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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
「午後八時五十九分の悪魔」(時間操作系解答編)

 恵まれない人生を送ってきた産婦人科医、犬居伊知朗の人生が変わったのはあるサイトにアクセスしてからだった。


 デブオタ解放機構 - the Debuota Liberation Organization - 《DLO》


 タイトルにそう書かれていて、下に簡単な組織の趣旨が書かれているだけの一枚だけのページ。BBSすらなく、匿名メールのアドレスだけが書いてある。用があれば、ここにメールしろというわけだ。
 簡素すぎて、まるで子供の悪戯にも思える。ただ、一つこのページが異彩を放っているのはカウンターの来場者数だった、いつからあるか知らないが、こんなページに三十万を超える人間がアクセスしている。
 それは、最近このページにまつわる噂がネットの掲示板で噂されているからだ。様々な噂によるとDLOという組織は、適格者――つまり有能なデブオタであると認定された人たちを仲間に入れて、救済するという。


 馬鹿らしいと一笑に付すこともできる。でも、伊知朗はDLOのページを見ながら自分の人生を振り返る。彼は、昔からモテなかった。女性は人一倍好きだったけれど、酷い容姿のせいで人一倍モテなかった。それでも、頭だけは良かったので産婦人科医になって、自分の性欲を歪んだ形で満足させている。
 来る日も来る日も、妊婦のオマンコを診断して、あるいは中絶や出産させる。伊知朗の目や手つきがイヤラシイという非難もあったけども、産婦人科医はいま国中で不足している、探せば仕事はいくらでもあった。
 それでも、風俗以外で女を抱いたことはなかった。医師は勝ち組で、看護婦に人気だというけれど、そんな出会いもなく。三十五歳の誕生日を素人童貞で迎えてしまったのだ。気がつけば、そういう伊知朗の日常の愚痴のすべてを吐き出すようなメールを書いてDLOに送っていた。


 数日後、宅急便が届いた。手紙には「貴方は適格者として認定されました」と書かれている。中身は……二個の時計。
「この時計は、あなたとあなたのターゲットの時間を繋げるものです……」
 最後に、DLOに参加して活動に協力することを求めていた。産婦人科医として自分の持つ技術はDLOに役に立つそうだ。もし、したくなければ書かれている住所に時計を送り返せばいいそうだ。
「もちろん、参加するに決まってるじゃないか」
 そして、自分は三十五年の鬱憤を晴らすんだ。『時計』の説明書を熟読しながら、震える思いを抑えきれない伊知朗だった。


 ターゲットは道峪切子十六歳。白亜高校一年C組、副級長を務めている。家族構成は両親と二人暮し、学校では名前だけ文芸部に所属しているが、ほぼ幽霊部員で駅近くの有名学習塾に通っている。
 いたって真面目で、帰ってからもほとんど勉強に時間を費やしているらしい。なぜ、ここまで深く知っているかというと、彼女が伊知朗のストーキング対象だからだ。
 大人しめの容姿でありながら、どこか引かれる感じで、なんといったらいいのだろう伊知朗が女性に求める清潔さとか、内に秘めた知性の輝きとか、たおやかな一輪の花ような愛らしさを持っている女の子だと思った。
 一目見て、気に入ってしまったわけだ。
 伊知朗は、無駄に金を持っているので一人暮らしなのに高級住宅街に住んでいるのだが、彼女もそうなのだ。家が近いということもいい条件だ。
 もちろん、産婦人科医の仕事は忙しいので、伊知朗が自分で集めたデータではない。いまどき、金さえ出せばいくらでも調べてくれる興信所や探偵事務所があるのだ。今の時代、倫理観より金だ。口座に金さえ振り込めば、依頼主が誰でも関係なく調べてくれる事務所はある。
 部屋から一歩もでることなく、彼女のすべてを知ることができる。嘆かわしい時代になったものだが、使えるものは使わせていただくのが伊知朗の主義だった。


