第十章「夏休み受精日」 |
「みっつん日焼けした?」 「海いったからさー」 クラスでは学友たちが楽しそうに話している。私はこっちから話しかけていくならともかく、向こうから話しかけてくるような親しい友だちはそれほど居ない。 親友が少ないというのは残念なのだが、今日だけは助かる。その上で、自分の席に大人しくすわっている私を、横からびっちりと芽衣がガードしてくれているから安心。 一緒に登校してきた芽衣は、様子をちょっと見るなり私が置かれている状況に気がついてくれた。芽衣は『経験者』だからだろう。ちゃんと観察していれば、膣にバイブを突っ込んで歩いている人間の様子が少しオカシイなんてことはすぐ分かる。 逆に言えば、他人にそれほど興味を抱いて普段から観察している人なんて居ないってことだ。私にとって特別な親友だから様子のおかしさに気がついた。芽衣も、気がついてくれたってことはそう思ってくれているのだろう。 そう考えると、少し安心できる。 「おいっ、山田ー」 私は、後ろから名前を呼ばれてビクっとする。また、寄りにもよって坂井くんだ。
坂井くんは、クラスでも人気者の男の子だ。顔はそんなにカッコイイってほどでもないけど、サッカーをやっていてなんでも積極的でちょっとトラブルメーカー。私の中学校ではこんなタイプの男の子がモテるのだ。 でも私にとっては、あんまり好きな男の子じゃない。よく胸が大きいことをからかわれたりしてどっちかといえば苦手だ。 こんな状況で、坂井くんに胸のことからかわれたらと思うだけで、ゾッとする。 「なっ、なにか用かな」 私はできるだけ何気ない素振りで、振り返る。焦りで、舌が上ずるのを感じる。 「お前今日、熱でもあるのか?」 またフザケて絡んでくるのかと思ったら、なんか心配して声をかけてくれたらしい。確かに熱はあるだろうと思う。普段より体温が何度か上がってるはず。 「ううんっ、別に平気だから」 「でもさ……お前なんか今日、色っぽくね?」 坂井くんが、私に絡もうとしてくるのを芽衣が間に入ってガードしてくれた。 「坂井っ! 梢ちゃんは平気って言ってるでしょ」 「なんだよお前は関係ねーだろ、ぬいぐるみとか持ってきてまた先生に怒られるぞ」 芽衣は、でっかいクマのぬいぐるみを注意されてなぜかニヤリと笑う。 「ふふっ、これはカバンだからセーフなんだよ」 そういって、クマのお腹のチャックを開けて見せる。ぬいぐるみの中から、ノートや筆記用具が飛び出てくる。いや、ただの登校日で授業もないし提出するものもないんだから、カバンはいらなくないかと、本来なら私が突っ込むところだけど……いまはありがたい。芽衣がそうやってごまかしてくれるうちに、チャイムがなって先生がやってきた。 坂井くんも、席に戻らざるえない。
先生のどうでもいい話をぼんやりと聞いているうちに、私は自分のお腹の中に満たされている液体のことを考えていた。先生が前で話しているのに、カバンでお腹を隠すわけにもいかない。 オジサンが『山田梢十四歳、中出し済み』なんてマジックでお腹に書くから、ブラウスの下からうっすらと文字が見えてしまわないかと心配でしかたなくてそのことばかり考えてしまう。 オジサンが今日は排卵日だと言ってたけど、私は排卵しちゃうのかな。オジサンの精液でいっぱいの子宮に卵が出たら、おそらく受精してしまうであろうことは、性教育を受けている私にも理解できる。 ただ妊娠はしない。妊娠するかしないかは、受精卵が着床するかしないかにかかっているのだ。そうして、避妊薬を飲んでいる私に受精卵はおそらく着床しない。 そう思った瞬間、私のお腹の中がドクンと震える気がした。このお腹に溜まっている小さな水たまりには、命が浮かんでいる。 人間の命というのがいつ始まるか分からないけど、卵子と精子がくっついたらもう命なのかな。それが着床して育つのを拒む私は、ちょっと酷いのかもしれない。 無理やり受精させたオジサンは酷いけど、私もちょっと酷い。そう思わないと、やってられない罪悪感がある。安心感があるからこそ、後ろめたい気持ちも湧いてくる。 私はうつろな視線を彷徨わせる。先生の話をつまんなそうに聞いているクラスメイトたち。このクラスで性経験がある女の子なんて、私だけかもしれない。 いや、芽衣ちゃんもオジサンにやられたんだっけ。隣にすわっているちっさい女の子の顔をみる。そうだよなあ、でもきっと今受精してるのは私だけだ。 学校で受精するなんて、そんなイヤラシイ中学生は、きっとクラスで私だろうと思うと、自然と溜息がこぼれた。 「はあんっ」 思わず声が漏れてしまって、ドキッとして辺りを見回すけど。誰にも気がつかれなかった。みんなぼんやりと、永遠に続くかのような先生の長ったらい話を聞いているだけ。外からは蝉の音がジージー鳴り響き、強い陽射しが射し込む教室は時が止まったみたいだった。
結局、先生の話が終わっただけで登校日は呆気無く終わった。 前の登校日には体育館に移動があったので、それを覚悟していただけに拍子抜け。ただ先生が話して終わりなら、こんな日にわざわざ学校まで呼ばないでほしいな。いや、無事に終わってくれて嬉しいのだけどね。 「梢ちゃん、家まで送って行くよ」 私は芽衣にガードされながら、家まで無事にたどり着くことができた。坂井くんに話しかけられたときはビックリしたけど、不自然な素振りさえ見せなければ、わかんないもんなんだなあ。
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私の家の前まで、芽衣に送ってもらう。 「ここまでで、大丈夫?」 玄関先まで送ってくれたというのに、芽衣はおかしなことを聞く。 「どういうこと?」 「だって、今日は梢ちゃんの家にオジサン居るんでしょ。私も一緒に居たほうがよくない?」 考えても居ないことを言われて少し困惑。そうだなあ、本当は芽衣も居てくれたほうが心強い。人数が多いほうが負担も軽減されるんじゃないかと、ずるい考えも湧いてくる。でも、お母さんのことがある。 どうせ家の中では、お母さんがオジサンを疲れさせてくれているのだろう。そんな母親の姿を、やっぱり芽衣にはあまり見せたくなかった。 「いや、家にはお母さんも居るから。今日はこのまま帰ってくれてイイよ」 私は、気遣わしげな芽衣の背中を押すように、家から追い出した。 「さてと……」 お母さんと、オジサンがどうなっているのか。玄関先で、ローファーを脱ぎ捨てると私はリビングの扉を開けた。
ギーギーとヴァイブレーションの音がウルサイ。機械仕掛けの陰茎の嘶きは、私の心を不安定にさせる。 「はぁ……」 こんなことになってるんではないかと覚悟していたけど、予想通りのリビングの惨状を眺めてしまっては、ため息を禁じ得なかった。 ところどころ、フローリングに水たまりが出来ているのは一体何があったのだろう。 お母さんは目隠しされて、ソファーの上でM字型にロープでぐるぐる巻きにされていた。亀甲縛りって本当は言うらしいが、SMの知識のない私は何縛りなのかよく分からない。ただ、首輪も足輪も腕輪も、革の丈夫なものだから容易には外れないなと思っただけだ。勃起した乳首には、洗濯バサミ。なんと今日は、洗濯バサミに小さい分銅がぶら下がっている。オジサンはどんだけ、乳首責めが好きなんだよ。 そしてお母さんのマンコと、そしてお尻の穴にビジュアル的に見ていて辛いほど大きな棒状のモノが突き刺さっている。ヴァイブレーションの音は、マンコの穴の中でグルグルと回転している棒からしている。いや、よく観察するとバイブは回転だけじゃなくて前や後ろにもピストンするらしいと気づく。 お母さんの膣は中でめちゃくちゃにされてるんじゃないだろうか。 「よー、梢ちゃん。早かったね」 「今日の登校日は、早く終わりましたから」 オジサンは、極太のバイブを掴んでお母さんの膣を擬似肉棒で責め続ける。 「ちょっと、これ大丈夫なんですか?」 「大丈夫だよ、梢ちゃんの分は残しておこうと思って俺は射精してないから」 「バッ、バカなこと言わないでください。そんな心配じゃなくて、お母さんは大丈夫なのかと聞いてるんです」 オジサンはニンマリと笑う。 「本人に聴いてみろ」 私はお母さんの耳元に無事を問いかけると。甘い吐息と一緒に、弱々しい声を吐き出した。 「梢ちゃん、ゴメンなさい……」 なぜ謝るのか。そうか、オジサンを疲れさせて置くことが出来なかったってことなんだね。どうせオジサンはズルイから期待してなかったけど。
「梢ちゃん、お母さんの肛門の棒を引きぬいてみなよ」 私は、言われた通りにお母さんのお尻からズブズブと棒を引きぬこうとした。 「あれっ、なんか引っかかりみたいな……」 ボコッとでっかいプラスティックの玉が出てきた。私が前入れられたのとは雲泥の差の大きさで、なんか形状もゴツゴツしている。こんなものが人間のお尻に入っていて、いいわけがない。 「あっ、梢ちゃんダメッ!」 お母さんがそう叫んだけど、私は早く楽にしてあげようとズボッズボッと引き抜いた。一度力を込めると、引き抜けてしまうもので大きなタマタマが次々とお尻から姿を表した。 なんだか鼻先にツンとする。きな臭くて、据えた匂いが漂う。 「ひゃっ、ダメッ!」 オジサンが私が引きぬくのにリズムを合わせて、オジサンはでっかいバイブでグリグリと膣を責め立てた。 プシューッ! 何ごとかと思ったら、お母さんの膣から何かの液体が飛び出している。オジサンがバイブで突くたび、プシューップシューッとまるで鯨が潮を吹き上げるみたいに。 床の水たまりは、これだったようだ。 「お母さんの膣から出てるの、なんですか?」 私は母親の醜態を眺めているのに、なぜかとても冷淡な気持ちでオジサンに尋ねた。 「あー、これは潮吹だよ。激しいオーガズムに達すると出る女性もいるんだ」 潮吹なんて聞いたことがない。少なくとも、性教育の教科書には載っていなかった。オシッコか何かじゃないだろうか。私は無意識に鼻を鳴らす。 その割には、液体から尿素の匂いはしないから違うのかな。どちらかというと、臭うのは愛液の香りだ。重たくて甘ったるい成熟したメスの匂い。 ズボッと、最後のプラスティック玉が抜けて、私の手にはお母さんの肛門に入っていたディルドーが握られる。 お母さんのアヌスは、シワをヒクヒクと痙攣させて突っ込まれていた棒の形に大きく穴をあけている。 あたりに漂う匂いを嗅いでいるだけで、私は立ちくらみがした。お母さんは、目隠しで眼は見えないけど、ホッペタは薔薇のように真っ赤で口からヨダレを垂らして恍惚としている。 逆らえないぐらい、気持いいんだろう。
「さてと、坂恵はこれで満足しただろうから今度は梢ちゃんの番だね」 オジサンはお母さんの膣からバイブを引き抜くと、ぬっと私の鼻先にトロトロと愛液が垂れるそれを突きつけた。これみんな、お母さんの液体なんだろうか。 「私の番って、もうしたじゃないですか」 「今日は排卵日だから、万全を期さないとね」 オジサンは私のブラウスに手をかけて、ふっと笑う。 「なんですか、何がおかしいんですか?」 「いやー、こうして制服姿の梢ちゃんを見るとちゃんと女子中学生だなーって」 私はムカッとする。 「ウルサイですね、どうせ長身だし可愛くないですよ」 真っ白いブラウスに、茶色のチェックのスカート。芽衣あたりが着ると、可愛らしいんだけど私には似合ってないことは分かってる。でもわざわざ指摘されると、苛立ちを隠せない。 「いやー、梢ちゃんも可愛いと思うよ」 オジサンは、そんなフォローにもなってない慰めを呟きながら私のブラウスのボタンを外していく。 「ただ中学生にしては不釣合いに大きすぎるんだよな」 「そんなことわかってっ!」 「背じゃなくて、この胸がね」 オジサンは私のブラジャーを外しながら、スケベそうな顔を私の胸に近づけた。 「さいっていですよ!」 私は、嫌悪に身震いして叫んでしまう。 「おや、その割には可愛らしい乳首が勃起してるよ」 「くっ……」 私は思わず顔を背ける。オジサンは私の乳首に構わず口をつけてチューと吸い上げる。乳房を強く揉みしだく、ぎゅっと大きな手で握りしめる。 「ほら、おっぱいちゃん気持いいんだろう」 「そんなの、バイブ入れられたままだからですっ!」 私の膣には、ずっと大きな違和感が突き刺さっているのだ。胸を触られた瞬間だけその感触を忘れたけど。 「あっ、そうだったね。早く抜いて楽にしてあげるよ」 オジサンはそういうと、わたしのチェックのスカートをたくし上げてパンティーをずり落とした。液漏れ防止に止めてあったナプキンも、床にはらりと落ちる。
