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E小説(中出し・孕ませ・時間停止・催眠・環境変化など)
エロ小説のサイトですので18歳未満の方はお帰りください。傾向はマニア向け、作品中のほぼ100%中だし妊娠描写、付属性として時間停止・催眠・環境変化などです。
第四章「女子大生 北原亜津沙」
 生粋のお嬢様、北原亜津沙は退屈を持て余していた。
 形の良い顎に手を当てて、はぁと嘆息を漏らす。優雅で何不自由ない生活を繰り返しながら、じわりじわりと内側に向かって鬱屈していた。このままじゃ生きた心地がしない、持て余した身体と心は新しい刺激を求めていた。
 亜津沙は、二十を過ぎたばかりの女子大生だ。しかも、お嬢様女子大である白百合学院に通っている。大学の近くに厳重なセキュリティーがある3LDKの大きなマンションで一人暮らしをさせてもらっているほどに、家もかなり裕福であり複数の会社を経営する社長令嬢でもある。セレブといっていい。
 誰しもが羨む地位、生まれながらの勝ち組。順風満帆すぎる人生。望むなら、どんな贅沢も叶う身分。
 寝室には格調高い家具が並び、スラリとした亜津沙の背丈を超える長大な八十インチの液晶テレビが置かれていても、だだっ広く感じるフローリングの部屋の真ん中に置かれたクリーム色の柔らかいダブルベッドの上で、物憂げに寝そべる。
 亜津沙はそんな超絶可愛いお嬢様なのに、ダブルベッドの上で何をしているのかといえば、絶賛オナニー中だった。
 中学生の頃より味を覚えた一人遊びは、手を変え品を変えソフトからハードへとエスカレートして、その技巧は熟練の域に達している。
 亜津沙は、オナニー狂いだった。酷く悲しいとき、理不尽な怒りが止まらないとき、退屈でたまらないとき、嬉しくて居ても立ってもいられないとき、どんなときも自分を慰める行為だけが自分がそこにいることを確かめさせてくれて、彼女を安心させて癒してくれる。

 若くて張りがある女の子の肉体を持て余している亜津沙は、セックスする相手に困って自慰に耽っているわけではない。
 緩やかに波打つ亜麻色の長い巻き髪は、週一回の美容院通いによって毛先まで、まるで最高級の生糸のように輝いていた。光沢のある髪はきめ細やかに完璧に整えられている。雪のような肌の美しさも、それに負けていない。
 亜津沙の容姿は、端麗にして眉目は上品で涼やかだ。大きなブラウンの瞳には、美しく生まれたものだけが持つ自信で光り輝き、唇はぷっくらとしていて口紅をつけていなくても薄ピンクでそそられる。
 滑らかなシルクのネグリジェに身を包んだ、モデルもかくやと思わせるスタイルの良い伸びやかな肢体からは、生まれ持った気高さがにじみでている。
 本当であれば、亜津沙ならオナニーなんてする必要はないのだ。白百合女子大のお嬢様といえば、合コンで呼びたい大学ナンバーワンに輝いている。亜津沙がその気になれば傅いて奉仕してくれる夜の相手ぐらい、いくらでも見つけられる。引く手あまたどころか、付き合いたい男が向こうから面接に列をなすぐらいだ。
 そもそも亜津沙には、高校時代から付き合っているイケメンで医大生の彼氏だっている。だから、合コンなどに出ていくのは躊躇われる。
 結婚を前提として付き合っている亜津沙の彼氏は浅田俊樹くんは、学歴地位容姿ともに婚約者として完璧な男なのに、たった一つだけ問題があった。女性に不慣れな彼氏は、セックスが下手くそだった。挿入して三秒で果ててしまうのである。愛していないわけではないけど、若さに満ち溢れた亜津沙の溢れんばかりの肉欲が、それでは満たされない。
 でも浮気はしたくない。倫理観がというよりは、知らない男の人が怖いのだ。小学校からずっと女子校出身だったせいもあって、男慣れしていない。
 いや、そもそも性欲に負けて彼氏以外の男を求めるなんて亜津沙の自尊心が許さない。そんな無理無体は、気高い自分には相応しくないと思った。
 それでも頼みの綱の彼氏は性的にまったく満足させてくれないから、やることといえば自慰なのである。短小包茎の彼氏とやるより、自分で自分を気持ちよくするほうが、よっぽどマシだった。いや、自分でどこまでも快楽を追求できるオナニーは、無神経な男とのセックスなんかよりよっぽど気持ちいいではないか。
 だからオナニー狂いで変態のお嬢様は、自ら身体にマジックペンで卑猥な落書きをして、勃起した乳首にSM用のニップルクリッパーをつけて、股間にピンクローターを二個入れてオナニーしている。
 そんな卑猥な裸体を、優雅なネグリジェの中に隠しているシチュエーションが興奮するのだ。秘められてこそ変態は輝く。
 そうして誰にも見せることのない完璧に変態な装いを完成させて、そのことに感じ入りながら、寝っ転がってベッドの上に置いてあるノートパソコンをいじって、ゆっくりと自慰をしつつオナニーのオカズを探す。

 ピンクローターに飽きると、今度は極太バイブに移行するというのが彼女のいつものパターンである。今は股間をブンブンと音を立てるピンクローターで馴染ませながら、十分に緩くなったらバイブを使おうと、口に加えてアイスのようにペロペロと舐めていた。
 バイブで、マンコをガバガバにしているから余計彼氏の短小に満足できないのかもしれないけど、太くないと物足りないものはしかたがない。
 亜津沙は、プルンと股間からピンクローターを引き抜いたりまた挿れたりしながら、パソコンをいじっていて、エロい単語を検索するうちに面白い書き込みを見つけた。
「何この人、オナニーしただけで妊娠したですって?」
 インターネットの掲示板。もちろん匿名だから本名が書いてあるわけもなく、都内の二十四歳で職業はOLとだけしかわからない。
 彼女は、まったく妊娠の心当たりがない。つまり、男とセックスしていないのに、妊娠してしまったのだという。
 今まさにオナニーしている自分にはタイムリーな話だ。『オナニーで妊娠』、なかなかそそる話ではないか。
 本当だとすれば処女受胎だ。いや書き込みの主は、いい大人みたいだから処女ではないんだろうけど。
 妊娠の心当たりがないから、まさか妊娠しているなんて思わずに発覚したのは三ヶ月以上も経って生理不順だと思って、産婦人科を受診してからだったらしい。かなり悲惨だ。
 不幸で、不可思議な現象は続く。
 独身の彼女は、もちろん父親の分からない子供なんか出産できるわけもないから、堕ろそうとしたらしい。
 しかし、仕事が急に忙しくなっていけなかったり、いろいろと妨害が入る。堕胎の期限は決まっているから彼女は焦る。仕事の予定を無理やりにでも振り切って、予約していた病院に行ったら、事故で病院が火事になっていたりして、堕胎手術ができないというのだ。
 占い師に見てもらったところ、絶対に堕ろしてはいけないと言われたそうだ。呪われている。
 掲示板で相談を受けている人たちは、みんな親身になって相談している振りをして面白がっているのだろう、本当に呪われているかもしれないから、お祓いに行こうと言う話の展開になっていた。
 まるでオカルトである。それより本当に妊娠してるなら堕胎を急がないといけないんじゃないかな。
「常識的に考えれば、自慰しただけで妊娠するなんて、あり得ないですわよね」
 誰に言うともなく、彼女は独り言をいう。なんでみんな、こんなの前に受けているんだろう。
 もちろん、答える人なんていない。股間のバイブレーターの音が響き渡り、ニュチャニュチャとイヤラシイ水音が聞こえるだけ。

 その場にいるはずもない。超絶ラッキーな男を除けば……。もちろん、そのことに亜津沙は気がつかない。

 オナニーしただけで妊娠してしまったOLさんの話題でも盛り上がっている掲示板では、命は大切だから絶対に堕ろしてはいけない。みんなで金を出しあって出産させようなんて奇妙な流れになっていた。捨てアドでいいから、連絡先を教えてくれと盛んに書き込んでいる人がいる。
 困惑している当のOLよりも必死で、なんだか怖い。
 他人の出産にお金を払って面倒みようなんて人がいるのだろうか、かなり怪しい。不幸な女を、さらなる不幸に陥れようとするナンパ男か、変な宗教の信者かもしれない。

 この匿名の女性の話が本当なら、『変な話に乗って出て行かないほうがいいよ』と亜津沙は書き込んだ。
 亜津沙の書き込みは、善意の人たちに袋叩きにされる。掲示板ではよくあることだから気にもしないけどため息がでる。
 たとえば、こうも考えられるんじゃないか。
「もしかすると女性のほうが一枚上手だったりしたら面白いですわね」
 オナニーしただけで妊娠なんて、注意を引く話を出して、お金を集めようとしている詐欺かもしれない。
 匿名掲示板のことだ、みんな好き勝手言っているだけで、本当のことなんかわかりっこないし、他人のことなんかどうでもいい。
 むしろ本当にそのOLが孕んでいればいいと思う、そっちのほうが興奮できる。
 亜津沙は、生まれつきの優越者だけが持つ、人の悪い微笑みを浮かべた。

「そうだ、アレを使いましょう」
 亜津沙は、プラスチックの白いケースからカラフルな錠剤を取り出す。これは、危ない薬だ。
 その名も『レイプドラッグ』――

 亜津沙は薬をくれた恍惚とした顔の同級生の言葉を思い出す。亜津沙よりもずっと遊んでいて、カッコイイ友人だ。おぼこなお嬢様大学なのに、その子は遊び上手だった。
「亜津沙。そんなに刺激が足りないていうなら、あんまり勧められないんだけどこういうクスリもあるんだけどね」
「うわー、すごそうですわね」
「うん、キマルよ」
「本当に?」
 友だちは、思わせぶりにジャンキーな微笑みを浮かべるとこう続ける。
「海外で使われてるレイプドラッグって知ってる? これあれなんだよね、これを使ってセックスすると、わけわかんなくなるやつ。ガンギマリ、もうむちゃくちゃになるよ」
「へぇー、それはそれは……」
 平然とした顔でそう言ったが、亜津沙は期待に胸が高鳴っていた。
「彼氏とやるときにでも使うといいんじゃない、すごい高まるから」
「ありがとうございます、この御礼はまたのちほど」
「そんなに高いものじゃないから、気にしなくていいわよ。気晴らし程度のものだから、依存になったり副作用になったりはしないから心配は要らないわ」
 そう友人は苦笑した。

 亜津沙がカプセルの入ったケースを持って行ってしまってから、「まっ、本当はただのビタミン剤なんだけどね」と同級生が呟いたのは知る由もない。
 結局、媚薬なんてものはプラシーボ効果である。効くと思えば効くものだ。
 最近、退屈しているらしい亜津沙の振る舞いは傍目で見ていて危なっかしいので、彼氏との付き合いにちょっとした刺激を与える善意のつもりだった。
 それがまさか友人を地獄の釜の底に落とすキッカケになるとは、考えもしないことである。

 ――亜津沙は、レイプドラッグを二粒、口の中に放り込んだ。

 最初は一つにしておけと言われていたのに、一気に二つである。ガリッと錠剤を歯で噛みしめると、口の中にじわりと苦い味が広がる。
「ああっ、なんか身体が熱くなってきましたわぁぁ」
 ただの気のせいである。肌の感覚が鋭敏になって熱を帯びてきたように感じるが、気のせい。そもそもこのビタミン剤が本当に媚薬の類であったとしても、そんなにすぐ効くわけがない。効き目がでてくるまで時間がかかるものなのだ。
 飲んでいきなり何かあるわけもないのだが、世間知らずの亜津沙は知らない。
 しかし、気のせいとはいっても思い込みの力はそうバカにしたものでもない。ピンクローターを入れて遊ばせている膣の中はジンジンと熱くなり、じわりと白い愛液をにじませた。複雑に絡みついた膣壁がうねって、キュッと締まる。プラシーボ効果というものである。
「あっ、あっ、これだけでいきそっ」
 紐の付いたローターを出し入れしているだけで、早くも軽く絶頂に達して、太ももとお腹を微妙に震わせた。
「うっ、ふうっ、効くわね。さすがぁぁレイプぅぅ、ドラッグ!」
 恍惚とした声で、ローターをゆっくりと引きぬいた。レイプドラッグなんて卑猥で危険な響きだろうか。亜津沙の裂け目から、ドロっと白い愛液が溢れだして止まらない。
 こんなに濡れたのは、いつ以来だろう。危ないクスリという刺激は、オナニーを初めてやったころの興奮を亜津沙に思い出させてくれた。今の私はすごくエロいと、亜津沙は心臓をバクバクさせた。
 興奮しすぎて荒い息を吐きながら、柔らかなベッドの上に寝そべった。お風呂でのぼせるような、心地良い熱を感じる。クールダウンするために、ネグリジェの前を開いて裸になる。
 亜津沙の形が良くて艶やかで、極端に張りのあるおわん型の胸は、寝そべっていても型くずれしない美しい曲線を描いている。しかし、勃起したピンク色の乳首からぶら下がっているニップルクリッパーは、先っぽに重りと鈴がついており、チャリンチャリンと音を立てて優美な身体を下品なものに見せていた。
 SM用の乳首専用ボディークリップ。乳首を洗濯バサミで挟んでいたら、敏感な乳首が傷ついて血が出てしまったので買ったのだが、思ったよりも良い品物だった。クリップの先は黒い安全ゴムでできていて、調整ネジで亜津沙の乳首の柔軟さに合わせたハサミ具合を実現している。
 これで程よく刺激し続けることで、最近乳首の先っぽが伸びてきたように思う。

 自分の美しい身体を下品な形に調教していくMの快楽に目覚めたのだ。
 亜津沙は、本当なら自分とは似ても似つかないような醜い男に調教されて汚れてしまいたい。
 でもそこまでバカな真似をするほど愚かではないので、自ら『メス豚』だの『オナニー狂い』だのと卑猥な文言をマジックペンで二の腕や太ももに書き入れる程度で我慢しているのだ。
 しばらく、オッサンに犯されて危険日のアソコにたっぷりと汚液を注がれて孕まされるのを想像するだけで感極まってしまった。
「そうだ、思いついたことも書いておこっと」
 手を伸ばして枕元に放り出してあった、マジックペンで『危険日中出し孕ませ希望』と下腹部に書き入れて、ハートマークの縁取りの中に自分の卵子に向かって精子が殺到するマークまで書いた。
 そこまで書いて、ハァハァと息を荒げて興奮してしまい、さらに『白百合学院大学 北原亜津沙二十歳はみなさんの公衆便所です。誰の赤ちゃんでも孕みますので、どうぞご自由に中で射精してください!』と書いた。お腹の部分が文字で真っ黒になるぐらい書き込み過ぎだ。達筆なのはわかるが、ちょっとやりすぎである。
 亜津沙は、さらにオッパイに『母乳出ます』とまで書いた。もちろんでないのだが、気分の問題だった。乳首を黒く塗らなかったのは、ニップルクリッパーがついているせいで、本当は黒く塗りつぶしてやりたいぐらいの気持ちなのだ。
 しかも、このマジックペン。油性で消えないのである。
 亜津沙はレイプされたような痕跡が誰かに見つかるのではないかと、ドキドキして生活するところまで楽しむという、とんでもない変態だった。
 もちろん、油性ペンで書きつつ、いざとなれば消せるように乳化剤と研磨剤の混じった溶液を用意しているあたりが亜津沙なのだ。
 自分の保身はキッチリしつつ、ギリギリの危険なラインで遊びたいのである。