「それにしても、趣味のストーカーが役に立つとはなあ」
 いくら、彼女のことを知ったところで、指一本触ることすらできないのだ。かえってフラストレーションが溜まって、いろんな事件とか事故とか起こしてしまいそうで、もう止めようと思っていたのだが、今回のこの『時計』を使うのに役に立つとは思わなかった。


 一番頭を使ったのは、切子に『時計』を手に入れさせることだ。彼女にターゲットを合わせているのだから、見てしまえば必ず手に入れたくなる。彼女がよく気晴らしに通う駅前の店に、安い値段でそっと置いてもらったのだ。
 彼女の眼が『時計』に止まって、それで買うまでの数分を同じ店でハラハラしながら見守っていた。そうして女の子が買うには不釣合いなほど大きめの『時計』を抱えて店を出て行く彼女の姿に、伊知朗は小さくガッツポーズをしたのだった。


 こうなってからは簡単だった。切子と伊知朗の時は、時計を通して繋がっているのだ。時間は何時でも良かったのだが、ちょうど仕事が終わって暇ができそうな午後八時五十九分に伊知朗は時間を設定した。
 毎日その時間になると、二人の時空が繋がる。伊知朗はこうして、午後八時五十九分の悪魔になったのだ。


 五十五分……五十六分……五十七分……五十八分……五十九分。


 時計の針がその時間を指すと世界の時は、伊知朗と切子の二人を除いて止まる。正確には、世界の時は正常に動いているのに、二人の一分間だけが異常に引き伸ばされているのだがそんな細かい理屈はどうでもいいだろう。
 この時間だけ、伊知朗は自由に切子の部屋にいくことができる。
 伊知朗の目の前には、眠りながら机に突っ伏している切子がいる。
 手を触れるほど近くにいるのだ。大事なのはその事実。
「夢にまで見た……」
 同じ部屋に、切子がいる。同じ空気を吸っている。ただそれだけで、深い興奮を覚える伊知朗。
 伊知朗と一緒に、切子が動き回ったら意味がないので、切子は時間が止まっている間は眠っているようにされている。催眠術とまではいかないが、このとき切子の耳元で囁けばその言葉は確実に切子の心に残る。
 だから切子への言葉は気をつけないといけないが、うまく使えば暗示になる。
「さて、まず何をするか」
 おそるおそる、寝ている切子の身体に触れる伊知朗。
「やわらかい……」
 女の子の身体はこんなに温かく、やわらかいものだったのか。
 そっと、後ろから抱きしめて、切子の若々しい髪の香りを楽しむ伊知朗。
 これまで、自分がいじりたおしてきた年増の女どもなど、この無垢な少女に比べれば何の価値もない。
「おお……」
 感動のあまり声が漏れる。
 これからゆっくりと……
 肩を抱く力が思わず篭る。この無垢な身体を汚しつくしてやろう。
 そして、私は……。
 伊知朗は、その醜い身体に相応しい醜悪な顔を、切子の頬に寄せて乱暴に唇を奪うのだった。
 そして、そっと後ろに手を回して上着の中に手を回しブラジャーを外す。診察でもすることがあるので、簡単なブラなら手馴れたものだ。
「ブラは……今日のお土産にもらっていくね」
 そうして、切子の無垢な乳頭を目前にする。それは、まるで春の桜を思わせる。
「美しい……こんなに奇麗なものだったのか」
 小さいながらもやわらかい曲線をいだいている乳房も、その穢れを知らぬピンクの乳頭も、すべて伊知朗が頭に描いていたとおりだ。いや、それ以上。
 思わず、吸い付いていた。
 甘咬みすると、若々しい肌の味がする……仄かに甘い。
 それは、伊知朗が三十五年間味わうことがなかった青春の味。
 一心不乱に、赤子が乳を求めるように吸い付き。甘咬む。それを繰り返す。
 やがて、それに飽きて今度は乳房を揉みあげるようにして反応を楽しんだ。やや吸い付きが乱暴だったのか、乳頭が赤く腫れ上がってしまう。
「ううぅ……」
 初めて、切子は嫌そうに声を上げた。それでも、起きることは絶対にない。
 やはり……切子は寝ているだけで時が止まっているわけではない。
 呼吸もすれば、ちゃんと揉んでやれば、反応だってする。
 揉まれたことないだろうから、あくまでも生物的な反応だなと伊知朗は思う。
 ひとしきり遊んだら、もう胸が一杯になってしまった。
 もっと、いろいろやるつもりだったんだけどゆっくりでいいか。
「今日は、このぐらいにしておくよ切子ちゃん。これからよろしくね」
 切子は、苦痛か、あるいは快楽かに顔を歪めていた。
 その唇を乱暴に奪って。
 そうして、時計を通じて伊知朗が自分の部屋に戻ったとき、世界はまた動き出す。
 時間は、二人の時が繋がった初めての午後九時を迎えていた。


