第一章「主婦 八田多恵」 |
それは、偶然だった。 とあるマンションを探索中、何もないところで蹴躓いたミノルは、たまたま玄関のドアノブに手をついてしまい、ガチャリと扉を開けてしまった。 こういう偶然は、ミノルの場合奇跡レベルになるまで重なる。たまたま、その家の主婦である女性が、シャワーを浴びている途中で、用事を思い出して玄関先まで出てきていたのだ。 「あっ、どうも」 「あらー、どなたですか」 今回に限って言えば、ミノルにはまったく悪意はなかったのだが、不法侵入の決定的な瞬間である。大ピンチであった。 「どうも初めまして、戸隠ミノルと申します」 「ああそうですか、もしかして近所に引越してこられたとか。あっ、あのすいません。私は八田 多恵(やだ たえ)と言います。この家で主婦をしております」 ペコリと、シャワーに濡れた長くしっとりとした髪が、バサリと床についた。真ん中分けしただけの簡素な髪型だが、それだけに清楚さが際立っていた。 容姿は元々いいのだ、化粧をしてなくても可愛らしい奥様だった。優しげな顔に、柔らかそうな身体つき、屈んだときにバスタオルからはみ出んばかりの谷間は、ミノルの好みである。 「それで、どうしてそんな格好なんですか」 ミノルは自分が何の用で来たのかと突っ込まれるまえに、多恵の格好の奇妙さを指摘した。 「なんでって、買い物したのをほったらかしなのに気がついて、わあっ、きゃー!」 多恵は大慌てのけぞった。 今頃になって、自分がバスタオルを身体に巻いただけのあられもない姿であることに気がついたからだ。 そして、買い物をしていた袋に足を引っ掛けてしまって、袋の中からサラダオイルの瓶が倒れた。 たまたま当たりどころが悪く、キャップが微妙に外れて、トクトクとフローリングの床の上に、油が広がる。
慌てていた多恵は、それで滑って転んで頭を打った。 バサッと、バスタオルが宙に舞って、あとはさっき会ったばかりの男の目の前で、裸体を晒して仰向けに倒れている奥さんが残った。 「さてと、これはどうすべきだ」 ミノルはまったく慌てていなかった。ここまでのハプニングはよくあるとは言わないが、ミノルにはたまにある出来事だからだ。 「まったく、あわてんぼうの奥さんだな。とりあえず、救命活動をしてみるか」 気絶している、多恵のぷっくらとした血色の良いほっぺたをペチペチと叩いてみるが起きない。 意識は深く落ち込んでいるらしい。 今度は大きな乳房を揉んでみる、もちろん心臓マッサージである。ゆっくりと指を肉の間に沈めて、強く揉んでみると手のひらからドクンドクンと心臓の鼓動が聞こえてくる。 「うん、心臓は動いてるようだな」 こうなると次に調べるのはマンコである、股ぐらを開いておもむろに割れ目を指で開く。主婦だと言っていたので、まさか処女ではありえないだろうが、ピンク色の綺麗な穴だった。 これなら突っ込みたいと思わせるが、まさかこの状態で突っ込むほどミノルも迂闊ではない。 でも指ぐらいは入れてみていいかと、割れ目に馴染ませるように指に触れてみる。中はほとんど濡れていない、唾液をつけてみようかと考えたが、もういっそ舐めてしまったほうがいいだろうと、唾液を溜めてから生殖器に舌をつけて舐め回した。 しばらく犬のように舐めていると、舌先にメスの濃厚な味が広がってきた、唾液だけでなく濡れているようだ。 「これなら、突っ込んでも大丈夫だな」 誰に言うでもなく、独り言だ。 多恵がもし起きていたら、挿れないでと止めるだろうから、そのための確認でもある。そうだ、これは人命救助の続きだ。 「多恵さん、早く起きないとオチンチン挿れちゃいますよ」 ミノルの下の方は、痛いほど勃起していたので、スウェットとトランクスを脱いで、反り返ったものを解放した。 そうして奥さんの股に押し当てて、そのまま挿入した。 「うあ、やすやすと入っちゃいましたよ。いいんですか、奥さんなのに旦那さん以外の男を受け入れて」 反応がないのがつまらないのでゲームをすることにした。 「じゃあ、乳首が勃ったら気持ちいいから良いってことで」 ミノルが形の良い乳房を根本から揉みしだき、乳首を吸っているとそのうちコリコリとしはじめた。 「あー勃った。じゃあいいんですね」 ミノルは、奥さんの了解が得られたのでオッパイを両方の手でわしずかみにしながら必死に腰を振るった。 「ああー出そう、多恵さん中にだしてもいいですか」 返事はない。多恵のぷっくらとした唇をペロペロと舐めると、我慢できなくなった。 「ううっ、出る……」 子宮口にこすりつけるようにしてタップリと中出しした。 「ふうっ」 ガンガンと容赦無く腰を叩きつけながら、人妻の一番奥に出してしまってから、ミノルは後始末をどうしようかと思った。
「まあいいや、何とかなるだろう」 一度出しただけでは、まったく初対面の人妻を犯している気持良さが収まらないようで、射精したままゆっくりと腰を振るい、そこにあったビニール袋を何となく手にとった。 サラダ油の瓶が倒れて、外れたキャップの口からゆっくりと油が漏れ抱いている。 「なるほど、これに蹴躓いたんだな」 ビニール袋を漁っていると、後始末の方法まで思いついたので安心した。 そうだと思い、多恵のオッパイにサラダ油を落としている。 「うあー、多恵さんオッパイツルツルですよ。若返りましたね」 そんなことを言いながら好き勝手していると、また興奮して多恵のマンコのなかでムクムクと巨大化した。 「よっしじゃあ、身体もピカピカになったところで、もう一回種付けしますね」 もう許可も取らずに、ミノルはブルブルと全身を震わせるようにして、多恵の中に種を流し込んだ。 「ふうっ、気持よかった」 ミノルはズルっと抜くと、ぽっかりと自分の形に開いたマンコに、ビニール袋から取り出したヨーグルトを仰向けにしてそのまま被せる。 ミノルが中出しした精液と、ヨーグルトが混ざってしまった。 「あはは、これでいいや」 こんなことで、ごまかせるわけもないと思うのだが、ミノルには自信があるらしい。 「じゃあ、多恵さんごちそうさま」 ふっと、玄関を見ると合鍵があったので、そのまま失敬することにしたらしい。 ここまで頭のゆるい奥さんなら、また美味しい機会があると思ったのだろう。 自分の行動に何の疑念も抱いていないミノルは、落ちていたバスタオルを一応多恵の仰向けの裸体の上にかけてやると、玄関から部屋を退出した。 彼の唯一の優しさは、奪った合鍵で、一応玄関の鍵をかけてやったことだろう。
※※※
「うううっ」 そのうちに、多恵が目を覚ます。 「あれー、なんでしょうこれー」 多恵は、バスタオルを跳ね除けると、自分が裸であることに気がつく。 「やだ、私なんで身体がベトベトしてるのー」 自分の脇に、サラダ油がこぼれているのに気がつく。 「ああそうか、こぼしちゃったんだ」 タオルで拭いてみるが、拭ききれるものではない。 「うわ、股間にヨーグルトがべっちょりついちゃってる」 もったいないと、多恵は指ですくって食べてみるがやっぱりヨーグルトだ。 「ううん、掃除はあとにして、とりあえずもう一度シャワーに行きましょう」 多恵は、さっさとビニール袋の中に入れて片付けてしまうと、自分の身体を洗うべくシャワールームへと駆け込んだ。 どこか抜けている多恵は、自分の股間から流れ落ちる、ヨーグルトではない白い粘液には気が付きもしなかったようである。
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序章「OL 貴志川アユミ」 |
