第三章「沢石亜沙子」 |
管理人室に戻ってしばらく休むと、約束の製作者への報告を終え、いくつか助言を受けた後に、新しいターゲットを決めることにした。今日は、三階の沢石亜沙子にしよう。確か二十四歳、職業主婦。二十一歳の時に学生結婚して、すでに一児の母ではあるが、子供を生んだとは思えないスラリとしたプロポーションを保持し、やや落ち着いた大人の魅力を感じさせる女性である。正夫とは、こちらからはよく視姦しているが、向こうは正夫を管理人として意識していないはずである。とりあえず、出向いてみよう。 「……はーい」 呼び鈴を鳴らして訪問。ここは高級マンションであるので、外部からの来訪者はインターホンを通さない来訪というのはほとんどない。玄関の呼び鈴だけでの来訪というのは、自然と内部の人間ということになる。 紺色のジーパンに黒い上着。金持ちの奥さんでも、部屋着ってこんなもんなんだなと思いながら、前回も素子の件で催眠効果の発生も確認済みだし、いささか落ち着いた対応ができた。 「ぼくは、このマンションの管理人なんですよ」 「はあ、管理人なんていたんですね」 管理人が居たんですねとは、ご挨拶だが実質まったく仕事してないのだからしかたがない。 「管理の仕事の関係で、ちょっとお時間を拝借したいのですが今大丈夫でしょうか」 「まあ旦那も仕事でいませんし、子供もちょうど眠ったところですから」 それは好都合、「じゃ、お邪魔しますね」と強めにいってあがりこんだ。亜沙子は躊躇したものの、止めることはなかった。 「外じゃやり……じゃない話しにくいですからね」 「はあ、それでどういうご用件でしょうか」 「ぼくは、管理人ですからお宅の管理もしなきゃいけないんですよ、それは当然だからわかりますよね」 そう強めに言ってみた。当然とか、常識とかを確認させると催眠がよく浸透していいよと製作者に指摘されたので使ってみる。 「はい、そうですね。管理人さんは管理が仕事ですから、それは当然ですね」 「それでは、管理人のぼくの仕事に積極的に何でも協力してください」 「はい……協力します」 「それでは、まず着ている服を全部脱いでください」 「え……服をですか」 「ぼくは、あなたの管理人です。あなたの全てを管理するためにまずあなたの身体を調べなければならない。常識だからわかりますよね」 「はい……常識ですよね、わかりました」 亜沙子は、多少頬を赤らめたが、意を決したようにすっと着ているものを脱いでいった。黒い上着を、ジーンズを、花柄の合わせたインナーも。 「はい、脱ぎましたよこれでいいですか」 やや、怒った風にすっと肩を怒らせて裸体を晒している亜沙子。前の素子のように、手で覆い隠したりはしなかった、性格の問題かなと思ってみたりする。 「じゃ、胸を触りますね。ぼくは管理人ですから、あなたの身体を調べられます」 言葉に確信と力を込めて、これも製作者に指摘されたところだ。亜沙子の一児の母とは思えない美しいプロポーションを眺めて、後ろ側にまわり形のよい胸を揉みしだいてみる。CかDカップといったところか。これぐらいが、揉みやすくてよい。 「どうですか、気持ちいいですか」 「そうですね……気持ち悪くはないですけど、気持ちよくさせるために揉んでくれてるんだったら、もう少し強めがいいですね」 もう少し強くてもいいというので、強く揉んでみる。乳頭もクイっとひねって勃起させたりしてみる。 「じゃ、質問に答えてくださいね」 「はっん……はい……」 「いま、あなたは妊娠していますか」 「えっと、たぶんしてないはずです」 「たぶんですか、もしかして子作りに入っているとか」 亜沙子の胸を揉む手に思わず力が篭る。 「あっ……そうですね、そろそろ二人目がほしいねと旦那と、いっ……言い合ってます。積極的にではないですが、最近は避妊はしていないです」 「排卵日はいつですか、最近は旦那さんと週何回ぐらいしていますか」 「排卵ですか、えっと多分もう危険日に入っているはずですので、順調なら三日後ぐらいかと思います。旦那は、結構淡白で最近は仕事も忙しいので週二回ほど、週末に連続が多いです、先週にも土日としました」 ふーん、なるほどねえ。