 だから、浮浪者のような男たちに輪姦されたあげく、孕まされて子供を産むことを誓わされるところを想像してもう一度オナニーしようと起き上がったとき。亜津沙の理想ともいえるブサイクなオッサンが目の前に、現れて喜ぶのではなく金切り声をあげた。
「きゃあああぁぁぁ」
 亜津沙に悲鳴をあげられるとは思っていなかったミノルは、またビックリしてスルッとベッドの下に隠れた。
「なに? 今のお方は、なんでしたの?」
 薬と変態オナニーの余波で、気持ちが弛緩していた亜津沙は、自分の妄想が具現化したようなオッサンが出現して叫び狂ってしまった。
 叫んでるうちに、またオッサンが魔法のように忽然と消えてしまったので、目を白黒させる。
 せっかく亜津沙を犯してくれる浮浪者のような醜い男が本当に出現したのに、亜津沙がやったことといえば、ネグリジェをもう一度しっかりと着て、ガウンを羽織って、マンションのセキュリティーに電話したのだった。
 まあ当然とは言える。不審者に部屋に侵入されるなど、絶対に安全な妄想だから楽しいのだ。レイプ願望を持ちつつ、実際のレイプ怖い亜津沙の気持ちは、男に説明してみてもきっとわかってもらえないだろう。妄想の男なら亜津沙に気持ちいいことしかしてこないが、現実の男は何をやってくるかわからないから怖いのである。
 もしかしたら、キツい暴力を受けるかも、酷く殴られたり殺されるかもしれない。そう考えたら通報は当然だった。
 このマンションは、女性専用で高度なセキュリティーが売りだ。鍵はオートロックでかかっているし、ここは八階である。
 まず侵入は無理と考えられるのに、亜津沙は「不審者が出た」と管理者に通報したのだ。
 管理人の年配の女性が、すぐさま亜津沙のマンションの部屋まで上がってきた。
 同時に、警備会社へは通報が行っている。
「大丈夫ですか、北原様」
「ええっ、あの。変な男の人が部屋に居たんです」
 そういいつつ、亜津沙はオナニー用の道具を隠すのに必死だった。ネグリジェの中で、乳首にぶら下がったニップルクリッパーは、そのままである。
「中を確認させてもらってよろしいですか」
「ええ、どうぞ」
 管理者の女性が言う『中の』とは部屋の中のことだろうに、『膣の中』かと思ってドキドキしているのは内緒だ。
 そんな亜津沙のコロコロと変化する表情を少し訝しげに思いつつ、管理人の女性は部屋を慎重にひとつひとつ調べていく。
「どこにいたんです?」
「ベッドルームですのよ」

 そう亜津沙が言ったため、管理人は寝室を入念に調べたのだが、なぜか豪奢なダブルベッドの下に潜り込んでいるだけの戸隠ミノルが見つからない。
 あまりにも安易な隠れ場所すぎて思いつかなかったのか。テレビから大きな棚まで動かして確認したのに、一番安直な隠れ場所だけうっかりと見なかった。
 ここでもミノルはどこまでもツイている。
「ううーん、誰もいないみたいですね。北原様、こう言っては失礼かと存じますが、見間違えではないでしょうか」
「そうですわね、そうかもしれません」
「お酒などは呑まれてないですよね」
「はい」
 暗に、やばい薬でもやってるんじゃないかと疑われているのかと思って、亜津沙はドキッとする。管理人のほうには、そんな悪意はなかったのだが。
 警備会社からも、男性の警備員が二名到着して念のために部屋の外と建物もチェックするらしい。
 男の人に、このネグリジェの下を見られたらと思うと、こんな状況なのに亜津沙はドキドキとしていた。
「あの、猫を飼われていらっしゃいますか」
 マンションの管理者にいきなりそんなことを言われたので、亜津沙はびっくりする。
「飼ってないですけれど、どうしてでしょうか」
「いえ、鈴の音が聞こえたような気がしたので、気のせいでしたらすみません」
 それは、亜津沙が乳首にぶら下げているニップルクリッパーの鈴の音だ。
 本当はそんな変態なのに、一見するとおとなしいお嬢様に見える亜津沙に向かって、年配の女性管理人は親身になって安心させるように言い聞かせる。
「マンションの通路は、常時監視カメラが入って私と警備会社さんのほうでチェックしてますので、ご心配はないかと。帰宅してから扉も開けてらっしゃらないのですよね。普通に考えたら、侵入できる不審者はまずいないと思います」
「あの、お騒がせして申し訳ありませんでした」
「いえいえとんでもございません。私どもはそのためにいるのです。何かございましたらなんなりとお申し付けください。いくら警備に万全を期しているとはいえ、北原様も女性の一人暮らしです。ご不安になることもあるかと思いますので」
 まあ、そんな感じで亜津沙の見間違いみたいな流れで話が済んでしまった。

「……お酒は飲んでないけど、薬は飲んでいたのです」
 警備員たちが帰ってしまうと、亜津沙はベッドに座り込んでそんなひとりごとをもらして、ホッとため息をつく。
 恥をかいたのはなんかドキドキしたからいいけど、人騒がせなことをしてしまったと変態的性欲を持ちながら、基本的には常識人の彼女は反省もするのだ。
「幻覚が、見える系のお薬だったってことなのかしら」
 レイプドラッグ、レイプされる幻覚が見えるお薬だったのかもしれない。だとしたらもったいないことをした。
 もしかして、あのままジッとしていればあの気持ち悪いオジサンに犯されていたかもしれないのに。
 そう思うとゾクッとする。
 あのオジサンは、のぺっとしたブサイクな顔をしていて、幻覚とは思えないほどリアルだった。
「今も部屋にいたりして」
 そう思うと、ゾクゾクするけども怖くもありもう一度戸締りを確認してみたりした。誰もいないはずなのに、どこからか気配を感じる。
 さっき一瞬だけ目を合わせたときに臭った、薄汚れたシャツを着ていた男から漂う雄の臭い体臭が今も亜津沙の部屋に漂っているように感じる。
「まさかね……」
 亜津沙はなにも、ブサイクな男に犯されるのが嬉しいわけではない。イケメンの彼氏と付き合ってるのだ、美醜の感覚はしっかりしている。
 しかし、オナニーとなれば話は別だ。そこでは聖と俗の逆転が起こる。綺麗は汚い、汚いは綺麗。
 普段なら亜津沙が忌み嫌うような、軽蔑する醜い男であればあるほど、汚されるのがたまらなく気持ちいいだろうと感じてしまう。
 どこからか、あのオジサンが亜津沙を犯そうとジッと監視している。
 そう思うだけで身震いして、眠れそうになかった。もう何度もイッてしまったのに、物足りない気持ちでソワソワする。
 実は亜津沙は、排卵日が近かった。女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが分泌されていて、子孫繁栄の本能が刺激されてエッチな気分になっているのだ。
 亜津沙は、それをレイプドラッグの効果だと思い込んでいる。
「そうだわ、もっと飲みましょう」
 もう一粒、レイプドラッグを飲んだ。そうしたら、またあの下品な男が出現してくれるのではないかと期待したのだ。

 このまま男が出てきてもいいが、もっと面白いことを思いついた。亜津沙は、ガウンとネグリジェを脱ぎ捨てると下着姿になる。
 下着といっても、パンティーを穿いているだけで、ブラはつけていない。その代わりに乳首にはまだプラプラと、鈴と重りがチェーンによってぶら下げられたニップルクリッパーが揺れていた。
 先ほど隠したバイブを取りに行くのと同時に、アイマスクを取り出した。そして、ベッドルームの真ん中に新聞紙を何枚も引いて、アイマスクをかぶった。
「さあ、アイマスクで私は何も見えませんわ。レイプオジサン、もうでてきてもいいですわよ」
 幻覚のオジサンに呼びかける。
 ゴソゴソと、どこからか何かが出てきたような物音がした。
 しかし、亜津沙はアイマスクをしているので見えない。無防備に、危険な男の前で視界を奪われているのだ。
 危険な橋をわたっているということに、亜津沙は怖いほど興奮した。
 亜津沙は、こらえ切れないと言った様子で、シルクのショーツを脱ぎ捨てると、手に持ったバイブを愛液を垂らしているお待ちかねの陰唇へとゆっくりと差し込む。
 亜津沙はいつも綺麗に陰毛を剃っているのでツルツルのぷにっとした割れ目が綺麗に見える。左右を極太バイブがグイグイと押し広げていって、中ほどまで飲み込んだ。
 ああ太いと、亜津沙はため息をついて足を震わせた。
 さあここからが本番だ、亜津沙はバイブのスイッチを入れて膣の中でグルングルンかき回しながら叫んだ。
「さあ、ただいまよりー北原亜津沙の脱糞ショーを開催いたします。どうぞ皆様、汚らしいものですがよろしければご覧下さい!」
 亜津沙は、そう言いながら新聞紙の上でお尻を突き出すようにしてしゃがみこんだ。
 
「私のヒクヒクする肛門が見えるでしょうか。ただいまから、北原亜津沙がおうんこいたします。部屋の中で二十歳も過ぎた女が、はしたなく脱糞する哀れなさまをどうぞご覧ください」
 亜津沙の振り上げたハート型の美しい曲線を描く臀部に、見えない男の視線が突き刺さるのを感じる。
 ああ、いま排泄しようとヒクつく肛門のしわまで視姦されているんだと思うと、ジュルッとマンコが濡れてさらに深々とバイブを飲み込んだ。
 亜津沙のお腹の奥がゴリッ、ゴリッと広げられて、大興奮。快楽の波がどんどん激しくなっていく。
「うんこします! うんこしますよ! どうぞ決定的瞬間を見て下さい! 撮影自由! 撮影自由です。どうぞ私の恥ずかしい姿を撮ってください」
 亜津沙の願いを叶えるかのように、チャリーンとスマートフォンの撮影ボタンを押したときの音がなった。
 ああ、撮られている。
 私がうんこしているはしたない姿を撮影されていると思うと、アイマスクの下の亜津沙の端正な顔はトロトロに蕩けて、飛び出した舌は今にもよだれを垂らしそうだった。
「ごめんなさい、汚いもの出してごめんなさい。あひっ、あひっ、出す出るっ、イクッ!」
 亜津沙は、肛門からモリモリと大きく硬い排泄物の頭を出しながら、極太バイブをぐうっと子宮口に擦り付けるぐらいにまで深く差し込んで絶頂に達した。
 極太仕様のバイブでお腹が圧迫された勢いで、健康的な一本糞が形の良い肛門から押し出されるのと一緒に、タラーっと亜津沙のお口からもよだれが垂れる。
 お嬢様のアヘ顔だ、あまりにも無様な痴態。
 でも、亜津沙にとっては最高の瞬間だった。
 こうやって辱めを受けたときだけ、亜津沙は膣の奥の奥で感じることができる。ポルチオ快感である。オナニーで、ここまで深く達することのできる女性は少ない。
 羞恥、被虐、破戒、禁忌からの解放、そしていくばくかの罪悪感。後味の悪ささえも、胸をギリギリと締め付けるような快楽に変えてしまう。
 亜津沙は、オナニーマスターだったのだ。
 この極太バイブには射精装置もついていて、本来ならここで擬似精液を盛大にお腹の中に吐き出すところだったのだが、そのスイッチを入れるのも忘れて、亜津沙は排泄姿を視姦されている高揚感に全身を包まれて、ゼロ秒感覚でイキ続けた。
「イグッ、イグッ、イグッ、イグッ、イグウウウウウッ!」
 身体中に電流が走ったような衝撃で、頭が真っ白になって、獣のように絶叫し続ける。亜津沙は、うんこを垂れ流す一匹のメス豚になった。

 お嬢様として厳しく育てられた亜津沙は、ここまでしないと自分を解放できない。
 誰かの眼の前でうんこをする。
 あまつさえ、それを撮影されてそれをネタに脅されてレイプされたら、それこそ亜津にとっての至福である。
 なぜこんな歪んだ性的嗜好を持つようになってしまったのか。
 亜津沙は、アイマスクの下で白目を剥き、涙を流しながら考える。きっと、亜津沙は潜在的な抑圧感が強すぎるのだ。
 圧迫された性を解放しようと思えば、自分の意に反して無理やり男に感じさせられるのが一番いい。
 今の彼氏は、大人しすぎて荒々しさに欠ける。
 もっと下衆で、下品で、下劣な男がいい。
 そんな汚らしい男相手なら、亜津沙だってこうやって変態になれる。最低の女になっていいのだ。
 気持ちいいと亜津沙は、涙を流した。
「ハァハァ……。ごめんなさい、汚いものを見せてしまいました。私のうんこはくっさいです。お詫びに、亜津沙のオマンコを自由に使ってくれていいです。無責任に中に好きなだけだして孕ませてください。オチンチンズボズボして欲しいんです、赤ちゃんが欲しくてマンコが咽び泣いているんです」
 盛大にイキ狂ってしまって、気持ちいいの余韻が終わる前に、こうやって自分を高めるセリフを言いながら、バイブを出し入れし続ける。
 幻覚のオジサンがこのバイブを引きぬいて太いオチンチンを挿入してくれたらどれほど気持ちいいだろうか。
 そんなことを考えながら、もう一度クリトリスを指で圧迫しながら自分で高めてイった。
 プシュップシュッと、痙攣するたびに亜津沙のマンコから潮が噴いているのがわかる。ほとんどオシッコも漏らしてしまったようなもので、笑ってしまう。
「ハァハァ……アハハハッ」
 男の人なんて、本当はいないのだ。亜津沙の心のなかにしかいない。そう思った。