戸隠ミノル(とがくれ みのる)はツイている。 ミノルは、何をやらしてもダメで、ドン臭い。彼女いない歴三十二年のずんぐりむっくりとしたブサイクだが、それでも幸せだった。 何故なら彼は、生まれつき幸運の星の下に生まれた男だったから。 すべてのステータスが幸運値に割り当てられたような、そのラッキーさは凄まじく、道に落ちているお金を拾って生活できるほどだった。 本来なら、株式投資を始めるか、会社を経営するか、あるいはギャンブラーにでもなれば、巨万の富を得ることも可能だったろう。 しかし、彼はそれを思いつくような頭もなく、ボロいTシャツと灰色のスウェットのズボンという、薄汚れた浮浪者のような服装で今日も歩いていた。 お金など無くても、生きているだけで幸せ。彼は、そんな悟りめいた心境なのかもしれない。
今日も、ミノルが歩くところには、幸運が起こる。 時刻は夕刻だ。牛丼屋で三百七十円の食事を終えた今日の彼は、何となく用事もないのに人の喧騒に誘われて駅まで来て、そのまま駅から出る人をぼんやりと眺めていた。 そんな彼に、ピンと来るものがある。 彼が、立ち上がって足取りを追ったのは、一人の度の強いメガネをかけた真面目そうなキャリアウーマンだった。 肩を落として少しお疲れ気味だが、若々しい白い頬の下の涼やかな瞳と、ぷっくらとした血色の良い唇は麗しい。綺麗に化粧されたその相貌は美人OLと言ってよかった。濃青色のスーツに膝丈のスカートに身を包んだ彼女は、携帯電話で何か必死に話している。 帰宅途中ではあるのだろうが、まだ仕事の会話を続けているらしい。疲れを滲ませながらもため息混じりに指示を飛ばすその肩先で、艶やかなストレートの黒髪が揺れる。 その後ろを、ミノルがゆっくりと歩いている。
傍目から見ると、怪しいすぎる。明らかに怪しいストーカー行為だ。 しかし足早に帰宅を急ぐ人は、ミノルを咎めたりはしないし、後ろを付け狙われているメガネのOLは電話に集中していて全く気が付かない。 結局、女性が一人暮らしをしているマンションの部屋まで、彼女は不審な男に付けられていることにまったく気が付かなかった。 ミノルはマンションのセキュリティーなど気にもとめない。幸運の星の元に生まれついた彼は、そのようなものに止められると言う経験がなかったので、セキュリティーのことなど知りもしないのだ。 無知な人間こそが、どこまでも大胆に行動できる。 女性が自宅マンションの扉の中に消えると、なんとミノルもそのドアノブに無造作に手をかけた。
「……うん」
女性にとっては不運なことに、電話に夢中だったために玄関の鍵をかけ忘れてしまったのだ。 なまじ玄関ホールにセキュリティーがあるマンションのために、こういうミスをやらかしてしまうとも言える。そこをすり抜けて、不審者が入ってくるなんて考えもしない。 どちらにしろ、ミノルにとってはラッキーなことだった。 ミノルがしばらく玄関先で聞き耳をたてていると、バタンと言う音と共に、女性が奥の部屋に入ったのを確認した。 「お邪魔します」 誰に言うとも無く、小声でそう言うと、ミノルはリビングへとあがった。 ソファーの上に、カバンと携帯電話が乱雑に放り出されてる。疲れているにもかかわらず、無造作に脱ぎ散らかさずスーツとスカートだけは、シワにならないようにきちんとハンガーに吊るされているところに、女性の几帳面さがうかがえた。 ミノルは待てよと思う、スーツを脱いだということは彼女は……。
シャワーの音が聞こえてきた。脱ぎたての下着が楽しめると、脱衣所に飛び込んだ。 どこまでも、向こう見ずな行動だった。 いや、それはある意味で合理的かもしれない。シャワーを浴びている間に、さっさと下着を奪って逃げてしまえばいいわけである。 ミノルは、脱衣所の籠から脱ぎたてのまだ生温かい、ピンク色のショーツを拾って「フヒッ」と嬉しそうな笑い声をあげた。 そして、おもむろにクロッチ部分に鼻をつけて匂いをかぐ。 一日働いた女の汗が染み込んだショーツのスメルを嗅ぎながら、ブラジャーを広げて遊んでいる。 「やっぱり、すごい巨乳なんだな」 ミノルが彼女を追った理由の一つはそれだった。シックなデザインのスーツだったから目立ってはいなかったが、かなりの胸が大きい。 ピンク色のブラのサイズはFカップだ。ブラジャーの匂いも嗅ぐと、汗と香水が混じったような甘酸っぱい匂いがした。 かぐわしい香りに刺激されて、痛いほどに勃起した股間は、柔らかい灰色のスウェットパンツを押し上げている。どこまでも大胆なミノルは、その場で自分のパンツを下ろして、苦しくなっていた下半身を解放すると、今度はその場においてあった替え用の純白のパンティーを拾い上げて、穿こうとした。 「ううん、無理か」 太り気味のミノルに、スタイルの良い女性のパンティーを穿くのは難しい。無理にはこうとすればゴムがぶちっと切れてしまうし、そうなればどれほどの幸運に見舞われようとも侵入がバレてしまうだろう。 ミノルは女性のパンツを穿くという変態行為を諦めて、クロッチ部分に巻いてオナニーすることで妥協した。 ミノルの目的は、これからこのパンツを穿くであろう彼女と間接セックスを果たすことである。 仮に彼女が、知らずに穿いたとしても、マンコの表面に精液が付いたぐらいで妊娠はしないのだが、そこは幸運なミノルのこと。万が一ということがあるかもしれない。 「ううっ、射精する、孕ませるよ」 脱ぎたての生暖かいメスの匂いがするショーツの匂いをクンカクンカしながら、新しい純白のショーツを孕ませようとしたその時であった。 バサッと音がして、シャワールームのサッシ戸が開いた。
いつの間にか、シャワー音が消えていることに気が付かなかったのだ。ミノルは、壁際にしゃがんで下着でオナニーをした姿勢のまま、身動きが取れなくなる。 心臓が爆発するほど高鳴っているのだが、どうやらOLのお姉さんはミノルに気がついたというわけではないようだ。 「シャンプー、シャンプーっと」 ミノルのすぐ側にある、替え置きのシャンプーを手にとってもミノルには気が付かない。 それもそのはずで、このお姉さんはド近眼なのだった。メガネがなければ、視界はぼやけてしか見えないので、しゃがみこむ男に気が付かなかった。 それでもよく目を凝らせば気がついたはずだが、まさかそんなところに人がいるわけ無いと思い込んでいるので盲点になって見えなかったのだろう。 ホッとしたのもつかの間、リビングで携帯電話がけたたましい音を鳴らしてしまう。 「もう、何なのよ!」 お姉さんは、濡れた肌のまま大きなロケット型のオッパイをブルンブルン揺らせて、電話を取りに行った。 ミノルは大ピンチであるのに、とてもドキドキして股間をこする手を休めることができないでいる。 「もう、岸本じゃなくて貴志川です。貴志川アユミ。何回、人の名前を間違えたら気が済むんですか、はぁ年齢?」 お姉さんはそんなことを電話で言いながら、ミノルがしゃがみこんで縮こまっている脱衣所にまた戻ってくる。 「そんな個人情報! もう二十四歳ですよ。女性の年齢を聞くとか、あり得ないですけどね」 ミノルは(アユミちゃんって言うのか)と思うだけで、さすがに声は出さなかった。ここで何か一言でも発したらアウトである。 電話口で怒るたびに、アユミのオッパイがブルンブルン揺れている。 それでついに、「うっ」と声を上げて、指でつまめるほどのドロッドロの液体をパンティーのクロッチ部分にタップリと吐き出した。 ミノルは、ふわ~といい笑顔になる。 眼の前で男が射精したというのに、アユミは気が付かずに乳首をいじり始めた。みるみるうちに乳首が勃起する。 アユミは苛立つと、オナニーしてしまうという悪癖があるのだ。 もちろんプライベートで油断しているときだけである。女の一人暮らしにはいろいろあるのだ。 もちろん目の前でオナニーされたミノルはたまらずに、また濃いのをタップリと射精して真新しいパンティーを汚したのだった。 二回出して満足した、ミノルは無造作に汚れたパンティーを置くと、またシャワーを浴びているアユミの方にごちそうさまと言って、その場を後にした。