だがパンティーというカバーを外されても、プラスティックと鉄の重みを持ったバイブは、ピッタリと私の膣にハマりこんで下に落ちなかった。 「おや、さすがキツキツマンコちゃんだね」 オジサンの侮蔑とも賞賛ともつかない口調。私にとっては侮辱でしか無い呼び方。少なくともおっぱいちゃんより酷い。 「早く抜いてください……」 私は反応するのも嫌だったので、そう懇願した。 オジサンは無言でバイブの取っ手を掴むと、ゆっくりと私の膣内から硬い異物を引き抜いた。 あれだけピッタリとハマりこんでいたのに、抜けるときはいとも簡単にバイブは押し出された。あんなエラの張った異物が、私の小さな股に奥深くまで入っていたのか。バイブの形にぱっくりと開いている膣口から、ツーと太腿を伝って白い精液が落ちて足元に水たまりを作った。 粘り気は全くないただの水みたい。 おそらく粘着く、精子がタップリ詰まった成分は私の膣内や子宮の側壁にベッタリと張り付いているのだろう。そのおぞましさい想像は、真夏にもかかわらず私に寒気を感じさせた。膣の中がぽっかりと開いてしまったから、普段は閉じているそこに冷気が入ってきたのかもしれない。 私の寂しい穴に、ヌメった蛇のような太い指が入り込んでくる。 濡れている。ジュク、ジュクとイヤラシイ音を立てて、私の穴の奥まで三本の指が挿し込まれる。そうされながら、親指で皮の剥けたクリトリスを擦り上げられるから、私はのけぞって倒れこむ。 ちょうど、お母さんが縛られてる向かい側のソファーにどかりと身を投げ出した。 「ううんっ……」 「ほら、すぐにまた入れてやるからな」 オジサンが、ソファーに倒れこんだ私の上にのしかかってくる。 あーやられちゃうんだと思って、でも悪い気持ちはしなかった。 呆気無く、オジサンのおちんちんが私の中に入り込んでくる。もともと、オジサンのおちんちんが入るためにある穴みたいに、私の中はピッタリとハマってしまう。 オジサンの生殖器が、そのままゆっくりと私の肉襞を穿り擦り上げる。腰を打ち付けられるたびに、私は自分じゃないみたいな甘ったるい叫びを上げた。 気持ちいい。 もう、私の中で産まれたその感覚を否定できなかった。
「あふうっ」 ニュチュッと腰を密着させられると、お腹がいっぱいになって変な声が出てしまう。 「気持いいんだろう?」 「……はうんっ」 答えるのも恥ずかしくて、私はオジサンの腰に肩を回して受け入れることにした。 「気持いいのか、素直で可愛いな梢ちゃんは」 もっとやってやろうと、オジサンは私のことをぎゅっと抱きしめて腰を振り続けた。 冷静に考えると、どうしてこんな中年男に抱かれるのが気持いいんだろうと自分でも情けなくなってしまうけど。馬鹿みたいだけど。 たくましい物でぐんぐんと突かれて、ぎゅっとされるとたまらなくなってしまう。 オジサンは、しばし私の腰を乱暴に突きあげると、苦しそうな表情を浮かべた。ピストンが早過ぎると思ったら、出してしまいそうなのか。 「ああっ、出ちまう!」 少し早いのは、オジサンがお母さんと遊んでいて、溜まっていたせいなんだろうか。 中に出されると思うタイミングが分かってしまうぐらい、私はセックスに慣れ始めているみたい。 そんなことを思う間に、オジサンがドクドクッと私の中に射精してきた。 「はあんっ」 お腹の中に、温かい精液が流れこんでくると、何かたまらない気持ちになるのだ。それは、性感帯を刺激されてイクというのとは、また違う充足感だった。ぽっかりと開いた風穴を埋められるみたいな温かさ。 「ふうっ……」 オーガズムに達せなかったから、私は少し覚めた気持ちでオジサンの顔を眺める。男の人も、イクときは気持よさそうな顔をするし、射精したあとに満足気な顔をするんだね。 自分も、イっちゃうときはこんなブサイクな顔になるんだろうか。 オジサンが腰を引くと、私の割れ目からまたドロッと精液がこぼれた。 ああ、また私の中にこんなにもタップリ出したんだ。 ぷんと生臭い香りが漂う。 私は深くため息を吐くと、そのイヤラシイ香りを鼻孔から吸い上げた。
「あのっ!」 お母さんが、急に大きな声を出して呼びかけてきたので私はビクッと震える。お母さんの方を見ると、目隠しされて縛られたままだ。 「あの、オジサン。お母さん縛られたままで苦しいんじゃないかな?」 「んっ、あのババアは縛られ好きだから平気だって」 私のお母さんに、ひどい言い方。もしかして、お母さんを怒らせようと、わざと挑発してるんじゃないかな。 「あのっ! 梢ちゃんが終わったんならこっちもなんとかしてもらえませんか」 お母さんは、年上のオジサンにババア呼ばわりされても、怒ること無く誘うように叫んだ。 「ウルサイなあ……」 オジサンは、私から身体を離して、お母さんのところに行くと目隠しを跳ね上げた。 「うるさくて、すいません」 お母さんはオジサンには従順だ。その割に、自分の主張はきちんと通すつもりらしい。身体の自由を奪われているため、そういう対応がベストだと感じたのだろう。 「いま、梢ちゃんの種付け中なんだから黙って見てろよ!」 オジサンは叫ぶように言いつけた。実を言えば、私はお母さんの目隠しを取ってほしくなかった。もうオジサンに抱かれるのは仕方が無いけど、そんな無体な姿を自分の母親に眺めて欲しくなかったから。 案の定、お母さんは悲しげな眼で私を眺めている。 娘が犯されて、喜ぶ母親など居ないものね。私は、出来ればお母さんを悲しませたくなかったのだけど。 「梢ちゃんはまだ青臭いでしょう。熟れた私のほうもお願いできませんか?」 オジサンに媚態を見せつけるように、誘うお母さん。 「ふうんっ、自分も疲れてるのに娘の負担を軽くしようって母心は立派だと思うぜ」 オジサンはニンマリとお母さんに笑いかけた。 「だったら……」 「だけどよ、今日は梢ちゃんの種付け日に決まってんだよ」 オジサンは、今日は私だけに決めているらしい。オジサンがこっちにまたやってくる。いい加減、腰も疲れてきたし、溜息が出ちゃう。 「そんなに中で出したって……」 お母さんは悔しそうな顔でそう呟いた。オジサンは、くるっとお母さんの方を振り返ると聞き返した。
「んっ、そんなに中で出したって、なんだ?」 「いえ……」 お母さんは口を噤む。つい悔しくて、避妊のことを言いそうになったのかな。オジサンにバレるとマズイんじゃないかな。 「もしかして、梢ちゃんは妊娠しないって言いたいのか?」 「まだ十四歳ですから、生理だって安定してませんので……するとは限らないと言いたかったんです」 しれっとした顔で、お母さんは誤魔化す。オジサンはお母さんの顔を覗き込んで、核心に触れる質問を投げかける。 「ふうんっ、もしかして避妊してるとか?」 「いいえ」 お母さんは言葉少なに頭を振った。オジサンはしばらくお母さんの顔を眺めていたが、ふんっと鼻を鳴らして私にまたにじり寄ってきた。 「さて、子作りを再開しようか」 バレずに済んだとおもって私はホッとして頷く。 オジサンは、また私の上にのしかかってきて、腰を沈める。本当にスムーズにオジサンのものが入るようになっちゃったなあ。 「あふっ……」 もういいのだと思う。何度も生でセックスされてるし、いまさら回数が増えたところで変わらない。 お母さんには悪いけど、いっそ気持よくなってしまったほうがいいのかもしれない。 「それにしても、なんで梢ちゃんたちは避妊しないの?」 「うっ……」 上からのしかかるように挿入されて、正常位でそんなことを言われると呻いてしまう。オジサンの黒ずんだ眼が、私の眼を探るように見つめている。 「どうせ、生でされるって分かってたんだろ。妊娠するかもしれないのに、ピルとか飲むのを禁止したつもりはなかったんだけどな」 「避妊とか、わかんないですし……」 オジサンは、なぜか嬉しそうに私の胸をぎゅっと掴んだ。 「もしかしたら、梢ちゃんは俺の子供を妊娠したいんじゃないか」 ゲッ、どうしてそんな結論になるんだ。どこまで自分に都合のいいことを考える人なんだろ。でも、バレるよりはマシかな。 「そっ、そうなんですよ……別に赤ちゃんできちゃってもいいかなーなんて」 アハハッと愛想笑いしてみる。なんかあまりにも、わざとらしい追従笑いだけど。オジサンは嬉しそうに乗ってきた。 「そうかー、そうなのかー」 「そっ、そうなんですよ……」 オジサンにおっぱい揉まれながら子作りの話をされるのは、心に来るものがあるなあ。力なく愛想笑いしながら、それでも避妊がバレるよりはいいかと私はアハハと乾いた笑いを続けた。
「よし、じゃあ梢ちゃんがそんなにお願いするなら赤ちゃん作ってあげるけど、未成年だからお母さんに許可をもらおうネ!」 いつ私がお願いする話になったのか。まあ、オジサンが気持よく騙されてくれるならそっちのほうがいいのかなあ。気がすすまないなあと思いながら、私はお母さんに話を振った。 「お母さん、あのさ……いいよね」 向かい側のソファーで縛られているお母さんは呻くように了解した。 「仕方が無いわね……」 悲しそうに顔を背ける。本気で言ってるわけじゃないってお母さんにも分かってるよね。避妊のことバレずに済ますには、オジサンの話に乗ったほうがいいから。 「よし、これで坂恵さんの許可も降りたし、母娘同時妊娠かー、燃えてきたなっ!」 オジサンは勝手に燃えて、私の中でオチンチンを硬くしている。今日、何回射精したんだっけ歳の割に元気な人だなあ。 「お手柔らかに、お願いしますね」 私の中でオジサンが硬くすると、つながってる私も気持よくなっちゃうから、我慢しなきゃと思って震える下唇をぎゅっと噛み締めた。 「梢ちゃんを孕ませるのと『交換』に、坂恵さんにも孕ませてあげるから、頑張って妊娠してね」 オジサンはそんなことを言う。そんな交換って成立するんだろうか。だって、例えば避妊してなかったとしてもすぐ妊娠する確率なんて100%じゃないよね。ああ、こういうの考えてしまうから私はダメなのかな。 どうせ妊娠しないんだから、適当に話を合わせておけばいいのだ。 私は、うんうんと笑顔で頷いた。 こうしておけば、オジサンは満足して私に射精してくれるのだ。 えっと、別に私が射精して欲しいわけじゃないんだけど、オジサンが満足してくれないと終わらないからね。
