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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第二章「女の城へと」
 河田正平は、透明になる能力を手に入れた。もっとも有効に使える場所はどこか、あそこしかない。
 最高度のセキュリティー、管理人までもが、厳格に審査された女性だけだという女性専用の超高級マンション「フェルリラント」
 上流階級の女性しか住めない、河田が住んでいる高級住宅地のど真ん中に立っているまさに女の城だ。
 もちろん、自慢ではないが河田の親だって金持ちなわけだが、フェルリラントは別格で多額の賃貸料だけではなく家柄まで審査される。たとえ河田が女性であったとしても、成金では入ることさえできないのだ。
 すべては、完全なセキュリティーのためである。これだけの高級マンションなので、そこに入るだけでも上流社会の独身女性にとってはステイタスといえた。
 当然、そのステイタスのフェロモンに誘われるように、盗聴・盗撮のプロたちがフェルリラント城に挑んでいったが、その全てが途中で諦めるか逮捕されるかのどちらかだった。
 そのことを思い出すと河田は涙が出る。河田にできた唯一の友達だった、盗撮仲間の佐伯一敏もここに挑んで逮捕されいまは塀の中だ。
 河田も、当時ストーカーしていた女子高生の西川エリカがここの住人であったため、完璧な侵入計画を立ててみたこともある。
 だが、計画を立てただけで実行しなかった。侵入することがたとえできたとしても、無事脱出することができないからだ。
 今の河田には透明になれる能力がある。ためらわず、実行に移すことにした。
 フェルリラント攻略……誰もが成し得ることの無かった偉業を成し遂げよと、デブオタの神は河田にいっている。そう信じ込むことにした。
 そういう確信でももたないかぎり、小心者の河田には勇気がわかないからだ。

 侵入路は簡単だ、フェルリラントの隣りのビルは河田の親の持ちビルで最上階は使われていない。
 まず、ここからピアノ線をつったラジコンヘリでフェルリラントの屋上まで行き、ピアノ線をひっかけてこっちに戻す。ひとたび線が繋がれば、あとは簡単だ。徐々に線を結びつけて増やし、強固なものにすればいい。あとは、伝動リールで自由に移動できる。
 計画では、真夜中に黒ずくめで行うのだったが、今の河田なら真っ昼間でも海水をあびて裸になればいいだけだ。鏡で透明になったのを確認し、思い切ってリールで滑るようにフェルリラントへと移動する。
 裸で、空中を移動するというのはなんとたよりないものだろう。河田の巨体に荷物に海水を入れたペットボトルまで抱えているので、ささえるリールがぎしぎしと音を立てる。しかし、あっけなくフェルリラントの屋上にたどりついてしまった。
 ピアノ線は透明、地上から見上げている人がいてもほとんどわからないはずだ。

「ふ、難攻不落のフェルリラントが、あっけなく落ちるとはな」
 にやっと笑う河田。難攻不落な城ほど、内部からの侵入に弱い。基本中の基本なのだが、設計者は(なんと徹底したことに、設計者でさえ女性であると聞く)防御に最新の技術を注ぎ込んだだけで、戦術には疎かったようだ。
「ここまできたんだ、アレは頂かせてもらう」
 おどけ半分に、あのセリフをつぶやきながら、河田大尉にでもなったように軽快に屋上から下へと降りていく。予想通り、屋上の出口には鍵が掛かっていなかった。災害等の避難路になるから、ここに鍵をかけて置くはずもない。
 それにしてもスリルが心地よい、今の河田は透明人間なのだ。アドバンテージはこっちにある。
 遊園地のジェットコースターより、安全なスリルを楽しめる瞬間。
 大雑把に考えれば、まず楽しんでそれからもっと手っ取り早い恒久的な侵入路を探すべきだな。ぶつぶついいながら、階段を降りていく。
 それにしても、やけに長い下りの階段である。階段から、十二階に出てようやくわかった。あの豪華な階段は、非常用の通路でありゆるやかに隠されているのだ。
 なんて嫌みなつくりだ、設計者の顔が観てみたいものだ、まったく。

 ええい、とにかく現状把握と。一回りしてみて、いろいろなことがわかった。
 まず、河田が降り立った十二階が最上級の部屋で、下に行くほどランクが落ちていく。十階までは、二部屋しかなく大きく取ってある。
 九階から三部屋になるが、これでもまあ豪華すぎるほどだとおもう。ここらへんは、一部高級女子寮として貸し出しており、河田が狙っている西川エリカも九階に住んでいるはずだ。
 一階に、管理人室と清掃など職員の部屋、そして中央管理室……内部の空調や外部のカメラなど二十四時間体制で監視している。
 外にも常時見回りが二人。カメラは内部にも通路に多少あるが、お嬢様がたのプライバシーに配慮したのか、主なものはやはり外。
 入り口には、門番が立ち指紋や網膜の照合をクリアーしなければ入ることすらできない。もう中に入っている河田には関係ない話だが。
 職員から、居住者まで美人ぞろいだった。未亡人から、中学生まで選り取り好み。

 ……と一回りした後、最上階の普段使われていない非常階段で休みながら計画したあと河田は座り込んでしまった。侵入者として状況を把握し、計画を立てるまでは頭が良く働くのだが、いざ行動となると河田は持ち前の小心から途方にくれてしまう。
 いったい何から手をつけるべきなのだろうか、逸物は建物全体から漂う女の香りで、さっきから興奮状態で何かをしたくてしょうがないのだが。ばれたらどうしよう、万一見つかったらどうしようという思いが先にたってどうしようもない。
 そんなとき、エレベーターの開く音がきこえた。十二階の住人か?