 次の日、また午後八時五十九分に来たときに伊知朗を驚かせたのは部屋の内側から掛かっている大きな鍵だった。
 昨日ブラジャーがなくなったのを切子がどう考えたのかはわからないが、警戒されたのは、拙かったな。
 それにしても、昨日の今日で部屋にこんな鍵をかける切子の行動力に、伊知朗は惚れ直す。ただ、大人しいだけの少女ではないのだ。自分が、存在を賭けて汚す少女はこうでなくてはいけない。
 楽しくなって笑った。こうなると、昨日のブラジャーも返さないといけないな。ちゃんと、もってきてよかった。
「昨日は上を攻めたし、そうなると今度は……下だな」
 スカートをたくし上げて、パンツを脱がす。部屋着にしたって飾り気のない娘だなと思うが、そういうところがこの娘のいいところだろう。
 職業的にオマンコは見ているが、そっと開いてみるとやはり高校生。ちゃんと造詣はしっかりしている。しかし、ゴクッと喉を鳴らす伊知朗。
「処女膜……リアルでは始めてみたな」
 こればっかりは、どこでも見かけることはない。職業柄、写真などの資料的なものはたくさん見てきているが、こればっかりはリアルの圧巻というものがある。
 目の前の、甘い香りのする十六歳の少女についているものだからこそ、処女膜という有機物の塊が、無垢の象徴としての意味を持っているのだ。
 やぶってしまおうかという気持ちを強く抑える。もったいないではないか。
「まあ、ここはパンツからだよなあ」
 切子にチュッチュしてから、パンツの内側に亀頭を擦り付けるようにしてオナニーする。ほどなくして、どばっと精子がでる。
 実は昨日も、ブラジャーの香りでオナニーしたのだ。地味な下着でも、切子のものだと思えばイケる伊知朗だ。ゴワゴワの安物だけど、それだからこそ純白というのがポイントが高い。
 さて、このパンツをどうしてやるか。ちょっと考えたあげく、急にドライヤーを取り出し乾かし始めた伊知朗。ゴワゴワした厚い生地だから、すぐに精液のほとんどはシュンでしまい、温風によってほどなくして乾く。
 切子のほうには、着替え用に用意されているらしい下着をはかしておく。こうしておけば、すぐには気がつくまい。そして、昨日拝借したブラと乾かしたパンツは、下の洗濯籠にでも入れておこう。
 部屋に内側からかかっている鍵はなりこそ大きかったが、ホームセンターで売ってるようなやつで、部屋を探したら鍵が見つかったので何の問題もなかった。
「詰めがあまいんだよ、切子くん」
 悪戯されたパンツがいつ見つかるかわからないが、それを見つけるときにどういう反応をするか想像するだけで、恍惚の表情を浮かべる伊知朗だった。