「あんあん、あんあんあんっ!」 「梢ちゃん、えらく感じてるじゃないか」 「だって、お母さんに見られてるって思ったら……」 ちらっとお母さんのほうを見ると、なんか口惜しそうな顔をしている。この前は、お母さんが犯されてるのを眺めてるだけだったけど、逆を経験することになるなんて。 「梢ちゃんは中学生にして変態だから母親に見られて、こーふんしてんのか!」 「そんなっ、いいかたぁ」 酷いと思うけど、がんがん股を突かれながら罵られると背筋がゾクゾクッて震える。無理やり犯してるのはオジサンで、私は変態じゃないのに。 「お前……乳首がすごいことになってんぞ」 「あっ、吸っちゃっ!」 オジサンは乳搾りみたいに私のおっぱいを握りしめて、先っぽにちゅっとキスをした。舐められるだけで、乳首がキュインッてなった。そのままチューと啜られると、たまらない気持ち良さ。 私は気がつくと自分から、腰を振っていた。 「梢ちゃん、膣が締まり過ぎだよ。気持よくてまた出ちまうっ!」 早く出してしまったらいい。 私の中に出したらいいんだわ。 そんなことを思いながら、私の股はキュッとオジサンの元を絞めつけて離さなかった。やがて、ドクッドクッて陰茎が脈打って中に濃いのが流れこんでくる。 「ああっ、オジサン中に出てるよ……」 「くあっ、中学生のまんこたまんねェ……」 オジサンはそんな最悪のことを口走りながら、私の中に最後の一滴まで叩き込んだ。 「うううっ……」 「もう一発、ねえ梢ちゃん。もう一発やろうよ……」 「もう無理だよ……」 体力の限界なのに、オジサンはまだ私の身体を苛む。あれだけ出したのにまた私の中で硬くなったものが、私の芯をズリズリと責め立てる。 「ひゃぁぁぁ!」 「くっ、また出ちまうぞ!」 オジサンの生殖器がまた私の中で勢い良く跳ねて、ビュルンビュルンと精液を流し込んでくる。 「はぁあはぁ、もうだめ……」 あとから思い出しても、此処から先の記憶がない。
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私はもう感極まって、どうやら知らない間に意識を喪失したみたい。 起きたら外はすっかり暗くなっていて、自室のベットに横たわっている。 「ううんっ……」 身体は汗臭くなかったから、多分お母さんが拭いてくれたんだろうけど。重たい私の身体をベットまで運んでくれたのだろうか。 よろよろとベットから起き上がると、パンティーの股にジワッと生暖かいものが広がった。 「やだ、気持ち悪い」 私の膣の中から、まだタップリと残っていたオジサンのものが流れだしていたのだ。私は汚れたパンティーを脱ぐと、枕元のティッシュで股を拭った。 「シャワー浴びてこないと……」 意識はそう思うんだけど、気怠くてもう少しだけ横になっていたい。汚れたパンティーを握りしめたまま、私はしばらくグッタリとしていた。
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第九章「夏休み登校日」 |
夏の朝は早い。まだ朝焼けが眩しい時刻なのに、目が冴えてしまう。 家の前の公園では、今日もラジオ体操をやるんだろうか。小学校の時は毎日通ったものだけど、まだ時刻が早すぎて家の窓から見下ろせる公園に人影はない。 「我ながら、本当に朝早くて嫌になるわね……」 今日は久しぶりに登校日で中学校がある日だけど、それにしたって早起きし過ぎだ。 折角の夏休みだし、もう十四歳なのだ。 ラジオ体操皆勤賞だった小学生時代とは違う、夜更かしぐらいしてみたいのに。夜になると、自然と眠たくなって寝てしまい、朝はこんなに早く起きてしまう。図体ばっかりでっかくて、中身はてんで子供なのだ。 「子供ねえ……」 洗面台で顔をバシャバシャと洗ってから、タオルで綺麗になった顔をまじまじと見てみる。確かに身長は高いけど、頬の赤みがやっぱり子どもっぽいよね。 「どうして、高校生とかに間違われるのかな」 身長かあるいは、この……。 「胸のせいか」 最近また、張ってきたような気がする。またブラがきつくなってきている。夏は蒸れるから、すごく困る。 「もしかしたら、避妊薬の副作用なのかな」 擬似妊娠状態にするために、胸が張る副作用もあると説明書きにあった。そのせいだとしたら、仕方がない。私は、自室に戻って寝間着から制服に着替え用と思って、手を止める。 「まだ早いし……先に済ませておくかな」 男の人は朝ムラムラするって聞くけど、私もちょっとそういうところがある。一日一回のオナニーを、私は朝方に済ませる事が多い。 「ピルに、エッチになる副作用なんてのはなかったわよね」 そうなると、最近のムラムラって……。私はそんなことを考えながら、寝間着の下とパンティーを降ろす。 バイブを取り出して自分の股間に擦り付ける。さすがに大きい物だから、いきなりは入らない。ゆっくりとクリトリスにこすりつけると、ローションなしでも入れられるようになった。 「いつの間にか、すっかりはまってるなあ……ハンッ」 私はゆっくりズブズブと、バイブレーターの先っぽを自分の股にうずめていく。ああっ、スムーズに入っちゃうようになったな。
そんなことを思いながら、バイブを根元まで挿し込んだ瞬間。
ピーピーピーピー
なんか、目覚まし時計が鳴るような音が部屋に響き渡った。 「ちょ、なに?」 バイブの根本が光っている。こんな機能あったっけ? 「止まって、うるさいわよ」 近所迷惑だ。私は慌ててバイブを引き抜くと、ボタンを押してみたりして音を消そうとする。けど、消えない。 ボタンを押しても、ウインウインバイブ機能が作動するだけで、音は止まらない。スイッチを切る。他にボタンなんてないわよ。 「もう、なんなのよ……」 光るバイブを持ちながら、どうしようかと途方にくれていると。部屋の窓から、唐突にオジサンが入ってきた。
「やあ、梢ちゃんおはよう」 「あっ、えっ、ちょっとどうやって来たんですか」 オジサンが指差すと、ベランダにハシゴが掛かっている。ベランダから、屋根を伝って私の部屋の窓までやってきたのか。二階だから油断してたけど、窓の鍵を開けっ放しにしておくと、無用心みたい。気をつけよう。 「バイブが作動してるみたいだね」 「あっ、そうなんです。これどうやったら止まるんですか」 「ああ、これはね……」 オジサンに差し出すと、オジサンは私の手からバイブをつまみ上げて、根本に小さくついている液晶を確認している。そうしているうちに、程なく光が収まりピーピーピーピーうるさかった音も消えた。オジサンが何かの操作をしたようにも見えなかったのに。 「どうやって音を止めたんですか?」 「ああ、これはね。しばらくすると自然に消えるんだよ」 「そうなんですか」 焦らなくてもよかったのか。 「それにしても、なんで音が鳴ったんですか?」 これからも使ってるときに突然鳴り出したら、困ったことになってしまうので詳しく聞いておこう。 「このバイブは膣内の体温と子宮頸管から出る分泌液の量で、排卵日を調べることができるんだ」 「はあ……」 そうすると、えっと……どういうことだろう。 「つまり、梢ちゃんが排卵日になったから音と光で、バイブは知らせてくれたわけだ」 「もしかして、だからオジサンは来たんですか」 だんだん話が見えてきた。オジサンは嬉しそうに頷く。 「さすがに梢ちゃんは、物分りがいいね」 そんな勝手なことを言いながら、オジサンは太い指を私の腔の奥に差し入れた。 「かはっ、いきなり何を?」 「まあまあ」 なにが、まあまあなのか。オジサンは慣れた手つきで、私の膣奥をヌルヌルとまさぐり、分泌液をすくいとった。 そして指先に付着した粘液を、私に見せつけるようにした。 「ほら、これが梢ちゃんの子宮口から流れ出している粘液だよ。こんだけ出てたら、排卵日は近いってことだ」 「やだ……」 私の目の前で、オジサンは親指と人差指をゆっくり離すと、私の白い粘液はねっとりと糸をひいて延びた。眼を背けたままで、私はベットに押し倒されてしまう。ほんと、このオジサン嫌らしいなあ……。
「ほら、観念して股を開いてごらんよ」 「オジサン、あの、私今日学校の登校日なんですよっ!」 オジサンは、自分も裸になりながら、私の寝間着の前をボタンをプチプチと外している。 「おや、ブラジャーは付けてないのか。ダメだな、寝る時もつけないと型くずれしちゃうよ。特にキミみたいなおっぱいちゃんはね」 今日はちゃんと名前を呼んでくれると思ったのに、いやあ別にオジサンに名前で呼んで欲しいってわけじゃなくて、おっぱいちゃんって言い方がなんだか私が胸しか特徴がないみたいで馬鹿にしたみたいな言い方だし……。 「いや、そうじゃなくてオジサンっ! 今日登校日なんですよぉ」 私がベットで裸に剥かれながらそう訴えると、オジサンはキョトンとした顔をした。 「登校日ってなんだっけ?」 「オジサンだって中学校の時があったんでしょ」 オジサンは忘れてしまったという顔をするので、私は必死に説明する。夏休みには、何日か登校日といって学校に行かないと行けない日があって今日がそれに当たるのだということを。 「ふうん、登校日が排卵日に当たるなんて……。おっぱいちゃんついてないねえ」 「そのおっぱいちゃんって言い方も、いい加減止めてください!」 オジサンは、私に伸し掛る。止めるまもなく、するりと私の中にオジサンの勃起したものが入ってしまった。 「だいぶ、こなれてきてるな」 「うそ、なんで入っちゃうの。いやっ!」 オジサンは、私をそのまま抱きしめると唇に食らいついてきた。 「んー!」 乱暴なキス。 哀しいかな、私はそのまま押し切られるように舌をねじ込まれてしまう。ぬっと口の中に舌が入ってくると、諦めて口を開けた。口内を蹂躙される、その間も腰を突かれるピストンの勢いは止まらない。 奥までいっぱいにされる。 口の中を舐められていると、なんかもうどうでもよくなってくるが、こんなことしてる場合じゃないとなんとか強引なキスを外した。 「ぷっ、オジサン。やめて、今日は登校日だからって言ってるじゃないですか!」 「それが分からないな、なんで登校日だと止めないといけないの?」 そう言われても……。 「だから、えっと……学校に行かないといけないから」 「じゃあ、行けばいいじゃん」 オジサンはニンマリと笑って、好き勝手なことを言う。 「えっ」 「だから、手短に終わらせてやるって。そうだいっそ、中出ししてやるからバイブ突っ込んだままで学校行くとイイよ。学校で排卵して受精なんて、最高じゃない?」 考えうる最悪だと思うんだけど。 「そんなの困りますから、バイブ入れたまま学校行くなんてみんなにバレちゃいますよ」 オジサンだって、バレたら困るでしょ。女子中学生と関係があったなんて知られたら逮捕ですよ。逮捕? 「その法律は自由恋愛ならセーフだから」 そう言って、オジサンはまたゆっくりと腰を動かし始める。 「どっ、どこが自由恋愛なんてすかっ!」
「そんな話どうでもいいじゃないか、時間ないのに手間をとらせるなよ」 オジサンは、本当に好き勝手なことを言う。 「とにかく、私はバイブ入れて学校に行くなんて絶対にっ!」 絶対に嫌だ。 「芽衣ちゃんだって、バイブ入れて来てたでしょ」 今そんな話をされるとは思ってなかったのでビックリしてしまう。 「いま芽衣のことは、関係ないでしょ!」 「関係あるよ。芽衣ちゃんがバイブ入れて来たのと『交換』に、梢ちゃんもバイブ入れて学校に行こうね。もちろん、中に俺の精液をタップリと突っ込んでからな」 オジサンはニンマリと笑った。うーん、私のこと名前で呼んだなあ……じゃない。クソッ、交換にしたら私たちが逆らえないと思って、好き勝手言って……。 「はあんっ……」 溜息をつくつもりが、私はイヤラシイ声を出してしまった。私は恥ずかしくなって、口を押さえる。 「気持いいんでしょ?」 「誰がっ……」 オジサンなんかに突っ込まれて、気持ちいいなんて。 「我慢しなくてもいいよ。毎日俺のと同じ大きさのバイブで、オーガズムに達するまでオナニーしてたらさ。気持よくなってもしょうがないだろ」 「そんなこと……」 ないと言えるだろうか。 オジサンの亀頭がまた、私の一番気持いいところをがりっとひっかいた。ピストンが乱暴すぎ……。押し込まれるたびにお腹がいっぱいになって、引きずられるたびに中が裏返る。 「危険日に生でこすられちゃたまらんだろうさ。梢ちゃんの子宮口がよだれたらして喜んでるぜ」 「やだっ!」 さっき私の中から出てきた粘液を思い出してしまった。あれって、子宮がだしてるヨダレなの?