 お薬のせいで、ちょっとそんな気分に浸っていただけ。すべては儚い幻想。
 それでもひとしきりやって満足した亜津沙は、「はぁーー」と深いため息をついてアイマスクを外す。
 後片付けの物悲しさまでが、亜津沙のオナニーである。
 酷く汚れてしまった、新聞紙を丸めてビニール袋をかぶせて捨てる。ウェットティッシュで手と肛門も綺麗にする。
 お尻をいじっていたら、まただんだんと興奮してきた。このオナニーの後の背徳感を利用してさらに自分を罰して責め立てるのが楽しいのだ。
 お尻の穴を綺麗にしたあとで、ローションでよく肛門の括約筋をなじませるとひも付きのアナルビーズを六個もお尻の穴に押し込んだ。
 こうやって、一晩寝かせておいて起きがけに引き抜くと肛門を拡張している情けない自分の姿を想像しながら淫夢を見られるし、最高に気持ちよくなる。
 これを亜津沙は迎えオナニーと呼んでいる。まるで、のんべぇが『二日酔いには迎え酒』なんて追い打ちをかけるようなものだ。亜津沙は、ここまでオナニーに耽溺しているのである。
 アナルビーズをたっぷりとお腹に詰め終えてしまうと、亜津沙は深く満足した。
「はぁ、それにしてもすごい効き目でしたわね。レイプドラッグ」
 本当に、すぐ後ろで誰か見ていたような気がしたし、撮影する音が聞こえたような気がした。
 今でもドキドキしている。自分の痴態を撮影されるのにも、亜津沙は興奮を覚えるのである。
 自分のオナニーしている動画をビデオカメラで撮影して、オカズにしているほどだ。
「もう寝ますけど、自由に中出ししてくれていいですからねー」
 亜津沙は、いるはずもないオジサンに声をかけてから、オマンコからバイブを引きぬいて乳首からニップルクリッパーを外して横になった。
 今日はよく眠れそうだ。
「ああそうだ、もう全部飲んじゃいましょう」
 亜津沙はプラスチックのケースに残っているレイプドラッグを全部飲んだ。
 こうしておけば、効果は朝まで続くだろう。夢で見知らぬオジサンに犯してもらえるような気がしたのだ。
 妄想のオジサンは、亜津沙に気持ちいいことしかやってこない。
 絶対に傷つけられることなく、誰にもバレることなく、安全に楽しむことができる。
 そう思うと亜津沙は、ワクワクして幸せな気持ちで眠りにつくことができた。

 その亜津沙の願望は、すぐに実現する。
第三章「女子中学生 桐宮紗香2」
 もう辛抱たまらん!
 ミノルは、ガシッと紗香の太ももを掴むとそのまま、たらたらと愛液を漏らすピンク色の割れ目を舐めまくった。
「ひぃ!」
 指ですら刺激的だったのに、それ以上に太く湿った舌が自分の中に入り込んでくる衝撃に気が遠くなりかけていた紗香は叫んだ。
「いやぁぁああぁぁぁ」
 しかし、その程度で猛り狂ったミノルは舌の動きを止めない。
「おいひぃ、おいひぃ」
 さきほどオシッコさせて、愛液で湿らせて、しょっぱい味がする無垢な穴を舐め続ける。もちろん、処女のマンコだからマンカスだってついている。
 口の中をレモンのような酸味が広がるが、ミノルにとってはご馳走だった。
 これが十四歳、女子中学生の味かと思えば、パンツの中で勃起した陰茎がそれだけではち切れて爆発しそうなほどだ。
 バターに群がる飢えた犬のように、芳醇な少女の味を舌で舐め味わった。
「やだっ、やだ、やめてぇ~」
 紗香は、ほっそりした太ももを縮こまらせる。内側に、ミノルの大きな顔を挟むようになるのだが、そんなことでミノルは止まらない。
「はぐっ、もぐっ、はぐっ!」
 躍起になって割れ目を上下に舐め回し、溢れ出る蜜を舐める舌は、ついに紗香の小さな豆粒に狙いを定めた。
「そこは、いいいっあああぁぁ!」
 敏感な紗香のクリトリスが、分厚い舌に擦られて皮をめくられる。生まれて初めて、自分の神経が集中した小さな突起をあらわにされ、舐めまわされて吸われる衝撃――

 ――ああああぁぁぁああああぁぁぁああああ!!

 それは強烈な痛みのはずだった。なにせ初めて肉芽を剥かれたのだ、あまりにも強すぎる刺激は痛みでしかないはずだった。
 しかし、紗香が顔を真赤にさせて上げる悲鳴には、愉悦の嬌声も混じっている。
「ふぎゃぁぁぁぁ!」
 散々に感じさせられたのが良かったのだろう。敏感な、あまりにも敏感なクリトリスは初めての与えられた快楽をしっかりと味わっていた。
 ミノルがピンク色の先っぽをチュッチュと吸うたびに、ビクッビクッと足先が痙攣した。頭が真っ白になって、バカになってしまいそうなほど膨れ上がった快楽は、紗香の全身を震わせて抵抗の術を奪う。
「いやぁぁぁ、いやなのに、いくううっ」
 閉じていた太ももは、男を迎え入れるように開いている。
 意識では逃げたいと思っているのに、紗香の若い身体は快楽を求めて、むしろミノルに舐めさせようと腰を浮かせる。
 これが女の身体なのかと、快楽の渦潮に翻弄されながら、肉としての自分の浅ましさを感じてしまい紗香は絶望する。
「アハハッ、いけいけ」
 ミノルの叫びに呼応するかのように、紗香はまた絶頂に達した。紗香の半開きになった桃色の膣口から、プシューと盛大な飛沫があがって、ミノルの顔を濡らした。
 それすらも、ミノルは喜んで舐めてすすった。
 少女の分泌する甘くてしょっぱいエキスの全てが、彼にとっては何よりの興奮剤だった。
「怖いっ、怖い、やだぁまたくる、イクイグッイグッ!」
 ミノルは、何度でも何度でもチュー、トン、チュー、トンとクンニリングスを繰り返して、紗香を絶頂へと導いた。
「ひゃぁ、あはぁ、あはぁ、ぎゃだァァァ!」
 形容しがたい嬌声混じりの悲鳴を上げて、ついに事切れるように意識を失った。

「おい、紗香大丈夫か」
「……」
 返事がない。もはや顔にかかっていたはずのトイレットペーパーもずり落ちて、整った顔があらわになっている。
 その普段なら可愛い顔も、無残なことになっていた。大量の汗で額に髪が張り付いて、瞳孔が開いた瞳は黒目が上に向いてしまっている。
 半開きになった唇からは、ペロンと舌が飛び出している。
「ははっ、そんなに気持ちよかったのか」
 ミノルは、ずり落ちたトイレットペーパーを掴んで額の汗を吹いてやった。なるべく髪も手ぐしで整えてやったが、紗香は意識を失ったまま起きない。
 とりあえずスマートフォンで撮影しておくかと、何枚かフラッシュを焚いて写真を取った。
 そうして、今度はムービーモードで紗香の顔と身体を舐めるように撮影していく。
「はーい、完全にアクメった桐宮紗香ちゃんでーす」
 そんなことを言いながら、カメラを回す。
 顔をペチンペチンと手で叩いてみるが、起きないようだ。
「ほら、紗香ちゃん。起きないとオチンチン挿れちゃうぞ」
 返事がない。
 冗談ではないのだ、カメラを回したままピンク色の割れ目を指で捲り上げて、処女膜が張った中の様子を確認している。
 ミノルは、このまま紗香が起きなければこっそり挿入してしまおうと思っているのだ。
 なにせさっき、オチンチン挿れて良いって、彼女から直接了解を得ている。指で、先程とったムービーを再生する。

『ほら、どうしたの嫌ならいいんだよ』
『嫌、じゃありません。どうぞオチンチン挿れてください』

「むふっ、紗香ちゃんがこう言ってるから、合意の上のセックスだよね」
 ミノルは、いそいそとズボンとパンツを下ろした。興奮しすぎてしまい、すぐにでも射精可能なほど膨れ上がった、陰茎がそそり立つように飛び出す。
 愛液をだらだらと長し、すっかり濡れて準備が整った無垢なオマンコへとあてがうとスマホの撮影ボタンを再開した。
「ちゃんと、初めての記念なんだから取っておかないとね」
 ミノルは無垢な割れ目に押し付けた亀頭をすりつけて上下させ、ゆっくりと紗香の中へと侵入していく。
 そんなことを知ってか知らずか、紗香は静かに安らかに眠っていた。呼吸に合わせて、小柄な体躯に似合わないDカップの乳房が緩やかに上下する。
 ミノルは優しく瑞々しい肌の感触を楽しむように脇腹に手を添えて、ゆっくりと腰を進める。まだ男を受け入れたことのない膣口が、今から犯されようとしているのに紗香はベビーベッドの上で横たわったまま、死体のように動かない。
 腰辺りが甘くしびれて、ミノルはビクッと括約筋を震わせた。あまりの膣口の締め付けに、イッてしまうかと思った。
 猛烈な射精感がこみ上げてくるが、ここまで来て紗香の膣奥で行けないのは寂しい。濡れて口を開いた紗香の亀裂は、初めてなのにちゃんとミノルの固く勃起した肉を受け入れていく。
 まるでそのために誂えたように、ズッズッと柔肉を擦り上げながら奥へと進んでいく。狭すぎる入り口が、太い雁首によって押し広げられる。
 気絶した紗香の身体が完全に脱力していることが良かったのだろう。もし少しでも締め付けられたら、こんなに簡単に挿入できなかったはずだ。
「はぁ、紗香ちゃんと合体した」
 途中で、ブチブチと何かを引き裂いた感触が陰茎に走った。おそらくそれが、紗香が処女を失う瞬間だったのだろう。
 一筋、破瓜の鮮血が接合部から垂れるがミノルは気にする様子もない。膣壁の強烈な締め付けもなんのその、陰茎の半分ほどで奥へと到達しても、さらに奥へ無理やり深く沈めていき、ついに下腹を紗香ちゃんの膣口にピッタリとくっつけた。
「紗香ちゃん、大人になったよ」
 完全挿入完了。
「ああっ、イキそう」
 射精感をこらえるのも限界があった。
 ついに少女の最奥を征服したという喜びのままに、握り締められるような強烈な締め付けを感じたミノルは、精を放った。

「おおおっ……」
 ドクッドクッと陰茎がホースの役割をして、紗香の中に精液を運んでいく。亀頭から噴きだした精液は、子宮口に余すところなく降り注いだ。
「はぁ、出ちゃったよ紗香ちゃん」
 本当はもっともっと、楽しんでから中出しするつもりだったのだがまあいいだろう。
 これでも十分に楽しめた。
 ずるっと、太い雁首に抵抗感を感じながら引き抜くと、割れ目からは中出しされた精液が逆流いてくる。そこには破瓜の血が混じっている。
 ミノルの陰茎にも、ピンク色の液体で湿っていた。
「本当に処女だったんだな」
 嘆息しながら、ミノルはそんな当然のことをいまさらながにつぶやいた。少女の知らぬまに純潔を奪ってしまった。
 そんな罪悪感も多少はあった。
「これ痛くないかな、クスリでも買ってきたほうがいいのかな」
 さっと陰茎を洗ってパンツとズボンを履くと、ミノルは多目的トイレから出て、薬局へと向かった。
 近くにいた薬剤師のお姉さんに相談して、一番強い効き目のある鎮痛剤とオムツと……。
「あっ、これも面白いかな」
 あと、余計な買い物を一つする。
(そんなもの、この人が一体何に使うのか?)
 薬剤師のお姉さんの怪訝そうな顔に見送られて、また紗香が寝ている多目的トイレへと戻った。

     ※※※

 さきほどミノルが薬局で買ったのは、排卵検査薬。
 そのために(というわけではまったくなかったのだが)さきほど、紗香の尿をビニール袋に貯めている。
 戯れに、紗香の排卵日を調べてみようと思ったのだ。
 白いスティックを黄金色の尿に差し込んで反応を見ると、さすがにミノルは苦笑した。
「ドンピシャかよ」
 さすがはラッキーボーイ。排卵日を示す濃いピンク色が検査スティックに出ていた。陽性が出た場合、四十八時間以内に排卵することを意味する。超危険日。十四歳だって生理が来ていれば排卵だってするのだ。
「どうする紗香ちゃん、きょう赤ちゃんができる日だってよ」
 気絶している紗香の口を指で開き、中に内服用の鎮痛剤を放り込んでゴックンさせながら、返事の出来ない相手にそんなことを聞くのだ。
 もちろん、その姿を撮影する事も忘れない。
 そんなことを言いながらも、またムクムクとミノルの股間は膨れ上がっていく。
「赤ちゃんがちゃんとできるように、もう一回しようか」
 そう聞かれても、気絶している紗香は答えようがない。
 ただ嫌そうに、「ううっ」と呻いた。ゴクリと、紗香が鎮痛剤を飲み込んだ喉の鳴る音が静かな多目的トイレに響き渡った。
 それがミノルには、頷いているように見えた。
「そうだよね、紗香ちゃんはオチンチンいれて赤ちゃん作って欲しいんだものね」
 先ほどスマフォ撮った、映像を再生する。

『ほら、どうしたの嫌ならいいんだよ』
『嫌、じゃありません。どうぞオチンチン挿れてください』
『ふうん、そうか俺の赤ちゃん産んでくれるのかな』
『はい、産みます』

「ここまで言ってくれてるんだから、合意の上でのセックスだよなあ」
 ミノルは、紗香の半開きになっている唇に口付けして舐め回しながら十四歳にしては程々に育った胸を揉みしだいた。
 紗香のおわん型の胸、仰向けに寝そべっているのにしっかりと硬く張りがあって芯が硬い。ピンク色の小さい乳首、今日だけしか揉めないと思うと指が沈み込むほどに乳房を強く握りしめてしまう。
「ううっ」
 痛そうに、うめき声をあげた。当たり前だ、成長途中の胸を強く掴まれたのだから。
 あまりの痛みに一瞬だけ、薄眼を開いたようにも見えた。それでも、紗香ちゃんはまだ起きない。意識は戻らない。
 もっとも、ミノルにとって紗香が起きようと起きまいと、どうでもよかった。少女が犯されたことを知って絶望の悲鳴を上げようが、そのまま気が付かぬままであろうが、もうどっちでもよかった。
 紗香ちゃんの両足を高く上げて肩に担いでそのまま、伸し掛かるように体重をかけて肉棒を挿入する。
 先ほどまで、処女だった紗香ちゃんの膣は狭くまるで手のひらでギュッと握られているような強烈な締め付けがある。
「ううっ、しまるぅ」
 ミノルは自身を固く勃起させて、肉を割るように腰を前後させながらグリグリと強引に押し進めて最奥まで到達する。押し戻そうとする力を、パンッ! と思いっきり打ち付けて押し切る。
 狭い膣壁に亀頭の雁首が締め付けられて、陰茎の血流が止まりそうだった。ミノルは吐息を震わせている。
「ふぅ、ふっ!」
 紗香の膣内は目一杯押し広げられて、ミノルの陰茎で満たされた。ミノルの鈴口と、紗香の子宮口が強引に擦り合わされている。
「紗香ちゃん、気持ちいいっ。すごく気持ちいいよっ、紗香ちゃん一つになってるよ、分かる分かる?」
 そんなことを言われても、意識を喪失している紗香は荒い息を吐いて苦しげに呻くだけだ。