子供も出来ていい環境で危険日も近いとは好都合なことであるな。そう思って、そろりそろりと自分も服を脱ぐ。すぐ脱げるように薄着にしてきたのだが。 「え……管理人さんも脱ぐんですか」 「そうですね、これからあなたとセックスしますので」 「!?……そんな、あの私には旦那がいますから。……できません」 顔が陰る。胸を揉ますぐらいは、抵抗が少なかったのだが、さすがにセックスを前面に出すと抵抗が激しいようだ……どうすべきか。 「じゃ、とりあえず一緒にベットに横になってください。それはいいでしょう」 「ええ……それならかまいません。隣の部屋で子供が寝てますから、静かにしてくださいね」 そういって、寝室に案内してもらう。途中で、もう一歳ぐらいになるんだろうか。幼くして子供部屋を与えられている子供の可愛い寝顔もチラッと見せてもらう。正夫にはよくわからないが、とっても可愛らしかったので女の子だろうか。 夫婦の寝室は、フカフカのダブルベットだった。このマンションは、住人が掃除をしようがしまいが家政婦のサービスが付属しているので、常に清潔に保たれている。掛け布団をもちあげると、どさっと横になってしまった。いわゆるマグロである。 正夫も、裸でどかっともぐり込むと亜沙子の肌に密着させた。 「亜沙子さん、ぼくにキスしてください。ディープでお願いします」 「はい……」 亜沙子は、身体を特に突き出てくる正夫の男根をなるべく避けるようにしながらも、口を近づけてキスをした。次第にディープに、さすがに主婦だけあってなかなかうまいものであって、正夫のものはからまる舌や亜沙子の味にさらに強度を増して、腰を押し付ける。そのたびに、亜沙子が嫌そうに身じろいだが、キスをしろという命令には逆らわずいた。 「ん……亜沙子さん、キスはそのくらいでいいです。今度はフェラチオしてください」 口を離すとそう命令してみた。 「フェラ……! できません。何度も言いますけど私には夫が」 なるほど、キスからが駄目なラインなのか。攻め手を変えてみることにして、正夫はその汚い顔をぐっと亜沙子に近づけた。正夫の臭い息に顔を顰める亜沙子。 「なるほど……、ところで亜沙子さん。なんでこうしていまぼくたちが裸になって一緒に寝ているかわかりますか」 「わかりません……あなたが、管理人でそうお願いされたので……しかたなくです」 嫌悪感を顕わにして、吐き捨てるようにいう亜沙子。まあ、嫌がられて当然か。 「そうですね、ぼくは管理人としていまここに居ます。ぼくの言葉は、管理人として世間の常識であり当然の要求です。それはわかりますね」 「はい……」 「では、ぼくは管理人としてあなたたちの夫婦生活を調べる必要があるのです。具体的にいうと、普段どうやってあなたが旦那さんに性行為をしているか、そっくりそのままぼくにしてもらって調査するんです。これは当然です、わかりますか」 自信ありげに、当然のこととして言う。ここで、少しでも隙を見せたらだめだ。 「……わかりました」 「よろしい、では聞きます。あなたは旦那さんのチンポを舐めることはありますか」 「……あります」 「では調査しますので、一緒のように舐めてください」 無言で俯く亜沙子。顔は蒼白になっている。もう一度、おなじセリフを正夫に耳元で繰り返されると、何かに弾かれたように正夫の男根まで顔を持っていき、ペロペロと舐め始めた。最初は唾液を全体に染み込ませるように。 「おぅ……いいですね亜沙子さん」 そして、馴染んだころにバキュームフェラを始めた。慣れてない正夫には、痛いぐらいに感じる。思わず、情けない声をあげてしまう。それに呼応せずに、イッてしまえとばかりに激しいフェラを繰り返す。端整な顔をゆがめて、吸い付く姿に正夫が必死に耐えていると、今度は玉袋を舐め始めた。グルングルンと、玉袋の中の玉が亜沙子の激しい吸い付きに反応して回転するようだ。こ……これはいいプレイ。 限界を感じ取ると、正夫が何も言わなくても奥の奥底まで男根を飲み込む。 「亜沙子さん……飲んで、飲んで」 亜沙子の口に腰を押し付けるようにして、射精。
ドピュドピュドピュドピュ!