「梢ちゃんがやだって言ったって、健康な卵巣は勝手に排卵するだろうし、そこに中出ししたら確実に妊娠するだろうさ」 「やっ、私は絶対妊娠なんてしないもんっ!」 私は避妊してるから、大丈夫だよね。 「んっ、なんで絶対しないなんて言い切れるの?」 オジサンが腰の動きを止めて、怪訝そうな顔でこっちを睨んでいる。 あっ、もしかしてこれってヤバイ? 避妊してるってことがバレたらすごくマズイよね。 「えっと、しちゃうかもしれないけど。したくないから……だってオジサン。まだ私、十四歳ですよ。オジサンだって困るでしょ?」 「俺は別に困らないな。というか、最初から今日は孕ませに来たって言ってるんだが」 オジサンはニンマリとした笑顔に戻る。ごまかせたかな……。 「そんなのでも、私は困っちゃうから」 私の頬から、たらりと汗が溢れる。開けっ放しの窓から、ジージーと蝉の声が聞こえ始めている。徐々に朝日は登って、気温が上がり始めているのだ。 「観念しちゃおうよ。俺が今から精液を梢ちゃんの中に射精したら、どうなるかな」 どうなるか、私に言わせたいんだろうな。私は、誤魔化したい一心で素直に答えてあげることにした。 「オジサンの子供を受精します」 くうっ、こんなこと言いたくないけど。これで満足するんだろう。 「そうだな。ククッ……梢ちゃんが俺の子種を素直に受け止めてくれるとは、嬉しいねえ」 好き勝手言ってなさい。受精はするけど、避妊薬を飲んでるから着床はしないのだ。それをオジサンに悟られないために、オジサンを満足させて疑いを抱かせないようにする必要があった。 「だってオジサン勝手に中に出しちゃうし、仕方なしです……」 自然な感じで演技しようと思えば思うほど、嘘っぽくなるような。うーん、これでバレないかな。
「どうせ妊娠するんだから、いっそ梢ちゃんも素直に受け入れて、オジサンと気持ちよくなろうよ」 腰を止めて何を言い出すかと思えば、気持ち悪い。 「うーん」 私は一応迷ってる素振りをしてみた。本当はお断りなんだけど、ヘタに拒絶しまくって疑われても困る。 「ねっ、無理やりやられるより梢ちゃんもラブラブセックスのほうがいいだろ」 ほんとっ、このオジサンなに言ってんだろ。私が喜んで受け入れるわけ……。そう考えてから、お母さんのことを思い出した。お母さんは気持よくノリノリでやってたけど、オジサンに余計なことを考えさせないためだったんじゃないだろうか。 そういう大人の女のテクニクス。 いいだろう、私もちょっと嫌だけど、我慢して気持よく乗ったふりをしてあげよう。そうすれば、オジサンは満足するのだ。 「分かったわ。どうすればいいかわかんないけど」 「梢ちゃんはまだ若いからな、素直に俺のを受け止めてくれたらいいよ」 私の合意が得られて嬉しそうだった。 まっ、これで満足するのよね。 「女子中学生を妊娠させるなんて、それだけで俺は興奮できるからな」 なんだか中学生で一括りにされて、自分の人格が否定されているようで嫌だった。抱かれるときに(好きでもない人に抱かれる事自体最悪なんだけど)そんなこと言われたくない。 そんな気持ちが、顔に出てしまったのだろうか。オジサンは気遣うように私にこう申し添えた。 「まっ、梢ちゃんの場合は発育が良すぎて大人の女と変りないけど」 ぜんぜんフォローになってない。私は、思わず吹き出してしまった。嫌な行為をされて嫌なことを言われて、その上に怒らされてしまっては笑うしか無い。 「あれっ、何か俺。笑えるようなこと言ったかな」 自覚がないならいいわ。私は、もう黙ってオジサンに抱かれるままになった。力を抜いて、オジサンにめいいっぱい可愛がられていると、これはこれで気持ち良さを否定できないところがある。 少なくとも、気持よくて楽だった。腰から身体がふんわり浮くような心地。ちょっと汗だくのオジサンの身体がのしかかってくるのが、暑苦しいけど。それも次第に気にならなくなった。
ダラっと反応がなくなった私を気遣ってのことか、オジサンは盛んに言葉をかけてくる。それがまた、みんな卑猥な言葉で私は怒るどころか呆れてしまう。大人と言っても、男なんてそんなことしか考えてないのね。 「妊娠したら、きっとおっぱいちゃんのおっぱいだってもっと大きくなるね」 私はさすがにそれにはムッとした。 「おっぱいちゃんじゃなくて、名前で呼んでください」 本当は、おっぱいが大きくなるってのに反射的にムッとしたんだけど。そうごまかした。 「ゴメンゴメン、雰囲気でないよね。梢でいいかな」 もう『ちゃん付け』も無しか。もう呼び方ぐらい、好きに呼んだらいいんだわ。 「梢のおっぱいも、いまFカップだっけ。GかHカップになるよ、お母さんのブラジャー借りるとイイよ」 私だって中学生としては恥ずかしい大きさだが、うちのお母さんはさらに大きいのだ。日本のブラジャーでは入りきらず、海外の通販から取り寄せで買っている。血がつながってる母親とはいえ、あんなお化けオッパイになりたくない。 「おっぱい大きくなったら嬉しいです」 私は、心ないことを言った。あんまり拒絶ばっかりしてたら不自然だし。 「おおっ、そうか。じゃあオジサンが孕ませて梢のおっぱい大きくしてあげるから、母乳をタップリ飲ませてね」 オジサンは案の定、上機嫌になって私のオッパイを揉みしだく。すっごいギュッと揉まれて、普段なら絶対に痛い強さなのにすごく気持ちよくなってる。
「梢のおっぱい、すごく柔らかくなってるよ。やっぱ、女の身体になったんだな」 そうなんだろうか、私はやっぱりそんな身体になったんだろうか。 最近エッチだしな……。 「梢のおっぱいもエッチにしてやるからな」 私は、自分の心を言い当てられたような気がしてドキッとした。 「えっ……」 オジサンは、私がビックリした様子なので聞き返した。 「どうしたの?」 「私って、エッチですか?」 「だから、梢を孕ませてFからエッチにおっぱいを大きくしてあげるからって」 そっちか……。 「そうですか、おねがいします」 心が読まれてたら、実は避妊してるのもバレちゃうんじゃないかと思ってドキドキしていたのだけど。 バレてないならいい。好きにしたらいいんだわ。 「もちろん、おっぱいもエッチだけど、梢もエッチな女の子だよ。まったく、こんなイヤラシイ身体をして中学生なのに、中学生なのにっ!」 オジサンは、そう言って興奮してる。なんか口惜しい。突かれてる、膣奥がキュッと切なくなる。 「くふっ……」 なんか軽く私はオーガズムに達してしまった。足が自然とピンと伸びる。震えた身体をオジサンは押さえこんで、なんども腰を叩き込んだ。 パンパンとイヤラシイ音が響く。ああっ、お母さんがやられてた時と一緒の匂いがするじゃない。 私もイヤラシイ匂いがするんだ。なんか、たまらない気分だった。
「そろそろ出そうだぞ。梢、どこに出して欲しいんだ」 またそんなことを言う。オジサンは私が答えないと、ギュッと乳首をつまみあげてくる。ああっ、言うから胸は止めて。 「私の中に出してください」 オジサンは、口が裂けるほどニヤッとした。嬉しいんだろうな、そら誤魔化すために喜ばせたいとは思ったけど、私は荒い息を吐きながら、悔しさに下唇を噛み締めた。 「おいおいマジかよ、中に出したら妊娠しちゃうぜ」 こっ、コイツめっ! 私はもう頭に来る、お前が勝手にやってんのに。 「もういいから早く出してください」 そうじゃないと、またイッちゃうから。だから、オッパイ乱暴に触んないでよ。 「そんな言葉じゃ、オジサンは満足いかないなあ」 この期に及んで、まだネチっこく責めてくる。また乳首をムギュッと引っ張った。もうやめて、本当にヤバイから。 「中に出してっ、私の中に精子だして受精させて下さい」 孕ませてだの妊娠させてだのは絶対言いたくないから、私はこんな言い方になった。だって避妊してるから、大丈夫だもん。受精まではされても、妊娠はしないから。 「よしっ、これで合意の上での子作りだなっ」 オジサンは本当に、どうしようもないことを口走った。 ああ、最低だなこの人。 「おいっ、どうなんだよ。山田梢は、合意の上で俺の子種を受精するんだな」 そう言いながら、ムギュッと乳首をまた刺激される。 「はあんっ!」 「どうなんだよ、スケベなオッパイしやがって」 摘まれたと思ったら、今度はチューチュー吸われた。 「ひゃっ、はいっ合意の上です。お願いしますーッ!」 もうどうでもいいから、早く終わって。 そうじゃないと、また波が来ちゃうから。 オジサンがまた乱暴に私の胸をギュと掴んで、ガンガンと腰を振るった。膣の中で、オジサンの出し入れするものがドクドクッと脈打ってるのを感じる。 射精が近いんだ。オジサンは、腰の動きを止めて私をギュッと抱きしめて、身体をベッタリと密着した。 膣の中で、オジサンの硬いものもピッタリと密着してる。 「よし、孕ませてやるっ!」
ドクンッ、私の中に熱い塊が濁流になって入り込んでくるのが分かった。 「はあんっ」 私は思わず声を出してしまった。ううっ、恥ずかしい。 それぐらい私のお腹の中が敏感になってた。 熱いってうめき声をあげるぐらいに。 子宮に精液出されたって、こんな感じだったんだ。初めて出されたときはわかんなかった。なんて熱いんだろ。 いま私の子宮の中にオジサンのオタマジャクシみたいな精虫いっぱい入ったんだよね。それで多分私の卵管まで泳ぎできて受精しちゃうんだ。 避妊してるから、それが着床して赤ちゃんにならないと分かっていても、私には衝撃的な感覚だった。オジサンが受精だの孕ませるだの言わせるからだよ。……もう。
「ほら、バイブで蓋をしてやるからな」 オジサンがヌルッとイチモツを引き抜くと、そこに間髪入れずにバイブレーターを突っ込んだ。いつの間に用意してたんだろ、オジサンってバカなこと言ってるようで、段取りがしっかりしてるんだよね。 だからいつも、流されてしまう。 「オジサン、漏れてきちゃうよ」 私は突っ込まれる立場だから、すぐ分かる。バイブと膣の間からジワジワと中出しした精液が漏れ出してきてる。 「上から、こうしとけば漏れても大丈夫だろ」 オジサンは私の机から勝手に生理用品を取り出して、ナプキンをかぶせてパンティーを履かせた。 「まあ、確かに……」 オジサンは、なにか気がついた顔をして机の上からマジックペンを取り出した。そんなものどうするつもりだろと思ったら、私のお腹にいきなり文字を書き始めた。 「山田梢十四歳、中出し済みっと」 「ちょっと、なにやってんですかっ。これ、油性ペンなんですよ」 ああ、こんなのお腹に書かれたら学校いけないじゃん。 「上から制服着るから大丈夫だろ」 「夏服なんですよ、ブラウス薄いから文字が透けちゃう」 オジサンは、まあ怒らずに制服着てみろというので仕方なしに着てみることにした。 「かろうじてセーフだろ」 「まあ、何を書いてあるかまでは……」 学校と言っても、登校日だから半日足らずだ。カバンでなるべく前を隠せば……。 私は泣きそうになりながら、首にリボンを止めた。『交換』って言われたからには、バイブを突っ込んで学校に行かないわけには行かないのだ。 「さあ、さっさと登校日とやらに行って来い。帰ってくるまで待ってるから、帰ってきたらまた子作りセックスしようぜ」 オジサンはニッコリと笑って、私を部屋から部屋から送り出した。