 幼い紗香の肉体は、すでに限界を迎えようとしていた。処女膜も男を初めて迎えた膣道も入り口から子宮口に至るまで滅茶苦茶に引っ掻き回さられて、足は震え始めて太ももがじっとりと汗ばみ、下腹までもが痙攣していた。
 やがてその震えは、全身にまで広がっていったがそんな紗香の苦悶の表情さえも、ミノルにとっては強い征服感を覚えるものであった。
「ああっ、出るぅ」
 何の遠慮もなく、紗香の一番奥で欲望を爆発させる。三十路過ぎの男の汚らしい精液が禍々しい肉棒から噴き出し、余すところなく少女の子宮の奥へと叩きつけられる。
 ドクッドクッドクッドクッ、膨れ上がったミノルの陰茎はポンプのように、少女の肚の中の空洞へと命のスープを注ぎ込む。
「ああっ、ううっ」
 苦しげにミノルは叫ぶ。
 気持よかった、快楽だった。喝采を叫んだ。
「優等生の女子中学生、孕ませるっ!」
 至福だった。
 ミノルの固く勃起した肉棒は、二度目の精を吐き出し終わったにもかかわらず萎えない。いや、むしろ大きく少女の固く閉じた膣道を強引に押し開き、さらに大きく膨張していた。
 二回ぐらいじゃ、この欲望は収まりそうにない。
「おらっ!」
 力の限り、腰を叩きつけた。ミノルの小太りな腹が紗香のほっそりとしたお腹にひっつくぐらい強く挿入したままで抱きしめる。
 ぎちっ、ぎちっと音を立てて紗香の膣道が、無理矢理にミノルの形に広げられていく。
「俺の形に、紗香ちゃんのマンコ作り変えるぞ。俺専用のマンコになるんだ、どうだ嬉しいだろう」
 紗香が聞いていたら、何というだろう。少なくとも喜ぶわけはないと思うのだが、征服感で幸せになっているミノルには、何を言っても止まらない。
 ギチギチと陰茎にまとわりつく処女の膣襞の強烈な締め付けを感じながら、ミノルはまた絶頂に達する。
「おおおお、おっ、またいくっ」
 出していいかとは聞かない。たっぷりと三回目の膣内射精。ブリュブリュと、ミノルの遺伝子を乗せた汚液が紗香の支給口
 もう、紗香の膣もその中の赤ちゃんを作る部屋も全部自分のものだと思っていたから。勝手に中に出してイイのだ、自分にはその権利があるのだと思うようになっていた。
 もう無茶苦茶である。
 それだけ、ミノルは幸せの絶頂にいたのだと言えるだろう。
 紗香にとって唯一幸いだったといえるのは、ミノルが興奮の余り早漏気味だったことだけか。
 容赦のないミノルが激情に身を任せて、ガンガン腰を振られていたら、膣は取り返しの付かない傷を負うところであった。
 ミノルは、硬さの残る乳房を握りしめて、幼さの残る可愛らしい顔をペロペロと舐めるだけで満足して、射精感のおもむくままに女子中学生の膣内に欲望を吐き出し続けた。
 あまりにもぐいぐいと締め付けてくるので、ただ中にいれているだけで怒張が勝手に脈動を初めて、射精してしまうのだ。
 子宮口に擦り付けるように射精しながら、頭の中は真っ白に抜けるほどの快楽に包まれる。
 紗香の幼い膣は、それでも必死になって濡れて大人の生殖器を受け入れた。ぱっくりと開いた排卵期の子宮口は、その中に最後の一滴までもミノルの遺伝子が詰まったドロドロの体液を吸い尽くしたのである。
 あまりに中に出されて、ほっそりとしたお腹が目で見えるほどに膨れてしまうほどであった。紗香の小さな子宮は、ミノルの睾丸の代わりにミノルの精液を貯めるタンクになっている。
 紗香の卵管へも何十億、何百億というミノルの分身が流れ込み、程なく始まろうとしている紗香の卵子を迎えに行く。

「ふうっ、これだけやれば妊娠したかもね」
 ミノルは、腰を引きぬいてまたスマーフォンのカメラで撮影を始めた。紗香のカバンを漁り、そこからマジックペンを取り出すと真っ白いお腹にキュキュっと落書きをする。
『紗香十四歳、種付け済み』
 お腹に、証拠の排卵検査薬を添えるのも忘れない。
 種付け記念だからだ。
 がに股に足を開いたままの紗香の膣口はポッカリとミノルの大きな陰茎の形に穴を開けて、ゼリー状になった白濁がタップリと詰まっていて、中からビュルッビュルッと白と赤の混じった水を垂れ流し続けている。
 その勢いは、まるで紗香自身が小さな割れ目から射精しているかのようだった。
 そんな風なので多目的トイレの備え付けのベビーベットは、紗香の汗と破瓜の血と精液と愛液と涙でドロドロになってしまった。
「しかし、全く起きないな」
 ミノル専用のオナホールとして酷使した紗香の股間は、赤く腫れ上がってしまっている。さすがに、それを眺めるとちょっと悪いことをしたかなと思ってしまう。
「お薬塗っておくからね」
 匂いにきつい、市販ではもっとも効果の強い軟膏の鎮痛薬を女性器の回りに塗りたくる。
「これでよしと。うーん後片付けは、これでも穿かせておけばいいか」
 紗香にオムツを穿かせるミノル。
 まるで紗香が赤ちゃんみたいだと、笑ってしまう。むしろ、赤ちゃんを作ったばかりなのだが。
「はぁーすっきりしたし、少し疲れたなあ。ここまでやっても目を覚まさないものなのかなあ」
 スッキリしてしまったあとに、今頃罪悪感が湧いたのか。買ってきたタオルで、身体の汗を拭いてやる。
 そうしながらも、紗香の肌に浮かぶ玉の汗を舐めて喜んでいるのがミノルだが、そんなことをしても空っぽになるまで放精した股間は屹立しなかった。
「ふふっ、可愛いね」
 ミノルがそんなことをつぶやいた。そんな矢先。

「ううう~」
 うめき声を上げて、ようやく紗香が意識を回復した。
 さっきから薄ら薄ら意識は戻りつつあったのだ、そのたびに身体に強烈なダメージを与えられて気絶させられていたのである。
「大丈夫?」
「あっ、すみません私は……」
 顔を覗きこまれ、気付かいの声をかけられて、紗香は迷惑をかけて申し訳ないと誤りの言葉まで口にしてしまう。
 どうやらミノルに乱暴されて、意識を失ってしまったようだとは気がついていた。ただの、その乱暴がまさか犯されたとは思っていない。
 何かされていたようだとは前後不覚の状態でも分かっていたが、指と舌でやられただけと誤解していた。
 その割には、強烈な痛みが走るのはどうしてだろうと思うが、紗香は熱っぽくて股間だけではなく全身が軋むように傷んだので逆に分からない。
「どうやら大丈夫か」
「何で私、オムツをはかされてるんですか」
 ミノルが聞かれてニヤッと笑った。
「何でだと思う」
「ううっ……もうパンツ穿いてないよりマシだからいいです。あとそれ捨ててください」
 ベビーベットから起き上がった紗香は、自分のオシッコが入ったビニール袋を指さした。近くには排卵検査薬が転がっている。
「えーもったいない」
「捨ててください!」
 紗香は、慌ててブラジャーと制服を身に着けながら、ミノルを叱りつけた。普段からダメな大人の扱いに慣れているのか、なかなか堂に入ったものである。制服を身に着けて、髪を整えると多少疲れは見えるものの、キリッとした優等生の顔に戻る。

「言うことを聞いて欲しいなら、交換条件だよね~」
「もうっ、またそれですか。あっ、そうだスマートフォンの写真ちゃんと消してくださいよ。私の目の前できちっと消してください」
「分かったよ、これでいいんだろう」
 紗香に見せるようにして、撮った写メを見せる。
「ああ、こんなにいっぱい撮ったんですか、酷い」
 紗香がミノルにいいように嬲られている画像がたくさん写っていた。
「いいじゃん、ほら消した」
 全削除のボタンを押して、証拠の写真が消えて紗香はようやくホッと胸を撫で下ろす。
「それでオシッコを捨てる条件はなんです」
「そうだなあ、連絡先でも教えてもらえれば」
「嫌です!」
「そうか、嫌われたものだなあ」
 ミノルは肩をすくめる。これからちょくちょく会えればいいのになと思ったのだ。しかし彼は固執しない。なぜなら幸運の星の元に生まれた彼であれば、また会いたければ会えるに相違ないからだ。

「じゃあ、恋人同士みたいにイチャイチャチュッチュして。俺が満足して良いって言うまで」
「分かりましたよ、連絡先聞かれるよりは……」
 そっちのほうがマシだと、紗香は思った。
「じゃ、座ろうか」
 言われるままにベビーベットに座った紗香の手が触れるベッドが妙にネチャネチャしている。
「なんか、汚いですね。すごく変な臭いします」
「これ紗香ちゃんの汗とかエッチなお汁の臭いだよ」
「……エッチって」
 紗香は顔を背けて俯いてしまう。嫌がっているのか、それとも恥ずかしがっているのか耳元まで真っ赤になっている。
「さあ、そんなことはいいから早くしないと終わらないよ」
 紗香は意を決すると、チュッとミノルの分厚い唇に桜の花びらのような小さな唇を押し当てた。
 ためらうようにしながら、何度か唇を押し当てるがミノルはニヤニヤと笑うだけで何も言わない。
「これ、どうしたら終わりになります」
「さっき言わなかったかな」
 ミノルが恋人同士みたいにイチャイチャチュッチュして、満足して良いって言うまで終わらない。
 つまり、紗香はミノルを満足させなければならない。
「あっーもう!」
 紗香は、ミノルの唇に舌先を這わすとおそるおそる口の中に舌を差し入れた。うげぇと内心で思いながら、口内の浅いところをクチュクチュと音を立てながら舌で舐め回す。
「ベロチューしてくるとは、なかなか積極的だね」
「毒を食らわばですよ、私これがファーストキスだったんですよ。もう勘弁してくださいぉ」
 手で顔を伏せて、暗い顔で俯いてみせる紗香。
「おお、泣き真似、泣き真似」
「ホントに泣いてるんですっ!」
 そう言いながら、紗香は許してもらおうと可哀想な私を見せようとしていたのは事実だった。大人を相手にすると無意識に演技してしまうのだ、そうやってしていればみんな許してくれるから。
 でも、ミノルはぼんやりした顔つきなのに鋭いのだ。心を奥底まで見透かされたような気がして、紗香はため息をついてもう一度キスをした。誤魔化しは効かない。
 ゆっくりと唇を付けて、椅子から立ち上がるとミノルの頭を抱いて、そのまま舌を差し入れる。浅く、そして深く舌を絡めるようにして上から唾液を注ぎ込んでやった。紗香が考える限界の大人のキスである。
「ちょ、ちょっと待って」
「何ですか、もうオーケーがでましたか」
 上から目線で見下ろしてくるのにゾクッとする。紗香は許してもらおうと必死になっているだけなのに、ミノルは可愛い女子中学生に求められたように錯覚してドキドキしていた。
 心では勃起していた。金玉が空っぽになるまで紗香の中に射精していなければ、ここでこのままもう一度押し倒しているぐらいだった。

「ねえ、紗香ちゃん許してくれる」
「なにがですか、もうなんでも許しますよ」
 やけっぱちになった紗香が、ペロペロと脂っぽいミノルのほっぺたを舐めながら聞いてくる。
「今日紗香ちゃん排卵日だったみたいなんだよね、紗香ちゃんの処女オマンコに挿入していっぱいいっぱい射精しちゃったから、妊娠させちゃったかもしれない」
「キモッ、いえ……いいですよ」
「そう、でも血が出てたからお薬塗っておいてあげた」
 お薬塗るなんて名目で勝手にまた大事な部分を触られていたのかと、紗香はうぇっと舌を出す。しかし、それを非難している場合ではない。
「えっとなんて言ったらいいんでしたっけ。そうだ、受精させて紗香の中で、赤ちゃん作ってくださって結構ですよ」
 紗香はもう逆らわず、ミノルに言われたことを思い出して、そのままに口走った。頬を赤らめているのは、恥ずかしいということもあったが身体が熱っぽかったからだ。疲労は極限に達している。疲れていたのだ。
 もうとにかく全部受け入れて、終わりにしたかった。
「本当に? 今から事後避妊薬飲めば、避妊は間に合うよ」
 どうせ見え見えの演技でやってるのに、あまりにも話がくどい。紗香はその態度にイラッとした。
「私が良いって言ってるんです。ミノルお兄さんの赤ちゃん産みたいから、そのまま精子を受精させていただいて妊娠させていただきます。それでいいでしょうっ!」
 そう言うと、もう有無を言わさずに紗香はなおも口を開こうとするミノルに、舌をねじ込んで深いキスをした。
「んっ、そうか。分かった」
「ふーっ、ふふっ、これでいいですよね?」
 ミノルは、ズボンとパンツを下ろすと萎えたオチンチンをむき出しにした。
「じゃあさ、最後に舐めて綺麗にしてくれる」
「なななっ、何を脱いでるんですかぁ!」
 いくらキスを許しても、恥ずかしいセリフを言わされても、我慢できる。けど陰茎を見せられるのは許せるラインを超えている。
 紗香は立ち上がると、ゆらゆらと後ろの壁まで後ずさりしてトイレの床の上にストンと滑り落ちた。
「舐めてくれたら終わりにするよ、うん」
「そんなぁ……」
 目をそらしたいのに、なぜか見てしまう。紗香は、視力がすごく良いのだ。
 汚らしいピンク色の亀頭の鈴口からは、精液の残りカスがデローンと垂れ下がっていた。これを舐めるのと思うだけで、うっと吐き気がこみ上げてくる。
「嫌なら」
「いいです、舐めますよ。舐めればいいんですよねっ」
 せっかくここまで頑張ったのだ。もしここで押し切られて連絡先を言ってしまったりしてこれからも付きまとわれ続けたら、紗香は人生が終わってしまう。
 一回、一回の我慢なのだ。
 紗香は萎えた陰茎に手を添えると、小さなお口を開けて飲み込んだ。
(なにこれ苦い)
 口の中に、得も言われぬ苦味が広がる。

