢れだしていきます。 腹の大きい妊婦が中出し精液を膣から垂れ流しているのです。映像的にも素晴らしいので、カメラを調整してしっかり撮っておきます。また、これなら子宮に入った量は少ないだろうなと、正志はその点でもホッとするのでした。
正志は、ハンディーカムカメラを取って、ハァハァと荒い息を吐きながらベットに寝そべっている茉莉香を撮影していきます。 蕩けるような、淫蕩な表情を浮かべています。茉莉香はカメラで撮られているのに気がついたのか、ニッコリと微笑んでこう言いました。 「あはっ、本当に赤ちゃんの居る中に出しちゃったんですね」 「お前が出せって言ったんだろうが……」 正志は、やはり罪悪感があったのか少し憮然な表情をして、ぶっきらぼうにそう返します。 「うふふ、悪いお父さんですね」 「……言ってろ」 茉莉香にからかわれていると分かっているので、正志は素直には返しません。でも、中に出しきってやったという幸せな満足がそれに上回って、思わず笑ってしまいます。 正志は、不意に茉莉香の尻穴挿入したアナルビーズを抜いていないことに気が付きました。 「……これ抜いちゃうぞ」 そう言うと、茉莉香が答える間もなく思いっきりアナルビーズをブリュブリュと引き抜きました。 「ほわあっ!」 茉莉香は変な叫び声を上げて、身体をピクンピクン震わせました。 「どうした、大丈夫か」 茉莉香は身体中に電気が走ったようだったので、さすがに乱暴にし過ぎたかと正志は少し慌てて聞きます。 「らいじょうぶ……です。なんか、またいまのですっごく深くイッちゃいました」 心の準備もなくイカされてしまったせいか、ちょっとだけ恥ずかしそうに茉莉香は微笑みました。 茉莉香はお尻の穴だけでもイケるように、すっかり調教されてしまっているのでした。
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