※※※
「ハーッ、疲れるやつばっかり、死ねっていうのよ」 ストレスと性欲のたまっていたアユミは、盛大にシャワーオナニーするとようやく満足したのか艶っぽい、ツルッとした顔で脱衣所に上がった。 そして、クロッチ部分にたっぷりとミノルの精液のついたパンティーを穿いて、一瞬違和感に顔をしかめる。 「ん?」 股にネチョネチョした感覚、普通なら気がつく。 しかし、よく身体を拭かなかったからかと思い直して身体にバスタオルを巻くと、そのままリビングへと上がってテレビを見だした。 ミノルがラッキーなら、それに付け狙われたアユミはアンラッキーであった。 テレビの好きな俳優を見ながら、また無意識に股間に手が伸びて濡れたパンティーごしにオナニーを再開する。 「あー、こんないい男いないかな。結婚したいな」 そんなのんきなことを言っている間にも、アユミの膣の中に悪い男の精虫が泳ぎまわっているのだが、それは彼女が知る由もないことであった。 「ああっ、ああまたイキそう……」 一度パンティーに射精されて空気に触れた精液が受精することなど、ほとんどないのだが、ミノルの出した精液が多量であったこと、アユミが自らの指で深く膣の中に注ぎ込んだこと、その日がちょうど排卵日に当たったことで受精してしまう。
※※※
ミノルとアユミの生活圏は割りと近い。 アユミがミノルの子供を受精してから一ヶ月ほど立った頃。 アユミは、早朝出勤するときにコンビニの窓ガラスの向こう側にミノルを認めて眉根を顰めた。 「キモッ」 エロ本でも読んでいるのだろうか、コンビニで立ち読みをしているミノルのスウェットパンツの股間がこんもりと盛り上がっていたのだ。 アユミは、あんな気持ち悪い男を放置しておいて、警察は何をやっているのだろうと心のなかで悪態ついた。 そこのコンビニで、朝食にサンドイッチでも買おうかと思っていたのだが、次のコンビニにするかと足を速めた。 まさか、その通りがかりのキモい男の子種を自分が受精していることなど神ならぬ彼女には気づきもしないだろう。 それに彼女が気づくのは、二ヶ月以上先の話であった。
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終章「女性専用車両 出産編」 |
「いや、夫以外の赤ちゃんはもうダメなんです!」
半狂乱になって泣き叫んでるのは、中藤エリナさん。二十四歳の主婦だ。 ミッちゃんに犯されそうになっている彼女を助けようと、私がミッちゃんを受け入れようとしたのはつい先程のこと。 エリナさんは、完全に錯乱していた。 本来ならば、綺麗に整えられているであろう亜麻色の長い髪を振り乱して叫んでいる。 本日『危険日』の彼女は、ミッちゃんに中出しされて孕まされる予定だという。 ミッちゃんは女性だから、女同士でまぐわっても子供はできない。 そう私が教えても、聞く耳を持たなかった。 ミッちゃんの方もあいかわらずで、私がミッちゃんを男性であると認めれば、エリナさんを犯すのを許してやると言うだけ。 エリナさんを説得するのは諦めた。 こんなに嫌がっているんだ、私が代わってあげればいい。 私はしょうがなく、ミッちゃんを男性だと口先だけで言うことにした。あくまで口だけ、合わせるだけだ。 「じゃあ、男としてアヤネちゃんを犯してもいいんだな」 「なんでそうなるんですか」 本当は認めてないけど、ミッちゃんを男性だと言っただけで、吐き気がする。認めてないのに、想像してしまっただけで吐きそう。 「うっ……」 「どうした、つわりか」 ニヤニヤといやらしい笑い。たしかに元々醜い顔だけど、こんなに不快感を覚えたことはなかった。 「違います、つわりなんて」 「生理、ずっときてないんだろ」 こんな醜い男の人に犯されてしまったのだ。 もしかしたら、妊娠。そんなの……冗談じゃない! 「単なる生理不順です」 そう言いながらも、続々と胃の腑から嫌悪感がせり上がってくる。 「そうかな、もうこのお腹に俺の子が入ってるんじゃないのか」 私は、そう言われただけで口を抑えて立ち上がった。 吐き気が耐えられそうにない。 「ううっ」 「おい、キタネエな。誰かゲロ袋、ああこれでいいや」 私はミッちゃんに渡された袋に吐瀉物をまき散らした。
「やれやれ、本当につわりだな。萎えるぜ。それ捨ててこい」 近くにいた女の子が、私の吐いた袋を受け取ると男性車両との連結部分までいって、思いっきり男性車両の中に投げ捨てた。 ぎゃーという悲鳴が聞こえたが、バタンと扉を閉めると喧騒も聞こえなくなった。 シュッシュッと、周りの女性が消臭スプレーを振ってくれて匂いも消えたのはありがたかったけど、こんなことしていいのかしら。 「すいません」 「いいよ、つわりは仕方がない」 許してくれるのはいいけど、癪に障ることを言う。 「だから、つわりじゃないですって」 「だから、相変わらず物分りが悪いなあ、俺を男と認めるってことはそういうことなんだぜ」 私はミッちゃんに指を突きつけられて、唖然とした。 (そっか、そういうことなのか)と思った。 自分がミッちゃんを男だと受け入れることは、男の汚らしい体液を受け入れて、その結果までを身体に引き受けることだ。 そうしなければ、エリナさんは救えないのだ。 「さあどうする、ゆっくり考えろ。本当はアヤネちゃんにフェラチオしてもらおうかと思ったんだが、仕方がないからエリナに舐めてもらうか、おい」 エリナさんは、渋々と言った顔で、ミッちゃんが突きつける大きなクリトリスを舐め始めた。 いや、オチンチンだったか。 ミッちゃんが女ならクリトリス、男ならオチンチンなのだ。 私は、どちらを選ぶのだろう。 頭が重くなって、私は座席に腰掛ける。外の景色は、やはりゆっくりとスローモーションで動いていく。 私がミッちゃんを男性だと受け入れれば、エリナさんは救われる。 私が拒否すれば、エリナさんは……。
おかしい、考えていてわからなくなった。 エリナさんはペロペロと、ミッちゃんのたくましい肉棒を舐めている。 先っぽから垂れ落ちる汚らしいカウパー液を、ズズズッと音を立てて啜っている。 エリナさんは、あの嫌な匂いのする肉棒を私の代わりに舐めさせられているのだ。 私が助けないと、彼女は救われない。 「やっぱり、人妻のフェラチオは最高だな、今頃旦那は会社に行って仕事してんのかなあ」 エリナさんは、形の良い眉根を歪めて不快感を露わにしたが、何も言わない。 ただ一心不乱に、ミッちゃんの肉棒を舐め続けている。 そうすることでしか、解放されないと知っているから、一刻も早くこの責め苦を終わらそうとする。 「そろそろイキそうだ、ちゃんと飲めよ!」 ミッちゃんがそう言うと、エレナさんの頭を押さえて腰を顔に押し付けた。 無理やり、押さえこまれて仕方なく喉を鳴らして汚い液体を飲まされているのだ。 見るだけで吐き気がする。 思えば、私もアレを何度もされてきた。 苦くて、吐き出したくなる味を、つい思い出してしまう。 また吐きそう。 「もう満足しましたか」 エリナさんは、上目遣いにミッちゃんを睨みつけている。 「今日は口を洗うなよ」 「そんな、どうしてそんなことを言うんですか」 エリナさんは情けない顔をする。そのミッちゃんの言葉に、従わざる得ない立場なのだ。 「良いことを考えついたんだよ。お前、そのまま口を洗わずに家に帰って旦那とキスしろよ」 「そんな嫌です」 頭を振って、エリナさんが拒絶します。 「じゃあ、中出しセックスがいいのか」 「ぐっ、わかりました」 なるほど、それを言われるから、逆らえないのか。