精子が、最後の一滴まで飲み込まれていく。旦那以外のしかもキモデブオタの精子を飲み込まされる気持ちはいかなるものであろうか、その全力で顰めた眉に現れているような気がしたが、ちゃんと完璧に飲み込んだ。きっと、結婚三年目の旦那の精子もこうして飲み込んでいるのだろう主婦の鑑である。 正夫にとっては、初フェラチオであった。しばらく、腰が立たなくてぐったりとしていると。亜沙子がうがいをして戻ってきて、「それじゃ、これで終りですね」といった。正夫は、今日のところはこれで終りにしてもいいかなーとも思ったのだが、興奮した正夫の息子はさらなる快楽を求めて疼いているようなので 「いや、まだ調査は終わりません」といった。 何を感づいたか青ざめる亜沙子。 「上の穴は十分調べさせてもらいましたので、今度は下の穴です」 「嫌です……旦那以外とのセックスはダメェ……」 「セックスというより、これは調査ですよ。あなたの旦那さんと普段やっていることをぼくがやるだけでして、具体的に言うと、あなたのオマンコにぼくのチンコを入れます。調査に同意してるんだから、覚悟を決めてください」 そういって、がばっと亜沙子の腰を開くと自分の腰を差込、亜沙子の膣口にフェラチオ終りでテカテカになっている自分の亀頭を突きつけた。 「ああ……すいません危険な日ですから……。わかりましたから……もう諦めましたから、せめてコンドームをつけて調査してください」 泣きながら、ゴムをつけることを懇願する亜沙子。 「ハハハ、何を言ってるのかな亜沙子さんは、あなたは普段旦那さんとゴムをつけてやってるんですか」 「……やってません、でも!」 「じゃあ、旦那さんと同じようにやるだけですよ」 あくまでも、この人何いってんのという姿勢は崩さずに、ぐっと腰を押し付ける。すでにちょっと入っているような按配だが、なかなか太ももが頑強に、正夫の侵入を抑えてきている。 「でも! 生でやって……もし、中で出されたら……万が一、夫以外の子供を妊娠したら……だめです。大変なことになります」 「何をいってるんですか、それが目的なんですよ」 「え……」 亜沙子の顔は、青いを通り越して蒼白になった。 「これは、旦那さんと同じようにする調査といったでしょう。あなたは、旦那さんと子供を設けてますよね。ぼくも、それも同じようにして調査します」 「そ……そんな……」 まさか、そこまでやられるとは予想してなかったのか。太ももの力が抜けたので、その隙にまたぐっと腰を押し付けた、すでに亀頭は完全に膣のなかにニュルっと入った。「えっと、もしかしてさっきの子供は人工授精で作ったんですか」 「……違います」 手でチンコの位置を調整して、さらに腰を押し付ける。正夫もセックスは二回目であるので、膣口位置ぐらいは掴めるようになっていた。 「じゃ、どうやって作ったんですか」 「……」 「ぼくが言いましょうか、オマンコにチンコを入れて危険日に中だしさせたんですよね」 「……はい」 蒼白な顔を少し赤くさせて肯定する。忙しいものだ。 「そうやって、何度もオマンコに中だしされているうちに、あなたの排卵が始まり、あなたの卵子が旦那さんの精子で受精して、着床して妊娠した。そうですね」 「……はい」 すでに、八割がた入ってしまっている。諦めたのか、亜沙子の四肢から完全に抵抗の力が抜けて脱力。いい感じだ、腰を押し付けてぐっと抱きしめて胸を吸う。そのたびにズッズっと腰が埋まっていく。 「あなたは、調査に同意しています。それと同じことをこれから行います。わかりました……か!」 「いっ……わかり……ました」 「物分りが良くてよろしい! じゃ、腰振ってオッパイ吸いますから、亜沙子さんは一生懸命感じてくださいね」 そういうと、正夫は稚拙ながらも精一杯腰を振って、亜沙子の形のいいオッパイになんども食らいついていった。 