 次の日、やはり同じようにやってくる伊知朗。いつもと同じように机に向かって寝ている切子にすこし拍子抜けした気持ちだ。警戒して、違う行動をとるかとも思ったんだが、もしかしたら昨日の下着が発見されてないのかと、一階の脱衣所を見たらなくなっていたので、気がつかなかったということはないだろう。
「まあ、いかに時計の力でも心の中までは読めないからなあ」
 時計は、うまく使いこなしていくと機能が増える仕様らしく、もしかしたら心まで読めるようになるかもしれないが、とにかく今は無理だ。
「さて、今日はなにをするか」
 抱きしめた伊知朗の胸の中で眠る切子は、今日も清いままだ。
「そうだ、フェラチオをやってみるか」
 寝ている相手にやると、イマラチオになってしまう。しかし、若い女の子の口内というのは独特な熱さがある。
 その熱に、無垢な切子の寝顔に、容易に伊知朗の逸物は強度を増す。
「舐めて……切子ちゃん舐めて」
 寝ている切子が舐められるわけないが、舌に無理やり絡めるように強度を増した亀頭を押し込む。
「ゲッホ……ケホッケホッ」
 生理的な拒否で、咳き込む切子。その反応さえ伊知朗の快楽となって、無理に押し込む。すっかり切子の口内は喉の置くまで、伊知朗の逸物に占拠される。
「いいよ……いいよ切子ちゃん」
 ねじりこまれる肉棒、交じり合うカウパーと切子の唾液。苦しみに眼を覚ますこともできず、切子は苦しみに顔をゆがめる。それを邪悪な顔で見下ろす伊知朗。
 これほど征服欲が満たされる姿勢もない。無垢の少女を汚す歓喜に、伊知朗は震えていた。さて、どこに出すべきか。
 顔にかけるのもいいが、やはり体内に放出すべきだろう。苦しむ切子の頭を抑え、全力で喉の奥底まで一気に押し込み、欲望の塊を解き放った。


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


「……!!」
 切子の身体が一瞬、はぜるように震えた。喉の奥底に吐き出された精液は、飲み込んでしまうしかない。ドクドクドク、切子の意思に関係なく喉が為り、熱い粘液は喉から胃へと流れ込んでいく。
「ふぃーー」
 伊知朗は、満足に醜い頬を膨らませた。ご満悦だ。
 あふれ出た唾液と精液を垂らしている口を、適当にふき取ってやると今日はこれぐらいにするかと、伊知朗は戻った。そして午後九時、時はまた動き出す。


 次の日、伊知朗がまたやってくると流石に机の前に切子の姿はなく、ベットに寝そべったまま午後八時五十九分を迎えたようだ。
「ちょっとやりすぎちゃったかなあ」
 蒼白な表情で眠りについている切子に、追い詰めすぎてしまったかと感じる。急ぐ必要はないのだ、切子を壊してしまったら……元も子もない。
 ごそごそと、切子の下半身に手を伸ばし、パンツを脱がしてオナニーを始める伊知朗。左手は、上半身にもぐりこませ、ゆっくりと切子の胸を弄る。それも強いものではなくて優しいものだった。
「うっ……」


 ドピュドピュドピュドピュ!


 ほどなくして、ゴワゴワした感触の切子の白いパンツにたっぷりと射精をした。それを無言でドライヤーで乾かす伊知朗。
「こんなもんでいいか」
 そうして、またそれを切子に履かす。今日はこんなものにしておこう。


 そして、次の日から切子は生理になった。切子の赤く染まるナプキンを見たとき、ちょうど間を置くにはいい期間だろうと伊知朗は考えた。
 そして、切子を弄るのをやめて『時計』の新しい機能をテストし始めた。
 今後のために役立ちそうなものがたくさんある。もともと医師であり知的探究心も強い伊知朗は、飽きることもなく新しい機能とその効果的な使い方に、切子の生理期間を当てることにした。
 機能をためしながらも、切子の顔は毎日見にきていた。日に日に、回復して元の調子を取り戻していく切子。
「やっぱり、この子は強いんだな」
 細い身体に、どこか芯の通った強さがある。切子はそういう少女だった。