「他人ごとじゃないぞ、アヤネちゃん。もう決めたのか、自分かコイツか、どっちを犠牲にするのか」 ミッちゃんは、そういうと私に決断を迫ってきた。 「私が犠牲になります」 そう言うと、エリナさんがぱっと顔を明るくして「ありがとうございます、ありがとうございます!」と叫んだ。 私は、私の意志で助けると選択したのだ。 お礼を言われることではない。 「やっぱり、アヤネちゃんは性根のいい女だな」 「褒めていただいて光栄ですね」 私は精一杯の皮肉を言った。 「じゃあ、今日大学の授業が終わったら、この住所まで来てくれ」 ミッちゃんは、私にメモ帳を渡してきた。 住所が書かれている、これってミッちゃんの家? 私の反応を見て、ミッちゃんが笑った。 「そうだよ俺の家だ、断れると思うなよ」 「わかりました」 私は、大学の講義を終えた後、指定された住所に向かった。
※※※
「何このボロアパート」 ミッちゃんは、こんな場所に住んでいるのだろうか。 呼び鈴を鳴らすと、すぐに出てきた。ミッちゃんは、タンクトップにトランクスというラフすぎる恰好だった。 「よお、入れよ」 「お邪魔します」 四畳半のいつ掃除したんだろうという、シミが沢山ついた汚らしいアパートの一室。食べたら食べっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなしというひどい生活が容易に想像できる。 こんな汚らしい場所に、よく人が住めるものだ。 まあ、汚らしいオジサンには、似つかわしいとはいえるかもしれない。 「座れよ」 どこに座ればいいというのだろう、まさか万年床となっている布団の上にってことだろうか。 見渡しても、他にはないので私は嫌だなあと思いながら、仕方なく座る。 「ところでアヤネちゃん、俺のことをどう思ってる?」 「どうって言われても」 特にどうとも思っていない。 「男性としてきちんと見てるかって聞きたかったんだがな」 「ああ、それなら今は女性として見ていますけど、男性として見なきゃいけないんですよね」 「そうだ、というかなんで俺のことを女性だと思ってるんだ。不思議じゃないか」 ミッちゃんは、そういうとトランクスを下ろした。 ビーンと勃起したグロテスクなオチンチンが出てくる。 「やだ、なんで脱ぐんですか」 「これを見て、なんで俺を女だと思ってるのか聞きたいと思ってな」 どうしてだろう、たしかにここで見るとオチンチンにしか見えない。 よく考えてもわからないけど、女性車両に居たから女性だと思い込んでしまったのかもしれない。 男みたいな女性のミッちゃん、いえただの中年男性、中畑道和、四十二歳。 「うううっ」 「なんだまたか、俺の家で吐くなよ」 私は、強烈な吐き気をこらえる。 頭がグラグラして、倒れそうになった。汚らしい布団の上で寝たくないという気力だけで、何とか意識を保っている。
「おっと」 道和が、よろめいた私を支える。お尻をさする手がいやらしい。 「やめてください、いやらしい」 「何だいまさら、もう何十回も、何百回もいやらしいことをやっておいて、俺の子供だって孕んでるんだろうが」 お腹をさすられながら、道和に言われて私は青ざめた。 確かに、やってしまったことは確かだ。 なんで私は、あんなことをしてしまったのだろう。道和が女性ではなくて、おっさんだとしたら、私は取り返しのつかないことをしてしまった。 本当に妊娠してしまったかもしれない。 そう思ったら涙が溢れてくる。 「うう、ひどい」 「泣いてる場合かよ、エリナを助けたいんだろう。だったら、お前が犠牲になって抱かれるしかないんだよ。わかるか」 「それは分かりますけど、でも嫌です」 「俺のことが、嫌いか?」 「そんなの当たり前でしょう、好きとか嫌い以前の問題です。気持ち悪い」 私の乳房を揉みながら、道和はニヤッと笑った。 「何とでも言えよ、その気持ち悪いおっさんの赤ちゃんを孕んじまってるんだから、全部自分に返ってくるんじゃないか」 「いやああぁぁあああ」 私は、堪え切れず、ついに子供みたいに号泣した。身体から力が抜ける。湿った万年床に、押し倒されて服を脱がされて、なすがままに下着をむしり取られた。 弾けるように張った大きな胸が、悲しく揺れた。 「まだ母乳はでないのか」 乳房がちぎれてしまうんじゃないかと言うほどに強く揉みしだかれながら、耳元でささやかれる。 そういえば最近やけに胸が張るのだ、妊娠しているせいかもしれないと思うと、恐ろしくなった。 いや、妊娠なんて私は絶対にしていない。
「いや、違うから離して」 「こんなに乳首を硬く勃起させて、それはないだろう」 哀しいかな、私の身体は男の激しすぎる愛撫にもすぐ反応して、カチカチにそそり上がってしまった親指大の乳首を、道和はデコピンで弾いた。 その瞬間にビーンと、身体に電撃が走る。 「うそぉ」 「うそぉじゃねえよ、スケベ女が」 いつの間にか、こんなにも感じさせられるようになっている。乳首を男の太い指で強く扱き上げられるたびに、私は嬌声を上げる。 「ふぁんっ、そんな乱暴にっ、いやぁ」 「ハハッ、いやぁとか、どの口がいってるんだよ」 私の口はいつの間にか半開きになって、ヨダレを垂らしていた。 そのまま、男の臭い舌をねじ込まれて唾液を流し込まれても、逆らうこと無く飲み込んでいく。 唇の中をタップリと舐めまわされて、吸われる。私は自然と、自分から舌を使って男を求めていた。 何十回も繰り返した行為なのだ、意識が遠退けば身体が勝手に動いてしまう。 「もう下の準備もいいようだな」 「何をっ、あぁッ、するつもり」 「何をってナニをだな」 男は、そのまま凶悪に大きく張り出した部分を私のくぼんだ部分にめり込ませる。こんなのないと思うのに、私の身体はやすやすと受け入れてしまう。 無垢だと思った私のくぼみは、完全に男の形を覚えていた。 「ああっ、そんなっ、あひぃ!」 そのまま後ろから乱暴にガンガンと腰を使われて、大きな乳房を弄ばれる。 乳首を摘んだかと思えばいきなり揉み潰し、敏感すぎるクリトリスも乳首と同じように容赦無くクニクニと拗られた。 「ひゃぁ、いやだっ、感じる、感じるっ!」 「ハハッ、そりゃ感じるだろ。毎回いやらしくヨダレを垂らして、アクメってるのに、いまさらカマトトぶってもしょうがねえ」 私は、身体で一番敏感な器官を乱暴に扱われて、それなのにそれでバカみたいにきもちよくなって絶頂へと登っていく。 もはや、自分から腰を振って男を求めていた。 激しいオーガズムに脱力した私は、男の身体に身をもたれかかるようにして、深々と道和の肉の塊を一番奥深いところに受け入れたままで、何度も何度も身体を痙攣させていってしまった。 「ああっ、あああっ、おかしくなる、おかしくなる!」 「ほら、イケッ! アヤネ、イッてしまえ!」 「いきたくない、いきたくないのに、イクッ! イクッ!」 私は何度も、あられもない声を上げながら絶頂した。一度ではすまない、何度も何度も嫌いな男に身体を弄ばれながら、オーガズムを駆け上った。 道和の汚らしい部屋に、クチュッ、クチュ、ヌチュ、ヌジュウとイヤラシい音が響く。 「ああっ」 私はもう茫然自失となり、自分の肉と男の肉がぶつかり合う音を、他人ごとのように聞いていた。 もはや、嫌悪感も快楽もごちゃ混ぜとなって、濁った私の心は何も感じない。 ただ感じるのは、私の下半身についている肉の塊で、私の意志とは関係なくピンク色にぬらぬらと蠢くヴァギナは、オスの生殖器を吸い続けて、絶頂へと導いていた。 「うあっ、アヤネ俺もイクぞっ」 「イクッ、イクッ!」 私は男の声に合わせて、そう叫びながら手足でギュッと抱きしめて、また絶頂に達した。 ドクッドクッと男の体液が私の奥深いところに炸裂する。 その白い飛沫を、私は全身を震わせるようにして最後の一滴まで絞りとっていたのだ。
