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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第六章「デブオタの幽霊」
 ついに、一応の能力の完成をみせた二川英志は、最後の復讐を開始した。恨みを持った、男性社員には恥をかかせたり、冤罪を着せたりすることで済ませたが、気がすまないのが女性社員どもである。男のカラっとした能力差別に比べて、女子社員のそれはあまりにも陰惨で酷いものであった。そして、その中心にいた社長令嬢の佐東悠子とその腹心の吉沢多摩美、三嶋葉子の三人には時間をかけて復讐してやることを心に誓ったのである。
「時間を自由に操る」という完全形態を得た、二川にとってもはやトイレに篭っている必要もなくなった。会社を自由に渡り歩いても、誰にも気がつかれることもない。どのような時系列を再現することも可能、まさに神の力を得たといっていい。一部女子社員が、二川の幽霊や幻を見たと思っても、そんな話を他の人にしたらなんと思われるか分からないので誰も言い出せず噂にもならなかった。
「まずは、三嶋葉子からだ」
 そういうと、逆周りした時のなかで二川はニヤリと笑った。
 時刻は夜の二十三時。残務処理が思いのほか時間がかかってしまった三嶋葉子は、端整な眉をひそませて一人毒づきながら、事務室に残っていた。社長令嬢で、腰掛OLをやっている佐東悠子。そして要領よく悠子の尻馬に乗ることで楽をしているハデ系の美人である吉沢多摩美。三嶋葉子も、多摩美と一緒に尻馬に乗っかっているはずだったのだが、どうも吉沢のようには要領がうまくなく。今日はミスをしてしまい、悠子と、多摩美の分の仕事まで押し付けられてしまった。これでは、いったいなんのために悠子の腰ぎんちゃくをやっているのかわからない。これで、普段美味しい思いをしてなければ、こんな会社など辞めてやるところだ。どうせ、多摩美も葉子も腰掛OLで、自分の結婚相手に将来有望な男を物色しに入社しただけなのだ。そんな目的意識だから、仕事も出来ず三人分とはいっても、さほど多くもない残務の処理にうだうだしながら、こんな時間までかかってしまったのだ。
 まあいいと葉子は笑った。社長令嬢の仕事を代わりにやってやったんだ、残業代をきっちり請求しても課長は文句はいうまい。それにしても残念だったのは、今日が水曜日だということ。別に決まってるわけではないが、水曜日はなんとなく残業を早く切り上げて帰る日という慣例があるのだ。
「遅くまで残業している、将来有望な男に粉をかけて回るチャンスだったのになあ」
 そんなことを葉子は言いながら立ち上がる。まあ、さすがにこんな時間まで残れば十分だ。残務なんていい加減なもんなんだから、ここらで区切りとしておこう。
 そう思って、事務所の出口へと歩を進めたとき

 ピューーと、夏場だというのに寒気がするような風が事務所を吹き抜けていった。

 ブルッと震えて葉子は、冷房のかけすぎじゃないかと思った。夏場とはいえ、夜はやはり肌寒くなるもの、普段二十人を越える社員を収容している事務所にたった一人なのだから、余計に温度も下がろうというものだ。それに……

 それに、なんだか知らないけど人の気配がするようなのだ。まるで、後ろからじっと見られているような視線を感じたり、人が歩いているような気配がする。三嶋葉子は、あまり知ってる人はいないが、実はすごく怖がりだった。いまも、事務所にたった一人なのに三基ある、事務所の蛍光灯を全部つけて仕事していたのだ。もう、課長がみたら残業代どころか光熱費を請求したいところであろう。

 ガサ……音がした。「だれ!?」ヒステリックに叫ぶ葉子。物音がした机には、まえ自分たちがイジメていた豚皮が座っていた机だ。パチっと音がして電気が消えた。まったくの闇、ブラインドの隙間から届く月明かりだけが薄暗く事務所を照らしている。そして、その豚皮が座って居た席から……視線と気配が……あの汚らしい姿が見える。

「いやぁーーーーーーーーーー!」葉子は、力の限り叫んだ!