 切子の生理が終わったころ、伊知朗は第二段階に移行した。生理が終わって数日は我慢していたが、もう気付かれないように、抱きしめるだけでは我慢できない。
 切子も元の生活を取り戻しつつあるようだし、ついに挿入に至る道を突き進む決心をしたのだ。
 そのためには『時計』の新しい機能が役に立つ。時計が、切子と伊知朗の時間を繋げてから、切子には二つの状態が並立している。伊知朗が自由に陵辱している切子と、現実世界で普通に生活している切子の二つだ。
 一種の並行世界のようなものだが、どっちが偽者でどっちが本物ということはない。どちらも同じ切子なのだ。スイッチを切り替えるように、この二つのモードを操ることができる。
 つまり、切子をめちゃめちゃに陵辱しても、モードを完全に切り替えれば切子は無事な外見のままだし、周りにも気付かれることはない。調節が難しいが、うまく使えば長便利機能といえた。
「これで、切子ちゃんをやれる条件がそろったってことだよ」
 そういいながら、机に突っ伏して安眠している切子の口に指をひっかけて、にっとさせて笑う伊知朗。
「よかったでちゅねー切子ちゃん」
 そういって、両方から口を引っ張って無理やり笑い顔にさせる。寝苦しそうに切子は呻く。
「さてと……」
 さっさと切子をベットに寝かせて部屋着をはいでしまう。
「いよいよ、この日が来たか」
 ベットの上には、真っ裸になった切子が横たわっている。肌寒い季節だが、伊知朗も服をすべて脱ぎさってしまう。まぐわっていくうちに、すぐ暖かくなるだろう。
 そっと添い寝をする。
「スゥースゥー」
 呼吸が聞こえる。そっと切子の左胸に手を添える。やわらかい感触と共に、生きている鼓動。
 そっと手に力を込める。小振りだが、いい胸をしている。揉むほどに答えるきめ細かい肌の弾力は、伊知朗の手に入れたかった青春の塊を握り締めているようだ。
 そっと、抱きしめる。まるで優しい恋人のように。
「ああ……」
 規則正しい呼吸、鼓動。陵辱者である伊知朗だが、この瞬間だけは。
 巨躯とまではいかないが、大柄な三十五歳の男性である伊知朗の胸の中に、切子の小さくてはかなげな裸体はすっぽりと抱きしめられてしまう。
 切子の首筋に食らいつき、香りを楽しむ伊知朗。
 抱くだけで、触れるだけで、深い喜びに包まれる。自分が生きている意味を始めて、肯定できたように感じる。
 そんな変態的な伊知朗とは対象的に、切子はただただ眠り続けるだけだ。
 寝息を嗅ぐように、そっと顔を近づけてみる。
「スゥースゥー」
 おとなしい切子の息は、どこまでも芳しく感じた。そっと口を吸う。プニュっと、軟らかい唇の感触。絡みつく舌、伊知郎の汚い舌が切子の口を蹂躙していく。
 甘い、あまりにも甘い、圧倒的に甘い!
 何でこんなにも、切子の口内は甘美なのだろうか。ズズっと音をたてて、口いっぱいに切子の唾液を味わう。
 ただそれだけで、切子の太ももに当たっている伊知郎の逸物は痛いほどに勃起し、タラタラと先走り液を垂れ流している。
 この年で、初めて伊知郎は童貞を切るのである。本当はもっとゆっくりじっくりしたかったのだが、ビンビンの逸物が耐えられそうにない。
 慌てて、切子のオマンコを舐めにかかる。男を受け入れたことのない、オマンコは伊知郎の舌の刺激にもきつそうだった。
 切子は、自らオナニーをすることもないような真面目な子だと知っている。
 最近、ほどほどには刺激してやっていたが、それでも成人男性の逸物を受け入れるとなると苦しいだろう。
「なんか、もったいないような気もするのだが」
 執拗な愛撫を続けながらも、切子の綺麗に内陰唇に付着した、標本のような処女膜と別れを惜しむ伊知郎。
「うっん……あっ……んん……」
 愛撫を続けるたびに、目を覚ますことがない切子の意思はともかくとして身体は激しく反応して、舌の口からも涎をたらす。
 切子がどんなに真面目な女子高生をやってみても、身体は初潮を迎えて数年経った健康で熟れた女の身体なのだ。
 どんなに意思が拒否しようとも、的確で力強い愛撫に逆らえないことは産婦人科医である伊知郎が一番よく知っている・。
「あっ……」
 切子の小さい乳房を握りつぶすように揉み、その小さな乳頭を戯れに指ではじく。
「もう……もういいだろ」
 伊知郎は覆いかぶさるように、切子の小さな身体に巨体をぶつける。
 そして、濡れた切子のオマンコと伊知郎のビンビンに反り返って先走り液で濡れそぼっている亀頭の先っぽが、キスをした。
「!!」
 ビクンっと震える。どうしたことだろう、伊知郎の胸の鼓動が張り裂けんばかりだ。
 風俗で、もちろんゴムを介してだがプロ相手にセックスは一応しているつもりだった。
「こんなに違うのか……こんなに」
 亀頭の先が、ずぶっと切子のオマンコに覆いかぶさる。ちょっと上下させるだけで、オマンコはまるで吸い付いたように亀頭を離さない。
 ガバガバの風俗嬢たちのマンコとは、同じものとは思えなかった。
 粘膜が触れ合った、声にならない快楽が、伊知郎の理性を完全に奪い去ってしまった。
 頭が真っ白になって、気がつくと処女膜ごと奥の奥底まで男根を押し込んでいた。
 初めて男を受け入れる、切子の膣内の襞の一枚一枚が伊知郎を歓迎してくれているようだ。
 無言で、もう一度力をこめて男根を押し込めると、切子が苦しげに呻いて、処女を奪った証の鮮血が接合部から流れ出した。
「ああっ……」
 長年の念願を達成した伊知郎が感じたのは、切子の中のあまりにも圧倒的な熱さだった。
 切子と伊知郎のものは、まるで一体になったように溶け合ってしまったと感じた。
 真面目で、清潔なタイプの女子高生と三十五歳のデブオタ。
 決して交わることがないはずの二人が接合しても、オマンコは拒否することなくその満腔で受け入れる。
 デブオタの精子を、懸命にうごめいて吸い出そうとする。
 それは理性を超えた本能だった。
 最初の真っ白い感動から身を起こして、少し頭を冷静にさせながらピストンを開始する伊知郎。
 切子はやはり苦しそうだ。
 それでも身体は痛くても、破瓜の痛みの記憶は残らないはずで、それだけが伊知郎の免罪符だ。
 最初は誰だって辛いものだから、早めに終わってやるのが慈悲というものだろう。
 そんなことを考える間に、数回突いただけで絶頂に達してしまう。金玉がぐるんぐるんとひっくり返るような衝撃のあと。


 ドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュプ!!!


 生まれてから、こんなに強くしたことはないほどの精子が伊知郎の金玉から飛び出して、初めての男の飛沫を容赦なく切子の無垢な子宮へと叩き込んだ。
 切子は苦しく呻くだけだったし、伊知郎も大量の精子を射精し終わるまで無言だった。
 ただ、そのまま精液と鮮血を垂れ流してまぐわった格好のままで、伊知郎は生まれてからもっとも長いキスをした。一方的でも、切子を愛していた。
 鳴り止まない鼓動を、一方的なまでの愛情をどうしようもできずに伊知郎はそのままじっとしていたが。
 やがて億劫そうに、身体をあげた。
「ごめんね切子ちゃん、生で全部射精しちゃったよ」
 そういって顔を歪ませる伊知郎、笑っているのだ。始めから中出しで妊娠してしまえと思っている。
 切子は、そう言われてもただ苦しげに息を吐くだけだった。
 いや……一筋、涙が零れた。
 その涙に、動揺して伊知郎は慌てて飛びのくと、時計を捻り回し始めた。
「大丈夫……大丈夫のはずだ。ちゃんと機能している」
 涙はただの身体の反応だったのか、やはり切子は意識を失ったままだ。
 それなら、先ほどの涙はなんだったのだろう。
 伊知郎は、少しだけ良心の痛みを感じた。
 そんな思いを振り切るように、乱雑にティッシュで自分の股間と、切子の股間を拭き取って、後片付けをすると時間を動かした。
「いっいやぁーーー」
 時計は――午後九時。
 すでに二人の間はモードで繋がっている。時計を通して、伊知郎は切子の様子を視ることができた。
 父親が切子の叫びに近づいて部屋の前まで来たところで、切子のモードを陵辱してないほうに切り替える。
 これで、切子は元通り。
 証拠は残らない、あるとすれば拭ききれなくて、今日のパンツに垂れてしまったであろう数滴の精液だけだ。