 スラリとした有閑マダムには、まだちょっと若すぎるといった風体の女性。長身で痩せ型なのに、豊かな張りのあるバストとヒップを持っている。
 Dか――いやEカップはあるだろうと河田の巨乳スカウターは服の上から測定した
 吉河佐江子(二十九歳未亡人)誰がどこの部屋なのかまではわからないが、ここの住人のデータはすべて暗記してきた。
 いまは逮捕されている友、佐伯が残してくれたデータだ。吉河グループ会長、吉河誠二郎に愛され後妻として転がり込んだのちに、誠二郎は他界。グループの実権こそ前妻の息子が握ったが、佐江子にも何十億という遺産がころがりこんだそうだ。
 まだまだ、若いのに浮いた噂が少ないという。用心深い性格なのかもしれないな。
 いや……用心深いとはいいがたいようだ。
 買い物帰りといった佐江子が、鍵を開けて中には行っていくのをまって、そっと開けてみたんだが簡単に扉が開いてしまった。
 これは、入れというお導きだろうな。おずおずと侵入した。
「広いな……」
 ただのマンションだというのに、いったい何ルーム何十畳あるんだろう。ホテルの特別なスイートルームといった内装か。
 そういうのに疎い河田には見当も付かないが、とにかく広いということは透明人間にとってありがたいこと。
 部屋の隅に陣取って、十二階からのよい景色も無視して佐江子を観察する。
 野菜や果物を超巨大な冷蔵庫に入れ終わると、思い出したように鍵をしめている。完全なセキュリティーにたいする安心感が、このような不用心を産むのであろうか。さっと置かれた鍵をとりあえげると……木製の鍵?
 扉も熱帯地方の木を使った独特のもの。後から他の部屋も調べて分かったことだが、完全セキュリティーのこのマンションの内部の扉や鍵は、インテリアの一つなのだ。木の鍵だったり、古風な鋼鉄製の鍵だったり、あるいはアニメのキャラクターが印字された鍵であったりもする。
 凝っているわりに鍵自体の構造は簡単で、破ることは難しくない。
 口の中から噛み締めていたガムで型を取る。それほど大きいものではないが、空気に触れるとパテのように固くなる。
 河田の手先の器用さなら、ここの屋上でだって持ってきた工具で簡易的な鍵をつくることもできるだろう。

 佐江子はエプロンを着けると、料理を始める。実になれた手つきだ、お手伝いも入れずにこれほど広い部屋が綺麗に保たれているとは、佐江子はよっぽど家庭的な女性なのだなと河田は想う。
「ふむ、金持ちの未亡人なんてみんな爛れた生活してるひとばかりかなと思ったけどなあ」
 思わず呟きがもれてしまう。
 そんな佐江子に河田は強い好意を持った。とりあえず最初の標的として、適任であろうと。
「初めては、未亡人♪」
 鼻歌交じりで、じっとチャンスを待つ。

 食事を終えた佐江子は風呂へと向った。思わず追い掛けて行こうとする。
「いや、待てよ……お湯は天敵だったな」
 前回はそれで失敗してるんだ、用心にこしたことはない。
 佐江子の食べ残しは、丁重にラップしてある。またあとで食べるつもりなんだろう
 佐江子の使ったスプーンを心行くまで舐り、それで気が付かれない程度に食べさしを頂く。
「うまい、少々濃いが実にいい料理だ。特にこのアスパラとベーコンのホワイトソースがけなんかは……」
 そうだ、ここに精液を振りまいてやるか。まず最初の一発としては、面白いかもしれない。

 風呂場から鼻歌が聞こえてきたので、行ってみると脱ぎたての下着が置いてあった。それを取ると、河田はそれをもってリビングに戻る。さすが二十九歳……年齢は別に関係ないが、ともかくパンティーの股の部分から強烈な女の匂いがする。
 必死になって嗅ぎ、舐める河田。
「ああ、女のあそこってこんな味がするのか」
 丹念に舐り取ったあとに、パンティーの股の部分で粗末な逸物を挟んで必死に擦る河田。絹のパンティーの軟らかな感触がきもちいい。すぐに絶頂にたっした。
「ああ佐江子! いくいく!!」
 アスパラガスの上でフィニッシュ!
 ドクドクと振り掛けられたそれは、ちょっと多量であったがホワイトソースにうまく紛れた。ばれない程度に、残り汁を他の料理にもまぜる。
 そして、丁重にラップし直しておく。
「次の食事時が楽しみだ」
 そう河田は笑って静かに部屋を後にした。


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ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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