「ああっ、気持ちいい、こんなことして気持ちいいなんて、私じゃない」 「まだいってんのかよ、もうビョーキだな」 「ちがう!」 「ほら、ここに中出ししたやった精液を、マンコからぶちまけてみろよ。布団を汚されても困るからな」
私の身体はもう言いなりだった。道和に命じられるまま、私は黄緑の洗面器の中に中出しされた精液をマンコからポタリポタリと落としていく。 ああ男の道和にされてしまったんだと思ったけど、私はそれでもどこか他人ごとのように思っていた。
「さあ、ションベンをするんだよ」 「うううっ」 私は、シャアアァァと音を立てて、黄色い飛沫をぶちまけた。 したくないのに、命じられると逆らえない。 私が滝のように注ぐションベンに、何かプラスティックの棒状のものを突っ込んだ。
「なにそれ」 「妊娠検査薬」 私の顔が、自分でも分かるほどにぐしゃっとゆがむ。 ついに決定的な結果が出てしまう。 「やめて!」 「なんでだ、妊娠なんかしてるわけないってお前が行ったんじゃないか」 「そうだけど怖い」 「まあ待てよ、すぐ結果が出る」 ニヤッと笑いながら、道和は棒状のものを見守っている。 「もうやめてよ」 ひったくろうとする、私の手をはねのけておどけた様子でプラスティックの棒を確認すると、道和は狂喜しておめでとうと叫んだ。 「見たら分かるよな陽性だ」 「うそ!」 「現実を認めろよ、ほらここに紫のラインが……」 「いや、こんなの嫌、絶対に認めない。認めるもんですか!」 「お前が認めないと、エレナがどうなるか」 「関係無いです、私は妊娠なんかしてない、こんなの私じゃない」 「ほお」 道和が悪魔のような醜悪な微笑みを浮かべた。 先ほどの、悪ガキのような笑いとは違い、私の心を底まで見透かすような恐ろしい笑いだった。
「こんなのイヤァァァ!」 駄々をこねた子供のように、泣きはらして絶叫した私は、ついに意識を飛ばして倒れた。 何もかも最低だった。
――ここで、私の時間の感覚は逆転する。
これまで散々と引き伸ばされてきた永久とも思える時間が、その不足分を埋め合わせるかのようにギュッと濃縮されて、一瞬で過ぎ去っていく。 気がつくと、女性専用列車の座席に座っている、私のお腹は大きく膨れ上がっていた。
「臨月だってな」 「違います、これはただちょっと太っただけです!」
バシャと、私の股で水袋が弾けた音がした。
「破水が始まったみたいだな、ちゃんと産婆も用意したし、そのまま列車は車庫に入るようにしてあるから、産んでいいんだぜ」 「あっ、産むって何を言ってるんですか、わけがわかりません!」
お腹が苦しい、痛い、早く病院に。 そう思ったときは、もう病院の分娩台だった。
「大丈夫ですか。お母さん、ハッハッフーでいきんでくださいね」 「私、お母さんじゃない……」
若い産婆さんが、隣で励ましてくれるけど、私はわけがわからない。
「この期に及んで、まだそんなこと言ってるのかよ、これを見ろよ」
道和が、大きな鏡を取り出して、今の私の姿を見せつける。
私のオマンコから、黒い髪の毛をした頭が飛び出ていた。 それを他人ごとのように一瞬見つめて、私なのだと思うと、ヒグッと身体中が震えた。身体がまっぷたつに割れそうな激痛が、それを事実だと知らしめる。
「ひぎゃああぁぁアアアァアァァア」
私のの意識は、一瞬で焼き切れて吹き飛んだ。 やがて、激しい叫びとオマンコが壊れそうな激痛とともに、放り出される命。
健康な母胎は、母親の意識とは関係なく、新しい命を生み出したのだ。 私の獣のような叫びは、へその緒で繋がった赤子の泣き叫ぶ声と重なり、世界にこだました。 それをもう一人の私が、どこか違う場所から見つめていた。 私は、嫌いな男の赤ちゃんを産んでしまったのだと。認めない私と、諦めて認めた私とが同居した。
――また時間は加速する。
「一人目は男の子だったようだから、二人目はぜひ女の子をひり出してもらおうかな。お前が俺を男と、いやお前の赤ん坊の父親と認めるまで、永久に俺専用の赤ちゃん製造機として奉仕してもらうぞ」 「違う、違います。私はまだ処女で、男の人とは経験がなくて、赤ちゃんなんて赤ちゃんなんて産んでません……」
私の悲痛な声が、列車の通り過ぎる音と共に遠くなっていく。 これはありふれた朝の通勤時間の悲劇の一コマに過ぎない。
例えば、私の前に立った亜麻色の髪の女性。 その優しげな顔は、鬼のような形相に変わっている、お腹は膨れ上がってもう出産間近のお母さんだというのに。
「あっ、エレナさん」
私は濁った意識から、ようやく彼女の名前を思い出すと同時に、思いっきり平手打ちで頬を叩かれた。 痛いッ、顔が痛いというより、心が痛かった。私は、何か彼女にとても悪いことをしてしまったような気がする。 それが何だったのか、思い出せないままで私は謝罪した。
「貴女のせいです、貴女のせいです、貴女のせいです貴女のせいです貴方のォォ!」 「ごめんなさい!」
悲痛に泣き叫ぶ、不貞の子を孕んだエレナを、後ろから優しく慰めたのは、十八歳以下にしか見えない二児の母な少女、ユナちゃんだった。
「エレナさんはついに壊れちゃいましたよ、貴女がわるいんですからね。アヤネさん」 「そんな私なの、私は何もしてないぉ!」
ユナは年の割に大人びた表情で、ため息をつくと私の前にほっそりとした指を突きつけた。
「出産おめでとうございます。私もまた新しい子供を出産しました、うちのお母さんもまた孕んでるし、家庭はもうむちゃくちゃですよ。見事に女の子だったから、アヤネって名前を付けました。こんな家庭環境で、どんな子供に育つんでしょう。楽しみにしておいてくださいね」
「そんな、私は、私のせいじゃない!」
私の叫びを、ユナは鼻で笑って、エレナの手を握って去っていった。
孕まされる女達、壊れゆく家族の形、罪の連鎖は、運行を止めることがない列車のように止まらない。 一度走りだした『女性催眠車両』は、これからも止まること無く、永久に運行し続けることだろう。
私の耳に、男の笑い声が聞こえた。 いや、あれは女の人だったよね。だってここは、女性専用車両なんだから。
「女性洗脳車両」 完 著作ヤラナイカー
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新年の抱負! |
タイムストップ・ブラジャーホックの六巻目をでじたる書房さんに出展しました。 ほどなく、許可が出れば出展されると思いますのでよろしくお願いします。
去年はいろいろなことがあり、俺もプロの作家のになれたりしました。 (こっちの活動とは、分けてあるので内緒ですが)
出展してるなかで、完結していない長編がタイムストップ・ブラジャーホックだけなので 今年は完結を目指してやっていこうと思います。 余技だと思って先伸ばししているといつまでも出来ないので今年は決心してやります。
おもえば、何度も書き抜こうとチャレンジして、これだけ何度も途中で止まってしまったのは アイデアの大きさに作家としての力量がついていかなかったからだと思います。 自分の力量も追い付いてきたと思いますので、これまでの集大成のつもりで完結まで走ろうと思うのでどうぞよろしくお願いします。
4月3日追記、なんとか更新間に合った。一ヶ月に一回でもキツいですね。本当は、エイプリルフールネタで一つ考えていたんですが、間に合わなかったな。来年できたらいいですね。 いろいろ消化不良だと思うので、いまの中学の子の話はもうちょっと続きます。 一応終わりまでプロットは組んであるので、なんとかなると思うのですが、今年は俺も一応プロの端くれになってるので(といってもラノベですが)ソッチのほうの締め切りがきつくて こっちは趣味の位置づけでやってますので更新速度でご迷惑をおかけするかもしれません。とりあえず更新停止の広告がでないようにはしないと……。 一応見直しはしてますが、クオリティー低くなってるかもしれません。こんなところまで気がついて読んでくださってるかたはありがとうございます。