「久しぶりだね」闇の中の二川はニターと笑った。警備は社員が全員退社しないと作動しないし、管理人のやつはさっきさぼってる寝てるのを確認済みなので、よっぽど大騒ぎしないと気がつかないだろう。
「あんた……豚皮!?」
 そういう葉子は、顔が蒼白だった。
「あんた、死んだはずじゃ……」
 そう、笑ってしまうことに二川は死んだことになっていたのだ。どうも他の死体が自分と間違えられたらしい。身寄りも引き取り手もない自分なので、不思議はない。いまごろ、二川として関係ない死体が無縁仏になって葬られているはずだ。
「そう死んだよ、ぼくは死んだんだ葉子ちゃん……」
 そういって、二川の姿は葉子の目の前からすっと消えた。
 耳元に気配がする
「君たちに、イジメごろされたんだ」
「ぎやぁーーーーーーーーーーー!」
 叫び声をあげて、転がるようにして倒れながらそっちを見ると、そこにはもう居ない。いや、後ろから後ろから見られている。二川の臭い息が、あの豚みたいに臭いとあざ笑った体臭が臭ってくる。もう悲鳴もあげられず、葉子はガクガクと震えて身動きがとれなくなった。
 目をふさぎ、耳を手に当てて「私じゃない……私じゃない……」とつぶやいてる。本当に、葉子ちゃんは怖いの駄目なんだなあと二川はほくそえむ。ここで、仏心を出して許してなんてやるものか。この力がなければ、ぼくはどうなっていた。こいつらは、本当にぼくを死ぬまで追い詰めたのだから。
「キャキャキャ、無駄だよ耳を塞いだって」
 甲高い声で、二川があざ笑った。弱弱しい声のはずだった彼の声が、この闇の中では見事に不気味さを演出するではないか。
「許して……許して……そうよ、吉沢よ! それに佐東がやれって! 私はやりたくてやったんじゃないの……ねえ、許して許してよー」
 ガクガクと震えながら、他人に罪をおしつけようとする。その二人の影に隠れて、やりたいほうだいやったのは誰だったか。二川の心が凍りついた。
「おら、舐めろ!」
「え……」
 何を言っているのかと、目を開ける。暗闇のなかで、二川の幽霊がその汚い粗チンを葉子の頬に押し付けていた。
「殺されたくなかったら、舐めろよ!」
「いや……辞めて私は」
「死にたいんだな、わかったぼくの居る地獄に引きずりこんでやるよぉー」
「いやあ……わかった、舐めます……舐めるから許して」
 ははは、あのぼくを虐めた三嶋葉子が自分のチンコを舐めている。臭い匂いに嫌悪しながら、必死になって嘗め回してるよ。さすが、男性経験豊富だけあってうまい舌使いじゃないか。
「はぁはぁ……ズズズュ……」
「うう……いきそう。葉子ちゃん、全部飲んだら許してあげるよ」
「ふえ……ふぉんなのふり……!!」

 ドピュドピュドピュ!ピュピュピュ!ドピュピュ!

 好きでもない男の、しかもキモオタの精子を飲み込めるわけがない。しかも、こっちは時間の逆回りができるから、三回分の精子を一気に喉の奥に流し込んでやった。

「ゲハゲハ……うげぇ……」

 吐き出してしまった。二川が掃除しただけだが、葉子の目には自分の吐き出した精子が一瞬で消え去ってしまう怪奇現象にみえたはずだ。口の中も掃除されて、喉はともかく精子など飲み込んではないかのようになっている。ただ、口の中に出された大量の粘り気のある毒液の味は、その臭さもともなって一生忘れられないものとなった。吐くものがなくなっても、胃の内容物を吐いてしまう。

「うげ……ゲフォゲホ」

 それでさえ、消えてなくなってしまったかのように葉子には見える。まるで、全てが幻であるかのように。

「気持ち悪い……」
「あー全部飲んだら、許してあげたのに吐いたね!」
「だって、しょうがないじゃない」
「じゃ、死んでもらうしかないね」
「や……やめ……」

 死という言葉を聴くと、先ほどまでの嫌悪の顔がさっと恐怖に変わる。ホラー嫌いにとって、死の恐怖は臭さや嫌悪をも勝るのだ。得体の知れない存在、自分に恨みを抱いている存在、そして今や自分が子供のころから怖がっていた暗闇から立ち上る存在。