「うっ……うっ……」 いつのまにか、亜沙子は泣いていた。それを無視するかのように、腰を振ってオッパイにムシャぶりついている正夫。さすがに一度抜いておいたので、すぐに射精することはなさそうだった。悲しくも、稚拙な突きに反応して濡れ始めているオマンコ。亜沙子は、自分の中の女の反応がとても悲しかった。 「……管理人さん、これ調査ですよね……いっ……不倫になりませんよね。雅彦さんへの……うっ……裏切りじゃないですよね」 懸命に自分にからまっている正夫に、半ば呆れつつ涙も乾いた気持ちで亜沙子はふいにそう、正夫に尋ねた。旦那は雅彦っていうのか、どうでもいいけど。 「何をいうかとおもえば、大丈夫ですよ! これはまったく当たり前のことなんですよ。不倫でも、情事でも、セックスでもありません。気になるなら復唱してください」 「……不倫でも、情事でも……セックスでもありません」 「調査のために、ぼくの精子をオマンコいっぱいに受け止めて、子宮で受精して、着床するだけ、はい復唱!」 「調査のために、管理人さんの精子を受け止めて、子宮で受精して、着床……あう」 亜沙子が素直にいいセリフを復唱するので、亜沙子のなかで正夫のものがギンギンになって、反り返るほど。興奮して、正夫は左の乳頭を噛んだ。 「いっ……強く揉みすぎです。あと、乳首噛まないで……旦那はそんなことはしません……」 「ごめん、不慣れなもんで。亜沙子さんも、旦那とするときはもっと笑顔でしょ。笑って、そしてキスして」 そういって、口付けする。そういわれたので、亜沙子は無理に笑顔を作ってみせる。涙も乾くほどの壮絶な笑顔であった。 「あー、亜沙子さんの笑顔始めてみたな。もう出そうなんですけど、旦那がイキそうなときは、亜沙子さんはなんていいますか」 「いっ……雅彦さん来てー思いっきり、中で出してっていいます」 「じゃ、ぼくの名前は正夫なんで、正夫さん中で出してっていってください」 「正夫さん……中で出して……」 「中で出していいのね、じゃいきます!」 「あっ……」
ドピュドピュドピュドピュドピュ!!!
「うぅ……中が熱い……」 正夫が生まれてから、これほど出したことは無いと思うほどの射精が、亜沙子のオマンコのなかで爆発した。オッパイをチューチューすすりながら、余韻に浸る正夫を、亜沙子は乾いた薄笑いで見つめていた。 正夫が余韻を味わい終わると、茫然自失で固まっている亜沙子に声をかける。 「そうだ、旦那さんに、排卵日の報告はしていますか」 「危険な日は、言うほうが燃えるのでそれとなくいってみるときもありますが……」 「いわないときもあると、旦那さんはあなたの生理周期は把握していないんですね」 「だとおもいます」 「だったら、今回はなるべく避けてください。今週は用心して、どうしてもしょうがないと判断した場合以外は身体の調子が悪いとか適当に理由をつけて旦那さんとのセックスは断ってください」 「……うう」 「それが必要なことは、もうお話しましたよね」 「……はい」 「ぼくとこうしていることは、別に言っても平気ですけど、一応旦那さんには言わないでくださいね」 「絶対言いません!」 「じゃ、これから今週は毎日あなたと子作りに来ます。今週であたるといいですね、来週はもう危険日から外れると思うので、旦那さんと自由にセックスして結構です」 そういうと、笑いを崩して思い出したように、しくしくと泣いている亜沙子を尻目に、部屋を後にした。
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