5月1日追記 GWですね。忙しいながらも充実してます。時間的な制約もありますが、こちらのほうもできうる限り良いものが書ければ良いなと頑張ってます。
10月2日 更新三ヶ月も遅れる。申し訳ないです、本業の方でイッパイイッパイでした。こっちは息抜きで書いてるのですが、息抜きもできなくなるとは思わなかった。 突然止まったりすることがあるかもしれませんが、きちんと最後まで書くつもりですのでよろしくお願いします。
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第六章「女性専用車両 受精編」 |
「だからミッちゃん、いくら中で出したって、女同士でやっても妊娠なんかするわけありませんから!」 このオバサンは、女同士なのに何を言っているのだろう。
確かこのオバサンは、ミチカズという名前だったか、名前も男っぽい。外見上は男にしか見えない。 でも男にしか見えない女性なんていくらでもいるし、オバサンとオジサンの見分けなんてつかないものだ。 私は、アナタは女ですよという意味を込めて、この中年女性を「ミッちゃん」と呼んでいる。 女性専用車両に乗っておいて、「自分は男だ」とか、このオバサンは何を言ってるんだろうと思う。 少し頭がおかしいのかもしれない。
私は、ミッちゃんに、なんだかんだと理由を付けられて裸にされる。 だってこのオバサンは、自分は男だと主張しておいて、それを証明するためなんて言いながら、目の前で裸になるのだ。 おかしいことをおかしいと言わないではいられない私は、つい売り言葉に買い言葉で、私も身をもって「ミッちゃんが女であることを証明する」なんて言い返してしまう。 確かに、ミッちゃんにはおっぱいがない。 「ほら、俺のどこが女なんだよ」 「胸のない貧乳の女性なんて、どこにでもいます」 ミッちゃんは、癪に障る笑い声を上げる。 「ハハッ、アヤネちゃんは、自分がこんなエロい乳をしておいて、そういうのか」 「触らないでください」 私が嫌がっているのに、その抵抗を逆に楽しむように揉みしだいてくる。いや、揉みしだいてくるだけではすまない、私のまだ男に触れられたこともない乳首を、痛いほどに思いっきり引っ張って、伸ばそうとしてくるのだ。 「女同士だから、触っていいんだろ」 「限度があるでしょう」 そう注意しても、ミッちゃんに限度なんてあるわけがないのだ。 執拗に乳首を弄られて、私の先っぽは硬くなる。 「あっあっ……このぉ」 「なんだ、感じているのか」 「女同士ですよ、感じてなんて」 「いいんだぜ、女同士だってこんだけされたら、気持よくなっても良いだろ。アヤネちゃんは、ただでさえこんなエロい乳してるんだから、しょうがない」 そういいながら、乱暴に乳房を強く握り、無茶苦茶に強くしごきはじめる。 こんな乱暴なやり方、絶対に痛いだけだったのに、近ごろは激しくされるほどなんだか気持ちが高まってしまって、腰が抜けそうになる。 ミッちゃんは、私の切なく勃起した乳首を、チュウウッと音を立てて啜った。 「ううっ、ああん!」 男に触られたこともないのにこんなにされてと悔しいけれど、私はその瞬間にイッてしまった。 そうだ、女同士でも、気持ちよくなるのは仕方がないから。
「アヤネちゃんもう、ビチョビチョじゃないか」 私は電車の座席の上で、大開脚のポーズを取らされている、 ミッちゃんが指で私の股を開くと、なかからじゅわっと密が溢れてくる。 「しょうがないじゃないですか」 あれほどやられたら、愛液だって出てしまう。 「クリトリスこんなに勃起させてさ」 「それは、ミッちゃんがこんな変な器具をハメるからぁ!」 そうなのだ、私のピンク色のクリトリスの根本に、皮を剥いて常にむき出しする器具がハマっている。 今もギンギンに勃起させているが、まるで男の陰茎のようなミッちゃんのクリトリスを指して、そんな大きなクリトリスだってあり得ると言ったら。 じゃあ、自分でもここまで大きくしてみせろと、こんな器具をハメられたのだ。 私は、男のチンポぐらい大きなクリチンポだってあり得るということを証明するために、クリの皮を剥いて、いっつもオナニーして大きくしておかなければならない。 陰核が刺激されれば、愛液だって出るのはしょうがない。 おかげで、私のパンティーはいっつもグショグショなのだ。 「ああ、わかったすぐハメて欲しいんだな」 「そんなの頼んでません!」 頼もうが、頼むまいが、オバサンが私にそのボッキボキに固くなった一物を挿入することに違いはない。
ほら、伸し掛かられた。 「アヤネちゃんのオマンコ、だいぶこなれてきたな、キュンキュンに俺のを締め付けてきて喜んでるぞ、気持ちいいんだろ」 「知りません!」 自分のお腹のなかの、内側の肉がキュウウッとすぼまって、オバサンのクリチンポを包み込むのが分かった。 ミッちゃんは、私のおっぱいをもみくちゃにしながら、乱暴に私の体の芯が痺れるぐらい激しく突き上げる。 こんなの、痛かったはずなのに、気持ち悪かったはずなのに。 今の私は、いつの間にかメスの鳴き声を上げている。 「あああっ、いやっ、だめっ、イクゥ、イクッ!」 「ほら、イケよ!」 ガンガンとお腹の奥を突かれて、私はたまらずに叫んでしまう。ビリビリとした電撃が身体中に走って、私の頭を真っ白に漂白する。 「あああっ、おおおっ……」 「ふへぇ、おいアヤネ、すげえエッチなイキ顔してるぞ、分かってるのか」 私はろれつが回らず、バカになってしまったみたい。 「ふぉんなの、わかんふぁい……」 気持よすぎて、オバサンがなんだかとても可愛く見えてきた。 不細工な、加齢臭プンプンの薄汚いおっさんみたいな顔なのに、ちょっとカッコイイような錯覚に陥ってる。 「くっそ、たまんねえなアヤネの顔、おい、中でイクぞっ!」 「ダメッ、ダメッ、いやっ、イクッ!」 イヤダメと言いながら、何がイヤなのかすら自分には分かっていない。 これは、うわ言だ。
ただ『来る』とは分かった。私のおっぱいを指が沈み込むぐらい強く握りしめながら、ミッちゃんも絶頂に達したのだ。 繋がっている私の膣が、ギュッとミッちゃんのクリチンポを締め付けた。 私の中で、大きく膨れ上がったミッちゃんのクリチンポから、ビュルッ、ビュクッと私の腹の奥に思いっきり温かい塊が流れこんで来るのを感じる。 私の奥底の袋が、『何か』でいっぱいに満たされる。 この感じ、最初とても嫌だったのに、今では癖になってしまう。 もちろん今だって、ミッちゃんのクリチンポで中をかき回されて、温かい『何か』を注ぎ込まれるなんて嫌だと思う。 だから嫌だって言ってるのに、口にした「イヤ」って言葉は、だんだん嫌ではなくなっているのだ。 「ふうっ、アヤネがあんまりエロいから、早くいっちまった」 「ううっ」 私はエロいのだろうか、泣きたくなる。 そうではないのだと思う気持ちと、そうかもしれないと思う気持ちが両方湧いてくる。 ズルっと引き抜かれると、私のぽっかり空いた膣から『何か』がドロリと、こぼれ落ちた。
「ここまでやっても、まだ俺を男と認めないんだな」 「もう何度繰り返したか、分からないですね」 「やっぱりアヤネは、他のやつを巻き込んだ方がいいのな」
ミッちゃんの言ってる意味がわかりません。
「おい、ちょっとこっちこいよ」 ミッちゃんが、小さい女の子を呼ぶ。