「おおおっ」
 舐められているうちに、たっぷりと射精して空っぽになったはずの陰茎が屹立した。奇跡的な勃起だった。
(これ、どうすればいいの)
 口の中で怒張を回復する肉棒、紗香は困惑して目を白黒させる。
「そのまま舐めて、精液出るから飲んで」
「んんんんん!」
 うそーと思うが、どうしようもない。
 クソッと紗香は心のなかで悪態ついた、一回だけ。一回だけで終わる。
 頭を押さえつけられて、良いように口の中をオナホとして使われながら、どうでもいいから早く終わってと祈った。
 幸いなことに紗香の唾液の分泌は多く、口の中は暖かくてとても気持ちがいい空間だった。そこで、喉を突かれて何度か吐き気を催しながらも、ミノルを絶頂へと導くことが出来た。
「出るよっ、紗香ちゃん出る。飲んでっ!」
 ドクドクッと脈動する。ミノルの陰茎はポンプになって、少し薄くなった精液を流し込む。紗香の口の中に苦い味がジワーと広がった。
「んんんんんんっ」
 これを飲むのか。飲まなきゃいけないのかと思うと、涙が出る。
 初めての口内射精を受けて、明らかに舌は飲むのを拒否している。けど、飲まないことには許してもらえない。喉の奥がイガイガするのに耐えながら、涙をポロポロとこぼして苦しそうに喉を鳴らした。
「ふうっ、気持よかった。ちゃんと最後まで舐めてきちんと綺麗にしてね」
「ふぁい」
 終わった。全部終わったのだ。陰茎を舐めさせられるぐらいがなんだろう。紗香の黒目がちの瞳は濁って、感情は麻痺していた。
 ただ言われるままに、汚らしい男の肉棒を舐めまわして綺麗にした。先ほどの薄い射精が本当に打ち止めだったらしく、制服姿の女子中学生にお口で奉仕させているという異常に興奮するシチュエーションでも、ミノルの怒張は回復することはなかった。
「ふうっ、ありがとう」
「早くズボン、穿いてくださいね」
 穿かないなら自分が穿かせるぞという勢いで迫るので、ミノルは薄ら笑いを浮かべながら粗末な服を身に着けた。

「じゃ、捨てていいですよね」
「うん」
 紗香はようやくオシッコの入ったビニール袋の中身をトイレに流して、捨てることができた。
 近くにあった陽性反応が出ている妊娠検査薬を見て、いつの間にこんなものをとゾッとする。
 たとえ実害がなくても、男に排卵日なんかを調べられていると思ったらまた気持ち悪さがうぇっとこみ上げてきて、叩きつけるようにトイレのゴミ箱に捨てた。

「じゃ、帰ります」
「うん、またね紗香ちゃん」

 振り向いた紗香は、本当に恐ろしい形相をしていて、思わずミノルは仰け反った。そんなに怒ることないじゃんと口を尖らせたが、それこそ紗香の知ったことではない。
 バタンと、引き戸になっている扉を閉めて紗香はミノルをトイレに残して、雑踏の中へと消えていった。

     ※※※

「あー、酷い。本当に、酷い目にあった」
 思い出すだけで、紗香は髪を掻き毟りたくなる。
 でも通りゆく人に変に思われると思ってグッと我慢して、電車に飛び乗った。たった二駅の辛抱。
 紗香の家は駅にほど近いので、我慢できるはずだ。座席に腰掛けられたのはラッキーだった。
 気分は最悪で、ちょっと熱っぽかった。つり革を掴んで立ってたら、そのまま倒れてしまったかもしれない。
(あんなことがあったか……)
 思い出すだけで、嗚咽がこみ上げてきて眼に涙を溜める。
 誰かに聞かれたらどうしよう、絶対に誰にも知られてはいけない。紗香は、ハンカチを取り出して涙を拭って平静を装った。
 それでもこらえ切れずに、ビクッと肩を震わせた。股にピリッと痛みが走って、とても熱っぽかった。

 この瞬間、紗香は気が付かなかったけど排卵していた。
 彼女の膣の中には、たっぷりとミノルの精虫が泳ぎまわっている。

 紗香の致命的なミスは、家に帰ってそのまま寝てしまったこと。せめて、洗面台で躍起になって口内を洗ったあとに、シャワーを浴びて股を綺麗に洗浄しておけば受精の可能性は下がったかもしれないのに。
 ピンク色のシーツがかかった自分のベッドで、布団にくるまってそのまま寝てしまった。心配して声をかけた母親の紗英には、「熱っぽい」とだけ言って眠り続けた。
 紗香のお腹の中で、放出された卵子は卵管の一番広い場所まで運ばれて、ミノルの精子と出会って受精が起きた。

 次の日、目を覚ました紗香は下に降りていって、洗面所の鏡の前でキャーと甲高い悲鳴を上げた。
「なに、紗香どうかしたの!」
 母親の紗英は、ビックリして声をかけてきた。
「ううん、お母さんなんでもない……」
 母親には咄嗟に隠したけど、服を脱いだ拍子に『紗香十四歳、種付け済み』とお腹に書かれているのに気がついて、びっくりしてしまったのだ。
「しかも、これ油性なんじゃないの……」
 一週間ぐらい、取れないかも知れない。しょうがないから隠して置くしか無い。がっかりしてオムツを脱ぐと、すごい臭気が広がった。
「なにこれ、くっさ!」
 オムツも赤黒く汚れているし、紗香の股からゼリー状のものがぶら下がっていた。ああっ、そうか塗ったって言うお薬かなと紗香は誤解した。
「こんなことしなくていいのになあ」
 お薬を塗ったといっても、どうせあの汚らしいオジサンは汚れた手で塗りたくったのだろう。
 紗香は、もちろんお風呂で念入りに股を洗ったが、もうすでに手遅れだった。
 たとえ子宮内をすべて洗浄できたとしても、すでに卵管の奥でミノルの精子を受精してしまっているから。

 紗香とミノルの受精卵は、プチッ、プチッと、少しずつ細胞分裂を繰り返しながら紗香の卵管の中を泳ぎ続ける。
「もう、やだなあ」
 お風呂上りに、パンティーとブラを身につけると、紗香はお腹に書かれた文字を隠すためにピンク色の腹巻を巻いた。
 ダサいと嫌がっていたやつだけど、背に腹は代えられない。それがまるで、お母さんが大事な赤ちゃんを守るように下腹部を温めることになった。

 このときであれば、まだ間に合あった。今から産婦人科に行ってアフターモーニングピルを貰えば、着床は避けられたはずなのに。
 まさか自分が妊娠可能な受精卵を子宮に抱えているとは思っていない紗香は、普通に学生生活を送る。
 そして、ミノルとの忌まわしい記憶も薄れてきた、一週間後。
 ようやく紗香のお腹に書かれた油性ペンの文字がすっかり消えたのと同時に、成熟した受精卵はふわふわの子宮内膜へともぐりこんで、根を生やした。
 着床である。

 新たな生命の芽生え。
 それは紗香の下腹部に、目には見えない新たな刻印を刻み込むかのようだった。
第二章「女子中学生 桐宮紗香」
 空が曇っていて風の強い日だった。
 台風が近づいているわけでもないのに、駅ビルの前は局地的にやたらと突風が吹いている。

「おっ、水玉! いいねー」 「ふむう、青」 「黒かな……いやストッキングでよくわからん」

 ツイてるミノルの目の前で、多くの女性のスカートがめくれ上がり、パンティーが見えてしまうのは当然というものだった。
 スマートフォンのカメラを向けているだけで、極上の盗撮画像がたくさん撮れてしまう。
 みんな、ミノルに撮られても気がつかないか、気がついても足早にどこかに行ってしまう。いつもこうだから、ミノルはとても無防備だった。
 さすがに女の子のパンツとはいえ、これだけたくさんを見ると、だんだん飽きてきてあくびがでた。まったく贅沢なものである。
 しかし、そんなボケたミノルの意識を覚ますように、清楚な黒髪のお嬢様がやってきた。あの濃い藍色の学生服は、この近くの、頭のいい中高一貫の制服だぞ。学校の名前は、と考えても思い出せるわけもなかった。
 そもそも、そんな頭の良い学校とは縁もゆかりもない。ミノルは高卒である。
「おっ? えぇぇ~!」
 ミノルは、思わず叫んでしまった。やはり強風で前からまくり上げられた紺色のプリーツスカートだったのだが、小柄な女学生は何も穿いていなかったのだ。
 ノーパンである、数秒ふわ~とスカートが盛大にまくり上げられたわけだから、見間違うわけもない。
 まだ生えそろってもいない、黒い陰毛からうっすらと透ける無垢な割れ目までばっちりと撮影できてしまった。
 これは面白いぞと、ミノルはほくそ笑んだ。
 なんでその女ん子がノーパンだったのかなんてことは、どうでも良かった。ミノルにとってはよくあるラッキースケベである。あとで画像を確認したらゆっくりと楽しむことができるということで頭がいっぱいだった。
 だから、強風で煽られるサラサラの前髪を水色のヘヤピンで抑えている真面目そうな少女が、目の前まで来ているのに気が付かなかった。
 彼女の旋風に舞う肩辺りまで伸びた艶やかで綺麗に編み上げられた黒髪から、シャンプーかそういう香水なのか、蜂蜜レモンみたいな甘酸っぱい香りが漂ってきてようやく、ああ少女がどっか行かずに居るなと思ったぐらいだ。
 良い画像も撮れたし、もう用済みだから、どっかに行ってくれてもいいのにとタケルは思っていた。

「あなた、私のスカートの中を撮りましたね!」
「はい」
 思わず頷いてしまった、ここは否定すべきところなのに、こうして行動を非難されるということがミノルにとっては珍しいのだ。
 むしろ、どうしてこの少女は撮られたことに気がついたのだろうと、唖然としてしまうぐらいだ。
「んぐっ! ううっ、えっと……撮ったんですね。撮っちゃったんですよね。この際です。撮ったことを咎め立てはいたしません、今撮った画像を、即刻消してください!」
「なんで消さなきゃいけないの」
 即座にそう返答されて、むしろ女学生のほうが当惑してしまったようだ。彼女は、盗撮されたのを注意している立場なのに、それをミノルがまったく理解しようとしないのである。常識がないにもほどがあった。
「なんでって、貴方ね。スカートの中を……と、盗撮でしょう。そこの警察署に行ってもいいんですよ」
 駅前の警察署を指差す少女。こんなことは、本当に久しぶりで、ミノルは少し考えこむとこういった。
「警察署に行ったら、露出で逮捕されるのは、君のほうじゃないかな」
「なっ……」
 少女は顔を耳元まで真っ赤にして、いきなりミノルの服の袖を掴んで、グーッと引っ張った。
「貴方、ちょっと来てください!」
「うああ、なんだよ~。シャツが伸びる、伸びるよおぉ」
 ミノルは、駅ビルの中まで引っ張られていくと、少女に障害者用の鍵がかかる大きなトイレまで引っ張られていった。
 ガチャリと鍵をかけて、少女は振り向く。
「いくら払えば、画像を消してもらえるんですか」
「いくら持ってるの」
 少女は、ポケットから定期入れと併用してある黒い財布を取り出して「二千円ぐらいなら」と言い始めた。
 二千円って、ミノルは笑いをこらえた。こりゃ、本当に学生らしい可愛い額だなとミノルは微笑ましく思う。
「仕方ないじゃないですか、お小遣い制じゃないんですウチ」
「お金をもらっても、消さないよ」
 もっと女の子なら、お願いのしかたというものあるじゃないかとミノルは思うのだ。カツアゲするつもりなんてなかったのに、いきなりお金を払うとか言われたから、少し意固地になった。

「じゃあ、どうしたら消してくれるんですか」
「スカートの中をよーく見せてくれたら、消してあげるよ」
「そんなっ、絶対に嫌です!」
 本来は優しげな顔立ちの少女が、眉根を顰めてヒステリックな声を上げた。
「なんで、見せたくて露出してたんじゃないの」
 そこが、ミノルにはわからないのだ。
「違います、あの誤解があるようなので訂正しておきますけど、下着を穿いてないのはどうしてもしょうがない理由があって……」
「そのしょうがない理由って聞かせてもらえるかな」
 少女は俯いて黙ってしまう。
「まあいいや、とりあえず名前とか教えてよ。こっちから自己紹介するけど、俺は戸隠ミノルといいます。三十二歳だよ」
「ミノル……さんですか」
 年上なので、いかに相手はおかしな変態とはいえ、さんをつけるのだ。少女の真面目さと、育ちの良さが感じられた。そんな娘がどうして『穿いてない』のか、ミノルは興味をそそられる。
「私は、杏端(あんたん)学園の中等部二年生、桐宮紗香(きりみや さやか)といいます。十四歳です」
「十四歳にしては大きいね」
「えっ、私は同級生と比べても小柄な方だと思うんですが」
「おっぱいが」
「……」
 一瞬睨みつけたが、すぐに呆れた顔になった紗香は、しょうがないなあという瞳でミノルを見つめる。ため息をつくと、せわしなくヘヤピンの位置をいじって編み上げた長い黒髪を手櫛で整えていた。髪を触るのが癖なのだろう。
 自分から引き込んだのだが、知らない男と密室に入って紗香が落ち着かない証拠でもあった。
「それで、どうしてパンティー穿いてないの」
「その濡れちゃったから」
 そう聞いて、雨は降ってなかったよなと思う。
「もしかして、お漏らししたとか」
「……ううっ」
 頬を紅潮させて俯いている、悔しそうな顔で目尻に涙まで浮かべている、どうやら思いっきり図星だったようだ。

 着替えぐらい、保健室に行けば貸してもらえたのに、気位の高い紗香はどうしても保険医に漏らしたとは言えなかったのだ。
 たったそれだけのことで、変態のおっさんの狡猾な罠にハマり(紗香はそう思っている)、いたぶられている。
 それが悔しくて、紗香は血色の良い下唇を噛み締めた。
「じゃあ、どうする」
「見せるのは嫌です、もう勘弁してください」
 紗香は自分の容姿に自信があった。学校では生徒会役員までやっている優等生の紗香だ。どんな大人でも、泣き真似をしてみせるだけで言いなりにできると思っていた。
「嫌ならしょうがないなあ、じゃあバイバイだね」
 しかし、このミノルと言う大人は、紗香がそう言うと無造作に多目的トイレの鍵を開けて外に出ていこうとする。
「まっ、待ってくださいっ!」
「……じゃあ、スカートをたくしあげて、オシッコをしてもらおうかな」
 えっ、と紗香は驚きに瞳孔を開いた見開いた。信じられないと言いたげに、黒目がちのまん丸な瞳を見開いて、ミノルを食い入るように見つめる。
「さっきは見せるだけって!」
「だって、お漏らしをしたんでしょう。だったら、オシッコもきちんと見せてもらないと」
 聡明な紗香は、ミノルのパターンを学習した。この男にはまともな交渉が通じない。言ってることの意味も何もかも訳がわからない。
 泣き落としは通じない。むしろ拒絶すればするほど、どんどんと増長していくタイプだ。
 だとすれば、被害を最小限に食い止めるには、ミノルの言いなりになるしかない。そうじゃないと、どんどん要求がアップしていく。
「わかり、ました……わかりましたよ、お小水をすればいいんでしょう!」
「ねえ、ビニール持ってる?」
 物持ちの良い紗香は、何かの入れ物に使うときのことを考えて、透明のビニール袋ぐらいは常にカバンに持参している。
「ありますけど、これをどうするんですか」
「この透明のビニール袋の中にオシッコしてもらうから」
「なんですって!」
「だって、貴重な女子中学生のオシッコじゃん。捨てるなんてもったいないでしょう」
 紗香は、この男をまだ見くびっていたと感じていた。たらっと額に冷や汗がにじむ。状況はまるで阪を転げ落ちるかのように、どんどん悪化していく。
 ミノルがラッキーボーイなら、今日の紗香はアンラッキーガールだった。
「わかりました」