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私が部屋から出ると、廊下にお母さんが立っていた。 もしかして、一部始終を見られてたのかな。 「梢ちゃん、朝御飯は居る?」 「ううん、食欲ないから良いよ」 本当に食欲ないんだけど、そうでなくても飲んだり食べたりは避けるべきだ。バイブを膣に突っ込んだままトイレに行くわけにもいかない。今日はさっと学校に行って、登校日なんてすぐ終わるからジッとしてて、すっと帰ってくる計画。多分そうすれば大丈夫。 「あのね、梢ちゃんが学校に行ってる間になるべく疲れさせておくから」 「えっ、ああうん。オジサンのことね……。お母さんお願い」 お母さんの言っている意味が分かった。私が学校に行っている間にお母さんが『オジサンを疲れさせておいて』くれるのだろう。ありがたい話だった。 「それじゃ、気をつけて行ってらっしゃい」 「うん、行ってくるね」 私は、膣奥にジンジンとした感覚を味わいながらゆっくりと家から学校へと向かう。やっぱり、バイブを入れながら歩くなんて難しいよね。
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第八章「震えの家」 |
今日も芽衣が私の家にやってきた。ぎゅっと大きなクマさんを握りしめて。 暇を持て余してるのはお互い様で、芽衣にとって家を尋ねるほど親しい友だちは私ぐらいなものだ。 引っ込み思案な芽衣と違って、私は社交的なつもりなのだけど、芽衣以外の友だちとは浅く広くだからそんなに違いはないのかもしれない。 「芽衣、ジュース飲む?」 「うん」 「芽衣、夏休みの課題終わった?」 「まだ」 「なんで立ってるの、座らないの?」 「うん」 今日の芽衣は、どうも口数が少ない。てっきり、夏休みの課題を写させてくれと言いに来たんだと思ったのに。 「芽衣、あなた歩き方が少し変ね」 私はピンと来た。だってなんか変にモジモジしてるもの。 「そうかなー、そんなことはないと思うけどなー」 澄ました顔だけど、芽衣が曖昧な言い方をした時は、何か隠している。 「芽衣ちょっとこっちきて、スカートをめくってくれない?」 「いっ、いきなりなにをいっちゃってるかなー」 動揺したらしい芽衣はドスンと、でっかいクマさんを落とした。やっぱり、クマで隠していたのか芽衣の真っ白で細い足が内股なってる。 「やっぱり、なにか隠してるね」 私は、芽衣の肩を掴んでぺろりとワンピのスカートを捲った。 「いやー、梢ちゃんなにすんのー!」 ほっそりとした股、犯罪的に可愛くて羨ましいなこんちゅくしょー。 いつも通りの可愛いクマさんプリントパンツ。なのだが……。 なんか、変な音がするぞ。 ブブブブブッってやつ。すごく聞き覚えがある音だ。 「芽衣……」 というか、これバイブの音だ。自分で毎日使ってるから分かるもん。もう、このパターンにも慣れてきた。 私は床に顔をつけるようにして下から覗き込むと、クマさんプリントパンツの不自然に股の部分が膨らんでいるのが分かった。 「なっ、なにかなー」 なにかなーじゃないわよ。パンツの下の部分びっしょり濡れてるじゃない。いくら真夏で暑いからって、この濡れ方はありえない。だいたい、芽衣は肌がヒンヤリしててあまり汗をかかない体質なのだ。 もうわかりきってて、確認するのも嫌なんだけど。クマさんパンツをするりと脱がす。案の定、芽衣の可愛らしいピンクの割れ目にバイブがささっていた。 「これ? 抜くわよー」 「やーっ!」 私は、ゆっくりとバイブの取っ手を掴んで引きぬく。 「デカイ、これでかすぎるわよ!」 「ううんっ、梢ちゃんひどいよ……」 芽衣の小さいあそこからすっごい凶悪なバイブが出てきた。反り返ってるー、反り返ってる! 私が使ってるヤツの1.5倍はある。なんで芽衣の小さいところにこんなものが入るんだ。信じられない、人体の不思議に、私は息を飲んで見つめた。 「うわー、ぽっかり穴があいてるわね」 「やだ、そんなとこ見ないで……」 私は思わず芽衣のあそこを覗き込んでしまう。バイブの形にぽっかりと穴が開いているのだ。芽衣の股は無毛だから、ピンク色の洞窟みたいで綺麗だと思ってしまう。 まるで人体標本、穴の奥の子宮外口までしっかりと見える。なんか奥のほう白いものでコーティングされてるんだけど。芽衣のぽっかりあいたヴァギナから、ドロッと粘液が零れてきた。 「ちょっと、これ子宮から出てきてるじゃない」 「あっ……うん、もう見ないでー」 「見ないでーじゃないわよ、これもしかして精液?」 「オジサンの……」 あああそうかと私はビックリする。芽衣もオジサンに犯されたんだ。それで、こんなにタップリタップリと中出しされて……。 もしかして、この突っ込まれたバイブは栓のつもり? 「芽衣、避妊はしなきゃだめよ、お母さんに事後避妊薬をもらいましょう」 「う、うん……」 妊娠すると脅されて、芽衣は神妙な顔で頷いた。芽衣のこんな真面目な顔みたことないな。この娘は何も知らないんだから、オジサンも芽衣に妊娠の危険を教えておいてくれれば良いのに。 オジサンに犯されているのは、しょうがないとは思える。私だってやられてるんだから、どうせ『交換』されたに違いないことも分かる。 でもセックスするならするで、先に避妊しておけば問題ないのに。 私は不快感に眉をひそめる。これは、私のミスだ。 オジサンが芽衣を犯す可能性を考慮して、先回りしておけばよかったのに。 でもまさか、オジサンみたいな大きな男性が、こんな小さな娘を犯せるなんて想像してなかったから……避妊は間に合うだろうか。 「とにかくいますぐ膣の中を洗いましょう」 「これ使い捨てなんだけど、ビデの使い方分かる?」 芽衣は小首をかしげた。しょうがないな。 「私がやってあげるから」 子宮の中まで精液が入り込んでるから、効果は望み薄だが私は芽衣のヴァギナに使い捨てビデを挿入して洗浄液を流し込んだ。 ≒≒≒ 膣洗浄が終わったあと、芽衣のことをすぐにお母さんに相談した。 お母さんは話を聞くと、すぐ分量を調整して芽衣ちゃんにアフターピルを飲ませた。 「気持ち悪いとか、そんなことはない?」 事後避妊薬には結構強い副作用があるらしい。薬局で手に入るようなものじゃなくて、病院に行ってもらうものなのだが、お母さんがこっそり大学医局の友だちに分けてもらったのだ。 おそらく薬事法違反だろうけど……お母さんはともかく中学生の私たちが産婦人科に直接行ってもらうわけにもいかないので目をつぶる。 お母さんは生理が来てるなら、使っても大丈夫だって言ってたけれど。本来、私たちの年頃で飲んでいいものではないのかもしれない。芽衣みたいな身体の小さい娘に飲ませて、どれだけ身体に影響があるか。 妊娠の危険を前に、そんなこと言ってられないのは分かるけど。 「まったく気持ち悪くはないです」 芽衣はケロッとしている。実は、私もそうだった。お母さんがくれる避妊薬を飲んでも、吐き気とか体調不良とかは全くなかった。 「体質にあってるってことなのかしらね……。あとで頭痛とか、出血があったらオバサンに教えてね」 お母さんは、それなりに知識があるらしいけど医師免許を持っているわけではない。個人差があると考えて、体調の変化や副作用が全く出ないことを流してしまった。自分自身も、全く体調変化がなかったというのに、気にもしなかった。 実は私はこの時、少し嫌な予感がしていたのだ。みんな避妊できて、これで一安心って場面なのに、不幸の訪れる前触れを感じていた。だったら、この時に私がもっと主張して騒げばよかったのかもしれないけど。 いいえ、もうこの時に注意を喚起しても、全てはどうにもならなかったのかもしれない。きっと、全ては遅かった。 ≒≒≒ 「ところで芽衣は、どうしてバイブを入れて私の家にやって来たの。オジサンにそうしろって言われたから?」 芽衣はコクンと頷いた。 「もしかして、芽衣もオジサンに一日一回オナニーでイケって言われてる?」 芽衣は頷く。そうか、オジサンは芽衣にも『交換条件』を出しているのか。私は、オジサンに毎日私でオナニーするから、私もオジサンをイメージしてオナニーしろと言われている。芽衣にも同じ『交換条件』を出したのだとすると、オジサンは一日二回オナニーしているのだろうか。 その上で毎日のようにお母さんを犯している。その上で芽衣まで餌食にした。よく体力が持つものだなあと感心してしまう。 「バイブを入れて私の家に来たのも、何かの『交換条件』なの?」 芽衣は頷かない、小さく横に顔を振る。少し恥ずかしそうに頬を染めている。 「えっ、交換じゃないのにこんなことをしたの」 芽衣は小さく、だがしっかりと頷いた。交換じゃないとすると、芽衣は自分の意志でオジサンの命令を聞いたということになる。 芽衣に詳しく問いただすと、朝方まで一緒に寝たオジサンは朝立ちを利用して、芽衣にタップリと中出しして、そのままバイブを突っ込んで私の家に送り出したそうだ。毎日のようにオジサンと一緒に寝ていると聞いて、私は少し不愉快になる。 なんで不愉快なんだろう、きっと素直にオジサンの言いなりになっている芽衣に私は少し怒っているのだ。 「なんで素直に言うこと聞いてるの、芽衣はオジサンのこと嫌いじゃないの?」 「最初は嫌な人だなと思ったけど……」 芽衣は少し俯く。いまは、そうじゃないってことか。確かに、身体を重ねてると情が移るってのは分からなくもないけどさ。あのぶっさいくな中年オヤジだよ? 「梢ちゃんは、オジサンのこと嫌いなの?」 そう聴かれて、私は「もちろん嫌いだ」と頷いた。 いや、当たり前でしょ。あれは好きになれないでしょ。 私はレイプ同然でセックスされて、ただでさえ嫌な奴だと思ってるのに、お母さんとか芽衣とかまで犯してるし……オジサンは最低の大人だと思う。 「それに、最初は痛かったけど、最近は気持ちいいし」 「何が気持ちいいのよ……。あっ、言わなくていいから」 そうか、気持ちがいいからこの娘は素直にバイブまで入れて私の家にやってきてしまったんだな。 私も女だから、気持ちがいいって感触は分からなくもないけど。私はバイブによる、オナニーでしか芽衣のいう「気持よさ」が分からない。 最初に犯されたときと、お母さんと居るときにちょっと入れられただけで、その後オジサンには触られてないから。 毎日のように、お母さんとオジサンのセックスは見せられているけど。 そうか、お母さんとか芽衣とかとずっとやってるから、私のところには来ないんだな。なんだか、少しさみしい気がした。本物で気持ちいいってどんな感じなのだろう。 芽衣が家に帰ったら、オナニーでもしようかな。そう思っただけで、股がジュクっとした。義務的にやっている一日一回のオナニーに、私はハマりつつあるのかもしれない。
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第七章「日常に入り込む男」 |
早朝、私【山田 梢(やまだ こずえ)十四歳】は、階段を降りてリビングに入った。 朝食を摂るつもりだったのだけど。 ソファーを何気なく眺めると、オジサンと自分の母親が折り重なるように座っているのを見てしまった。また芽衣に「幸せが逃げちゃう」と注意されるに違いないが、朝から溜息をつかざる得ない。 ソファーの上で、二人とも裸だった。もちろん、プロレスをやっているわけではない。 「あああッ!」 お母さんが歓喜に満ちた叫びをあげながら、オジサンの上で腰を降っている。ジュブジュブとイヤラシイ音が静かな朝のリビングに響き渡る。イヤラシイ愛液と精液の匂いがする。もう、この匂いにも慣れてしまったけど。 いま何時だ……。時計は、午前七時十五分を過ぎたところだ。朝からこれかと思うと、また二度寝したくなる。なにせ片方は自分の母親、片方は(不本意ながら)自分の始めてを奪った男がセックスしているのだ。もう一度寝たところで、これ以上の悪夢はあるまい。 朝御飯食べようかと思ったんだけど、すっかり食欲もなくなってしまった。とりあえず、冷蔵庫を開けて牛乳を取り出してコップについで飲む。 「ああっ、死んじゃうー」だの、「中に出してー」だの、横でやってるせいかもしれないが、変なことを思い出して私は思わず牛乳を吐き出しそうになった。 そう言えば、このまえコップにオシッコをさせられたんだけど。 「あのコップ……、どこにやったっけ」 捨てようと思ってたんだけど、そう言えばどうなったのか記憶にない。まさか、いま牛乳を飲んでいるこれがそうじゃないだろうか。もう、コップの牛乳をほとんど飲んでしまった。もちろん、コップはみんなキレイに洗ってあるから平気なんだろうけど。 「気分悪いな、コップみんな捨てちゃおう」 どうせ高いグラスじゃないから、構わないだろう。みんな新しいコップに買え換えてしまおう。 コップを片付けて、窓の外を見る。 「あっ、朝顔が咲いてる」 綺麗な紫色の朝顔が花を咲かせている。小学校の自由研究でやったんだよね。朝顔の観察、それからというもの種を巻いているわけでもないのに、庭では律儀に朝顔の花が毎年咲いてくれるのだ。 夏の爽やかな朝、実に心が洗われるような風景だった。 「ああっ、またイッちゃうーッ!」 隣にお母さんと、オジサンが居なければ……。