「どうもお久しぶりです、アヤネさん。私は十八歳以上です」 「えっと誰でしたっけ」 十八歳以上っていきなり自己紹介されても、長いさらさらした黒髪で、白いワンピースを来た背丈の低い少女は、どう年重に見積もっても十四、十五ぐらいにしか見えない。 初対面だと思うが、なんでこの少女は、私の名前を知っているのだろうか。 「ユナと申します、お名前をお教えしたのはこれが初めてですね。まあどっちでもいいことですが」 「アヤネ、今からこの女に射精して孕ませて、俺が男だってことを示すぞ」 「ええっ、何を考えているんですか!」 いくら女同士だからって、こんな小さい子にあんな凶悪なものを入れるだなんで。 「私が小さく見えるのは、子供らしくツインテールに髪をくくっているからでしょう。今から私が大人だという証拠をお見せします」 そう言うと、女の子は白いワンピースの前をたくしあげて、私にAカップの薄い胸を見せた。 乳首がやけに大きく勃起して、乳輪が褐色なところ以外は、おかしいところはない。 「それがどうしたの」 「わたしは、すでにこのミチカズさんの子供を妊娠して、出産を経験しています」 「まさか」 その小さな体躯は、子供が産めるような体型にはとても見えない。 「コレでもそう言えますか」 小さい胸を指で摘むと、ユナと名乗る少女は乳房をしぼり出すようにして、ピュッと母乳を飛ばした。 「母乳?」 「ええ、そうですよ。赤ちゃんを出産しないと出ないものですよね」 小さい乳房に対してやけに大きく勃起した褐色の乳首から、ユナは真っ白い母乳をぽたぽたと垂らしている。
「おっと、もったいねえ」 ミッちゃんは、エネルギー補給させてもらうわと、ユナちゃんの乳首に吸い付いて赤ちゃんのように母乳を啜った。 「まだユナのは、酸っぱいな」 「すいません、やっぱり栄養が足りてないんでしょうか」 ユナちゃんは小柄で痩せているから、乳の出が悪いのかもしれない。 ミッちゃんは、ユナちゃんの剃り上げられたツルリとした股間に手を伸ばして、オマンコをかき混ぜながら言う。 「俺はいいけど、俺のガキにはしっかり甘いのを飲ませてやらないといけないから、まあ、いまからたっぷり栄養をくれてやるけどさ」 「栄養ですか」 「ああ、またガキができてしまうかもしれないけどな。お前は何人ぐらい子供が欲しいんだ」 「あの、子育ては大変ですし、一人で……」 ユナは鼻息あらくして顔を近づけるミッちゃんから、顔を背けた。 「ちょっと、嫌がってるじゃない」 私もさっきまで、ミッちゃんに突き上げられて息も絶え絶えで、人のことを心配している余裕はなかったのだが。 さすがに、これは口を挟まない訳には行かなかった。 「嫌がってるのかユナ」 「いえ……」 ほれみろって顔をするミッちゃん。 「それは、貴方が威圧してるだけでしょう!」 「あれほど喘がせてやったのに、まだ吠える気力があるのか。やっぱアヤネちゃんは最高だな、それじゃあ俺を男だと認めたら止めてやるよ」 私は、ぐっと下唇を噛み締める。 ありえないことだけれど、もしミッちゃんを四十二歳の中年男性、中畑道和と認めてしまったらどうなるだろう。 あの凶悪に反り返ったクリチンポが、実は本当に男の人のおちんちんで、私は処女を奪われてしまっていて、たくさんたくさん中に男のくっさい精液を注がれてしまっていたとしたらどうなるだろう。 そうだったら、私は妊娠してしまっているかもしれないと、ゾッとする。
「怖いんだろう認めるのが」 私の心を見透かすように、ミッちゃんは私の乳房を弄びながら、耳元でささやく。 「私が怖い?」 「そうだ、やっぱり自分が可愛いからな、俺が男でお前は散々男に弄ばれていたんだと口にだすのも怖いんだろ」 「それは……」 否定はできなかった、でもここは女性車両でそこに居るミッちゃんが男なわけがなくて、私は正しいことを言っているのに。 「お前が俺を男だと言えないなら、ユナちゃんへの孕ませは続行だな」 にやっと、ミッちゃんは笑う。 私は悔しさにギリッと歯を軋ませたが、それだけだった。 どうしても、口をついて「貴方は男性です」って言葉がいえない。嘘でもいいのに、言うだけなのに、それがどうしても意地になって言えない。 ユナちゃんが、フッと私に微笑みかけると「アヤネさんいいんですよ」と呟いた。 「何がいいのよ、嫌なんでしょう。嫌だったら嫌って貴女が拒否すれば」 「嫌ではないんですよ、ミチカズさんに犯されるのは気持ちいいですし、ただまた赤ちゃんができてしまうと、うちの家庭は今崩壊の危機なので困ってしまうなと思っただけで」 この子は何を言っているのだろうか。 「ミッちゃんは、女の人だから犯されても赤ちゃんはできないわよ」 その言葉を聞くと、ユナちゃんはハハッと乾いた笑い声を立てた。 「私もそう思ってた時期がありました。この人の子供を出産するまでは……」 「ユナちゃんは、小さいんだから辛いでしょう」 ミッちゃんのクリチンポは大きい。 こんな小柄な娘に、突き刺さったらと思うと、それだけで痛々しい。 それを聞くと、またユナちゃんがアハハと笑った。 「いいですよ、見せてあげますよ」 ユナちゃんは、ワンピースを脱いで全裸になると電車の赤い座席に座って大股開きになった。 「ほら、すごいでしょう子供を産んでるんだから、当たり前ですが」 小さいユナちゃんに似つかわしくない、赤黒いビラビラのついたオマンコ。妊娠したせいで色素沈着しているのかもしれない。 細い足を広げて股を開くと、ぽっかりとオマンコには大きな穴が開いていた。 「すご……」 失礼だから、他人の性器なんて見てはいけない、そんな常識がどこかに消えてしまっていた。 ユナちゃんが、指で押し開くと奥のピンク色の子宮口までぽっかりとみえる。その愛液でネトツイている、ピンク色のいやらしく蠢く肉の空洞を、私は息を飲んで食い入るようにジッと見つめていた。 それだけの、驚きがあったのだ。母乳を絞り出してすら、私はユナちゃんが妊娠しているなんてことを信じなかったが。 この時、初めて「ああ、この子は産んだんだ」と分かってしまった。
そこに乱暴にミッちゃんが、いきり立たせたものを突き入れた。 「そんな小さな子に、前戯もしないで!」 「ぁ、あっ、大丈夫ですっ、アヤネさん、私はいつもヌレヌレです、気持ちいいですよ!」 「おらおら、どうだユナ!」 「あっ、あっ、気持ちいいですよ! ミチカズさんのおちんちんは最高です!」 私は口を挟むこともできず、自称十八歳の小さな子と、ミッちゃんが獣のように交合しているところを見ているしかなかった。 あんな小さな足の、小さなお股に、ぽっかりと空洞が開いていて、反り返ったミッちゃんのクリチンポを受け入れるなんて信じられない。 でも、現実に起こっていることだった。 「気持いいけど、赤ちゃんができたら困ります!」 「おら、何が困るだ。せっかく気持ちよくしてやってんのに!」 ミッちゃんは、ユナちゃんの拒絶に腹を立ててツインテールの髪を掴むと、小さな唇に舌をねじ込んだ。 「んんっ」 チュパっと音を立てて、キスをすると小さな顔を大きな舌でベロンベロン舐めまわして、その間もパンパン!と激しく音を立てながら腰を突き上げた。 「ひゃぁ、ひゃぁ! イクッ! イグッ!」 ユナちゃんは可愛らしい悲鳴をあげて、全身をブルンと震わせた。そのオーガズムの波で、キュウッとマンコが閉まったのだろう。 元は小さな穴だったのだから、凶暴に置くまで突き入れている凶悪な肉棒を、その幼い膣襞で扱き上げた。 ミッちゃんは、更に快楽を得ようと食らいついてくるピンクの膣襞を擦り上げながら激しいピストンを繰り返す。 「ひっ、ヒグッ!」 ユナちゃんはイったにもかかわらず、その直後にさらに激しい衝撃を与えられて、口元からヨダレを垂らしてアヘっていた。 もうさすがに私も、ユナちゃんのことを小さい子とはいえない。