 どうしてこんなことにと思いながら、紗香はスカートをたくし上げると、自分の取り出した透明のビニール袋にまたがった。
 ビニール袋の口を尿道口につけるようにして、シャアァァと黄金色の液体をまき散らした。透明のビニール袋の中に、見る見ると黄色い液体が溜まっていく。
「おお、でるねえ。お漏らしするだけのことはある」
「言わないでください!」
 恥辱だった、小さな恥が許せないばかりに、こんな大きな恥をかいてしまうなんてあんまりだった。
 時間を巻き戻して、学校に居る自分に恥を忍んで下穿きを保健室に借りにいけと忠告したいぐらい悔やんだ。
 そんなことを考えだしたら、もう現実逃避している証拠だ。
 プライドの高い十四歳のお嬢様にとって、知らない男の前でビニール袋にオシッコするという行為は耐え難い苦痛。無垢な紗香はついさっきまで、このような恥辱が世界に存在することすら知らなかったのだ。
 精神が音を立てて割れる音が聞こえた、言葉にすれば死にたくなってきたということだ。自暴自棄に近い状態になっている。
「しましたよ、もういいでしょう。画像を消してください!」
 自分のオシッコの溜まったビニール袋をミノルに渡して絶叫した。ミノルはそれを受け取ると、ニヤニヤとスマートフォンを手で弄んだ。
「まだ、よく見せてもらってないからなあ」
「もうっ! どうすれば良いっていうんですか!」
 やけっぱちになった紗香は、ミノルの言う通りやってやろうとむしろ拍車がついたようで、ミノルの言われるままに動く。

 この駅ビルのトイレは市役所の出先機関が付属しているせいか、多目的トイレの備品は揃っていて、真新しいクリーム色の大きなベビーベットが置いてある。
 ミノルは紗香にその上に、足を曲げて寝そべるように指示をした。
「さあ、スカートの中を見せてよ」
 紗香は言われるままに、スカートをたくしあげてほっそりとした形の良い太ももの付け根までするりとたくしあげると、そこで一旦ため息をついて、やがて覚悟を決めたのか目をつぶって、股ぐらを全開にした。
「ううっ」
「やっぱり穿いてないんだね」
「そうですよ、見たいだけ見ればいいじゃないですか」
「オッパイも見せてくれるかな」
「はぁ?」
 紗香は、もうため息をついた。どうせ一番見せたくない箇所を見せているのだから、もう一緒だろうと思ったようで、ブラウスのボタンを外すとブラジャーのホックを外して、ブラをずらして大きな胸を解放した。
 ドサッと、音を立てるようにして重い乳房が飛び出る。十四歳とは思えないほどに、大きく発達した乳房だが、その表面の艶やかさは若い娘らしい光沢があった。大きな乳房に比べれば小さい乳輪には、申し訳ない程度に肌色から桜色のグラデーションがあって、乳首はほんの小さな蕾があるだけだ。
「何カップなの」
「男子って、よく分かってもない癖に、そういう事ばかり聞くんですよね。ブラのサイズはDぐらいですよ、それがなにか」
 吐き捨てるように紗香は言う。
「別になんでもないさ」
 そう返すミノルの手に持ったスマートフォンはチャリーンと音を立てて、フラッシュを浴びせた。
「やだ、何で撮るんですか酷い!」
 撮られた画像を消して欲しいからやっているのに、これでは約束が違うと紗香は怒った。
「大丈夫だよ、画像は最後に全部消してあげるから」

「消すなら、撮らなくてもいいじゃないですか」
 これ以上顔を写されてはたまらないと、紗香は目元を手のひらで覆った。
 これで、ミノルのやりたい放題となったわけだ。
「ちょっと待ってください、一体何をやってるんですか」
 紗香は顔を覆った指を外して、自分の股ぐらを覗きこんだ。ミノルが自分のあそこをまさぐる感触があったからだ。
「中までよく見えないから開かないと」
「そっ、そんなところ触らないで!」
 起き上がろうとする、紗香の顔をフラッシュを光らせて激写した。
「いいよ、見せてくれないなら、画像を消さないだけだから。杏端学園の中等部二年生、桐宮紗香さん」
 ニマニマと、スマートフォンを片手にミノルは悪戯っ子のような笑いを浮かべた。
「卑怯者……見るなら早く見て終わってください」
 紗香は、顔を隠すことを選んだ。
 ミノルは、まだほとんどが産毛で先の方にチロチロと黒い毛が生えているだけの恥丘に指をかけると、ピッタリと閉じている肉の門を指で開いてみせた。
「紗香ちゃんは、やっぱり処女なのかな」
「処女って、決まってるじゃないですか」
 何が決まってるのかなと、ミノルは思ったが、まあ未経験だと言うことをだろうと観察を続行した。
 よくよく開くと、ただでさえ細いピンクの肉襞の入り口の奥に丸く粘膜が覆っている。これが処女膜かと、ミノルは思う。
 膜といっても完全に閉鎖されているわけではなく、指一本ぐらいは真ん中に通せる穴が開いていた。
 ミノルは誰にも触れられたことのない処女地に、何のためらいもなく、乱暴に人差し指を突き入れる。
 彼には、ラッキーな自分は大丈夫平気だという強い思い込みがあるのだ。

「イツッ」
 だから、紗香が痛みの声を上げたのに少し狼狽した。
「ごめん」
「そんなところに、指入れるなんて信じられない!」
 紗香は、防御本能で太ももを硬く閉じて、ミノルの腕を挟み込んでしまいながら、ヒステリックに叫んだ。
「いやあ、悪い悪い」
「貴方は、なんて人なの……」
 自分が触れたこともないデリケートな場所に無造作に指を伸ばして、悪びれもなくそんなことを言うミノルに絶句した。
 常識では考えられないことを平然とする。初めて、この貧相なオジサンを怖いと思ったのだ。
 でも今恐れを見せたら、何をされるかわからないと考えるほどには、紗香は大人だった。恐怖を隠すように、プンプンとわざとらしく怒ってみせる。虚勢だった。でも、この間抜け面の男なら、気が付かないだろう。
 内心は、いつの間にか裸に剥かれている状況にゾッとしていた。
「おや、顔が写ってもいいのかな」
「きゃ!」
 パシャッとフラッシュが焚かれる。
 顔を伏せているのも怖くて、つい見てしまったのだけれど、顔を撮られることはそれよりも恐ろしいことだと気がついた。
 目元さえ映らなければ、身元は割れないという。
 聡明な紗香は、絶対に顔を隠した手を取るまいと思った。
 それが、ミノルに好き勝手やらせる結果となってもである。
「うう、うそぉ……。そんなところを舐めるなんて」
 ペチャペチャと音を立てて、絢香の割れ目を男が舌で舐めている。

 信じられなかった、自分でもあまり触れたことのない部分を男性に舐められるなんて。しかも、相手は見ず知らずの大人の男である。
 あまりのおぞましさと嫌悪感に頭がクラクラして、手足がビリビリとしびれて、血の気が引いて気絶しそうになった。しかし、こんなところで意識を失っているわけにはいかない。
 気絶したら何をされるか分からないという恐怖だけが、紗香の意識を支えていた。
「んぅ、ふぅ、ふっ、ふっうう!」
 しかし、男の分厚い舌は容赦なく紗香のデリケートゾーンを舐めまわす。毛も生えそろっていない結合部が、唾液で湿ってクチュクチュと嫌らしい音を立て始めていた。
「ハァハァ」
 男の荒い吐息と、紗香の喘ぎ声が多目的トイレの中で響く。
 そうだ、ここは駅前のおトイレなのだ。
 紗香の学校の友だちもみんな使っている駅なのだ、こんなところで自分は何をやっているのかと思って悲鳴を上げた。
「いやっ、いやぁぁぁ」
 しかし、その悲鳴にも艶が混じっている。
 おそらく紗香はそう言っても認めないだろうが、明らかに興奮していた。まだ皮を被った小さなクリトリスは根本がビクビク震えて勃起していたし、狭い膣道からは白い粘液が分泌され始めていた。
 それは紗香が生まれて初めて分泌する女の子のメス汁だった。それを、ミノルに舐められて味合われてしまっているのだ。
 その事実に、嫌悪感を持ちながらも同時に背徳感に爆発しそうなほど小さな心臓が、ドクンドクンと高鳴ってもいた。
「いやっ、アアアッ!」
 腰を震わせて、紗香はついにイッた。
 ギギッと外陰唇の収縮に合わせて、ほっそりした太ももでミノルのでかい顔を挟んで、その上びしゃっと、鼻先に潮まで噴きかける始末。
 これでは、鈍いミノルにも絶頂に達したとわかってしまう。
「はぁ、ハハッ、紗香ちゃんイッちゃったね」
 自分が舌で初めての女の子をイかせたという充実感が、ミノルにそれを言わせた。

「イッたって何がですか……」
 イッたと言われても、紗香はなんのことだかわからない。
「性的絶頂、オーガズム、知らない?」
「まさか」
 そのようなことがあると紗香は知識として知っているが、自分の身に起きたこととは思えなかったのだ。
 嘘ではなく本当にわからなかった。
 ただ、見知らぬオジサンにイヤラらしく股をねぶられているうちに、頭が真っ白になってしまっただけである。
 一方で、ミノルは潮まで吹いて認めないのかと思うが、絶頂に達した証を他にも発見して、またニンマリと笑う。
「自分の乳首を見て見なよ」
「えっ」
「ほら、そんなに乳首をピンコ立ちさせて、気持ちよくないなんて嘘でしょう」
「いやっ!」
 思わず自分のオッパイの先のピンク色の突起を見てしまったが、紗香は自分にまだスマホのカメラのレンズが向いていることに気がついて、また甲高い声叫び声を上げて、慌てて顔を隠してしまった。
 それでも、自分の乳首が恐ろしいほどに先を尖らせていたということは、認めざるを得ない事実であった。
「ほら、乳首がこんなに勃ってるってことは気持よかったってことでしょう」
「いやっ、胸に触らないでください」
 そう言っているのに、ミノルは調子に乗って、指の腹で勃起したピンク色の乳首をこねくり回している。
 ツヤツヤ、スベスベしてとても可愛らしい乳首だった。

「やだ、そんなに乱暴にすると痛いです」
「じゃあ、優しくしたらいいの」
 紗香の要望を聞き入れて、優しくつねってあげる。
「だめっ、だめぇ……」
 キュッキュと先っぽを指で引っ張ると、可愛らしい声を上げた。
「こんなのはどうかな」
 ミノルはさらにむんずと十四歳にしては大きな乳房を掴むとチュッチュと音を立ててすすり上げる。
「吸っちゃダメ!」
「もう、あれもダメこれもダメって、どうしたら良いのさ」
「それはこっちのセリフですよ、一体これどうやったら終わるんですか!」
 この地獄のような責め苦はいつになったら終わるのか、
「えっ、すぐに止めてもいいよ」
「えっ? ああもう、撮るの止めてくださいよ!」
 あまりにびっくりして、紗香はまた手をのけてしまう。
 スマホのレンズが顔の方に向いていることに気がついて、また顔をそむけて目元を小さな手のひらで覆った。
「こっちは画像を消す代わりにどうしたら良いのかって聞かれたからからこうしてるだけで、画像を消すのを諦めてくれたらいいんだよ。杏端中学二年生の桐宮紗香さん?」
 ニンマリとミノルが笑ったのを、顔を手で隠している紗香はわからなかったけれど、どうせ意地の悪い顔をしているのだろうなとはすぐ分かった。
「それじゃあ、意味が無いじゃないですか。私は、ここまで頑張ったのに画像を消してもらえないなら!」
 もしかして最初から消すつもりなんてなかったのか。
 騙したのかと、紗香は憤った。
「おっと言うとおりにしてくれたら、画像を消す約束は守るよ」
「じゃあ、もう早く終わらせてください。ずっとおっしゃるとおりにしてきたじゃないですか」
 紗香は、ため息をついて抗弁した。

「おやー、何をやるのも嫌だとか駄目だとか、ずっと反抗的な態度だったじゃないか」
「それは……」
「でしょう、むしろこっちはお願いされる立場だと思うんだけどな」
「ううっ、じゃあお願いしますから画像を消してください」
「それは、君の態度したいなんだよね。オッパイ触っても、いいよね」
「はいどうぞ……」
 紗香は、我慢すればいいんだと思った。
 すでにあそこをペロペロと舐められるまでされているのだ、いまさら胸を揉まれようがなぶられようが、乳首を吸われようがいいではないか。
 早くこのオジサンを満足させて家に帰りたい、そんな気持ちでいっぱいだった。
 だからミノルが激しく揉みすぎて、成長途中の硬い乳房の芯が痛くても、ぐっと我慢していた。
 早く終われとしか思っていない。
「じゃあ、今度は指でオマンコを開いてもらおうかな」
「指はダメです、顔を隠さないといけないから」
「ふーんじゃあ、これで顔を隠せばいいよ」
 ミノルはカラカラとトイレットペーパーを手で巻いて、バサッと紗香の顔にかぶせた。
「そうですね、これならなんとか」
 紗香は、トイレットペーパーで顔の上部を覆い隠すと、毒を食らわば皿までとばかりに足をM字に開いて、自分の外陰唇をつまみ上げて開いた。
 もうとにかく、これを終わらせないと帰れないのだ。恥をしのぶしかない。
「うわ、中まで丸見えだな、紗香ちゃんは恥ずかしくないのかな」
「貴方がやれって言ったんじゃないですか!」
「ふーんじゃあ、やらなくてもいいよ」
「もう!」
 眼の前に居るミノルがニンマリと意地悪く笑っているのが、目隠ししていてもわかる。笑い声が聞こえるから。
「グフフッ」
 しかし、紗香は目の前にいる男がペロンをズボンの前を下ろして、自分のピンク色の女性器の膣壁を覗き込みながら、陰茎をこすっているところまでは気が付かなかった。
 察すると言っても限界がある。
「じゃ、じゃあなんて言えばいいんですか」
「紗香ちゃんは、俺に見せたくてオマンコ見せてるんだよね」
「そんな……そう言わないと、終わらないんですね」
「俺は別に強制してないよ、グヒヒッ」
 鼻を鳴らして男が笑うのを感じて、紗香は目元に撒いたトイレットペーパーに涙をじわりとにじませた。
「言えばいいんですね、わかりましたよ! 私がオマンコを見せたくて言ってるんです」
「私じゃわからないなあ」
「もうなに、えっと紗香です」
「もっと詳しく詳細に説明してみて」
「詳しくと詳細は、意味がかぶってますよ」
 国語の時間にそんな注意をされたのを思い出してつい口答えしてしまった。
 眼の前のミノルが、ムスッと機嫌を悪くしたのを感じる。
「紗香ちゃんは賢いなあ、学校でも優等生なのかな」
「生徒会、役員をしてます……」
「そうなんだ、そんな優等生が俺にオマンコ見せたいの?」
「は、い……」
 コクンと頷くのが精一杯なのに、ミノルは畳み掛けてくる。
「だから、はいじゃわからない。積極性が感じられない」
「もう、じゃあいいますよ。杏端中学二年、桐宮紗香はオジサンにオマンコを見て欲しいです!」
 聡い紗香は、そういうふうにさっき言うように誘導されたのだと気がついて言ってみた。
「年齢が抜けてるな」
「もううっ、杏端中学二年、十四歳、桐宮紗香はオジサンにオマンコを見て欲しかったんです! これで満足ですよね? もうこんなこと終わりにしましょう」
 フヒヒッとミノルは鼻を鳴らした。