こんだけ隣で、パンパンやられると見たくなくても、見てしまう。 もういいやと思って、私は開き直って眺めてみることにした。 さっきよく見なかったので気がつかなかったけど、お母さんは勃起した乳首に洗濯バサミをつけている。 あんなことして痛くないんだろうか、乳首が鬱屈して潰れてしまうんじゃないだろうか。そう思ってさらに観察していると、ピストンの衝撃でパチンと洗濯バサミがはじけ飛んだ。 なるほど、おそらくグリップを弱めてあるんだろうと分かる。それにしたって、あんなものが気持ちいいものだろうか。 思わず、自分の乳首を指で摘まんでしまって「何を馬鹿なことしてるんだ」と情けなくなってしまう。お母さんたちのセックスを眺めているうちに、自分の乳首もTシャツの上で硬くなってるのだもの。 浅ましい女の身体、自分もそのようなものだと思うと、悲しくなってくる。 お母さんが悲鳴に近い叫びをあげている、ピストンが早くなる。オジサンも、下から突き上げるようにした。オッパイをギュッと握りしめる。 ああ、射精が近いのだろう。 「おい、中に出るぞ! ちゃんと孕めよ」 オジサンが、ギュと娘の自分から見ても化物みたいにデカイお母さんの巨乳を揉みしだきながら腰を密着させて、欲望を放った。 「ちょうだいー、赤ちゃん頂戴!」 お母さんも、あんなこと叫んで……。大丈夫だよね、確か避妊薬飲んでるものね。
お母さんはお父さんともあんなふうにしてセックスしたのだろうか。ああやって、中出しを懇願したのだろうか。あのオッパイを吸って自分も育ったのだ。 こんな浅ましい行為で自分が産まれてきたのかと想像してしまうと、頭がクラっとした。これは本当に寝直したほうがいいかもしれない。 「あんなふうに仲良しだったのなら、どうしてお母さんはお父さんと別れちゃったのかな……」 私はそんなどうしようもない独り言をつぶやきながら、一心不乱にセックスを続ける二人をリビングに置いて、自室へと戻った。
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「眠れない……」 と言うより、寝苦しい。音は聞こえないけど、二人がまだ下のリビングでセックスを続けていると思うと。 おそらく続けているだろう、オジサンは一度やりだすと三回は射精するもの。お母さんが必死になってセックスしているのも、私とオジサンをセックスさせないためだと分かっているのだ。 つまり、お母さんは娘を守ろうとして仕方なくオジサンの相手をしているわけだ。 「でも、仕方なくって感じじゃなかったよね」 明らかに、演技ではない喜びの声だった。赤ちゃんが欲しいというのも、本当なのかもしれない。オジサンの赤ちゃんはいらないだろうけど、母だってまだ立派に成熟した女だ。赤ちゃんだって産めるのだ。 知らない間に、私は股間をまさぐっていた。 ハッと思って、パンツの中に手を入れるとビッショリと濡れていた。 「見てただけで濡れるなんて」 少し早いけど、一日一回のオナニーのノルマをこなしてしまうか。 私は、立ち上がると机の引き出しを開けてバイブを取り出した。ちゃんと、使うたびに消毒しているから綺麗なものだ。さっと表面をウェットティッシュで拭きとると、また乾かしてからローションを垂らして、私は股間へと押し当てる。 そうしようと思ってないのに、太いバイブがズブズブと私の中に押し入ってくる。まだスイッチも入れていないのに生き物みたいに、私の奥をえぐってくれる。 もちろん、そう感じているのは気のせいで、私が無意識に自分の手で押し込んでるのだろうけど。でも、自分がやっているのではなくてバイブのせいにしてしまうと、少し気が楽になるのだ。 私は、バイブを股間に挿し込んだまま、ゴロリとベットに横になるとスイッチをいれる。グリングリン、私の膣内でバイブがうねりを上げて回転する。 「はあっー」 私は気持ちいいって声を上げる。 下ではお母さんがセックスしてるのに、自分は自分で慰めてるなんて少し寂しいなと思ってしまった。 オジサンが好きなわけじゃないんだけど、一度ああして身体を重ねてしまうと嫌いにはなれないものだ。 「いいもん、私はバイブがあるからぁ」 私はバイブを動かして、自分の気持ちいいところをグリグリしてもらった。本当にただ気持ちいいだけの行為。あっという間に、オーガズムに達して私は足をピクピクさせて喜びの溜息をつく。 私が、ジュワッと愛液を出してる間もバイブは機械的にグリグリと私を責め続けてくれた。バイブちゃんは私に誠実で、忠実なのだ。 そうやって、何度かイッてしまうと満足して私はスイッチを切ってバイブを引きぬいた。 「今日もありがとうね」 私は、バイブにチュッと口づけをした。赤黒い人間のイチモツを模した人造陰茎、最初はグロテスクで気持ち悪いと思っていたのに、いまでは愛着を感じている。丹念に、バイブについた愛液とローションを拭き取ると、最後に消毒してから机に閉まった。 「ふうっ」 眠れそうもないから、少し勉強しようと思う。 夏休みの課題は早々に終わってしまったけど、私ももう中学二年生だから高校受験の勉強でもしようかな。 最近、なんとなくお母さんと一緒の大学に行きたいと思い始めていて、そのためにどこの高校に行けばいいかを考え出している自分がいるのだ。 そう言えば、お母さんは高校でお父さんと知り合ったんだっけ。お母さんは父親のことをあまり話したがらないけれど、あとで聴いてみるのもいいかもしれない。
≒≒≒
みっちりと勉強して、また自室からリビングへと降りて行く。すでに時刻はお昼近い、流石にセックスも終わってオジサンも帰ってしまっただろう。朝は牛乳だけだったから、やっぱりお腹が空いてきた。 「お母さん、お昼ー」 そう言いながらリビングに入って、私は絶句する。
お母さんがソファーに座っていた。 オジサンは居ない、一人のようだった。 そう言うと普通に聞こえるんだけど、それが普通に座っていたのではないのだ。裸なのは、さっきも裸だから良いとしよう(良くないけど!) 大股開きに座らされている。そう、お母さんは大股開きに『座らされている』 どうしてそんな変な体勢のままかと思ったら、目隠しをされて縛られているのだ。 両足首の足輪から太腿へ、お尻に背中、腰とオッパイをぐるりと何周かして、首輪に黒いゴムロープが括りつけられて固定されている。 マンコには、私が使ってるのと同じタイプのバイブがスイッチが入ったまま突き刺さっていてグルグルと回転していた。あれがつけっぱなしで落ちないってことは、お母さんの締まりもまだ捨てたものじゃないわけか。 おっと、そんな場合じゃない。 「お母さん、大丈夫?」 私は、とりあえず目隠しから外しにかかった。 「あっ、梢ちゃん……。よかった、もう手がしびれちゃって」 手はどこにいったのだろうかと思ったら、ソファーの後ろ側に手錠をかけられている。これって、鍵はどこに行ったんだろう。ロープも外し方がよく分からない。 「お母さん、オジサンは?」 「うーん、私を縛るとどっか行っちゃった。三発出させたから、今日はもう来ないんじゃないかな」 そう、やっぱり三発なんだと思いながら、ロープを外しにかかるんだけど、ちょっと難しいな。これ足輪と首輪の鍵がないと外れないんじゃないだろうか。 「梢ちゃん、ロープより先に……抜いてくれないかな」 「えっ、ああ。すぐする」 私は、お母さんの膣からバイブを引きぬく。タップリと白いものが付着していて、ああお母さんのヴァギナ、というよりこれはラビアとでも言いたくなるような熟した果実のような膣口からゴボゴボと泡だった精液がこぼれ落ちてくる。 三発分だものね。私は、ぼんやりと眺めていたのだが、お母さんのお尻にも何か紐のようなものがぶら下がっているのに気がついた。 「これも抜くね」 「あっ、梢ちゃんそれは……」 私はお母さんの肛門から、ゆっくりと紐を引っ張ると、紐の先にビーズのような大きなプラスティックの玉が次々と出てきた。 「うわ、これなに?」 「それっ、あっ、あのっ、アナルビーズっ、っていうのよぉ」 お母さんは、玉がヌルリと引き抜かれるたびに息をつまらせた。痛くはなさそうだ、むしろ気持ちいいのだろうか。ホワっと女の顔をするもの、きっと気持ちのだろう。 最後まで抜けると、お母さんはプーとオナラをした。 「ゴメンなさい、トイレに行けなかったから」 お母さんは恥ずかしそうに頬を赤らめる。もう、いまさらだねえ……。 「気にしなくていいよ、母娘なんだから」 私は、バイブとアナルビーズをテーブルの上に置くとロープに外しにかかるが、やっぱり外れない。
「お母さん、あの手錠とか首輪とかの鍵ってどこにあるの?」 「そこのテーブルのところにあるわよ」 あれっ、言わないと気がつかないものだな。私がバイブを置いたすぐ近くに小さい鍵が並べておいてあった。 鍵であけると、お母さんの拘束はあっけなく解かれたのでホッとする。 「なんとか、解けたね……。オジサンもお母さんも、私が来なかったらどうするつもりだったのよ」 「オジサンがこうしたほうが、妊娠しやすいからって……」 お母さんは、顔をまた赤らめてつぶやく。 「ちゃんと避妊してるんでしょ。どうせ本当に妊娠しないんだから、別に付き合うことないのに」 私が少し非難げに口を尖らせるとお母さんはごまかすよう私に尋ねた。 「梢ちゃん、お昼なんにする?」 そんなこと言ってる場合じゃないでしょと言いかけたけど、そう言われた途端に私のお腹がグーと鳴ったので、私は真っ赤になって口つぐんでしまう。 「なんか作るわね……」 お母さんは、よろよろと立ち上がるとしびれちゃってらしい手足をさすりながらキッチンへと歩いて行った。 股から太腿を伝って、ポタポタと精液がこぼれている。まず、お風呂で綺麗にしてからのほうが言いんじゃないだろうか。 そう思ったのに、なぜかお母さんにはそう言えなかった。 「私も手伝うね」 なにかお昼は、何か手軽でお腹にたまるものにしよう。麺類がいいかな。 母一人娘一人の家庭に、オジサンが時折やってくる。こんなことが次第に私の日常になっていった。
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第六章「ぬいぐるみの家」 |