「殺さないで……なんでもするから……」

 なんでもする、いいセリフだと二川は笑った。じゃーちょっと早いが何でもしてもらおうじゃないか。

「おい、葉子。オナニーしろ」
 姿を現さず、口調だけ変えて迫る。
「え……なんで」
「早くしろ、自分で自分を慰めるんだ!」
 ガチャン!と、机を叩いた音が響き渡る。「ひぃ!」とだけ、呻くとオズオズと股間と胸に手を伸ばした。(下着がない……)気がついたときには、もう下着がなかった。これぐらいの怪奇現象にはなれっこになってしまった。下着も消せるのだ、私の地獄に引きずり落とすぐらい簡単なのだろうと、葉子は震え上がる。
「だめ、こんなところで感じられる……わけない」
 ついに葉子は、自分のオマンコに手をつっこみながら泣き出してしまった。パッと洋服の上下も消えると、急に秘部のすべりがよくなった。オッパイもテカテカに、まるでローションでも塗られたみたいだ。
「ああ……そんな。こんな状態なのに」
 裸だが、冷房が抑えられたので寒くは無い。それどころか、全身をものすごく愛撫されたような熱を感じていた。もちろん、時間を止めて二川が全身を嫌というほど愛撫したのだが、それは葉子には知覚できない。いくら心は恐怖に捕らわれていようと、それだからこそ身体は子孫を残そうという性欲は燃え上がる。ローションとも相まってすでに葉子のオマンコはヌルヌルになっていた。
「んっ……んん……」
 葉子が、小さくイクのを確認した二川はゆっくり時間を止めると。胸と手に添えられた葉子の手を外し、身体を開いた。「もうオナニーはそれぐらいでいい」その言葉を葉子が知覚した瞬間、二川の汚い身体が自分を包み込んでいると感じた瞬間には、ピストンされ自分の控えめな乳房をなぶられ、大変なことになっていた。
「ん!んっ!いやぁ……」
 もう葉子は何がなんだかわからなくなっていた、自分がどういう姿勢でどういう体勢かも分からない、一度揉まれた胸がまるで百回も繰り返し揉まれたように感じて、一回突かれた腰がまるで百回も突かれたように感じた。快楽と苦痛が、脳髄を駆け上がって弾けた。
「葉子ちゃーん」
 ピストンしながらも、呼びかける。二川はこの過程を時間を巻き戻して何度も繰り返し楽しんでいるのだ。
「もう、らめぇ……」
 葉子はボロボロになって、力を抜く。揺さぶられる、揺さぶられる。もうどうでもいいと思った瞬間。
「葉子ちゃんがぼくの子供を生んでくれたら、助けてあげるよ」
 その言葉に、葉子のとろっとした眼が光を取り戻した。幽霊の、しかも小汚いこの男の子供を生めというのか!?
「いやぁー、やめぇー」
 そういえば、排卵日真っ只中だ。幽霊だからなんとも思わなかったけど、これだけ実態を感じさせるのだから、精子ぐらい出すかもしれない。そうなると、別種の恐怖がわきあがってきた。だがしかし、嬲られ揺さ振られすぎた葉子の四肢は、一度力を抜いてしまったから、もう立て直すことができない。
「いくよー葉子ちゃん、ちゃんと孕むんだよ」
「やめぇーうーやめてー!」

 ドピュドピュドピュドピュドピュ!!

 まるで、それは一発の射精ではないように、何度も何度も葉子のお腹で弾け続けた。ドプーという感じで、接合部からもあふれ出し床を濡らした。そうして、葉子は力尽きた。

「葉子ちゃん、いい子を産んでね」
 二川は、力尽きた葉子の頭をいとおしげにそっとなでた。この瞬間に三嶋葉子は恨むべき敵ではなくて、自分の子の母になったのだから。

 ふっと、机から頭をあげる。いつもの事務所だ。「時間は……午前二時? なんで管理人のやつは起こしにこないのだ!」葉子は、そう思って憤った。いつのまにか、寝てしまったのかなあと、思い起こすと。
「いやぁー」あの二川に嬲られた、嫌な記憶が!身体をチェックする、下着と制服のチェック。ちゃんと来ている。夢……だとすると、なんとリアルでおぞましい夢だろうか。とにかく、立ち上がってトボトボと帰宅した。一瞬また、何かに襲われないかと恐怖したが、今度は大丈夫だった。

……後日談、三嶋葉子……

 あの時のことは、夢だと信じていた。でも、生理が止まって病院で調べたら……それと時を同じくして、二川の弁護士という男が尋ねてきた。二川の手紙と大金を持って。二川の子を出産したら、さらに一生暮らしていけるだけの大金を持ってくるという。
「ぼくから、逃げられると思うな」そういう二川のメッセージに、葉子は屈服して会社を辞めてシングルマザーとなった。たった一度のいじめで、彼女の人生は狂わされてしまったのだ。


プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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