「オジサンじゃなくて、ミノルお兄さんって言ってくれるかな」
「ああっ図々しい……。ミノルお兄さんに見て欲しいんです、これでいいですか!」
 紗香は、強烈な嫌悪感と極度の羞恥に耐えているというのに、ふざけたミノルの態度に激昂した。
「じゃあ、そんなにお願いされたから見て上げようかな」
 トイレットペーパーで目隠ししていても、うっすらと見えるから何となくミノルが自分の股ぐらを覗き込んでいるのが紗香にもわかる。痛いほどの視線をスースーする股間に感じる。
 あまりの羞恥に、紗香は頬を真っ赤にして、怒った。
「あんまり見ないでください!」
「おやー、俺は見て欲しいって言うから見てあげたのに。そんな態度だったら、もう終わりにして帰っていいよ」
 終わりにしてと言われて、一瞬紗香は喜んだが、喜んでいる場合ではないのだ。
 つまりミノルは、そういう消極的な態度なら画像は消さないと脅しているのである。
「ああもう、本当は見て欲しかったんです。ミノルお兄さんに私のオマンコを食い入る程に観察して欲しかったんですよ。どうぞ満足するまで見ていってください」
 紗香はやけっぱちになり、泣き叫ぶように言った。
 嫌だとか、もう終わりにしてとか、そういうことを言うたびに嫌味を言われて晒し者になるなら、いっそ自分から全部肯定してしまったほうがいい。
 自分ですらよく見たこと無い性器を、今日はじめてあった男に見せている。そんな気が遠くなりそうな羞恥を乗り越えて、両足を大きく開いて股を突き出した。もう逆に気持ちがいいぐらいだった。
 こんなもの見たければ見ればいい。
 だから私を早く解放してと、紗香は思った。
「じゃあさあ、オナニーしてみてよ」
「えっ、オナニーですか。こんな感じでしいですか」
 いまさらその程度のことは拒絶しない、見知らぬ男に触れられるよりは自分で触ったほうがマシだったからだ。

 紗香は中学生にしては豊満な乳房を自ら揉みしだいて、やさしく股間に触れた。
「大人しめなんだね、いつもこんな感じ?」
「そうですね。あっ、いつもやってるわけじゃないですよ。本当に極たまに……するときは、こんな感じで」
「イッたりする?」
「そのイクって言うの、よく分からなくて」
 そうは言いながらも、ピンク色の筋に沿って指を動かしながら、股はだんだんと濡れてきている。
 紗香の小さな指には、白くぬるっとした愛液がまとわりついて糸を引いていた。
「ちゃんと感じてるし、さっきイッてたよ」
「それが……。ううんっ、自分では……触れてると何となく気持ちいいっていうのはあるんですけど、自分ではよく分からなくて」
 ごまかしているわけではないようだ。
 本当に、よくわからないのだろう。
「でも触ると気持ちいいんだ」
「はい、オッパイの先っぽとか、オマンコとか触ると気持ち良くはなります」
「もっと気持ち良くなりたい?」
「わかりません」
 積極的にと言われているのに、やはり恐怖が先立つみたいだ。
「そんなことじゃ、いつまで経っても終わりにならないなあ」
「そんなあ、どうしたらいいんですか」
 紗香はおっぱいを強くもみしだして、股間を擦り上げた。出来ることは、精一杯やっているつもりなのだ。
「俺は紗香ちゃんのオマンコをよく見せて欲しいって言ったよね。それは、紗香ちゃんのオマンコをよく知りたいってことなんだ」
「おっしゃってる意味がよくわかりません」
「例えばそうだな、紗香ちゃんのオマンコはもう大人のオマンコかな」
「大人って、えっと」
「赤ちゃんはもうできるかな」
 ミノルのあまりにイヤラシイ質問にも、素直に答える。
 まだ未経験すぎて、赤ちゃんができるという意味が、エロいことに意識に繋がっていないのだ。まさか、自分が赤ん坊を産むとか想像もしない年齢なのだから。
「あっ、あの生理はもう来てます。去年来ました」
「そう、赤ちゃんが作れるなら大人のオマンコなんだね。毛は生えてないけど」
 うるさいって紗香は思うけど、こんなところで口答えしている暇はない。ミノルの発言の中に、この恥辱を終わらせるヒントが隠れているのだと考えてみた。
「そうだ、えっと杏端中学二年、十四歳、桐宮紗香のオマンコは大人のオマンコです。生理が来てますから赤ちゃんが作れるオマンコです」
「そうだ、よくわかってきたじゃないか」
 ミノルのうれしそうな声。
「はい、ありがとうございます」
 詳細に見せて説明すればいいのか、ミノルはそれを求めていたのかと紗香はようやく端緒を見つけた気分だった。
 指で、小さなピンク色の穴を広げると、紗香は『赤ちゃんが作れるオマンコです』を連呼した。
「じゃあさ、紗香ちゃん」
「はい」
「俺の赤ちゃん産んでくれるかな」
「はいぃぃ?」
 ヌプッと、何かが紗香の膣の中に入ってきてビクッと身体を震わせた。
「ほら、俺のオチンチンが紗香ちゃんの中に入ってるぞ」
「いやぁぁ、ちょっとまってください、イヤッ!」
 犯されると膣を広げていた紗香は、慌ててミノルの腕をつかむ。
(あれ、これは腕?)
 まさかこんなに太いおちんちんが存在するわけもない。
 紗香が掴んでいるのは腕だ。
 そうするとミノルが紗香の膣に突っ込んでいるのは、オチンチンではなく人差し指だった。
 見えていなくても、自分の手で確認すればすぐわかる。
(そうか、そういう演技をしろと言ってるわけね……)
 聡明な紗香は、すぐにミノルの意図を察した。
 ちょっと嫌だけど、演技ならかまわない。
「ほら、どうしたの嫌ならいいんだよ」
「嫌、じゃありません。どうぞオチンチン挿れてください」
「ふうん、そうか俺の赤ちゃん産んでくれるのかな」
「はい、産みます」
 ミノルの声が、機嫌よくなってきたのを感じて、これが正解なんだと思った。
 相手を満足させれば、きっと解放してもらえる。
 逆らうのは怖いし、こうするしかない。
「俺のオチンチン気持ちいい?」
「はい、すごく気持ちいいです」
 ミノルの太く短い人差し指が、紗香の小さい穴にはベストヒットだった。
 これが見知らぬ男相手で恐怖を感じていなければ、本当に気持ちいいと言えたかもしれない。
 紗香の声は震えていた。
 ただ、紗香の膣は十分に濡れていたし、確かに男の指で感じていた。だから、だんだんとヌルヌルがグチョグチョになっていて、ミノルが差し入れる指がイヤラシイ音を立てるようになってきた。
 白っぽいネトッとした愛液が、ミノルの指に絡む。
 ここまで乱暴に奥深くまで指を突っ込まれてかき回されたのは、もちろん初めて。少し痛痒いような、それでいて全身が震えるほど気持ちいいような。
 ここまで感じさせられたのは、紗香にはもちろん初めて。
「あっ、あっ、なんか」
 軽くイッたらしい、身体の力が抜けようとするのを見て、ミノルは手で紗香の背中を支えた。
「大丈夫」
「あっ、すみません」
「もう少しで終わるから我慢してね」
 そう言うと、ミノルはまた手を外した。なんとか、身体をよろめかせて紗香は身体の力を振り絞る。
「いま、紗香ちゃんの子宮口に指が……じゃないオチンチンの先っぽがあたってるのは分かる」
「はい、分かります」
 本当は、もう自分の中がどうなっているのか分からなかったのだけど、そう言ったほうがミノルは喜ぶであろうと感じて、紗香はそう言った。もう少しだ、もう少しで終わるのだからとにかく逆らわない。
「今から紗香ちゃんの一番奥に射精して、赤ちゃん作るけどいいかな」
「はい、どうぞ。紗香の中で、赤ちゃん作ってください」
 ミノルがフヒッと吹き出した声が、紗香の耳たぶをくすぐった。
 ああ、なんてことを自分は口走っているのだろうと、紗香はほんの一瞬だけ我に返る。
「よし、そこまで言うなら赤ちゃん作ってあげようかな。紗香ちゃんは、イクまでどうやったら赤ちゃんができるのか説明して、保険体育のお勉強だ」
「はい、オジ……ミノルお兄さんのオチンチンが紗香の中で精子を出すと、私の卵管まで泳いできて卵子と結合して受精卵になります。受精卵が子宮に着床すると赤ちゃんができます」
 やや、堅い説明。教科書通りといったところ。
「そうなんだ、さすが優等生の紗香ちゃんは詳しいね」
「はい、詳しいです」
 紗香はもう言いなりだ。
「紗香ちゃんは、俺の赤ちゃんができたらどうするのかな」
「えっと、どうしたらいいんですか」
 さすがにそう言われても困る。ミノルが何を求めているのか、紗香には分からない。
「俺としては、ちゃんと産んでほしいんだけどね」
「はい、産みます。ミノルお兄さんの赤ちゃんをちゃんと産みますから」
 もうさっさと解放してほしい。
「よし、中に出すぞ」
「はいどうぞ! 中にください」
 そういいながら、たっぷりと指でかき回されて、プシュッ、プッシュと膣から白い液体をまき散らして紗香はもう、今度は盛大に一度イッた。
「よし、イッた」
「ハッ、ハッ……ハッ、ハァアアァァ」
 紗香は息も絶え絶えに、小さなベビーベッドの上で身体をのけぞらせてぐったりとさせた。

第一章「主婦 八田多恵」
 それは、偶然だった。
 とあるマンションを探索中、何もないところで蹴躓いたミノルは、たまたま玄関のドアノブに手をついてしまい、ガチャリと扉を開けてしまった。
 こういう偶然は、ミノルの場合奇跡レベルになるまで重なる。たまたま、その家の主婦である女性が、シャワーを浴びている途中で、用事を思い出して玄関先まで出てきていたのだ。
「あっ、どうも」
「あらー、どなたですか」
 今回に限って言えば、ミノルにはまったく悪意はなかったのだが、不法侵入の決定的な瞬間である。大ピンチであった。
「どうも初めまして、戸隠ミノルと申します」
「ああそうですか、もしかして近所に引越してこられたとか。あっ、あのすいません。私は八田 多恵(やだ たえ)と言います。この家で主婦をしております」
 ペコリと、シャワーに濡れた長くしっとりとした髪が、バサリと床についた。真ん中分けしただけの簡素な髪型だが、それだけに清楚さが際立っていた。
 容姿は元々いいのだ、化粧をしてなくても可愛らしい奥様だった。優しげな顔に、柔らかそうな身体つき、屈んだときにバスタオルからはみ出んばかりの谷間は、ミノルの好みである。
「それで、どうしてそんな格好なんですか」
 ミノルは自分が何の用で来たのかと突っ込まれるまえに、多恵の格好の奇妙さを指摘した。
「なんでって、買い物したのをほったらかしなのに気がついて、わあっ、きゃー!」
 多恵は大慌てのけぞった。
 今頃になって、自分がバスタオルを身体に巻いただけのあられもない姿であることに気がついたからだ。
 そして、買い物をしていた袋に足を引っ掛けてしまって、袋の中からサラダオイルの瓶が倒れた。
 たまたま当たりどころが悪く、キャップが微妙に外れて、トクトクとフローリングの床の上に、油が広がる。

 慌てていた多恵は、それで滑って転んで頭を打った。
 バサッと、バスタオルが宙に舞って、あとはさっき会ったばかりの男の目の前で、裸体を晒して仰向けに倒れている奥さんが残った。
「さてと、これはどうすべきだ」
 ミノルはまったく慌てていなかった。ここまでのハプニングはよくあるとは言わないが、ミノルにはたまにある出来事だからだ。
「まったく、あわてんぼうの奥さんだな。とりあえず、救命活動をしてみるか」
 気絶している、多恵のぷっくらとした血色の良いほっぺたをペチペチと叩いてみるが起きない。
 意識は深く落ち込んでいるらしい。
 今度は大きな乳房を揉んでみる、もちろん心臓マッサージである。ゆっくりと指を肉の間に沈めて、強く揉んでみると手のひらからドクンドクンと心臓の鼓動が聞こえてくる。
「うん、心臓は動いてるようだな」
 こうなると次に調べるのはマンコである、股ぐらを開いておもむろに割れ目を指で開く。主婦だと言っていたので、まさか処女ではありえないだろうが、ピンク色の綺麗な穴だった。
 これなら突っ込みたいと思わせるが、まさかこの状態で突っ込むほどミノルも迂闊ではない。
 でも指ぐらいは入れてみていいかと、割れ目に馴染ませるように指に触れてみる。中はほとんど濡れていない、唾液をつけてみようかと考えたが、もういっそ舐めてしまったほうがいいだろうと、唾液を溜めてから生殖器に舌をつけて舐め回した。
 しばらく犬のように舐めていると、舌先にメスの濃厚な味が広がってきた、唾液だけでなく濡れているようだ。
「これなら、突っ込んでも大丈夫だな」
 誰に言うでもなく、独り言だ。
 多恵がもし起きていたら、挿れないでと止めるだろうから、そのための確認でもある。そうだ、これは人命救助の続きだ。
「多恵さん、早く起きないとオチンチン挿れちゃいますよ」
 ミノルの下の方は、痛いほど勃起していたので、スウェットとトランクスを脱いで、反り返ったものを解放した。
 そうして奥さんの股に押し当てて、そのまま挿入した。
「うあ、やすやすと入っちゃいましたよ。いいんですか、奥さんなのに旦那さん以外の男を受け入れて」
 反応がないのがつまらないのでゲームをすることにした。
「じゃあ、乳首が勃ったら気持ちいいから良いってことで」
 ミノルが形の良い乳房を根本から揉みしだき、乳首を吸っているとそのうちコリコリとしはじめた。
「あー勃った。じゃあいいんですね」
 ミノルは、奥さんの了解が得られたのでオッパイを両方の手でわしずかみにしながら必死に腰を振るった。
「ああー出そう、多恵さん中にだしてもいいですか」
 返事はない。多恵のぷっくらとした唇をペロペロと舐めると、我慢できなくなった。
「ううっ、出る……」
 子宮口にこすりつけるようにしてタップリと中出しした。
「ふうっ」
 ガンガンと容赦無く腰を叩きつけながら、人妻の一番奥に出してしまってから、ミノルは後始末をどうしようかと思った。