ここで視点は、山田 梢(やまだ こずえ)から美樹本 芽衣(みきもと めい)のマンションに一旦切り替わる。 芽衣は、山田梢の家で生まれて初めて濃厚なセックスとフェラチオを目撃し、這々の体でマンションへと帰ってきた。芽衣の家は、駅前の新築の高級マンションだが家に帰っても誰もいない。 芽衣は、ボケッと食卓の机に座って昼間の出来事を反芻していた。 「なんであんなことになったんだっけ……」 いきなりだったような気がする。梢ちゃんの家に入ったら、いきなりあんなことになって、芽衣は物事を論理的に考えるのが苦手だ。いろいろモヤモヤしたあげく、まあ珍しいものを見られたからよかったってことで満足した。 冷蔵庫から、冷凍食品のお弁当を取り出してチンして食べる。 「いただきまーす」 国産の高級食材を使った、極めて栄養価の高い冷凍食品。いまどきはこんなモノがあって味は美味なのだが、一人で食べる御飯は味気ない。こんなものより、どれほど梢ちゃんの家で梢ちゃんのお母さんが作る御飯が美味しく感じるか。 突然のセックス騒ぎで、夕ご飯をごちそうになれなかったのだけは残念。 「あっ、いけない。梢ちゃんの家にぬいぐるみ忘れて来ちゃった」 昼間にかったクマのぬいぐるみ。あの騒ぎで落としたまま帰ってきた。 「まっ、また取りにいけばいいかな……」 芽衣にとっては、クマのぬいぐるみは大事なモノだ。似たように見えても、一つ一つに個性があって新しい家族が増えると思ったのに。 芽衣の家も、母子家庭だ。似たような境遇の梢とは、だからこそ仲良くなっているのだが、梢の家よりも芽衣の家庭のほうが悲惨だ。 芽衣の母親は、テレビ局のキャスターをしていてほとんど家に帰って来ない。昔はもうちょっと頻繁に帰ってきたような気がするのだけど、芽衣も中学生になって手がかからなくなった近頃は、ほとんど家を開けていた。籍すら入れていない売れない俳優だという父親とは、生まれた時から音信不通。 芽衣は、このマンションで一人きりで過ごすことが多い。 そんな芽衣だからこそ中学生にもなってまだ、ぬいぐるみのクマちゃんが大事な家族なのだ。
ピンポーン
チャイムの音がなる。芽衣はハッとする。出前でも頼まない限り、こんな夜遅くに来客が来ることはない。 「だれ、だろー」 芽衣は玄関先を映す画面の前まで行く。 玄関先のカメラの前には、さっきのオジサンが映っていた。 「あっ、クマさん」 オジサンは芽衣が買って、梢の家に忘れてしまったクマのぬいぐるみを抱えていた。届けに来てくれたのだろうと、芽衣は何の疑いもなくマンションの鍵を解除してしまう。 入り口の透明ガラスの扉がさっと開く。オジサンが、にんまりとした笑顔で芽衣の部屋へと歩を進めた。
「届けにきてくれたんですね、オジサンありがとうございました」 芽衣は、玄関の扉をあけるとちゃんとお礼を言った。 「いやいや、ついでだったからね」 オジサンは芽衣に、ぬいぐるみを手渡すと思いきや、靴を脱いでずんずんとマンションの部屋に上がりこむ。 「へー、外も綺麗だったけど中は結構スペース広いんだな。ロフトもあるし、マンションとは思えねー」 「えっ、あのオジサン?」 ズカズカと上がりこんだオジサンに、困惑気味の芽衣。止めるでもなく、呆然と観ているだけだが。 「せっかくきたんだから、お茶でもだしてよ」 「え? あー、はいドーゾ」 冷蔵庫から、食卓の上に缶のお茶とビンの紅茶を取り出す。好きな方を飲めってことなのだろう。 「なんだ、両方とも冷たいのか」 「うん」 オジサンは文句を言うのかと思ったら、食卓の前に座ると素直に缶のお茶をプシュと開けてゴクゴク飲み干した。 食卓の上にクマのぬいぐるみが置かれたから、思わず芽衣は手を伸ばす。 「あー!」 オジサンは芽衣に渡さないで、上に持ち上げる。芽衣はもう十四歳だけど子供みたいに身長が小さい。オジサンが上に持ち上げただけで、手を伸ばしても取れなくなる。 「このぬいぐるみ欲しいの?」 「うん、欲しい」 子供のように頷く。容姿も、反応も、思考回路も幼い。梢と同級生ってのは嘘なんじゃないかとオジサンは疑ったぐらいだ。 「じゃあ『交換』に、芽衣ちゃんが俺のぬいぐるみになってくれよ」 「分かったからー」 芽衣がそう言うので、オジサンはクマのぬいぐるみを渡してやった。ホクホク顔で受け取って、ピューと自分の部屋のベットまで持っていく芽衣。そこにはたくさんのクマのぬいぐるみが並んでいた、新しい家族が増えたね。
オジサンは、そんな芽衣はほったらかして置いて、ビンの方の紅茶を食卓の栓抜きで開けて、グビリとラッパ飲みした。 やがて立ち上がると、なんか食い物もないかと冷蔵庫を漁りだす。
≒≒≒
「オジサン、なんでまだ居るの?」 さっとシャワーを浴びて、桃色のネグリジェに着替えた芽衣がやってきた。ネグリジェは、高級な材質で色っぽいデザインなのに、芽衣が着ると子供の寝間着にしか見えない。色気がない点を除けば、とても可愛らしいとは言えたが。 オジサンは食卓で、勝手に冷凍食品を食い散らかしている。 「だって、芽衣ちゃんが代わりにオジサンのぬいぐるみになってくれるって約束だろ?」 そう言われて、芽衣はああそうかとさっきの話を思い出した。 芽衣がオジサンのぬいぐるみになる……。 「でもオジサン、人間がぬいぐるみになるってどういうこと?」 「そうだなあ、芽衣ちゃんだって、ぬいぐるみを抱えて一人遊びしたり、一緒に寝たりするだろう?」 なんで芽衣の普段のオジサンに分かるのか知らないけど、そのとおりだったので芽衣はコクンと頷く。 「芽衣ちゃんは、人間だから人形みたいになる感じかな」 分かったと芽衣はコクンと頷いた。 「じゃあ、芽衣ちゃんはいまからオジサンのぬいぐるみね」 芽衣は、自分なりにぬいぐるみらしい感じを出そうとしたのか、ちょっと考えてから長椅子の所に座り込んで、コテンと横になった。 「あははっ、なかなかぬいぐるみらしいね。そういや、芽衣ちゃん親御さんは帰って来ないのかな?」 「えっ……お母さんは多分、今日も帰って来ないよ」 ニンマリと笑って、オジサンは芽衣の頭を優しく小突く。 「こら、ぬいぐるみは喋ったりしないだろう」 「あっ……」 ゴメンと言いかけて、口をつぐんだ。ぬいぐるみは口をつぐんだりもしないのかもしれないが、オジサンは笑っただけだった。 「まあいいや。じゃあ芽衣ちゃんは、今晩はずっと俺のぬいぐるみをしてもらえるなあ」 オジサンは芽衣の小さい身体を抱っこして、ベットルームへと運んでいった。 ベットルームは、桃色のシーツがかかった大きなベットがひとつ。豪奢な作りで、まるでお姫様の部屋みたいだ。ベットの縁には、物言わぬクマさんのぬいぐるみが無数に並んでいる。 みんな笑顔でちょこんと座っている。芽衣が一番お気に入りのクマさんがベットに乗っていたが、それを乱雑にスタンドの上に放るオジサン。 「あっ、乱暴にしないでー」 「しゃべったらダメって言ったでしょ」 オジサンに抱っこされてる小さい芽衣はぬいぐるみぬいぐるみと小さくつぶやくと、また口をつぐんだ。 芽衣は空いたベットにひょこんと座らされる。 「ほら、芽衣ちゃんバンザイして」 芽衣は、言われたとおり素直にバンザイ。オジサンは芽衣のネグリジェの腰あたりを掴むと、そのまま上にするりと脱がしてしまった。ブラジャーは付けてないから、可愛らしい膨らみと、真ん中の苺みたいな乳首が丸見え。 パンツは、またクマさんプリントのさっぱりしたものだ。微妙に絵柄は違うのだが、どんだけクマさんが好きなんだって感じ。 突然脱がされた芽衣は、栗色の大きな瞳を見開いて驚いていたが、パンツに手をかけられてそれも脱がされようとするので「いやーっ!」と抵抗した。 「なんだよ、ぬいぐるみはしゃべらないんだよ」 「なんで脱がすんですか」 オジサンは芽衣ちゃんの肩を抱くようにして子供に諭すように続ける。 「だって、ぬいぐるみはみんな裸んぼでしょ」 「えっ……。えっと、服を来てるクマさんもいますよ!」 芽衣は並んでいるクマのぬいぐるみの一画を指し示した。確かにカジュアルな服を着ているクマさんも居る。そういうキャラクターグッズらしくご丁寧に、蜂蜜の瓶まで持っている。 「俺は寝るときは裸で寝るんだよ、だから一緒に寝るぬいぐるみ芽衣ちゃんも、裸になってもらわないと。これって正当な『交換』でしょ」 「わかりましたー」 交換と言われては、そういうものだと信じるしか無い。芽衣は大人しく簡素なパンツを脱がされた。オジサンも、薄汚れたシャツとパンツを乱雑に脱ぎ捨てて裸になる。そういう『交換』だと芽衣には説明してあるから、いまさら騒ぎはしない。
「オジサン、お風呂入った?」 「んっ、梢ちゃんちでシャワー浴びてきたよ」 ダブルベットの上で、ギュッと抱きしめられて芽衣はちょっとオジサン臭いと感じた。父親が居ない芽衣は、加齢臭なんてわからないから、大人の男の人はタンスの隅っこみたいな匂いがするんだなって思っただけだ。 匂いがキツすぎて、眠りにくいけどしかたない。芽衣は、眠くなったのでオジサンに抱っこされたまま眼をつぶった。 唇にムチュって何かが当たった。 「あっ!」 オジサンにキスされてる。キスされてるどころか、ベロベロと小さい口を舐め回されている感じだ。 「芽衣ちゃんは、甘い味がするなー」 風呂上りなのに、芽衣の顔は唾液でベチョベチョになってしまう。 「やだー、んー、オジサンなにしてるのーっ!」 オジサンはメッと芽衣を睨む。なんて言いたいかは分かっている、ぬいぐるみはしゃべらないんだよってことだろう。でも舐められるのが気持ち悪くてたまらないから、芽衣は顔を背けて嫌がる。 「芽衣ちゃんだってぬいぐるみにキスしたりはするでしょう」 「ううっ……」 我慢して口をつぐんだ。そのつぐんだ口にも、オジサンの長い舌がベロリと入り込んできて、芽衣の口の中を蹂躙する。オジサンの舌から滴る唾液はとても苦かった。甘い歯磨きしか使わないぐらい苦いのが嫌いな芽衣は、意識が遠くなる。 芽衣が小さい身体をピクピク痙攣させて硬直しているのをいいことに、オジサンはベタベタと舐めまわして延々とディープキスした。 息がつまりそうで、気が遠くなるほどキスされた芽衣。口に溜まった唾液を、なんとか飲み込まないように我慢していたのだけど、こらえ切れずに飲み込んでしまう。 ゴクリッ、汚いものを飲んでしまった。舌にこれだけピリピリくるのだから、苦いだろう、マズイだろうと思ってた唾液の喉越しは思ったほど悪いものではなかった。 ただ、唾液が流れこんできた食道から胃にかけて、カーッ! と熱を持ったようにホカホカと熱くなる。 真夏とは言え、エアコンで完全に室温管理された室内で、これほどの熱さを感じるのは異常だった。芽衣は、その熱を感じて初めて。 (あっ、これ寝てる場合じゃないな) そう感じた。流石に性的な事柄には鈍い芽衣の耳にも、心臓が早鐘のようにカンカン鳴り始めた音が聞こえた。 (よく分からないけど、何か危機的な事態が、私の身体に起こっている) 言葉にしたらそんな警告を遅ればせながら芽衣は受け取った。眠そうに閉じていた栗色の瞳をカッと見開いた。 しかし、身体からの警告は少し遅すぎた。
「んんっ?」 起きだそうとする芽衣の顔に、勃起した男性そのものが押し付けられていた。なんなのと思うまもなく、身が割れるような衝撃が駆け上ってくる。 「ひぐっ!」 さっきまで芽衣を抱きしめていたオジサンは、いつのまにかシックスナインの体勢でのしかかっていた。そうして、唾液でベトベトになった芽衣の顔にオチンコをこすりつけながら、芽衣の股をなめまわしていたのだ。 毛も生えていない縦筋を割って、まだ誰の手にも触れられたことのないピンク色の入り口をぶ厚い舌で舐めまわしていたのだ。 芽衣は身体をビクンビクンと震わせて「かはっ」だの「ひぎゃ」だの声をあげるが、オジサンの大きな身体にのしかかられているので身動きは取れない。 芽衣が叫ぼうが、泣こうが、誰も助けてくれない。 もちろん、芽衣はぬいぐるみになったつもりだったから目に涙を浮かべて声を圧し殺していたのだが。 本人がぬいぐるみのようにしていても、反射的な身体の反応は抑えられない。敏感な粘膜をなめあげられて、こすられて、執拗にねぶられて。身体が電流でも通されたみたいに、ビクンビクン震えるのはどうしようもない。 そうして、生理的な反応としてマンコがラブジュースを湧き立たせるのも止めようがなかった。 別に芽衣は気持よかったわけではない。まだ未成熟のマンコを男に舐められる。気持ちがいいなんてものではない、それは痛みに近い刺激だったのだが。 女の子は、身体の構造として刺激を受ければ濡れるようになっている。 小さいクリトリスを舌で吸い上げられると、芽衣は限界を迎えて荒い息の下で「オジサンッ……」と声を上げた。ギブアップだ。ギブアップさせてほしい。 もうぬいぐるみなんて言ってられない。