その汗に額をテカらせた顔は、ちゃんとよがり狂うメスの顔をしていた。 「おら、次はバックで突き上げてやる」 「ああっん!」 オジサンは、ダラっとしたユナちゃんを座席から立ち上げさせると、座って呆然としちえる私の前で、わざと見せつけるようにバックから突き上げ始めた。 ユナちゃんは、つるんとしたホッペタをテカらせて、きちんと大人の顔になっている。大人の甘い喘ぎをあげて、大人の腰つきでミッちゃんを受け入れている。 「やっぱりバックはいいな、子宮口の中まで入りそうだぞ」 「ついてっ、私の赤ちゃん袋突き上げてください」 切なそうな嬌声をあげるユナちゃん。 「いいのかよ、子宮の中で出したら、妊娠確実だろ」 「いやっ、もう赤ちゃんはダメ……」 ミッちゃんは、ぎゅうっと両方の乳首をひねりあげて、私の目の前に母乳を吹き出させる。 さっきの滲み出るような搾乳とは違い、ビュッと音を立てて母乳が筋を引いて飛び出した。 あの薄くて小さいおっぱいから、これほどの量が分泌されるのか。子宮を刺激されることで、母乳の出がよくなったりするのだろうかと私は思った。 「だったら、男に子宮口を突けなんていうなよ」 「だってそこっ、気持よすぎて、頭おかしくなりそうっ!」 ユナちゃんは、アンアンと女の叫び声をあげて、狂わんばかりにツインテールをばさばさと振るった。 「お前のポルチオは、精液くれって吸い付いてくるぞ」 「ダメッ、赤ちゃんは大変だから、これ以上はダメェ!」 ミッちゃんが腰をゆっくりと振るって、そのたびにユナちゃんの小さな体躯は、壊れそうなほどに震える。
舌は唇から出っぱなしになって、ヨダレがたらたら垂れている。 「どこに出して欲しいんだ」 「外ッ、外にッ……。ううううあぁぁぁああ!」 獣のような叫びをあげて、ユナちゃんは快楽を求めて腰を自ら振るう。 言ってることと、やっていることがぜんぜん違う。 「聞こえんな、どこに出して欲しいんだ」 「そっ、外に……。子種は外ぉ!」 ミッちゃんには、余裕があるらしく、腰を突き上げながらケツをペチンペチン叩いている。 「お前の下の口が涎垂らして吸い付いて来てるのに、それでも外か」 「ダメッ、もう赤ちゃんいらない……」 そう言いながらもユナちゃんの腰は、男の精を搾り取る動きを止めなかった。 痛々しいほどに勃起した小さな乳首から、ビュービュッと母乳が吹き出している。 「お前言ってることとやってることが、子宮口が開きすぎて、俺の先っぽが入ってるぞ。このまま子宮の中にだしたら、妊娠確実だろ」 「ダメッ、子宮の中に射精しちゃダメ」 そう言いながら、息も絶え絶えに口を半開きにして、舌を突き出している。瞳は濡れてトロンとしているが、感情と理性の間を揺れているようだ。 「まっ、そんなに嫌っていうなら止めてやるか」 「ああっ、抜かないで……」 ミッちゃんは、どっちだよと笑いながら腰を引きぬく。 ぽっかりと穴が開いたユナちゃんの内股から、切なげに愛液の塊がトロトロと太ももを伝って流れていく。 ユナちゃんは、耐え切れず自分の指を三本膣の中に入れると、掻き回しはじめた。 「ダメッ、こんなんじゃ足りない。ミチカズさん中に挿れてぇ!」 「おいおい、今挿れたら、さすがに射精しちまうぞ。見てみろよ、俺だってお前の熟れたオマンコがたまんねえから、今にもいっちまいそうでよ」 ミッちゃんは、ユナちゃんの前に青い血管が浮き上がった凶悪なクリチンポを差し出して握らせて見せる。
「ああっ、こんなに硬く……。どうしよう、でもまだ赤ちゃん産んでからそんなに経ってないし、妊娠しないかも」 ユナちゃんは、媚びた上目遣いでミッちゃんのピクピクと脈動するクリチンポを見つめる。 「それは俺に聞かれても知らねえよ」 「ああっん! どうしよ、どうしよぉ、多分大丈夫出来にくいはず、ミチカズさん挿れて!」 「頼まれたらしょうがねえな」 おらよっと声をかけて、また後ろに回るとミッちゃんは、ぽっかりと開いた洞穴を乱暴に突き上げた。 「ふとおおぃいい、これぇぇええ、これが欲しかったの!」 「ガキが出来ても知らねえぞ」 ユナちゃんは、顔を横に振るう。ツインテールが揺れて、髪を結んでいる紐がぷちって切れてビーズがはじけた。 「赤ちゃんはもう、ダメだって育てられないよぉおお」 「どうせ危険を冒して中出しするんだ、子作りするつもりでやったほうが気持ちよくねえか?」 ミッちゃんのささやきに、ユナちゃんの瞳がトロンと曇った。 「ああっん! そうだねっ、ダメだけどダメだから、気持ちいいし!」 「そうだよ気持ちいいだろ?」 「最高に気持ちいいぃぃ、子作り最高ォオオオ!」 がんがんと腰を突き上げると、またビュルビュクと、小さい乳房からミルクが飛び出した。 母乳臭い甘い匂いが、辺りに漂う。 「小さいおっぱいでも、二つあるんだから赤ちゃん二人ぐらいいいだろ」 「もう、そういう問題じゃないぃぃ!」 その悲鳴に、ミッちゃんはフッと、嗤う。 「素直になれよ、子宮にたっぷりと精液注いでまた孕ませて欲しいんだろ」 「欲しいッ、欲しい!」 「じゃあ、そうやってお願いしろよ、しろ!」 「ミチカズさん、私の子宮にたっぷりとぉー注いでくださぃぃぃいい」 「よおおし、出るぞぉおお!」 ドピュと射精が膣の中で弾ける音が聞こえてきそうな、勢いだった。 半開きになったユナちゃんの唇からタラララッとヨダレが垂れる。瞳は濁って射精を受ける瞬間の余韻に浸っていて、もう見てられないぐらいのイキ顔に頬をヒクヒクと引き攣らせていた。 「ふう」 ため息をつきながら、クリチンポを引き抜くと、ビシャビシャと音を立てて大量にされた白濁色の液体が、床にこぼれ落ちた。 「ああっ、中に出されちゃった。やっぱり赤ちゃん出来ちゃうかも」 「大丈夫よミッちゃんは女の人だからできないわ」 私がそういうと、目の前でアヘっていたユナちゃんはニヘッと笑った。 「赤ちゃんができて、もし女の子だったら、アヤネって名前をつけますね。私にまた赤ちゃんができちゃったら、アヤネさんのせいでもあるんですからそれぐらいはいいでしょう」 できるわけないのに。 そう思っても、みるみるうちにユナちゃんの瞳が潤んで、頬を伝って涙が溢れるのを見ると、なんとも言えなかった。
※※※
ユナちゃんを犯したあと、元気なミッちゃんは私にまた生暖かいものをたっぷりそそいで、私の膣のなかにタンポンを仕込ませた。
「俺の精液を子宮に入れまま朝からの授業を受けな、終わったら外していいから」 「だから、精液じゃないって」
無限のような時間が終わって、ようやく列車は、私の降りる駅に着く。 慌てて服を着て、私は大学に向かう。 政治学の講義を受けていたのだが、私のパンツの中で勃起したクリトリスがこすれて、授業どころではない。 私は馬鹿になってしまったのだろうか、この場でオナニーしたいぐらいの気持ちだった。 グッと耐えて講義に集中しようとするのだが、手が震えてノートにはミミズのような字がのたくるだけだった。 ようやく講義が終わると、私はトイレに駆け込む。 個室に入ってぬるっと、オマンコからタンポンを外した。 中から、ドロッとした白い液体が溢れだしてくる。 そのプンプンたるいやらいしい匂いに、私はたまらずにオナニーを始める。
「ねえ、なんだか精液くさくない」 「ほんとだ」 「誰かがここで、セックスしてたとか」 「まさか女子便所だよ」
トイレの外から、そんな女性たちの声が聞こえる。 違う、この白いのは精液なんかじゃない。きっとそう、私の濃い愛液か、排卵日が近いからオリモノが酷いのだ。 私は声を殺して勃起したクリトリスをしごきながら、そう思った。
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