「まあいいや、何とかなるだろう」
 一度出しただけでは、まったく初対面の人妻を犯している気持良さが収まらないようで、射精したままゆっくりと腰を振るい、そこにあったビニール袋を何となく手にとった。
 サラダ油の瓶が倒れて、外れたキャップの口からゆっくりと油が漏れ抱いている。
「なるほど、これに蹴躓いたんだな」
 ビニール袋を漁っていると、後始末の方法まで思いついたので安心した。
 そうだと思い、多恵のオッパイにサラダ油を落としている。
「うあー、多恵さんオッパイツルツルですよ。若返りましたね」
 そんなことを言いながら好き勝手していると、また興奮して多恵のマンコのなかでムクムクと巨大化した。
「よっしじゃあ、身体もピカピカになったところで、もう一回種付けしますね」
 もう許可も取らずに、ミノルはブルブルと全身を震わせるようにして、多恵の中に種を流し込んだ。
「ふうっ、気持よかった」
 ミノルはズルっと抜くと、ぽっかりと自分の形に開いたマンコに、ビニール袋から取り出したヨーグルトを仰向けにしてそのまま被せる。
 ミノルが中出しした精液と、ヨーグルトが混ざってしまった。
「あはは、これでいいや」
 こんなことで、ごまかせるわけもないと思うのだが、ミノルには自信があるらしい。
「じゃあ、多恵さんごちそうさま」
 ふっと、玄関を見ると合鍵があったので、そのまま失敬することにしたらしい。
 ここまで頭のゆるい奥さんなら、また美味しい機会があると思ったのだろう。
 自分の行動に何の疑念も抱いていないミノルは、落ちていたバスタオルを一応多恵の仰向けの裸体の上にかけてやると、玄関から部屋を退出した。
 彼の唯一の優しさは、奪った合鍵で、一応玄関の鍵をかけてやったことだろう。

     ※※※

「うううっ」
 そのうちに、多恵が目を覚ます。
「あれー、なんでしょうこれー」
 多恵は、バスタオルを跳ね除けると、自分が裸であることに気がつく。
「やだ、私なんで身体がベトベトしてるのー」
 自分の脇に、サラダ油がこぼれているのに気がつく。
「ああそうか、こぼしちゃったんだ」
 タオルで拭いてみるが、拭ききれるものではない。
「うわ、股間にヨーグルトがべっちょりついちゃってる」
 もったいないと、多恵は指ですくって食べてみるがやっぱりヨーグルトだ。
「ううん、掃除はあとにして、とりあえずもう一度シャワーに行きましょう」
 多恵は、さっさとビニール袋の中に入れて片付けてしまうと、自分の身体を洗うべくシャワールームへと駆け込んだ。
 どこか抜けている多恵は、自分の股間から流れ落ちる、ヨーグルトではない白い粘液には気が付きもしなかったようである。

序章「OL 貴志川アユミ」
 戸隠ミノル(とがくれ みのる)はツイている。
 ミノルは、何をやらしてもダメで、ドン臭い。彼女いない歴三十二年のずんぐりむっくりとしたブサイクだが、それでも幸せだった。
 何故なら彼は、生まれつき幸運の星の下に生まれた男だったから。
 すべてのステータスが幸運値に割り当てられたような、そのラッキーさは凄まじく、道に落ちているお金を拾って生活できるほどだった。
 本来なら、株式投資を始めるか、会社を経営するか、あるいはギャンブラーにでもなれば、巨万の富を得ることも可能だったろう。
 しかし、彼はそれを思いつくような頭もなく、ボロいTシャツと灰色のスウェットのズボンという、薄汚れた浮浪者のような服装で今日も歩いていた。
 お金など無くても、生きているだけで幸せ。彼は、そんな悟りめいた心境なのかもしれない。

 今日も、ミノルが歩くところには、幸運が起こる。
 時刻は夕刻だ。牛丼屋で三百七十円の食事を終えた今日の彼は、何となく用事もないのに人の喧騒に誘われて駅まで来て、そのまま駅から出る人をぼんやりと眺めていた。
 そんな彼に、ピンと来るものがある。
 彼が、立ち上がって足取りを追ったのは、一人の度の強いメガネをかけた真面目そうなキャリアウーマンだった。
 肩を落として少しお疲れ気味だが、若々しい白い頬の下の涼やかな瞳と、ぷっくらとした血色の良い唇は麗しい。綺麗に化粧されたその相貌は美人OLと言ってよかった。濃青色のスーツに膝丈のスカートに身を包んだ彼女は、携帯電話で何か必死に話している。
 帰宅途中ではあるのだろうが、まだ仕事の会話を続けているらしい。疲れを滲ませながらもため息混じりに指示を飛ばすその肩先で、艶やかなストレートの黒髪が揺れる。
 その後ろを、ミノルがゆっくりと歩いている。

 傍目から見ると、怪しいすぎる。明らかに怪しいストーカー行為だ。
 しかし足早に帰宅を急ぐ人は、ミノルを咎めたりはしないし、後ろを付け狙われているメガネのOLは電話に集中していて全く気が付かない。
 結局、女性が一人暮らしをしているマンションの部屋まで、彼女は不審な男に付けられていることにまったく気が付かなかった。
 ミノルはマンションのセキュリティーなど気にもとめない。幸運の星の元に生まれついた彼は、そのようなものに止められると言う経験がなかったので、セキュリティーのことなど知りもしないのだ。
 無知な人間こそが、どこまでも大胆に行動できる。
 女性が自宅マンションの扉の中に消えると、なんとミノルもそのドアノブに無造作に手をかけた。

「……うん」

 女性にとっては不運なことに、電話に夢中だったために玄関の鍵をかけ忘れてしまったのだ。
 なまじ玄関ホールにセキュリティーがあるマンションのために、こういうミスをやらかしてしまうとも言える。そこをすり抜けて、不審者が入ってくるなんて考えもしない。
 どちらにしろ、ミノルにとってはラッキーなことだった。
 ミノルがしばらく玄関先で聞き耳をたてていると、バタンと言う音と共に、女性が奥の部屋に入ったのを確認した。
「お邪魔します」
 誰に言うとも無く、小声でそう言うと、ミノルはリビングへとあがった。
 ソファーの上に、カバンと携帯電話が乱雑に放り出されてる。疲れているにもかかわらず、無造作に脱ぎ散らかさずスーツとスカートだけは、シワにならないようにきちんとハンガーに吊るされているところに、女性の几帳面さがうかがえた。
 ミノルは待てよと思う、スーツを脱いだということは彼女は……。

 シャワーの音が聞こえてきた。脱ぎたての下着が楽しめると、脱衣所に飛び込んだ。
 どこまでも、向こう見ずな行動だった。
 いや、それはある意味で合理的かもしれない。シャワーを浴びている間に、さっさと下着を奪って逃げてしまえばいいわけである。
 ミノルは、脱衣所の籠から脱ぎたてのまだ生温かい、ピンク色のショーツを拾って「フヒッ」と嬉しそうな笑い声をあげた。
 そして、おもむろにクロッチ部分に鼻をつけて匂いをかぐ。
 一日働いた女の汗が染み込んだショーツのスメルを嗅ぎながら、ブラジャーを広げて遊んでいる。
「やっぱり、すごい巨乳なんだな」
 ミノルが彼女を追った理由の一つはそれだった。シックなデザインのスーツだったから目立ってはいなかったが、かなりの胸が大きい。
 ピンク色のブラのサイズはFカップだ。ブラジャーの匂いも嗅ぐと、汗と香水が混じったような甘酸っぱい匂いがした。
 かぐわしい香りに刺激されて、痛いほどに勃起した股間は、柔らかい灰色のスウェットパンツを押し上げている。どこまでも大胆なミノルは、その場で自分のパンツを下ろして、苦しくなっていた下半身を解放すると、今度はその場においてあった替え用の純白のパンティーを拾い上げて、穿こうとした。
「ううん、無理か」
 太り気味のミノルに、スタイルの良い女性のパンティーを穿くのは難しい。無理にはこうとすればゴムがぶちっと切れてしまうし、そうなればどれほどの幸運に見舞われようとも侵入がバレてしまうだろう。
 ミノルは女性のパンツを穿くという変態行為を諦めて、クロッチ部分に巻いてオナニーすることで妥協した。
 ミノルの目的は、これからこのパンツを穿くであろう彼女と間接セックスを果たすことである。
 仮に彼女が、知らずに穿いたとしても、マンコの表面に精液が付いたぐらいで妊娠はしないのだが、そこは幸運なミノルのこと。万が一ということがあるかもしれない。
「ううっ、射精する、孕ませるよ」
 脱ぎたての生暖かいメスの匂いがするショーツの匂いをクンカクンカしながら、新しい純白のショーツを孕ませようとしたその時であった。
 バサッと音がして、シャワールームのサッシ戸が開いた。

 いつの間にか、シャワー音が消えていることに気が付かなかったのだ。ミノルは、壁際にしゃがんで下着でオナニーをした姿勢のまま、身動きが取れなくなる。
 心臓が爆発するほど高鳴っているのだが、どうやらOLのお姉さんはミノルに気がついたというわけではないようだ。
「シャンプー、シャンプーっと」
 ミノルのすぐ側にある、替え置きのシャンプーを手にとってもミノルには気が付かない。
 それもそのはずで、このお姉さんはド近眼なのだった。メガネがなければ、視界はぼやけてしか見えないので、しゃがみこむ男に気が付かなかった。
 それでもよく目を凝らせば気がついたはずだが、まさかそんなところに人がいるわけ無いと思い込んでいるので盲点になって見えなかったのだろう。
 ホッとしたのもつかの間、リビングで携帯電話がけたたましい音を鳴らしてしまう。
「もう、何なのよ!」
 お姉さんは、濡れた肌のまま大きなロケット型のオッパイをブルンブルン揺らせて、電話を取りに行った。
 ミノルは大ピンチであるのに、とてもドキドキして股間をこする手を休めることができないでいる。
「もう、岸本じゃなくて貴志川です。貴志川アユミ。何回、人の名前を間違えたら気が済むんですか、はぁ年齢?」
 お姉さんはそんなことを電話で言いながら、ミノルがしゃがみこんで縮こまっている脱衣所にまた戻ってくる。
「そんな個人情報! もう二十四歳ですよ。女性の年齢を聞くとか、あり得ないですけどね」
 ミノルは(アユミちゃんって言うのか)と思うだけで、さすがに声は出さなかった。ここで何か一言でも発したらアウトである。
 電話口で怒るたびに、アユミのオッパイがブルンブルン揺れている。
 それでついに、「うっ」と声を上げて、指でつまめるほどのドロッドロの液体をパンティーのクロッチ部分にタップリと吐き出した。
 ミノルは、ふわ~といい笑顔になる。
 眼の前で男が射精したというのに、アユミは気が付かずに乳首をいじり始めた。みるみるうちに乳首が勃起する。
 アユミは苛立つと、オナニーしてしまうという悪癖があるのだ。
 もちろんプライベートで油断しているときだけである。女の一人暮らしにはいろいろあるのだ。
 もちろん目の前でオナニーされたミノルはたまらずに、また濃いのをタップリと射精して真新しいパンティーを汚したのだった。
 二回出して満足した、ミノルは無造作に汚れたパンティーを置くと、またシャワーを浴びているアユミの方にごちそうさまと言って、その場を後にした。

     ※※※

「ハーッ、疲れるやつばっかり、死ねっていうのよ」
 ストレスと性欲のたまっていたアユミは、盛大にシャワーオナニーするとようやく満足したのか艶っぽい、ツルッとした顔で脱衣所に上がった。
 そして、クロッチ部分にたっぷりとミノルの精液のついたパンティーを穿いて、一瞬違和感に顔をしかめる。
「ん?」
 股にネチョネチョした感覚、普通なら気がつく。
 しかし、よく身体を拭かなかったからかと思い直して身体にバスタオルを巻くと、そのままリビングへと上がってテレビを見だした。
 ミノルがラッキーなら、それに付け狙われたアユミはアンラッキーであった。
 テレビの好きな俳優を見ながら、また無意識に股間に手が伸びて濡れたパンティーごしにオナニーを再開する。
「あー、こんないい男いないかな。結婚したいな」
 そんなのんきなことを言っている間にも、アユミの膣の中に悪い男の精虫が泳ぎまわっているのだが、それは彼女が知る由もないことであった。
「ああっ、ああまたイキそう……」
 一度パンティーに射精されて空気に触れた精液が受精することなど、ほとんどないのだが、ミノルの出した精液が多量であったこと、アユミが自らの指で深く膣の中に注ぎ込んだこと、その日がちょうど排卵日に当たったことで受精してしまう。

     ※※※

 ミノルとアユミの生活圏は割りと近い。
 アユミがミノルの子供を受精してから一ヶ月ほど立った頃。
 アユミは、早朝出勤するときにコンビニの窓ガラスの向こう側にミノルを認めて眉根を顰めた。
「キモッ」
 エロ本でも読んでいるのだろうか、コンビニで立ち読みをしているミノルのスウェットパンツの股間がこんもりと盛り上がっていたのだ。
 アユミは、あんな気持ち悪い男を放置しておいて、警察は何をやっているのだろうと心のなかで悪態ついた。
 そこのコンビニで、朝食にサンドイッチでも買おうかと思っていたのだが、次のコンビニにするかと足を速めた。
 まさか、その通りがかりのキモい男の子種を自分が受精していることなど神ならぬ彼女には気づきもしないだろう。
 それに彼女が気づくのは、二ヶ月以上先の話であった。


プロフィール

ヤラナイカー

Author:ヤラナイカー
おかげさまでプロ作家になって五年目です。
ボツボツと頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
(プロフの画像、ヤキソバパンツさんに提供してもらいました)



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