「んっ、どうした?」 オジサンが芽衣のマンコから顔をあげて(というか、舌で舐めるのをやめて)芽衣の顔を覗き込んだ。 せっかくお風呂に入ったというのに、身体中ビッショリと汗をかいている。 「無理だよ……」 そんなことされたら、ぬいぐるみなんてやってられないよと芽衣は弱音を吐いた。 「なんだ、だらしがないんだな」 まだ舐められただけじゃないかとオジサンはせせら笑う。 「だって、そんなところ初めてだしー」 ムスッとした顔で芽衣が口をふくらませて怒ると、子供っぽさが強調される。オジサンはおーよしよしと、亜麻色の長い髪の毛を撫でてあげた。 「じゃあ、ゆっくりやってやるから」 オジサンはまた芽衣の股に頭をうずめて、舌でクリトリスの先を抉るように舐め始めた。ベロベロというより、ジョリジョリして芽衣はひやっと悲鳴をあげる。 「どうして、オジサンはそんなとこ舐めるのー」 美味しいんだろうかと、芽衣は不思議に思う。たしか、梢ちゃんのお母さんのあそこも舐めていた。 「どうしてって、美味しいジュースがでるからさ」 チュパチュパと吸うようにされると、芽衣はジュンと濡れてしまう。そうか、自分の股からはジュースが出るのかと芽衣は納得した。 「甘いの?」 「そうだな、人によるけど芽衣ちゃんのは甘酸っぱい感じだな」 そんな甘いものが出るのではオジサンが夢中になるのも仕方がない。芽衣は、自分にも舐めさせてくれと頼んだ。オジサンは、芽衣の股間から白身がかった愛液をすくって芽衣の口に放りこんでやった。 「甘くないよ……変な味ー」 芽衣は、それを甘いとも酸っぱいとも感じ無かった。芽衣の股から滲み出るジュースは、興奮している男にのみ甘く感じるフェロモンが出ているのだと説明しても理解できないだろう。 酸っぱさは、まだ未成熟なので早いというシグナルであろうし、中に交じる甘さは成熟しつつあるマンコのオーケーサインなのだ。 「はうっ、はうっ……」 見た目は小さいとはいえ、芽衣も健康な中学二年生である。生理だってきちんと来ている。クリトリスの根元を執拗に舐めたてられて、そのたびに愛液にヌメる股を抉られてはたまらない。身体をビクンビクン震わせて、盛大にオーガズムに達した。
芽衣が達しても、オジサンは舐めることをやめなかった。むしろこれからが本番だとばかりに、芽衣の奥へ奥へと舌を伸ばし続ける。 芽衣の心臓はそのたびにドクドクと早鐘を打ち続けて、自分のうちから来る快楽に打ちのめされてしまった。 無垢であった芽衣が、気持よさを求めてほっそりとした腰を振るっている。オジサンの顔に股をおしつけるようにグイグイと、無意識であろうがなかろうが芽衣のような少女の見せる健全な女性の反応に、オジサンは満足を感じた。クンニリングスにも力が入るというものだ。 芽衣はオーガズムに達しすぎて、全身をぐったりと弛緩させる。四肢が重い、身体中が燃え盛る炎のように発熱している。風邪で熱を出してぐったりとした感じと、マラソンを走りきった鈍い疲れが同時にやってきたみたいだった。 芽衣は限界だった。眼をつぶれば、そのまま眠ってしまいそう。だから、オジサンがクンニリングスを止めて、今度は自分の小さな股ぐらに勃起した亀頭を押し付けているのに気がつかなかった。 何の前触れもなく、オジサンはググっと亀頭を芽衣の割れ目に埋める。体重をかけた挿入に、芽衣の穴の中ほどまで肉棒は侵入した。 一瞬遅れて――
「ギャアアアアアーッ!」 芽衣は叫びを上げた。それは痛みではなかった。処女膜が破れたのだから、痛みはあったのだろうが、それよりもお腹の中を突きあげられる圧迫。自分の内蔵に何かが挿し込まれている恐怖。 「ううんっ、一気にいったが……奥まで行けないか」 「ななーッ!」 言葉にならない叫びをあげる芽衣。 「んっ、痛いか。すぐ終わるから、少しガマンしろよ」 「ぬぬーッ!」 抜いて欲しいと強張った表情で伝える。怠いのと、痛いのと、苦しいのと、芽衣はとにかくそういうものから逃れたくてオジサンの肩を小さい手のひらで必死に押しのけようとした。 「すぐ終わるから」 「だだぁーッ!」 ダメだと言いたいのだろうか。芽衣も自分で何を言っているのかよく分かっていないが、とにかく拒絶の叫び。 「しょうがないな……やっぱお前の狭いな」 オジサンは、すっと芽衣の股からそそり立った肉棒を外す。肉棒には、真っ白い愛液と共に鮮血が少しついていた。やはり、膜は破れたのだ。割かれた割れ目は、陰茎が抜かれると異物の混入を拒むようにすぐ閉じてしまう。 しばらくして、割れ目からたらっと血が流れた。
「しょうがない、じゃあ舐めてくれよ」 オジサンは、いったん体勢を逆にして芽衣の顔に勃起したイチモツを押し付けた。芽衣は「やー」と顔を背けてしまう。 「こら、芽衣ちゃんのも舐めてやっただろ。『交換』にお前も舐めてくれよ」 そう言われると、逆らうわけにもいかない芽衣は小さく口をあける。すぐにそこにググっと硬い肉塊が入り込んでくる。ぐっと奥まで挿し込まれると、芽衣は苦しげに息を吐いた。顎が外れそうだ。 こんなものが自分の股に入ったのかと、驚きを隠せない。チンチンの触れる舌から、鉄の味がした。自分の股から出た血がついているのだ。 (舐めるって、どうするんだっけ) 芽衣は、梢ちゃんの母親がやっていたのを思い出して亀頭の先をチュッと吸ってみる。 「おっ」 オジサンは気持よさそうな声を上げる。赤ん坊が乳首でも吸うように、芽衣はオジサンのチンチンの根元を掴んで小さい舌先をすぼめて啜り上げた。 「おおおっ、お前上手いなっ、なんだこれ」 オジサンは、ぎこちないフェラを想定していたので、不意をつかれて射精欲が高まってきた。芽衣はよりにもよって、睾丸まで小さい指で攻めてくるのだ。 「まてまて、いっちまう」 オジサンが芽衣の口からニュルっと引きぬく。だが、芽衣は舐めろと言われていたので、チンチンを取り戻そうと両手でニュルっと根元を掴んだ。それがたまたま、手こきでもするかのような手つきで、思わずオジサンはこらえ切れずに射精した。 「ぐあっ、出ちまう!」 芽衣の可愛らしい顔に、ドクドクッと白い精液が跳びかかる。それを、芽衣は呆然と見つめていた。ピンク色の亀頭の鈴口から、牛乳を濃縮したような液体が飛び出る様をまじまじと観察して、ホッと息を吐いた。 芽衣が小さい口をあけると、そこにもドピュッと白濁した液体が飛び込んでくる。芽衣は逆らわずに、口に入った精液を飲み干した。舐めた時と違って、やけに苦い味がするなあと芽衣は顔を顰めた。 「ふうっ、出ちまったな。お前すごいじゃないか」 芽衣は褒められても何ともいえない。半開きのぷっくらした唇にまた亀頭をすりすりと押し付けられる。 「ほら、射精したあとは舌で綺麗に掃除するんだよ」 ああ、そういえば梢ちゃんのオバサンもそんなことをしていた。芽衣は、舌先を伸ばして柔らかくなったソーセージを舐めて、先っぽを吸った。さっきの苦い味だったが、直接吸うと耐えられない程の苦味ではない。 いつまでもチューチュー吸っていると、またムクムクと口の中で大きくなっていった。その間に、オジサンは芽衣のマンコをペロペロと舐めて綺麗にしてくれた。 (ああそうか、これが『交換に舐める』ってことなのか) この態勢をシックスナインと呼ぶ事を、芽衣は知らない。
「一回出して、少し柔らかくなったから今度は大丈夫だろ」 オジサンは硬くなったチンチンをまた芽衣の股に挿し入れようとしている。 「ダメだよー」 芽衣は慌てて手を突き出したが、オジサンの体重を跳ね除ける力はない。ただでさえ、もう初めてのことばかりで疲れきっていたのだ。痛いのは嫌だけど、抵抗するのが億劫だった。 「大丈夫だって、一回入れたから」 そういって、さっき入ってきた中程までニュルリと入り込んでくる。芽衣の小さいそこに、本当に入ってきているのだ。さっきのような酷い抵抗感はなかったけど。 「ダメッ、やっぱり痛いよー」 ズリッと狭い膣道を亀頭がこすれるたびに、ジクリとした痛みを感じる。芽衣は痛みにすごく弱い。もう瞳に涙がにじんできて、泣きそうになってる。 「しょうだねえな、まだ奥まで進まないといけないんだが」 「無理っ、無理だよ」 オジサンは、なにか思いついた顔で芽衣のオッパイを揉み始めた。可愛らしい小山は、まだ第二次性徴機を迎えたばかりで、申し訳ない程度に肉がついているだけ。さんざん刺激されたせいで、小さい乳首だけがぷっくらと盛り上がっていた。 「オッパイ触ってどうするの?」 芽衣は、少し胸が小さすぎるのにコンプレックスがある。梢ちゃんみたいに大きくならなくてもいいけど、もう少し人並みにあればといつも思っている。 「こうするんだよっ」 オジサンは、芽衣の勃起した乳首を両方の指で思いっきりつまみ上げた。 「やーっ!」 芽衣は小さい身体を震わせて、まるで電流が身体に走ったみたいに海老反りになる。 「乳首に集中してたら、股の痛みはねーだろ」 オジサンは乳首を噛みちぎる勢いで、噛み始めた。そうして、グイグイとマンコの中にチンチンを押しこんで来る。 「ひぎゃー!」 芽衣は叫びをあげたが、確かにオジサンの言うとおりだとも思っていた。乳首の痛みはあるのだが、そっちが気になって股のジクジクした嫌な痛みは鈍くなっている。芽衣の感じ方は、肌を接しているオジサンにもすぐ分かる。 オジサンは安心して、芽衣の奥へ奥へと欲棒を進めていく。 ついに、芽衣の最奥へと達した。最奥は、少し感触が違う。芽衣の膣はちいさいから、こうしていっぱいいっぱいに挿入すると、膣は袋になっているのだと感じられる。 ズリズリと亀頭で、芽衣の子宮口あたりをこすってやるとそのたびに芽衣は発情期の猫のような叫びをあげた。 「ふうっ、たまんねーなもう中に出すぞ!」 芽衣は、乳首をせめられながらだったので、中に受ける初めての射精を感じることはなかった。 ドクドクッと膣の奥に浴びせられる感覚も分からない。 ただ、自分の膣の中で震えた感じがして、オジサンのモノが小さくなって圧迫感がなくなったのが分かった。 じわりと、温かいものが芽衣のお腹の中に漏れ出している。
「……終わったの?」 芽衣は、オジサンの動きが止まったので尋ねる。 「ああっ、終わりだ。今日のところはな」 オジサンは、ニュルりと柔らかくなった陰茎を引き抜くと、芽衣の小さい割れ目から、ドバッと精液が飛び出す。やはり、膣が小さすぎて射精を受けきれなかったのだ。生理はあるといっても、子宮口もまだ発達不足なのかもしれない。 「今日はって、まだ続くのぉー」 芽衣は不満そうにブーたれる。なにせ痛くって涙がちょちょぎれそうなのだから不満なのは当たり前だ。 「これから毎日、俺のぬいぐるみをやってもらうからな」 芽衣が拗ねてるのに、オジサンが意地悪なことを言うので、芽衣は溢れる涙を腕でぬぐって、グズグズと何事かをつぶやきながらふて寝してしまった。もう体力の限界で、眠気が抑えられなかったのだろう。 芽衣がまるで子供のようにスヤスヤと寝息を立て始めたのを見て、オジサンは仕方がないなと笑う。 無言で、リビングから温水で濡らしたタオルを持ってくると芽衣の小さな身体を優しく拭いてやってから自分もゴロリと横になった。 オジサンはグーグーと酷いいびきをかくので、芽衣は寝苦しそうに何度も寝返りを打った。
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