 こうやって、伊知郎は切子の反応を楽しみながら数度の陵辱を繰り返した。
 あるときは、洗濯バサミを乳頭に挟んだまま時間をもどしてやったり、中出しした精液を吐き出すさまを見せて楽しんだり。
 切子は、現実的価値観を大事にしているのか。どんなに酷い陵辱を見せても、スイッチを切り替えてまともな状態に戻してやれば、騒ぐことがなかった。
 残酷にも切子の危険日は、どんどんと近づいてくる。そうして、女性を抱くことに慣れてきた伊知郎の技巧は次第にあがってくるのだった。


「さあ、切子ちゃん。今日こそ妊娠しよーね!」
 切子の中が熱く感じる。伊知郎の産婦人科医としての経験が、切子の危険日を察知していた。
 抱きなれてこなれてきた切子の身体をまさぐりながら、必死に腰を振る伊知郎。
 快楽を覚えてきた、切子の身体は突くたびに甘い吐息。
 切子は、抱けば抱くほど、愛おしさが増していく。
 与えれば、必ずきちんとした反応を返す。そんな切子が愛しくてたまらない。
 別に機会はないが、他の女なんか抱けても抱く気にならないだろう。
 こみ上げてくる快楽に、切子の身体が震え、伊知郎も限界を迎えた。


 ドピュドピュドピュドピュドピュ!


「ふう……妊娠するといいなあ」
 切子の愛しげにそうやって摩ると、時を元に戻す伊知郎だった。


 陵辱を開始して数ヶ月、ついに切子に妊娠の兆候が見え出した。
 いつでもモードが切り替えられるので、生理もあるように見せかけられる。
 ”切子にのみ”妊娠している様子が見えるようにして、切子がどう行動するか確かめた。すると、自分の勤務している総合病院に通院し始めたのには驚いた。カルテは調べられる、どうも各科をたらい回しにされて、最後は精神科に行き着いたようだ。
 健康な切子の身体を、精神病の薬などに汚されたくはない。
 なんとか、自分の手元に着てほしい。
 その一心で、毎日耳元で「これはつわりだ、君は妊娠しているんだ、産婦人科を受診すべきだ」そうやってつぶやいた。
 効果があったのか、ついに産婦人科を受診してくれたときは、ちょっと泣きそうになったぐらい嬉しかった。
 切子が、現実と事実のギャップに苦しんでるさまはちょっとおかしかったが、丁寧に診察して優しい言葉をかけてやる。自分を信頼してくれたようだ。
 毎夜、自分を陵辱して妊娠までさせられた男を信頼する。
 日本ではまだ医師が尊敬されている。患者として来てくれるなら、ちょろいものだ。
 懐妊の兆候が顕著になるにつれ、不安が増した切子は頻繁に伊知郎の元を訪れるようになった。
 昼は、切子を診察し医師として優しい言葉をかけ、夜は大きくなった切子の乳房を絞って乳を吸いながら、ひどい言葉で身体を攻める。幸せの絶頂にあった伊知郎にも心配がないわけではない。


 伊知郎の心配は、このまま臨月に達し、切子を出産させたあとの子供をどうするかだ。最近は赤ちゃんボックスという身分を明かさずに、子供を捨てられるシステムもできたが、切子と自分の愛の結晶にそのような悲惨な運命をたどらせたくはない。
 切子の臨月も迫るある日、伊知郎は切羽つまってDLOに連絡することにした。
 DLOからの回答は明確だった。DLOは、秘密裏に女性を懐妊出産させる病院を探しており、いい機会なので伊知郎の勤める総合病院をその施設にしてしまうということだった。
 たった一ヶ月で、病院の経営母体と主だった医長などの人員が入れ替わった。病院は増築され、見知らぬ職員が大量に入り込んできた。ある企業の出資により、近代的な育児施設も完備され、うちがこの県の小児科の基幹病院になってしまった。それどころか、保育園・幼稚園・小中高校までの私立教育機関までもが次々と併設されたのだった。
「まさか……ここまでやるとは」
 DLOという組織の力に、伊知郎は戦慄を覚えた。それと同時に、その組織の一部となって働ける自分に喜びと自信を持ったのである。組織の秘密を知っている自分は、近々産婦人科の医長に押されるとのことであった。何がきっかけで人生が好転するかわからない、伊知郎は平静を装いながらも、ひそかに一人で祝杯を挙げた。


 後顧の憂いをたち、安心して切子をもてあそぶ。周りになんの同情もされず、身重の身体で学生生活を続ける切子は、傍目から見ても辛そうだった。
 その罪悪感の分、伊知郎は切子に親身になって優しくするから切子の信頼は深まるばかりだった。
「あの……舐め」
「どうしましたか?」
 だから、こうして目の前で乳を搾り出して舐めるようなまねをしても、医師の診断と信じて、不審にすら思わないのだ。
 まったく切子はいい子だった。現実的価値観を重んじ、こういう異常事態が起こったときは、全て自分が悪いと思い込むのだから。
 そうして、ついに出産が近くなった。
 次第に近づく出産の恐怖に、泣きそうになっている切子にことさら優しい声をかける。出産も、子供のことも全部自分に任せろと言ってやった。
 他に頼るすべもない切子は、ただわかりましたと頷くだけだった。


「ううぅ――」
「切子さん、はっはっすーです。呼吸をあわせて」


 自分の子供を自分で取り上げることになろうとは。半ば自分を麻痺させるように、仕事で機械的にこなしてきた作業のひとつひとつが、感動と命の奇跡を思い起こさせる瞬間に変わった。
 そうか、これが父親になるということなのか。
 切子の身を裂かれるような痛みの代償として生まれてきた命の産声に、伊知郎の目にも一筋の涙がこぼれた。
 初めて自分の仕事に誇りが持てた。
 感動に打ち震えながらも、ベテランの自分の腕は自動的にへその緒の処理を終える。


「がんばりましたね……」
「わたしの……赤ちゃん……」


 そういって、微笑むまだ幼さすら残す切子の顔は、誇らしげな母の顔だった。
 手が震えどうしようもなくなった伊知郎は、切子と赤ちゃんの事後の処理を助手に任せて、伊知郎も控え室で声を殺して泣いた。悲しみではない、身体を貫く感動と喜びで。自分の子供、ああ自分の子供。
 初めて、生まれてきて心からよかったと思えた。


 涙を拭いて、立ち上がったとき。もうそこにいる男は、うらぶれたデブオタではなかった。たとえ姿は醜くとも、守るべきものを持った父親の姿だった。
 産婦人科の医長として、風格と自信を手に入れ、千人の子の命を抱き上げた伊知郎はのちに希代の名産婦人科医と呼ばれるようになる。


 もちろん、『時計』を使い続けることはやめなかった伊知郎。それからも、数々のターゲットを陵辱し妊娠させ続けた結果として、その抱き上げたうちの一部は自分の子であったのだが。それは、人々に知られることのなき話である。




プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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